今回は駒落ち感想戦です。
2級のかたと飛車香車落ちをやりました。
棋譜はこちらです↓
棋譜:
△3四歩 ▲7六歩 △4四歩 ▲1六歩 △4二銀 ▲1五歩△4三銀 ▲1八飛 △6二玉 ▲1四歩 △同 歩 ▲同 飛△1三歩 ▲1八飛 △7二玉 ▲4八銀 △6二銀 ▲4六歩
△3二金 ▲4七銀 △5四歩 ▲5六銀 △5三銀 ▲6八玉△6二金 ▲7八玉 △9四歩 ▲9六歩 △6四銀 ▲5八金右△7四歩 ▲4八飛 △5三金 ▲6八金上 △8四歩 ▲1二歩△7五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲4五歩 △8五歩
この41手までは定跡どおりの展開です。
飛車香車落ちの上手はいくつか定跡がありますが、玉頭戦になりやすいこの変化が自分の一番の好みです。
棋譜②:▲1一歩成△同 角
ここら辺は下手の方の定跡理解が甘かった部分ですね。
飛香落ちの別の部分の定跡と混同していたのだと思います。
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自分の使った定跡はこちらの本の194頁以降が詳しいですね。
仕掛け手順がごっちゃになってしまったと感想戦で言っていたので、ちょっと注意が必要だと思いました。
この手順が早いと上手が歩を得してしまうので、下手が損します。
右四間飛車で仕掛ける方が正解です。
棋譜③:▲4四歩 △同 銀 ▲1二歩 △3三角 ▲4五銀△4三歩 ▲4四銀
この▲4四銀が疑問手ですね。これに代えて▲3四銀とすれば以下のようにつながります。
変化:▲3四銀 △2二角 ▲4五歩 △3三銀 ▲同銀成 △同 角▲同角成 △同 金 (▲1三香or▲4二銀)
棋譜➃:△同 歩 ▲1一歩成 △同 角 ▲1二銀△3三角 ▲2一銀不成△4二金 ▲1八飛
この図の飛車の動きは損ですね。代えて香車の成りこみのほうがいいと思います。
棋譜⑤:△7七歩 ▲同 角△7六銀打 ▲8八角 △8六歩 ▲同 歩 △7七歩 ▲同 桂△8六銀 ▲1三飛成 △8七歩 ▲9七角 △7七銀直成▲同 金△同銀成 ▲同 玉 △8五桂 ▲6八玉 △9七桂成
下手の攻撃が落ちついたので、上手も動きます。
玉頭戦において数的有利ならば、ほぼ勝ちなので、数的有利を確保しながら歩の手筋を連発して、玉頭戦で圧勝した流れです。
これでほとんど上手が逆転しているはずですね。
この手順は、実は研究手順として用意してあった定跡の応用です。
2週間ほど、飛香落ちの定跡開発のためにかなり深いところまで研究していたので、下手の仕掛け手順のずれもありましたが、事前準備がうまくいきましたw
このツイートが2週間前なので、その間にかなりオリジナル定跡が厚くなりました(笑)
棋譜⑥:▲6五桂△6四金 ▲5三銀 △6五金 ▲4二銀不成△同 角 ▲3二銀成△5六桂
取れそうで取れない桂馬打ちです。とってしまうと、王手竜取り。取らなくても寄せに効いてくる絶妙手のはず?(笑)
棋譜⑦:▲5九玉 △7五角 ▲1二龍 △5七角成
この角成に、残っていた時間すべて(4分以上)を費やして、検討しました。
仮に同金でも
変化②:▲同 金△4八金 ▲6九玉 △6八銀 ▲同 銀 △同桂成 ▲同 玉△5九角 ▲7八玉 △8八歩成 ▲6九玉 △6八銀
これで詰みです。
凌げるのが、▲4八銀・▲3八金の2つのパターンだけだったみたいです(ソフト解析)
必至だと判断していましたが、読み抜けがありましたね。
棋譜➇:▲4九銀△6九金 ▲同 玉 △7九馬 ▲同 玉 △8八歩成 ▲6九玉△7八と ▲同 玉 △8七角
まで99手で上手の勝ち
こちらの方が分かりにくい詰みでしたが、うまく詰ませられました。
本気で勝ちに行ったので、事前準備に助けられました(笑)
普通なら終盤の難所で4分も考えられないですからね(;’∀’)