雁木対策におすすめは、左美濃早繰り銀

最近は、落ち着きつつある雁木ブームですが、やはり雁木の攻撃力は驚異的です!

右四間飛車との相性も良く、矢倉を一気に攻め潰されてしまう居飛車党も多いと思います。

 さて、わかりやすく雁木を対策したいと言う人におすすめなのが、左美濃早繰り銀ですね。

冬のアベマトーナメントでも、雁木対策でたくさん登場したので覚えている人も多いと思います!

一方的に攻めることができるので、持ち時間が短いネット将棋にとくにおすすめです。 振り飛車かどうかわからない雁木に対しても、船囲いから発展できるので、かなりおすすめです。

これなら後手は振り飛車or雁木

この対策が面倒で、自分もハチワンシステムを封印しておりますww

よくわかる雁木 (マイナビ将棋BOOKS)

新品価格
¥1,525から
(2020/12/2 20:54時点)

昨日の豊島竜王vs広瀬八段の将棋がすごかった!~相雁木での200手越えの持将棋成立からの矢倉vs雁木!雁木の良さが詰まった2つの対局!~

ということで、昨日の将棋はすごかったですね。
最初の対局は相雁木で持将棋!

雁木はバランスが良くて、王様がどこにいてもぴったりおさまる伸縮性が魅力で、厚みを作り出していくことによって、将来的には入玉までも狙えてしまう!

バランス型の将棋の神髄ともいえるほどの雁木の広さと厚みを堪能して持将棋でした。

豊島竜王の1年間で3回持将棋は史上最多タイなのではないかということで、twitterのほうでも盛り上がっていました。

指しなおし局は、広瀬先生の先手矢倉vs豊島竜王の後手雁木!

桂馬が鮮やかに飛び跳ねて開戦し、雁木の広さで猛攻をかわし切った竜王の勝利となりました!

桂馬の跳躍のしやすさ・広さ・厚み。

雁木の特徴が強く出た好局だったと思います。

居飛車党は大変ですが、ぜひとも並べてみてください!!

定跡次の一手「攻めて楽しい雁木戦法」(将棋世界2017年11月号付録)

新品価格
¥110から
(2020/10/16 21:21時点)

Dの雁木分析!

Dの雁木分析!

雁木といえば、昔は攻撃力抜群の対矢倉の秘密兵器となっていました!
プロが再評価したころは、そのバランスの良さと桂馬の使いやすさで、ライバルの「矢倉を終わらせた」一要因となっていました。
しかし、最近はやはり人気が下降気味ですね。

というのも、対雁木に対する急戦策の整備が大きいのです。

実際、アベマトーナメントや2~3月の公式戦の棋譜を見ていると、雁木に対して早繰り銀や右四間飛車で攻めたおす棋譜が増えております。


囲いも左美濃や船囲いのように構えて一気に速攻をかけると雁木は守備一辺倒になりやすく、あまり面白くない展開が多いです。評価値は互角ですが(;^ω^)

そんなこんなで最近は、雁木の数がめっきり減っているのを自覚しております。
矢倉も急戦矢倉で矢倉に組ませないようにしたい後手と、矢倉に組みたい先手の対立から定跡が発展してきた歴史があります。
なので、雁木もこのまま定跡が整備されて、矢倉化していくのか、それとも再び歴史の流れに埋没していくのか?

自分のハチワンシステムもこの急戦策に苦戦しているので、今後どうするかは悩みどころですね( ;∀;)

現状は、先手でも後手でも米長流急戦矢倉にするのが居飛車のマイブームです! 基本的に自分は主導権を握りたいタイプなんですねw

棋界に伝わる二つの秘法 雁木・右玉伝説 (マイナビ将棋文庫)

新品価格
¥1,003から
(2020/9/11 21:24時点)

雁木初心者の方はこちらを!

圧倒的破壊力! 藤森流なんでも右四間飛車 (マイナビ将棋BOOKS)

新品価格
¥1,694から
(2020/9/11 21:25時点)

【アベマ観戦記】谷川浩司九段 対 森内俊之九段~永世名人同士の激突!?~

注意書き

将棋連盟の将棋連盟ライブ中継アプリ等(https://www.shogi.or.jp/lp/mr201704/ )を使って観戦を楽しんでいる方向けの将棋観戦記です。

ただし、将棋連盟から「棋譜利用に関するお願い」(https://www.shogi.or.jp/news/2019/09/post_1824.html )という通達も出ているのでこれを遵守して、観戦記を書いていこうと思います。

・棋譜と図面を使用しない

・読者の方が上記のアプリを使用して棋譜並べをする参考になるように、序盤の構想のどこがおもしろいのかや、終盤の注目ポイントを簡潔に述べる

・あくまで、 将棋連盟ライブ中継アプリ等 のバックナンバーで参考になる対局紹介というレベルで抑える。

今回の対局の基本情報

棋戦名:第3回AbemaTVトーナメントエキシビション

対局者:谷川浩司九段 対 森内俊之九段

日付:2020.4.30

観戦記

おうちでアベマTVトーナメント面白かったですね。

今回は、たくさん対局があった中から谷川浩司九段 対 森内俊之九段の1局をピックアップします。

https://abema.tv/video/episode/288-23_s55_p16(動画リンク)

どうして、これか。それは最近の私の研究手順だったからです(笑)

左美濃vs雁木の対局です。

先手は森内先生の左美濃早繰り銀

後手は谷川先生の雁木になりましたね。

こんな感じでいくつか関連記事を書いています。

上の記事は右四間飛車を左美濃と組み合わせるパターンでしたが、今回は早繰り銀です。

森内先生は囲い完成前に、一気に仕掛けます。

谷川先生は雁木の形だけ作って、居玉。

雁木は速攻が対策の一つで、棒銀・早繰り銀はかなり有効です。

速攻で駒得をする先手vs厚みで対抗する後手の構図。

後手は雁木右玉に変化しました。雁木の変化球として有効なんですよね。雁木右玉。バランスの良さを生かしやすいのがポイント。

谷川先生が右玉のカウンターを見せたかと思いきや、森内先生の鉄板流が炸裂。馬を逃がさない手筋ですね。

しかし、そこは谷川先生。右玉の広さを活かして粘ろうとします。

ここらへんはアマでも勉強になりますね。

寄せにくい形をしっかり寄せきって森内先生の完勝です。

今回の見どころ

・雁木崩しの速攻

・広さを使った粘り

・馬の捕まえ方

【定期宣伝↓】NHK杯やアベマトーナメント、各種棋戦・タイトル中継のアーカイブスが豊富なアベマのプレミアムはいかがでしょうか?将棋のビデオが月額960円で観放題です。

【アベマトーナメント観戦記】豊島将之竜王名人vs三浦弘行九段~それぞれの執念~

注意書き

将棋連盟の将棋連盟ライブ中継アプリ等(https://www.shogi.or.jp/lp/mr201704/ )を使って観戦を楽しんでいる方向けの将棋観戦記です。

ただし、将棋連盟から「棋譜利用に関するお願い」(https://www.shogi.or.jp/news/2019/09/post_1824.html )という通達も出ているのでこれを遵守して、観戦記を書いていこうと思います。

・棋譜と図面を使用しない

・読者の方が上記のアプリを使用して棋譜並べをする参考になるように、序盤の構想のどこがおもしろいのかや、終盤の注目ポイントを簡潔に述べる

・あくまで、 将棋連盟ライブ中継アプリ等 のバックナンバーで参考になる対局紹介というレベルで抑える。

今回の対局の基本情報

棋戦名:第3回AbemaTVトーナメントプレーオフ

対局者:豊島将之竜王名人vs三浦弘行九段

日付:2020.4.25

観戦記

ということで、今回はabemaTVのプレーオフの観戦記です。
豊島竜王・名人vs三浦九段。お互いのチームリーダー同士の激突です。

前回の観戦記はこちら

豊島名人はこのフィッシャールールに苦戦しているイメージですね。
あまり勝ちきれていない感じです。

序盤をノータイムで指すあのスタイルは終盤に時間を残すための作戦なんでしょうね。
好きな棋士なのでがんばってほしいんですが。

対して、三浦先生は腕力ある局地戦が好きです。
どちらも好きな棋士同士の大一番で、肩入れしたいのに生き残るのは片方だけ。

先手の豊島名人が新型雁木・後手の三浦先生が左美濃に構えました。
これはこの前のブログでも書きましたが、雁木の有力な対策ですね。

先手雁木の場合は、相雁木に誘導されると手詰まりになりやすいのがネックなんですが、
攻撃力があって主導権を握れるので、採用したんでしょうね。

前回の記事でも、右四間飛車にするのが左美濃側の雁木対策と言いましたが、今回も同じ形へ。
先後は逆ですが、やっぱりこの形はプロでも有力視されているのですね。

後手の十時飛車の手筋は、積極的に狙っていきたい定跡。
ただ、この定跡は右四間飛車側の反動が出やすいので、非常にカウンターが怖いです。

そこを豊島竜王が見逃すわけもなく一転攻勢へ。
三浦先生もこうなると予測していたはずなので、研究家同士のぶつかり合いとなりました。

豊島先生の猛攻で、三浦先生の美濃囲いは崩壊。とてつもなく難解な寄せあいに突入します。
一時、受けなしに見えたのですが、そこはさすがの三浦先生。用意の手で逃げまくる。

しのげるかどうかの瀬戸際で、みごとに逃げ切り豊島先生を圧倒しました。
すさまじい執念を感じる終盤戦です。

今回の見どころ

・プロの雁木対策
・右四間飛車の反動を活かした切り込み方
・執念の終盤戦

【定期宣伝↓】NHK杯やアベマトーナメント、各種棋戦・タイトル中継のアーカイブスが豊富なアベマのプレミアムはいかがでしょうか?将棋のビデオが月額960円で観放題です。

【定跡研究】雁木vs左美濃~プロ棋戦で流行している雁木(&ハチワンシステム)対策~

はじめに

今回は、最近プロ棋戦で流行している雁木対策の左美濃について考えていきたいと思います。

実は、この対策、自分のハチワンシステムにダダ刺さりなんですよね(笑)

なので、あまり書きたくないんですが、ここは対策を考えるうえでもちょっと紹介していきます。

解説

とりあえず、今回は後手雁木です。

まずは「どうして、プロの先手で雁木は少ないのか?」から説明すると、相雁木になると先手番が手詰まりになりやすいからです。

先手の打開策が意外となく、後手が十分にできる。

最悪手詰まりになって、千日手になったら有利な先手の放棄になるので、先手番の雁木は少ないんです。

先手番の雁木対策が、後手雁木というすさまじい状況になっていますw

詳しくはこちらの本の170~177頁をご参照ください。

将棋 平成新手白書 居飛車編 (マイナビ将棋BOOKS) [ 片上大輔 ]

価格:1,749円
(2020/4/25 14:04時点)
感想(0件)

雁木の魅力は

・攻撃力が高い

・広くてそこそこ固い

・駒組段階で居飛車か振り飛車かわからない

この3点が挙げられます。

しかし、左美濃の場合は、舟囲いから作れるので、ハチワンシステム対策として使いやすいです。

相手がノーマル振り飛車なら、舟囲いから各種戦法。雁木だったら、左美濃に組めばいいので、固い囲いを目指せます。

初手から

▲2六歩△3四歩▲7六歩△4四歩▲4八銀△4二銀

基本図

これで、後手はノーマル振り飛車・矢倉・右玉・雁木の可能性を残しています。

この選択肢の多さがハチワンシステムの魅力です。

図①できる限り6八の地点で王を待機させる

▲6八玉△5四歩▲5八金右△4三銀▲2五歩△3三角▲9六歩△3二金▲7八銀

ここまで来ると、ノーマル中飛車か雁木に絞られました。

駒組のコツはできる限り6八の地点で王を待機させること。7九玉型左美濃なら、振り飛車にもある程度戦えますし、銀冠穴熊という選択肢も生まれてきます。

図②相手が雁木だとわかったら、左美濃右四間飛車

相手が雁木だとわかったら左美濃右四間飛車の形に組みます。

△5二金▲7九玉△6二銀▲4六歩△8四歩▲4七銀△7四歩▲5六銀△4一玉▲3六歩△7三桂▲3七桂△8五歩▲4八飛

これで守備力と攻撃力の理想形を作ることができました。

仕掛けの手順はオーソドックスに▲4五歩です。

ここからは1局の将棋ですね。

先手が主導権を握って、後手が受けまくる展開です。

最後に初手からの棋譜をもう一度書いて終わります。

▲2六歩△3四歩▲7六歩△4四歩▲4八銀△4二銀▲6八玉△5四歩
▲5八金右△4三銀▲2五歩△3三角▲9六歩△3二金▲7八銀△5二金
▲7九玉△6二銀▲4六歩△8四歩▲4七銀△7四歩▲5六銀△4一玉▲3六歩
△7三桂▲3七桂△8五歩▲4八飛△5三銀▲4五歩△同 歩▲同 桂
△8八角成▲同 玉△2二角▲7七角△4四銀右

【定期宣伝↓】NHK杯やアベマトーナメント、各種棋戦・タイトル中継のアーカイブスが豊富なアベマのプレミアムはいかがでしょうか?将棋のビデオが月額960円で観放題です。

オリジナル戦法考察 「先手番ハチワンシステム改」

ということで、今日は将棋の考察記事です。

今回は 柴田ヨサクル先生 のマンガ『ハチワンダイバー』で開発された「ハチワンシステム」の考察記事です。少し自分の方でその戦法を魔改造したので、オリジナル戦法化しておりますw

前回紹介したハチワンシステムの魔改造版「ハチワン=Dシステム」は後手番限定で、覚えなくてはいけない戦法も多かったのが難点でした。

「ハチワン=Dシステム」は後手番専用で

vs矢倉→振り飛車or雁木

vs舟囲い→雁木

vs振り飛車→糸谷流右玉

を考えておりました。

しかし、今回のハチワンシステムは、雁木と相振り飛車だけに絞り、さらに先手番でも使えるようにアレンジしましたw縦の将棋が大好きな人向けです。

基本図まではわずか3手です。

基本図まで

▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩

ちなみに、後手8四歩でも、▲6六歩ですw

わずか、三手で基本図のできあがり。

簡単でしょ?

vs居飛車編

基本図から △8四歩 ▲6八銀 △8五歩▲7七角 △6二銀 ▲6七銀 △5四歩 ▲5六歩

この流れはほぼ確定ですね。

相手にノーマル中飛車だと錯覚させて、舟囲いに組ませる心理戦です。

ここから雁木に変化します。

舟囲いからだと、左美濃か矢倉にしか変化できないので、雁木からの積極策を後手にぶつけることができます。主導権を握りやすく、一気に攻め潰す流れです。

△4二玉▲7八金 △3二玉 ▲4八銀 △5二金右 ▲5七銀 △7四歩▲6九玉 △4二銀 ▲3六歩 △3一角 ▲2六歩 △3三銀▲5八金

先手は、もう攻撃に移せるが、後手はまだ準備中。

vs振り飛車

△3二飛 ▲6八銀 △3五歩▲6七銀 △6二玉 ▲7七角 △7二銀 ▲8八飛

ここからは普通の相振り飛車ですね。

▲6六歩を決めているので、向かい飛車がベストかなと。

早めに角道を止めてしまうと、振り飛車側に主導権を握られてしまうので、なら攻め合いになりやすい相振り飛車をチョイスしました。

これでふたつの戦法だけおぼえれば、将棋ができる状況です。

さらに、雁木と相振り飛車なので、最低限囲って攻め合いになります。

主導権を握れる&まあまあ固いので、縦からの攻めが得意な人向けの総合戦法になっています。

今後は、雁木と相振り飛車の特集を増やそうかな(笑)

最後におススメ本二冊を紹介して終わります。

楽天ポイントを貯めたい方はこちらからどうぞ↓

雁木・右玉伝説 棋界に伝わる二つの秘法 (マイナビ将棋文庫) [ 週刊将棋編集部 ]

価格:1,254円
(2020/4/23 20:31時点)
感想(0件)

実は、この本は雁木党にとっては、聖典で、再版される前は定価の5倍近くで取引されていましたw。今でも、ノーマル雁木を指したい人の第一候補です。

相振り飛車を指しこなす本 1 最強将棋21 / 藤井猛 【全集・双書】

価格:1,430円
(2020/4/23 20:33時点)
感想(0件)

こちらは安心安全の藤井クオリティ。相振り向かい飛車をマスターしたい人は必携です。

【棋書レビュー】雁木伝説~雁木は居飛車党の有力選択肢~

はじめに

今日は久しぶりに棋書レビューを書きます。

本は、『雁木伝説』です。

これは、90年代に書かれた雁木の本ですが、未だに基本的な定跡はここに詰まっているので、雁木をやりたい人はここから始めるのがおすすめです。

ちなみに、これは新型雁木(ツノ銀型)ではなくて、旧型雁木がメインです。コラムで少し取り上げられていますが、ほとんど旧型ですね。

今は、『雁木・右玉伝説』として、合体した本が出版されています。

雁木・右玉伝説 棋界に伝わる二つの秘法 (マイナビ将棋文庫) [ 週刊将棋編集部 ]

価格:1,254円
(2020/4/16 19:57時点)
感想(0件)

以前書いた雁木の定跡研究はこちら↓

そもそも雁木の魅力とは?

雁木をはじめて指す人もいるので、ここでレビューの前に雁木の魅力をいくつかあげます。

・攻めが分かりやすくて、強烈(右四間飛車型など)

・広くて、王を逃がしやすい

・速攻型・厚み重視型なども選べる

・相手に対して一方的に攻めることができる

・戦型の指定がしやすい

こんな感じです。

矢倉よりも攻め将棋になりやすいので、持ち時間が短い将棋が多いアマチュア向きだと思っていました(笑)まさか、プロの世界でここまで人気が出るとは(;’∀’)

居飛車をやってみたい人は、これか極限早繰り銀のどちらかがスタートとしては分かりやすいと思います。

レビュー

何度か読んでいて、今日も一気に読んだので覚えているうちにまとめます。

内容はこんな感じです。

第1章 攻める雁木 (基本形) ◎

第2章 三手角雁木(相手が早めに6四歩とついてきた場合の対処法)◎

第3章 盛り上がる雁木(相手が6四角と飛車を狙ってきた場合の対処法)◎

第4章 超急戦雁木(雁木を組まずに攻め込む形)

第5章 5六銀型雁木(基本形とは異なる攻め方の例)

第6章 変則攻撃雁木(相手が角道を止めなかった場合の袖飛車)

第7章 角交換雁木(相手が2五歩を早めた場合に角交換が発生する変化)◎

第8章 最新の雁木(第二章以外の相手が早めに6四歩とついてきた場合の対処法)

これが内容です。

結構ボリュームがありますね。

一番最初からこれらをマスターすると厳しいと思いますので、最も根幹になる定跡に◎をつけてみました。

最初はこいつらを覚えて基礎を固めるといいと思います。

丸をつけなかった定跡はやや応用パターンなので、基本が出来上がった後に並べるのがおススメ。基本的な攻め筋は応用可能なので、新型雁木をやりたいひとでもここからはじめるとよりスムーズになると思います。

雁木の攻め方の基本が1冊に濃縮されている名著。

雁木を指したい人に一押しの棋書です!

【定期宣伝↓】NHK杯やアベマトーナメント、各種棋戦・タイトル中継のアーカイブスが豊富なアベマTVのプレミアムはいかがでしょうか?将棋のビデオが月額960円で観放題です。

オールラウンダー、各種振り飛車・居飛車の特徴を語る&切れ負けに勝ちやすい戦法考察

はじめに

ということで、一応、最弱オールラウンダーである私が、自分で使った感覚からそれぞれの振り飛車・居飛車の特徴を語っていきたいと思います(笑)

ヘッドホンをして勉強をする人のイラスト(男性)

はたして需要はあるのか不思議ですが、とりあえず、書いていきますね。

振り飛車編

ノーマル中飛車

【メリット】

・居飛車急戦に強い。というか、振り飛車系で最強に近い。

・バランスがいいので、捌き合いに強い。

・居飛車の抑え込み、振り飛車の捌き合いのどちらの感覚も勉強できる。

・あわよくば、袖飛車に展開して、居飛車の玉頭を粉砕できる。

【デメリット】

・穴熊や位取りなどの持久戦に弱く、居飛車穴熊がわかりやすい天敵として存在している。

・囲いが、木村美濃or片美濃になりやすく、本美濃を好む固さ重視のひとから避けられる傾向にある。

【総評】

やはり天敵の居飛車穴熊が問題。

風車や矢倉流などの対抗策もあるが、玄人向けで専門家だけがなんとか指しこなしている印象。

中飛車(角道オープン型、先手中飛車・ゴキゲン中飛車)

【メリット】

・自分から主導権を握りやすい。

・角交換をすれば居飛車の穴熊を抑制できる。

・攻守のバランスがいい。

・居飛車感覚でも指せる振り飛車。

・現代の主流戦法なので、棋書も豊富

・相振りに弱いと言われるが、最近は中央からの急戦・左穴熊・左玉・振り穴といった対策も登場し復調傾向。

【デメリット】

・左金が囲いに活かしにくいので、守備力がほかの振り飛車に比べて弱い。

・超速や一直線穴熊など、居飛車側が穴熊にする対策が登場。

・5筋位取りで相手に穴熊を許すか、手損して角交換して穴熊を許さないかの判断が難しい。

【総評】

現状、もっとも主流になっている振り飛車。

指しこなすのにはバランス感覚が必要で、囲いが薄いのがネック。

ノーマル四間飛車

【メリット】

・整備された定跡。居飛車の急戦・持久戦どちらにも対応可能。

・左銀の自由度が高く、自分の苦手な戦法によって場所を使い分けることができる。

・厚みをもった玉頭戦の破壊力も高い。

・美濃・穴熊どちらも採用できる。

・天敵穴熊には「藤井システム」という切り札もある。

・ほかの振り飛車にはある序盤から角交換が発生した場合の大乱戦がない。

【デメリット】

・中盤の定跡が難しい。

・終盤勝負になりやすく、終盤力を特に必要とする。

・藤井システムの定跡が難解で、使いこなすことが難しいので、居飛車穴熊に苦しめられがち。

・相振り飛車の時に駒組が制限されやすい。

【総評】

根強い人気を持つ。

整備された定跡が非常に優秀なので、どんな相手にも終盤勝負に持ち込みやすい。

穴熊と相振りがネック。

角交換四間飛車(角道オープン型四間飛車)

【メリット】

・居飛車穴熊をゴリゴリに制限できる。

・主導権を握りやすく、自分から積極的に動ける。

・駒組・攻め方が非常にわかりやすい。

・美濃・穴熊どちらも選べる進展性。

・ノーマル四間飛車と違い、相振りにも有望。

・居飛車側の急戦策がない。

【デメリット】

・序盤から手損が多くなるので、終盤の力勝負が振り飛車の中で最難関クラス。

・スピード感覚が必要になる戦法なので、しっかりとした基礎が必要となる。

【総評】

急戦・穴熊・相振りに強いことが最大の魅力だが……

手損が終盤になって響きやすいのが本当に難しい。

《以下、後日加筆予定。三間飛車・向かい飛車を予定中》

2019.10.6追記

三間飛車



【メリット】

・今最も熱い振り飛車。

・急戦に強い。

・振り飛車の天敵居飛車穴熊に対しても、真部流・コ―ヤン流・三間飛車藤井システム・下町流・トマホークなどなど対策が豊富。石田流(後述)への変化もある。

・相振り飛車の花形であり、対抗形・相振り飛車どちらにも柔軟に対応可能。

【デメリット】

・さばきが重要となってくるため、手筋に知識とセンスが重要。

・変化が激しいものも多く怖い手順が多い。

・基本的に居飛車は持久戦でくるので、相応の終盤力が必要になる。

【総評】

現状、もっとも進化している戦法。プロ棋戦での登場も増加中。

三間飛車藤井システムやトマホークは反動がきついので、指しこなすのが難しい印象。

石田流(三間飛車)

【メリット】

・振り飛車の理想形とも呼ばれるさばきに特化した攻撃力のある駒組

・美濃囲いと最も相性がいい振り飛車

・穴熊にも比較的戦いやすい。角交換型なら穴熊自体を制限可能

・もちろん相振り飛車にも対応可能

【デメリット】

・序盤で角交換すると、大乱戦になる変化が多く準備が大変。

・ミスると簡単に飛車が頓死する。

・基本的に先手番用の戦法。後手番に採用する時は、4→3飛車戦法・2手目△3二飛など工夫が必要。

・居飛車側である程度拒否ができてしまう。

【総評】

メリットが最大の魅力。駒組の理想形で戦うのが楽しいが、序盤から激しい変化になりやすい戦法なので、事前準備が大事な戦法。

向かい飛車

【メリット】

・攻撃力がノーマル振り飛車の中で最も高い。

・ノーマル振り飛車の中で最も穴熊に対抗しやすい

・居飛車感覚で使いやすい振り飛車(抑え込み重視)

・先手相振り飛車の元主役だったので、相振り飛車にも対応可能。

・角交換にも強い

・仕掛けの権利が振り飛車にもある

【デメリット】

・基本的に居飛車の流れを見て組む戦法のため最初から狙うことが難しい。

・普通の振り飛車感覚で指せない

【総評】

ノーマル振り飛車の中で私が最も好きな戦法。

振り飛車よりも居飛車感覚が必要になることが多い。

ダイレクト向かい飛車


【メリット】

・わかりやすい駒組と強烈な攻撃力

・角交換四間飛車よりも一手得をしているので、終盤のスピード勝負でもその分得をする。

【デメリット】

・序盤から角交換するため、 ▲6五 角と打たれると序盤から大乱戦になる。

・力戦模様への変化が多く、まとめきる腕力に自信が必要

【総評】

わかりやすい駒組と攻撃力が魅力だが、佐藤康光会長のようなすさまじい将棋の腕力が必要になる。基本的に居飛車党の裏芸的な意味合いが強い振り飛車だと思う。

<番外編>2019.12.4追記 振り飛車党の方向けの駒落ち論概略

さて、ここまで振り飛車の各種特徴を見てきました。
さらに、振り飛車党のかたは、捌きが難しいとか、相振り飛車が苦手とかいろいろ悩みがあると思います。
そこで私がおすすめしたいのは駒落ち定跡です。

悩み別に駒落ち大好きな私がどの定跡を勉強すれば平手の悩みを解消できるのか紹介していきたいと思います。

・相振り飛車で端攻めが苦手

おすすめ定跡:六枚落ち9筋攻め定跡
相振りの端攻めの基本となる駒組の基礎を学ぶことができる定跡です。
まずは、これを何度も繰り返すことで、端攻めの基本を身につけることができます。

・中飛車や対居飛車持久戦で、位を取って陣形の厚みを作った後どうすればいいのかわからない。

おすすめ定跡:二枚落ち銀多伝
この定跡は厚みをどのように作って、どう生かしていくのかを自然に見つけるための定跡です。

この理想形を作った後、いかに攻撃を組み立てるのか?
広さを活かして、相手の猛攻をどうかわすのか。
指せば指すほど厚みの活かし方を学ぶことができます。

・さばきが苦手

おすすめ定跡:香車落ち上手

香車落ち上手は、振り飛車にしないと厳しい状況で、居飛車から角の突撃をされても、香車が取られないなど上手が駒を捌きやすい状況なので有利になりやすく駒さばきを練習するにも最適な手合いです。

三間飛車・四間飛車・中飛車など自分の好きな振り飛車を使って、相手の攻撃をいなすさばきかたを実戦で学んでください。

居飛車編


角換わり


・緻密に作られた定跡
・難解な変化を多数含み陣形のバランスがいい腰かけ銀定跡、火力抜群の棒銀・早繰り銀、力勝負になりやすい右玉、桂馬損すら辞さない猛烈なポン桂定跡など指し手の個性が出やすい。
・研究を活かしやすいのでプロに大人気(裏を返せば、研究にはまってなすすべもなく負けることもあり、一部の定跡では詰み付近までの研究が進んでいる。

矢倉


・元将棋の王道戦法
・左美濃急戦・雁木の発展で、数が激減
・後手からの猛攻をしのいで戦う受け将棋になりやすい
・土井矢倉の登場などで、新しいステージに突入
・金矢倉や片矢倉まで組めれば、かなり粘りやすい形になり、一局の将棋を堪能できる。

雁木


・遅れてきたオールドルーキー
・江戸時代から指されていたが、ついにソフトの影響で大ブレーク
・守備力は矢倉に劣るものの、火力・陣形のバランスの良さは雁木が優る
・研究が進んだことでプロの将棋からは減少中

相がかり


・現在、角換わりと人気を二分している居飛車の稼ぎ頭
・手の自由度が高く定跡化が難し
・攻撃力・バランス・守備力、指し手がどれを優先するかで自由に駒組を変えることができる。
・将来的に角換わりにとって代わる可能性もあると筆者は予想中

横歩取り


・相居飛車の中で最も大駒が飛び交う大乱戦
・急戦の場合、短手数で勝負がつきやすくはめ手手順満載の定跡となる
・持久戦の場合でも、一手バッサリの手順が多いので駒組のバランスをとることが難しい。
・プロの対局でも結構浮き沈みが多く、流行するかどうかの波が大きい。現状は青野流・勇気流が下火となり、やや苦戦気味。
・後手側が戦型を選べるので主導権を握りやすい

居飛車総評


事前の研究量
横歩取り>角換わり>>矢倉>相がかり・雁木
のイメージです。相がかりと雁木は力戦模様になりやすい。逆に角換わり・横歩取りはしっかり勉強しないと怖くて指せませんw

ガンガン攻めたい人
・雁木
・角換わり棒銀・早繰り銀
・横歩取り

受け将棋
・角換わり右玉
・矢倉

バランス型
・相がかり
・角換わり腰掛銀

大まかにいうとこんな感じのイメージです。

ちなみに、最小限の勉強で相居飛車をしたい場合は↓

角換わり(必須)

矢倉or雁木(どちらか必須)

横歩取り(先手番で一手損角換わりする場合は不要)

相がかり(拒否可能)

よって、角換わりは必須で、矢倉か雁木を勉強すれば一応、相居飛車は指せるようになるのですw

角換わりも難しい腰掛銀を選択せずに、棒銀・早繰り銀でOKなので、意外と居飛車ってハードル低いんですよ(簡単とは言っていない)

コラム:短時間切れ負けに勝ちやすい戦法考察

ウォーズの三分切れ負けが一番得意なので、その経験から導かれる勝ちやすさの法則を考えていきます。クエストの2分切れ負けは逆に短すぎて苦手なんですが(小声)

①主導権を握りやすい将棋をする


これが一番勝ちやすい。
攻めと受けだと、受けのほうが慎重に時間を使わなくちゃいけない。だから、自分から攻めて相手の持ち時間を消費させましょう。


居飛車でも振り飛車でも主導権を握りやすい戦法を採用するのが勝ちやすくなるポイントです。


②流れ弾を避けるために、囲いをしっかり作れる戦法を選ぶ


これも大事。
読み抜けで流れ弾に被弾。そのまま即詰みで試合終了。あるあるですね。
基本的に、振り飛車なら片美濃以上、居飛車ならエルモ・雁木以上の囲いがあると安心です。


③序盤の研究をしやすい戦法を選ぶ


できる限り序盤で時間を節約するための戦術です。
相手がどの戦法で来ても選択できる戦型で、序盤の手順が一定であると最高ですね。
これで時間を節約しましょう。

④相手が見たことがない局面に誘導する


これも勝ちやすいです。奇襲戦法で自分はよく知っているけど、相手は全く知らないみたいな局面であれば一方的に時間を蹂躙できます。

では、具体的になにがおすすめか?

①中飛車


先手・後手でも採用でき、仕掛けの主導権も握れる振り飛車一押しの戦法。
対抗形・相振りどちらでも主導権を握りやすく囲いも安定するのがいいですね。

②石田流


こちらも積極的に主導権が握れて、囲いも安定しやすいのがベスト。
また、中飛車以上に奇襲戦法との相性もいいので、囲いを犠牲にして奇襲に移ってもいい柔軟性も魅力

③角交換四間飛車


こちらは囲い・序盤のわかりやすさが最大の魅力。逆棒銀などで主導権も握れる。
終盤が難しくなりやすいですが、序盤で節約した時間を投入しましょう(笑)

④雁木


そこそこの硬さと強烈な攻撃力を両立できるのが魅力。
相居飛車の時の第一選択肢だと思います。

⑤横歩取り(後手番)

自分しか見たことがないような局面を作りやすく後手番から主導権を握りやすい。
囲いが薄いのがネックだが、事前研究があれば後手番で狙う価値あり。

⑥筋違い角


意外と四間飛車+美濃囲いを作りやすいので安定性が高いうえに、奇襲攻撃も可能。
短時間での切れ負けで勝ちやすさが光る。

⑦居飛車穴熊・振り飛車穴熊


やはり、固さは正義。ちゃんと序盤研究をしておかないと相手に抑え込まる危険性があるが、研究しておけば最強の囲いが手に入る。
勝ちやすさNo1は伊達じゃない。

【矢倉定跡研究③】▲雁木vs△原始棒銀

はじめに

ということで、今日も始まりました。矢倉の森の研究講座。

前回、矢倉vs雁木を研究しました。そして、次回はツノ銀雁木をやろうと思っていたんですが、ちょっと寄り道です。

お互いにがっちり囲い合う展開だと、互角が自分の結論でした。

では、矢倉側が速攻を仕掛けた場合はどうなるか。

後手矢倉急戦の代表格「原始棒銀」を今回は取り扱ってみたいと思います。

今回は雁木を覚えたい級位者さん向けの講座になるかもしれません。

基本図まで

▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △8五歩 ▲7七角 △7二銀 ▲6七銀 △8三銀 ▲7八金 △8四銀  ▲2六歩 △9四歩

基本図

基本的に四間飛車好きなひとがいたらわかると思いますが、▲7八金は急戦にめっぽう強いです。こいつのせいで、急戦を仕掛けてもうまくいきません。

とりあえず、原始棒銀成功パターンを紹介。

端歩をうけなかった場合ですね。

棒銀成功パターン

基本図から▲5八金 △9五銀 ▲2五歩 △8六歩  ▲同 歩 △同 銀 ▲同 角 △同 飛 ▲8七歩 △8四飛

結果図A

見事に、銀と角の交換が成功しました。これは、後手優勢ですね。

相手が明確に棒銀を示している場合は、端歩を受けたほうがベターです。

雁木成功パターン

基本図から▲9六歩 △7四歩 ▲2五歩 △3三角  ▲5六歩 △2二銀 ▲6八角 △6四歩 ▲4六角 △7三銀 ▲4八銀 △3二金 ▲5七銀 △6五歩 ▲7七桂 △6六歩 ▲同銀右 △4一玉 結果図B

結果図B

端歩を受ける。角を右翼に展開。後手角の強襲を▲7七桂馬と防いでおく。

この3点を心がけると、原始棒銀は動けなくなります。

玉形・陣形の厚み・後手の動きにくさを考慮すると先手優勢と判断しますね。

まとめ

こんな感じで、雁木に対して、原始棒銀はかなり厳しいです。

7八金がかなり仕事をしているんですよね。なので、対雁木の時は、こちらも持久戦を挑むべきかなと思います。

次回こそは、ツノ銀雁木になる予定ですw

他の研究はこちら

ブログ村のランキングに参加中です。
おもしろかったらクリックしていただくととても嬉しいです。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

棋譜データ

手合割:平手
先手:
後手:
手数—-指手———消費時間–
1 7六歩(77) (00:00 / 00:00:00)
2 8四歩(83) (00:00 / 00:00:00)
3 6八銀(79) (00:00 / 00:00:00)
4 3四歩(33) (00:00 / 00:00:00)
5 6六歩(67) (00:00 / 00:00:00)
6 6二銀(71) (00:00 / 00:00:00)

変化:6手
6 8五歩(84) (00:00 / 00:00:00)
7 7七角(88) (00:00 / 00:00:00)
8 7二銀(71) (00:00 / 00:00:00)
9 6七銀(68) (00:00 / 00:00:00)
10 8三銀(72) (00:00 / 00:00:00)
11 7八金(69) (00:00 / 00:00:00)
12 8四銀(83) (00:00 / 00:00:00)
13 2六歩(27) (00:00 / 00:00:00)
14 9四歩(93) (00:00 / 00:00:00)
15 5八金(49) (00:00 / 00:00:00)
16 9五銀(84) (00:00 / 00:00:00)
17 2五歩(26) (00:00 / 00:00:00)
18 8六歩(85) (00:00 / 00:00:00)
19 同 歩(87) (00:00 / 00:00:00)
20 同 銀(95) (00:00 / 00:00:00)
21 同 角(77) (00:00 / 00:00:00)
22 同 飛(82) (00:00 / 00:00:00)
23 8七歩打 (00:00 / 00:00:00)
24 8四飛(86) (00:00 / 00:00:00)

変化:15手
15 9六歩(97) (00:00 / 00:00:00)
16 7四歩(73) (00:00 / 00:00:00)
17 2五歩(26) (00:00 / 00:00:00)
18 3三角(22) (00:00 / 00:00:00)
19 5六歩(57) (00:00 / 00:00:00)
20 2二銀(31) (00:00 / 00:00:00)
21 6八角(77) (00:00 / 00:00:00)
22 7五歩(74) (00:00 / 00:00:00)
23 4六角(68) (00:00 / 00:00:00)
24 7三銀(84) (00:00 / 00:00:00)
25 7五歩(76) (00:00 / 00:00:00)

変化:22手
22 6四歩(63) (00:00 / 00:00:00)
23 4六角(68) (00:00 / 00:00:00)
24 7三銀(84) (00:00 / 00:00:00)
25 4八銀(39) (00:00 / 00:00:00)
26 3二金(41) (00:00 / 00:00:00)
27 5七銀(48) (00:00 / 00:00:00)
28 6五歩(64) (00:00 / 00:00:00)
29 7七桂(89) (00:00 / 00:00:00)
30 6六歩(65) (00:00 / 00:00:00)
31 同 銀(57) (00:00 / 00:00:00)
32 4一玉(51) (00:00 / 00:00:00)