ということでいつもながらNHK杯観戦記です。
大橋先生だから、耀龍シリーズ来るかなと思って楽しみにしていました。
しかし、なんと片上先生のほうが耀龍四間飛車を採用しました!!
あれ、先後、間違えたかなと思いました。
あと解説の将棋界1のダンディズムの持ち主中川先生が、大橋先生のお洒落を随所に語っていたのもとてもおもしろかったです。
渡辺先生のスーツを一緒に買いに行って、渡辺先生を着せ替え人形のようにしていたエピソードが大好きです(笑)
ちなみに耀龍四間飛車とは、対抗形で美濃囲いではなく金無双を使う四間飛車のことです。縦からの将棋に強い金無双を使うことで、穴熊を上からおしつぶしやすいことに着目されて流行しています。
私も金無双が結構好きで、囲いじゃないとか言われていた時代を知っているので、対抗形で居飛車も振り飛車も使うようになるとは思いませんでした(笑)相振り飛車は、「脱金無双」が一時期合言葉でしたからね(;’∀’)すごい躍進です・・・
大橋先生の将棋も独特です。
位取り系の将棋は定跡化しにくいのですが、特に6筋位取りは最も定跡化されていないはずの力戦形です。昭和の対抗でよく見たんですが・・・まさか令和で復活かな??
向かい飛車に振りなおした後手の猛攻が先手陣を襲います。
ということで、玉頭戦です。後手の四間飛車側の激しい玉頭のせめぎ合い。
それをカウンター玉頭戦で仕留める大橋先生の指しまわし。すごい。
見事に決めきりましたね。
耀龍四間飛車 美濃囲いから王様を一路ずらしてみたらビックリするほど勝てる陣形ができた (マイナビ将棋BOOKS) 新品価格 |