極限早繰り銀本2冊、レビュー!~相居飛車はこれ1本で戦える!?~

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この2冊のレビューになります!

この本は上下巻になっていて、上の本が第1巻で基本編、下の本が2巻で応用編です。

難易度としては

1巻が2級以上の人、2巻は有段者以上という難易度ですね。ただ、1巻も結構難しい変化を取り扱う内容になるので、分からないところは読み飛ばして、ある程度理解したら実戦で使いまくって、感覚で覚えるといいと思います。

1巻は後手が2二銀型で戦う内容を取り扱います(平成の定跡)

2巻は後手が4二銀型で戦う内容が中心になります(令和の定跡)

どうしてこうなるかといえば、雁木の復活が大きいんですよね。角換わり拒否して雁木にすることができる余地が残るのが令和定跡ですw

有段者以上のかたは、2巻から読み進めても大丈夫です!序盤に基本的な説明があります。ただ、2巻はかなり難しいのでしっかり並べた方がいいと思います!

雁木に困っている人もこの本の対策は有力なので2巻をチェックですb

この戦法の良さは、相居飛車がこれ1本だけで勝負できる上に、相手が振り飛車にしてきても駒組をかなり制限できるのがメリットです。

デメリットは、向かい飛車にされたり、そもそも極限早繰り銀自体が乱戦志向なので結構激しい将棋になりやすいことですね。

矢倉などじっくりとした将棋が好きな人は避けた方がいいかも(笑)

第2巻はプロでもよくやってる序盤の心理戦もバンバン出てくるのでおもしろいですよ~