【創作論】掌編創作の魅力を語る

ということで、今回は掌編創作の魅力を語りたいと思います。
なぜ、掌編なのか?

それは、私が掌編大好きだからです(笑)
もともと、掌編が書きたくて、ネット小説を書き始めました。
そういうこともあって、1年間で100編程度の掌編を書いておりますw

(幸運なことにたまになろうのランキング入りできることも)

ただ、掌編はネット小説では、本流とは言えませんね。なろうのカテゴリランキングでも、10位内に数百文字はほとんどないですし……。

だから、微力ながら、ここで魅力を大いに語って掌編人口を少しでも増やせればと思っています。

ちなみに、掌編とは、原稿用紙数枚程度の小説(300文字~1000文字くらい)を想定しています。
それでは、掌編の魅力を語っていきます。



1.書く時間が短くて済む

やはり、一番の魅力はこれですね。
すぐに書ける!

例えば、10万字超えの長編(文庫本1冊程度)。
これを書くとなると、かなりの決心と時間が必要となります。
話の繋げ方、増え続ける登場人物、回収しなくてはいけない伏線、下がり続けるモチベーション。
それを何カ月も、何年も……。

長編小説は、マラソンです。
自分との戦いをひたすら続けていかなくてはいけない。

しかし、掌編はそうじゃない。
掌編は、短距離走です。

アイディアを一つ考えて、登場人物を何人か作れば形にはなります。
おもしろいかは別ですが……汗。

オチを考えて、そこに至るまでの過程を書けば完成します。
数時間から1週間程度で、一作ができあがるのです。

2.すぐに読んでもらえる

掌編はすぐに読める、敷居が低い。
文庫本1冊以上の量を読むとなると、かなり時間がかかります。

でも、原稿用紙数枚なら?

10分程度で読み終わるのでは、ないでしょうか?
その程度の時間なら、読者さんもすき間時間を使って、気軽に読むことができますね。
さらに、感想も書きやすい。

なろうのような大手サイトに、何作か投稿すれば、感想などのフィードバックをもらえる確率はかなり高いと思います。
そうすれば、作者さんもモチベーションがあがり、新しい掌編を作りたくなる。
最高のスパイラルを作りやすくなりますね!

3.経験値が高い

RPG好きですか?
私は、ドラクエが好きです(笑)

RPGで、レベル上げをするとき、経験値が高い敵を倒すのが手っ取り早い。
そして、創作においてのメタルスライムは、掌編なのです。

なぜ、掌編が高経験値なのか?

漫画の神さま、手塚治虫は、「マンガをうまく書きたいなら、短編をたくさん書きなさい」と言っていたそうです。
これは小説にも言えるとわたしは思っています。

掌編は、オチがほとんど決まってから書き始めるので、途中で投げ出すことは少ないです。
そして、内容は起承転結に沿って進行していく。

物語に流れを作って、完結させるということはかなり難しいです。
実際に、投稿サイトでは、長編が完結する確率はかなり低いです。
起承転結の「起承」部分くらいで、挫折していることが多いと思います。
物語を終わらせるのは、至難の技です。

しかし、掌編は違う。

すぐに書けるのだから。

物語を作るのに、一番必要な流れをすぐに経験することができる。
何度も掌編を書けば、長編の挫折率はかなり抑えることができるはずです!
私も長編小説5作書いて4作は完結させております(一作は……)

そして、飛躍的に自分の構想力を伸ばすことができる。
トレーニングとしても有効な方法だと思います。

4.まとめ

以上のように、掌編を書くことは創作にとっていいことだらけです。
初心者の人も、長編を書いて挫折したことがある人も是非とも書いていただきたいと思っています。
そして、みんなで掌編を盛り上げましょう。

最後に番宣ということで、自分の掌編を宣伝して終わります(笑)
3分間で読める物語

よかったら読んでください!

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