一手詰しか解けない自分がどうして1級まで昇級できたのかを考察する

前回の記事はこちら

はじめに

何度か話している通り、自分は一手詰しかとけない状態で、将棋ウォーズの1級に達してしまった黒歴史があります(;’∀’)

詳細は↓の記事に書いていますが、本当に問題児でして(;’∀’)(;’∀’)

解いたことがあるのは将皇というアプリのおまけについていた1手詰問題だけ。

「3手詰?解けるわけないじゃん、なめてるの?」

みたいな感じでした。

3手の読みとか相手の読みと噛み合わないと意味ないとか謎理論を構築していましたねw

棒銀と早石田を駆使して、序盤だけで勝つというとんでも将棋指しでした。

まあ、今でも問題児な変態将棋ですが、その萌芽はこの初級者時代にあったということでしょう(笑)

さて、しくじり先生状態ですが、どうしてその問題児が有段者一歩手前まで到達してしまったか考えていきたいと思います。

考察

①序盤重視の攻め将棋だった

いまや、どちらかというと受け将棋みたいな状態ですが、当時は攻め潰して勝つ。

自玉の安全なんて関係ない。

一気に攻め潰すのみ。

そんな意気込みで将棋を指していました。

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よって、攻め潰しするしかない。

序盤から大差をつけて相手を投了に追い込む。

当時は、まだまだ奇襲対策本も少ない状態だったので、早石田がおもしろいように決まっていました。

鬼殺しとかと組み合わせて、早石田で、50手手前で勝つことを目標にしていました。

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この本の早石田の説明がとてもわかりやすかったので、それを頼りに自分なりのはめて定跡を作っていました。

持ち時間が短いネット将棋だからこそ有効だった手法だと思います。

②詰将棋は嫌いだったけど、次の一手は好きだった

これも大きいと思います。

詰将棋は解いたことがないのに、次の一手はたくさん解いていました。

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特にこの本を何度も解いていた記憶があります。

この本、かなりの名著で、知らず知らずのうちに手筋をたくさんおぼえていたんでしょうね。

得意戦法とのシナジーで、序盤から大差をつけるのに大きな効果があったと思います。

終盤の入り口で有利なら、負けなので、少なくとも優勢は確保しなくてはいけないなぞのハンディ戦だったので、今思うとバカなことをやっていますねw

③詰将棋をちゃんと解けるようになったら、終盤がすごく楽になった

はめ手に引っかかったら勝ち。

そうじゃなかったら負け。

ある意味では潔いやりかたをしていたのですが、さすがに1級のレベルは高くて勝てなくなりました(笑)

渋々、詰将棋を解くようになったら、終盤がすごく楽になったんですよね。

ネットの評判を聞いて買った、高橋先生の

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この本を買って、詰将棋アレルギーを解消しましたw

いまでもたまに解くくらいの自分の中の名著。

さいごに

伸び悩んでいる方に……

とりあえず、詰将棋と序盤の形をみなおすことしてみるといいかもしれません。

たとえば、相手がうっかりしやすい形を知っておく。

手筋をしっかり理解する。

受け重視の戦法を使っているなら、ためしに攻撃満載の戦法を使ってみるなどなど。

受けに固執しすぎて、伸び悩んでいるかたも一定数存在するのは、たしかです。

そう言う方は受けがうまいので、少しくらい過激な戦法を使った方が、バランスが取れたりします。

参考になれば幸いです。

ぴよ将棋で初段になるためのコツ

前回の記事はこちら

初段チャレンジ

今朝からぴよ将棋のレート戦をはじめました。

レート戦はストレスかかるから封印していたんですが、今日は気分が乗っていたので、朝から廃指しました……w

結果は……

無事に初段まで到達しました。

27勝1敗という記録です。

とりあえず、初段になりたかったので、2~初段+までのひよこたちと死闘を繰り広げました。

一応使った戦法をメモしておいたので、列挙

・角交換四間飛車 13勝1敗

・飯島流引き角戦法 4勝

・極限早繰り銀 3勝

・ノーマル四間飛車 3勝

・嬉野流 1勝

・中飛車左穴熊 1勝

・藤井矢倉 1勝

・横歩取り 1勝

角交換四間飛車を中心に、各種戦法をつまみぐいしました。

この成績なら一応、オールラウンダーの面目躍如かなと思います。

ちなみに1敗は、寄せ間違えて飛車がただで死にましたw

さて、このチャレンジを通して、ぴよ将棋で初段になるためのコツを列挙していきたいと思います。

どうして、角交換四間飛車を中心に戦ったのか?

いくつか理由があります。

①序盤から大乱戦になる変化が少ないので、安心して戦えること。

対局数も多くなるので、序盤の空中戦をできる限り避けて、安定して戦える戦法がイイと思っていました。

角交換四間飛車なら攻撃の主導権をにぎりつつ、美濃囲いor穴熊に組めるので、かなり安定感があったので、チョイス。

②変化の余地が少ないので、自分の研究が生かしやすい

序盤から角交換するので、お互いに駒組の制限を受けるんですね。

だから、研究局面に誘導しやすく戦いやすいです。

ぴよ側が振り飛車に来ることも少ないので、基本的に対抗形でチャレンジできるのがいいです(相振り苦手なので(;’∀’))

③序盤からリードを作りやすい

基本的にぴよは序盤下手ですが、終盤は初段クラスでも結構強いですよねw

だからこそ、序盤でできる限りリードを作っておくのがいいですね。

基本的に終盤型の自分もぴよの終盤力で大頓死する経験が多々あるので、もう序盤から積極的にリードして、押し切る戦い方を目指しました。

藤井先生の名著を読んでおけば基本的にぴよに序盤負けすることはないと思います。

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この本の内容と少しの応用で、逆棒銀が決まったり、飛車先の攻防を制して大優勢を築きやすいです。

なので、手っ取り早くぴよ将棋に勝ちたかったら、↑の本を読んで「角交換四間飛車」を連採すればOK

角交換相振り飛車 徹底ガイド【電子書籍】[ 杉本昌隆 ]

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もしかすると相振りになる可能性もあるので、ここまで読んでおけばかなり安心でしょう。

ぴよに勝つのに必要なのはたしかな終盤力

そして、大優勢になったら、一気に押し切りましょう。

ぶっちゃけると、ぴよ将棋で初段になるためには、↑の2冊と断固たる終盤力が必要です。

ぴよの終盤力ははっきり言って脅威です。

粘りがうまい上に、緩手をみせたら一気に寄せてきます。

なので、基本的な寄せの力と確実に勝ち切る詰将棋力が大事。

終盤の問題をたくさん解きましょう。

序盤はある程度適当でもいいから、安定した終盤力を身につけて欲しい。身につけないと、初段以上にはなれない。というひよこたちの声なき声が聞こえてくるような気がします・

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こちらが終盤の問題集では私の最押しです(^^)/

参考になると幸いです。

居飛車党になるために必要最小限の知識~”早繰り引き角システム”~

前回の記事はこちら

はじめに

居飛車党になりたいけど、矢倉・相がかり・雁木・角換わり・横歩取り・各種振り飛車の対抗形の作戦をおぼえるなんて物理的に無理。

そう悩む人も多いでしょう。

なので、今回は私のオリジナル?かどうかは微妙ですが、最低限の知識で居飛車を指しこなす方法を書いていきます。

とりあえず、名称は”早繰り引き角システム”と呼称します。便宜上、名前を付けておいた方がいいので(笑)

早繰り引き角システム とは?

簡単です。

早繰り銀+飯島流引き角戦法を相手が居飛車でくるか振り飛車でくるかで使い分けるシステムです。

相手が居飛車でくるときは、”早繰り銀”

相手が振り飛車で来たら”飯島流引き角戦法”

これを使い分けるだけで、あら不思議ほとんどの相手に居飛車で戦えるのですw

それもこちらが主導権を握ったままw

用意するおススメ棋書

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とりあえず、この2冊で基本は学べますw

相居飛車の場合は大量の棋書が必要ですが、今回のシステムならこの2冊でだいたいの序盤の基礎は固められます。

居飛車党とは思えない最強のコスパですw

どうして、この2つの戦法だけで居飛車が指せるのか?

まず、この2つの戦法は序盤がほぼ同じです。

↓のように飛車先の歩を突くこと。

ここから相手が、居飛車で来たら早繰り銀で速攻

振り飛車で来たら、美濃囲いを作ってから飯島流引き角戦法で攻めまくる。

この2つの戦法の序盤がほぼ同じ流れから使えて対応できる相手が多いのが、ひとつのメリットになります。

早繰り銀なら

→相がかり早繰り銀・対矢倉早繰り銀・対雁木早繰り銀・角換わり早繰り銀

と相居飛車に対して、ほとんど対応できます。

横歩取りが対応できないのではないかという反論もありそうですが、飛車先の歩を決めている関係で、横歩取りへの変化は拒否できるのでOK

ということで、嬉野流とか以外にはこれだけで対応できるんですよねw

そして、飯島流引き角戦法も……

→四間飛車・三間飛車・中飛車・向かい飛車に対応可能。

そう、同じ出だしから、相手によって使い分けることで、ほとんどのメジャー戦法と戦うことができますw

そして、ふたつとも火力が高い攻める戦法なので、居飛車党初心者さんでも戦いやすいです。

(以下、後日追記予定)

角交換四間飛車習得のためのガチ感想戦①

前回の記事はこちら↓

はじめに

最近、お仕事やら小説やら将棋以外のことで忙しい。

ならば、なるべく勉強量が少なくていい戦法を身につけて、序盤の研究量をセーブしよう。

ならば、角交換四間飛車だ。

序盤から角交換するから、相手はかなり駒組を制限されるはず!

というなぞの方程式を成立させて、いま角交換四間飛車の練習を頑張っています。

新しい戦法ができるようになるには、たくさん指してたくさん負けることが大事だと思うので、ひたすらぴよ将棋とのぶつかり稽古中ですw

とりあえず、ぴよ初段を相手にたくさん指しています。

しかし、指しっぱなしもあれなので、ここでガチな感想戦をして、多くのひとにも自分のぶつかり稽古の様子をお届けします。

①角交換相振り飛車(1/6)

先手:プレイヤー
後手:Lv20 ピヨ馬(R1050)

▲7六歩 △3四歩 ▲6八飛 △3五歩 ▲4八玉 △4二飛

ぴよがまさかの、3→4→3戦法で応戦してきました。

これは本に載っていなかったよw

ということで絶望に沈みつつも、ここは初志貫徹で角交換を積極的に挑むことにしましたw

▲2二角成 △同 銀 ▲8八銀 △6二玉 ▲7七銀 △7二玉
▲2八銀 △3二飛 ▲3八金 △6二金 ▲9六歩 △5四歩
▲8六歩 △1四歩 ▲9五歩 △3四飛 ▲8五歩

ぴよは三間飛車に振りなおして、自分は向かい飛車に変化させて、将来の攻撃の芽を作っていく作業です。

角交換相振り飛車(四間飛車ver)だと相手が三間飛車の時は基本的に、右の金を3八の地点に使うことが多いので、自分も今回はそれを見習ってこんな形に。

玉が上がらずに、居玉のままの方が逆に固いまでありうるかもしれません。

ぴよはかなり手損をしているので先手がはっきり攻撃の主導権を握っています。

△3三桂 ▲8八飛 △4四歩 ▲6六銀 △4五歩 ▲8四歩 △8二銀

基本的にこの攻撃陣を作って四間飛車側が仕掛けをできれば優勢ですよね?

本にもそういう感じで書いてありました。棒銀のように左銀を使って一気に攻め潰す作戦です。

ただ、よく考えれば、▲8三歩成のほうが攻めが早いんですよね。

△同銀▲8四歩で一気に大優勢。まだまだ、経験値が足りない証拠ですw


▲7五銀 △8四歩 ▲5六角

とりあえず、この角打ちが決め手になりやすいと本に書いてあったとばかりに、打ちこむ自分。

しかし、こちらも疑問手。

△4三角▲8四銀△5五歩▲8三角成で、有利ではあるんですが、まだ紛れる感じの変化がありました。

▲同飛のほうがよかったはずです。

△4四角 ▲6六歩 △5二金上
▲6八金 △2四飛 ▲8四銀 △7四歩 ▲同 角 △7三歩
▲8三銀成 △6一玉 ▲6五角 △8三銀 ▲同飛成 △7二銀
▲8二龍

グダグダになりつつも、最終的な狙いは無事にクリア。

一気に大優勢となりました。

△6六角 ▲7七金 △4四角 ▲9一龍 △8八歩
▲8二歩 △8九歩成 ▲8一歩成 △5一玉 ▲8二と △4二玉
▲7二と △同 金 ▲6六歩 △4三金 ▲4一銀 △6四歩
▲5二銀打 △6五歩 ▲5一龍 △5三玉 ▲4三銀成 △同 玉
▲5二銀不成△3四玉 ▲4二龍 △5六桂 ▲同 歩 △2五飛
▲2六桂 △同 飛 ▲同 歩 △3一桂 ▲4三金 △6二角
▲2二龍 △4三桂

この後、即詰みがありましたね。

▲同銀不成 △同 玉 ▲4二飛 △3四玉
▲2五銀 △同 桂 ▲3二飛成 △4四玉 ▲3三龍右

以上の9手詰。気がつかないで愚直にゆっくり寄せていますw

かなりの大差があるので、あせらずに勝ちやすい愚直な寄せを目指しています。

完全にチキンですねw

▲4二銀 △4四銀 ▲3二飛 △1五角
▲1六歩 △2四角 ▲2五香 △5八金 ▲同 玉 △4六歩
▲同 歩 △6六歩 ▲2四香
まで99手で先手の勝ち

最後は激辛流に角を取りましたが、▲3三銀成△同角▲2三龍の即詰みもあります。

ちなみにこの戦法の参考書はこちらを使っています↓

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②角交換四間飛車(3筋速攻型) 

先手:Lv21 ひよ乃(R1110)
後手:プレイヤー

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4二飛 ▲4八銀 △6二玉
▲6八玉 △8八角成 ▲同 銀 △2二銀 ▲7八玉 △3三銀
▲2五歩 △7二玉 ▲3六歩 △8二玉 ▲5八金右 △7二銀
▲9六歩 △2二飛 ▲7七桂 △4四銀 ▲3七銀 △3五歩
▲同 歩 △同 銀

自分の後手角交換四間飛車に対して、ぴよは銀冠志向の形で応戦してきました。

銀冠を作られると、あまり角交換四間飛車側にメリットがないので、3筋から速攻をかけて、地道なポイント稼ぎです。

角交換四間飛車に対して、居飛車の囲いは「矢倉」「へこみ矢倉」「穴熊」「銀冠」などがありますが、個人的には銀冠がいちばんやっかいだと思います。

銀冠に組ませるとめんどくさいので、早めの速攻でポイント稼ぎです。

▲8六歩

これがぴよ序盤の悪手ですね。

銀冠を何が何でも作ろうとする意地っ張りな姿勢が裏目にでました。

自分に攻撃の主導権が完全に移るのでここはなにがなんでも速攻ですw

△3六歩 ▲4六銀 △同 銀
▲同 歩 △3二飛

これが自分の速攻の狙い筋です。

自分にしては珍しく軽快な攻撃になりましたねw

▲3三歩 △同 飛 ▲2四歩 △同 歩

この同歩が自分の悪手でした。

あえて、歩に気を取られないで、△3七歩成でいっきに攻勢をかけた方が、大優勢です。読み間違えてます。


▲同 飛 △2三歩 ▲2五飛 △3七歩成 ▲2二角 △3六角
▲2六飛 △4七と ▲3三角成 △5八と ▲3六飛 △6九と

ここらへんは大さばきです。

囲いの固さで、自分の方が攻めが早いと確信して、飛車角捨ての総攻撃。

ただ、△6九とよりも△3三桂のほうがいいですね。

以下、▲5八金△1四角で飛車金取りが成立します。


▲1一馬 △6八金 ▲8七玉 △7九と ▲2一馬 △7八と
▲9七銀打 △8八と ▲同 銀 △7八銀 ▲9七玉 △8九銀成
▲5五角 △6四銀 ▲3三角成 △8八成銀 ▲同 玉 △7八金打
▲8七玉 △6七金 ▲5六銀 △7七金引 ▲同 馬 △同 金
▲同 玉 △6五桂

ここらへんは、双方にミスが出て大乱戦になっています。

自分は攻めゴマを全部清算していしまったので、結構きつくなりました。

ただ、ここらへんのゴチャゴチャした接近戦は、駒落ちの経験が活きやすいので大好物。

自分の陣地は、美濃囲いが無傷なので、強引に王手飛車取りを狙い敵の継戦力を削ぐ作戦にシフトしました。敵玉を守る駒が周囲にいないので、攻め合いになっても勝てるという判断です。

▲同 銀 △同 銀 ▲6七香 △7六銀
▲同 玉 △5四角 ▲6五桂 △3六角 ▲5三桂不成△7九飛
▲7七金 △5四角 ▲6五銀

この局面に即詰みがあったようです。

以下、

△7五銀 ▲8七玉 △6五角
▲8八玉 △7七飛成 ▲同 玉 △7六銀打 ▲6八玉 △6七銀成
▲同 玉 △6六香 ▲5八玉 △4七銀 ▲4九玉 △4八金

の15手詰。見逃しますねw

△同 角 ▲同 香 △7五銀
▲6七玉 △7七飛成
まで92手で後手の勝ち

角交換四間飛車のメイン参考書はこちらです↓

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感想(6件)

棋譜①

先手:プレイヤー
後手:Lv20 ピヨ馬(R1050)

▲7六歩 △3四歩 ▲6八飛 △3五歩 ▲4八玉 △4二飛
▲2二角成 △同 銀 ▲8八銀 △6二玉 ▲7七銀 △7二玉
▲2八銀 △3二飛 ▲3八金 △6二金 ▲9六歩 △5四歩
▲8六歩 △1四歩 ▲9五歩 △3四飛 ▲8五歩 △3三桂
▲8八飛 △4四歩 ▲6六銀 △4五歩 ▲8四歩 △8二銀
▲7五銀 △8四歩 ▲5六角 △4四角 ▲6六歩 △5二金上
▲6八金 △2四飛 ▲8四銀 △7四歩 ▲同 角 △7三歩
▲8三銀成 △6一玉 ▲6五角 △8三銀 ▲同飛成 △7二銀
▲8二龍 △6六角 ▲7七金 △4四角 ▲9一龍 △8八歩
▲8二歩 △8九歩成 ▲8一歩成 △5一玉 ▲8二と △4二玉
▲7二と △同 金 ▲6六歩 △4三金 ▲4一銀 △6四歩
▲5二銀打 △6五歩 ▲5一龍 △5三玉 ▲4三銀成 △同 玉
▲5二銀不成△3四玉 ▲4二龍 △5六桂 ▲同 歩 △2五飛
▲2六桂 △同 飛 ▲同 歩 △3一桂 ▲4三金 △6二角
▲2二龍 △4三桂 ▲4二銀 △4四銀 ▲3二飛 △1五角
▲1六歩 △2四角 ▲2五香 △5八金 ▲同 玉 △4六歩
▲同 歩 △6六歩 ▲2四香
まで99手で先手の勝ち

棋譜②

先手:Lv21 ひよ乃(R1110)
後手:プレイヤー

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4二飛 ▲4八銀 △6二玉
▲6八玉 △8八角成 ▲同 銀 △2二銀 ▲7八玉 △3三銀
▲2五歩 △7二玉 ▲3六歩 △8二玉 ▲5八金右 △7二銀
▲9六歩 △2二飛 ▲7七桂 △4四銀 ▲3七銀 △3五歩
▲同 歩 △同 銀 ▲8六歩 △3六歩 ▲4六銀 △同 銀
▲同 歩 △3二飛 ▲3三歩 △同 飛 ▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △2三歩 ▲2五飛 △3七歩成 ▲2二角 △3六角
▲2六飛 △4七と ▲3三角成 △5八と ▲3六飛 △6九と
▲1一馬 △6八金 ▲8七玉 △7九と ▲2一馬 △7八と
▲9七銀打 △8八と ▲同 銀 △7八銀 ▲9七玉 △8九銀成
▲5五角 △6四銀 ▲3三角成 △8八成銀 ▲同 玉 △7八金打
▲8七玉 △6七金 ▲5六銀 △7七金引 ▲同 馬 △同 金
▲同 玉 △6五桂 ▲同 銀 △同 銀 ▲6七香 △7六銀
▲同 玉 △5四角 ▲6五桂 △3六角 ▲5三桂不成△7九飛
▲7七金 △5四角 ▲6五銀 △同 角 ▲同 香 △7五銀
▲6七玉 △7七飛成
まで92手で後手の勝ち

youtube中飛車関連おススメ動画

前回の記事はこちら↓

はじめに

まず最初にTwitterでも呟いた通り、当サイトの広告に不具合があったことをお詫びいたします。

今回の件で、ご迷惑をおかけしまして大変申し訳ございません。

対策をしっかり講じて安全に楽しめる記事作りを目指していきます。

それでは、動画紹介に入ります。

中飛車初心者の方におススメ

①強くなる将棋講座◎ゴキゲン中飛車で勝とう&駒の並べ方紹介【初心者講座】

こちらは、プロ編入試験を受けているアゲアゲさんの初心者さん向け講座です。

初心者の方には途中の超急戦は難しいかもしれませんが、基本的なゴキゲン中飛車の序盤を解説してくれる動画でとてもおすすめです。

②『将棋DVD 攻めて強くなる戸辺流中飛車』1章 先手中飛車 5筋位取り 対棒銀

こちらは『将棋DVD 攻めて強くなる戸辺流中飛車』の出版社さんが投稿してくれているお試し版です。有段者同士だと、なかなか先手中飛車に棒銀は発生しませんが、級位者さん同士だと結構あるので、参考になると思います。

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超急戦

【将棋】超急戦は怖くない!【将棋講座 中飛車編 第2弾】

中飛車定跡最大の難関は「超急戦」です。

はっきり言って難しすぎる。

なので、慣れるまでは拒否した方がいいです(私も超急戦は絶対に受けない(;’∀’))

その拒否の方法を紹介している動画です。

ちなみに、超急戦拒否は↓の本でも推奨されています。興味のある方はどうぞ。

中飛車の基本 ゴキゲン中飛車編 (最強将棋21) [ 鈴木大介 ]

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超速

『将棋DVD 攻めて強くなる戸辺流中飛車』3章 後手ゴキゲン中飛車 対超速▲3七銀

またまた、 『将棋DVD 攻めて強くなる戸辺流中飛車』の出版社さんが投稿してくれているお試し版です。 後手中飛車対策=超速or相振り飛車と言うことが多いので、こちらは是非とも要チェックです。

戸辺先生の講座はわかりやすいので、一押しです。

丸山ワクチン

①中飛車vs丸山ワクチン!②角交換振り飛車vs左美濃!終盤戦、衝撃の結末とは!?将棋ウォーズ実況 第88回

序盤が中飛車vs丸山ワクチンの対局になっています。

丸山ワクチンの動画は、居飛車版が多くて、中飛車側の解説が少なかったです。

こちらも先手中飛車vs後手丸山ワクチンなんですが、後手中飛車でも使われる形になっているのでおすすめです。

イトシンTVの伊藤先生は今では居飛車党ですが、少し前までは生粋の振り飛車党だったので、とても参考になると思います。

先手中飛車

【将棋】先手中飛車の定跡講座【芸人最強への道 第4回】

またまた、 「石川泰の将棋チャンネル 」さんの動画です。

こちらは先手中飛車で使える基本定跡の総合解説です。

先手中飛車はより積極的な戦法なので、まずはこちらをみて基礎を固めましょう。

ちなみに、先手中飛車の最押し棋書はこちらです。

プロ合格の原動力!今泉の勝てる中飛車 (マイナビ将棋BOOKS) [ 今泉健司 ]

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相振り飛車

【将棋】相中飛車は、これで大丈夫!【将棋講座 中飛車編 第6弾】

プロの対局では少ないけど、アマには大人気の相中飛車の講座動画です。

相中飛車は取り扱ってくれる棋書が3つくらいしかないので、貴重な講座記事です。

相振り中飛車で攻めつぶす本 (最強将棋21) [ 鈴木大介 ]

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これが決定版!相中飛車徹底ガイド (マイナビ将棋BOOKS) [ 杉本 昌隆 ]

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この二冊の本と、さきほど上で紹介した今泉本です!

【将棋】中飛車vs三間飛車 有力な狙い筋を紹介!【将棋講座 中飛車編 第4弾】

こちらは相振り飛車最有力の三間飛車との戦いです。

石川先生は、今回の記事でもわかるように大量の中飛車講座を投稿してくれているので、中飛車好きの方は要チェックです。

左穴熊の基本的な狙いの↓の動画もとてもよかったです。

【将棋】中飛車左穴熊の基本【将棋講座 中飛車編 第9弾】

天野宗歩著『将棋精選』現代語訳プロジェクト②~四枚落ち~

前回の記事はこちら↓

四枚落ち①

△6二銀 ▲1六歩 △3二金 ▲1五歩 △2四歩 ▲9六歩
△7二金 ▲9五歩 △8四歩 ▲2六歩 △2三金 ▲9四歩
△同 歩 ▲同 香 △9三歩 ▲同香成 △同 桂 ▲9四歩
△8三金 ▲9三歩成 △同 金 ▲3五桂 △2二金

▲2五歩
△同 歩 ▲2四歩

このようにして、下手よし。
この後は飛車先から仕掛けするのがよい。
そうじて、四枚落ちは最初のは左右の端からの仕掛けに専念すべしだとおぼえておくべし。
_______
△2二金のところ
△3四金 ▲4三桂不成
△4二玉 ▲3一桂成 △同 玉 ▲1四歩 △同 歩 ▲1二歩
△3五桂 ▲3八銀

でも下手指しやすい。

四枚落ち②

手合割:四枚落ち

△6二銀 ▲1六歩 △3二金 ▲1五歩 △2四歩 ▲9六歩
△7二金 ▲9五歩 △8四歩 ▲2六歩 △2三金 ▲9四歩
△同 歩 ▲同 香 △9三歩 ▲同香成 △同 桂 ▲9四歩


△8五桂 ▲9三歩成 △7四歩 ▲7八銀 △4二玉 ▲8六歩
△7三金 ▲7六歩 △7五歩 ▲8五歩 △同 歩 ▲3五桂
△3四金 ▲2三桂成

このようにして、下手よし。この後は、端歩の突きだしをして優勢。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

△8五桂のところ

△9一香 ▲9三歩成 △同 香 ▲9七歩 △3二銀 ▲2五歩
△同 歩 ▲同 飛 △2四歩 ▲2六飛 △3四歩 ▲8六飛
△8三金 ▲7五桂

でも下手よし。

△3四歩のところ

△8三金 ▲2二歩
△同 金 ▲7五桂 △9四金 ▲8三桂成△2三金 ▲9六歩

これでも下手指しやすい。

ただし、この後は▲9五歩の突き似て下手優勢。


棋譜データ

手合割:四枚落ち
下手:
上手:
手数—-指手———消費時間–
1 6二銀(71) (00:00 / 00:00:00)
2 1六歩(17) (00:00 / 00:00:00)
3 3二金(41) (00:00 / 00:00:00)
4 1五歩(16) (00:00 / 00:00:00)
5 2四歩(23) (00:00 / 00:00:00)
6 9六歩(97) (00:00 / 00:00:00)
7 7二金(61) (00:00 / 00:00:00)
8 9五歩(96) (00:00 / 00:00:00)
9 8四歩(83) (00:00 / 00:00:00)
10 2六歩(27) (00:00 / 00:00:00)
11 8三金(72) (00:00 / 00:00:00)
12 1四歩(15) (00:00 / 00:00:00)
13 同 歩(13) (00:00 / 00:00:00)
14 同 香(19) (00:00 / 00:00:00)

変化:11手
11 2三金(32) (00:00 / 00:00:00)
12 9四歩(95) (00:00 / 00:00:00)
13 同 歩(93) (00:00 / 00:00:00)
14 同 香(99) (00:00 / 00:00:00)
15 9三歩打 (00:00 / 00:00:00)
16 同 香成(94) (00:00 / 00:00:00)
17 同 桂(81) (00:00 / 00:00:00)
18 9四歩打 (00:00 / 00:00:00)
19 8三金(72) (00:00 / 00:00:00)
20 9三歩成(94) (00:00 / 00:00:00)
21 同 金(83) (00:00 / 00:00:00)
22 3五桂打 (00:00 / 00:00:00)
23 2二金(23) (00:00 / 00:00:00)
24 2五歩(26) (00:00 / 00:00:00)
25 同 歩(24) (00:00 / 00:00:00)
26 2四歩打 (00:00 / 00:00:00)

変化:23手
23 3四金(23) (00:00 / 00:00:00)
24 4三桂(35) (00:00 / 00:00:00)
25 4二玉(51) (00:00 / 00:00:00)
26 3一桂成(43) (00:00 / 00:00:00)
27 同 玉(42) (00:00 / 00:00:00)
28 1四歩(15) (00:00 / 00:00:00)
29 同 歩(13) (00:00 / 00:00:00)
30 1二歩打 (00:00 / 00:00:00)
31 3五桂打 (00:00 / 00:00:00)
32 3八銀(39) (00:00 / 00:00:00)

棋譜②

手合割:四枚落ち
下手:
上手:
手数—-指手———消費時間–
1 6二銀(71) (00:00 / 00:00:00)
2 1六歩(17) (00:00 / 00:00:00)
3 3二金(41) (00:00 / 00:00:00)
4 1五歩(16) (00:00 / 00:00:00)
5 2四歩(23) (00:00 / 00:00:00)
6 9六歩(97) (00:00 / 00:00:00)
7 7二金(61) (00:00 / 00:00:00)
8 9五歩(96) (00:00 / 00:00:00)
9 8四歩(83) (00:00 / 00:00:00)
10 2六歩(27) (00:00 / 00:00:00)
11 2三金(32) (00:00 / 00:00:00)
12 9四歩(95) (00:00 / 00:00:00)
13 同 歩(93) (00:00 / 00:00:00)
14 同 香(99) (00:00 / 00:00:00)
15 9三歩打 (00:00 / 00:00:00)
16 同 香成(94) (00:00 / 00:00:00)
17 同 桂(81) (00:00 / 00:00:00)
18 9四歩打 (00:00 / 00:00:00)
19 8五桂(93) (00:00 / 00:00:00)
20 9三歩成(94) (00:00 / 00:00:00)
21 7四歩(73) (00:00 / 00:00:00)
22 7八銀(79) (00:00 / 00:00:00)
23 4二玉(51) (00:00 / 00:00:00)
24 8六歩(87) (00:00 / 00:00:00)
25 7三金(72) (00:00 / 00:00:00)
26 7六歩(77) (00:00 / 00:00:00)
27 7五歩(74) (00:00 / 00:00:00)
28 8五歩(86) (00:00 / 00:00:00)
29 同 歩(84) (00:00 / 00:00:00)
30 3五桂打 (00:00 / 00:00:00)
31 3四金(23) (00:00 / 00:00:00)
32 2三桂成(35) (00:00 / 00:00:00)

変化:19手
19 9一香打 (00:00 / 00:00:00)
20 9三歩成(94) (00:00 / 00:00:00)
21 同 香(91) (00:00 / 00:00:00)
22 9七歩打 (00:00 / 00:00:00)
23 3二銀(31) (00:00 / 00:00:00)
24 2五歩(26) (00:00 / 00:00:00)
25 同 歩(24) (00:00 / 00:00:00)
26 同 飛(28) (00:00 / 00:00:00)
27 2四歩打 (00:00 / 00:00:00)
28 2六飛(25) (00:00 / 00:00:00)
29 3四歩(33) (00:00 / 00:00:00)
30 8六飛(26) (00:00 / 00:00:00)
31 8三金(72) (00:00 / 00:00:00)
32 7五桂打 (00:00 / 00:00:00)

変化:29手
29 8三金(72) (00:00 / 00:00:00)
30 2二歩打 (00:00 / 00:00:00)
31 同 金(23) (00:00 / 00:00:00)
32 7五桂打 (00:00 / 00:00:00)
33 9四金(83) (00:00 / 00:00:00)
34 8三桂(75) (00:00 / 00:00:00)
35 2三金(22) (00:00 / 00:00:00)
36 9六歩(97) (00:00 / 00:00:00)

変化:34手
34 8三桂成(75) (00:00 / 00:00:00)
35 2三金(22) (00:00 / 00:00:00)
36 9六歩(97) (00:00 / 00:00:00)

youtubeにある駒落ち関係おススメ動画紹介

前回の記事はこちら↓

最近は、youtubeでの将棋動画が好調ですよね

あげあげさん、クロノさん、アユムさんなどなど。

元奨励会員やアマ強豪さんたちが続々と動画をあげてくれます。

さて、その中から私がチョイスした駒落ち動画のおすすめ傑作選を紹介していきます。

みんなも観てみてください。

①【将棋】駒落ちで身に付く力とは?

元奨励会三段の石川泰先生が、わかりやすく駒落ちの目的を紹介してくれる動画です。

どうして、駒落ちをしなくちゃいけないのか。

自分が足りない力を伸ばすためには、どの駒落ちを勉強すればいいのか分かりやすく解説してくれます。

駒落ち初心者の方に一押し!

②指導将棋でお困りの方必見!!プロ同士でガチンコ6枚落ち対決!三枚堂達也七段対山本博志四段。

こちらは湾岸将棋教室さんが投稿してくれているプロvsプロの駒落ち対局の様子ですw

プロ同士の駒落ちは、こういう企画ものじゃないと見られないので、下手・上手どちらをもって参考になるはずです。

この動画は六枚落ちの1筋突破定跡ですね。

矢倉崩しの基礎ともなる定跡なので、しっかり確認しておくと得るもの多いと思います。

続編に「プロ同士のガチンコ駒落ち対決続編!近藤六段が教える勝つ4枚落ちの指し方。近藤誠也六段対髙野智史四段。」

こちらは、下手中飛車です。

もあるので、こちらもおススメです。

ちょっと声が聞き取りにくいところがあるのが、唯一の残念な点ですが、とても参考になります。

③将棋ソフトの2枚落ちの強さが話題みたいなので本気で対局してみた!

みんな大好きクロノさんの動画です(私も大好きw)

こちらは当時最強の将棋ソフトとクロノさんが対局した時の将棋動画ですね。

二枚落ちで、下手棒銀です。

クロノさんの駒落ちは、平手定跡の応用パターンが多いので、駒落ち定跡が分からない人でもとっつきやすいと思います。

平手定跡の応用でも勝てるんですが、駒落ち定跡の方が勝ちやすいことも多いので、駒落ちが楽しくなってきたら覚えてみてくださいw

④大盤解説「駒落ち上手の考え方① 四枚落ち編」

プロ棋士の中でも、駒落ち最強クラスと評判の神吉先生の駒落ち上手講座です。

駒落ち上手のやりかたはほとんど分からない中で、この講座がyoutubeにあるのは本当に嬉しいかぎり。

駒落ち名人の上手芸のコツを詳細に解説してくれます。

隠れた名動画でシリーズ化されているので、是非とも駒落ち上手を持つことがある人はご覧ください!

<おススメ駒落ち本>

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四間飛車の歴史~江戸時代最古の棋譜から現代まで~

四間飛車の歴史

前回の記事はこちら↓

江戸時代~戦前編

将棋の歴史=四間飛車の歴史でもありました。
現存する最古の棋譜は、四間飛車vs右四間飛車いうのは有名ですよね。ただ、今の振り飛車+美濃囲いというのは、当初は見られなかった戦い方になります。

最古の棋譜も四間飛車でも駒落ち陣形のように手厚い陣形を使っていました。↓がその局面

技術革新が起きたのは、18世紀中期の香車落ちからです。
こちらは上手が振り飛車にしなくてはいけない手合いなのですが、ここで振り飛車+美濃囲いの形が生まれました。

さらに、同時期には左美濃の形も生み出されているのも驚きです。美濃囲いの有効性が確立されたと考えてよいでしょう。

平手でも徐々に姿を現して、19世紀には平手で、振り飛車+美濃囲いの形が登場していきます。

しかし、当時は平手=相居飛車というのが常識。やはり、四間飛車は、香車落ち上手のときのものという意識が強く大流行は、戦後の大野源一の登場を待つ必要がありました。

どうして振り飛車が流行しなかったのか?
それは以下の要因が考えられます。
①飛車を振るのに、一手損してしまうから
②一手損した上に、角道を閉ざすので主導権を握れない
③守勢に回りやすい

これらのことから、振り飛車=香車落ち上手の戦法という意識が生まれていったのだと思います。

戦後黎明期(1950年代)

1950年ごろになると、振り飛車中興の祖である大野源一が、三間飛車+美濃囲いで勝ち星を稼いで平手で振り飛車が市民権を得ました。

1950年中期に大野に触発された弟弟子・升田幸三が四間飛車を連続採用。
△5三銀型四間飛車など、三間飛車に強い影響を受けていた四間飛車が多かったです。

↓は1954年の小堀vs升田戦です。

腰掛け銀(小堀先生は腰掛け銀の専門家でした)vs △5三銀型四間飛車

居飛車側の対策もまだ手探りの状態でした。
いくつかの棋譜を確認しましたが、まだまだ個々の棋士が創意工夫を試している段階です。

・二枚銀による抑え込み(中飛車に対する超速のような形)

・腰掛銀(右四間飛車ではない。上述のような形)

・5筋位取り

・浮き飛車戦法

・対振り矢倉

この中でも、5筋位取りは現代とほぼ同じ定跡で使われていました。やはり、5五の地点は天王山という格言の影響が大きいんですね。

ただ、こちらの定跡は力戦傾向が強いので、個性が強く出ています。しかし、現代の潮流としては、この形が発展してきていると考えるとやはりロマンを感じます。

基本的には、薄めの陣形で中央に厚みを築く居飛車vs厚みはないが守備力の高い陣形に構えてさばきを狙う四間飛車という対立構造が、1950年代の四間飛車の特徴です。

まだ、山田定跡などの急戦定跡は登場していないため持久戦が主流でした。

大野・升田、そして大山という大棋士が振り飛車党に転向する60年代が四間飛車の第一次絶頂期です。

山田定跡等急戦定跡の確立(1960年代中期)

1960年代前半もまだまだ手探りの将棋が続きます。

四間飛車側は、角交換に強い△3二銀型が多い印象で、振り飛車側から積極的に角交換したりする指しまわしも多かったです。

基本は美濃囲いですが、木村美濃も使われることが多く、お互いに暗中模索状態でした。

やはり、主流は天王山の攻防「5筋位取り」

↓は、大山先生vs加藤一二三先生(1963年・王位戦)の局面図です。

このころから、棒銀+舟囲いの急戦がちらほや登場していきます。

現在は、居飛車急戦=先手の定跡ですが、当時は後手でもかなり採用されていました。

大山先生は、棒銀に対して、△3二金型四間飛車を採用して、対策していました。

この対策がメジャーになるのは、大山先生死後ということで、時代を30年以上先取りしていたことになります。おそろしい。

また、大山流雲隠れ飛車という戦法名で、四間飛車から袖飛車への振りなおしも結構得意としていました。

少しずつ、急戦の流れが生まれてきたとき、登場したのが山田道美九段の”山田定跡”です。

斜め棒銀と舟囲いの組み合わせによる四間飛車対策(厳密に言えば、△3二銀型四間飛車への対策ですが)。

当時は先後問わずに使われていましたが、基本的な指し方は現代と変わりません。

また、同時期に4五歩早仕掛けの急戦も増え始めて、1965年前後で、四間飛車に対する急戦定跡の基礎は確立されていきます。

各種急戦と5筋位取りが四間飛車対策として、確立されていきました。

この定跡が現在の四間飛車定跡の根幹になっています。

天才たちの異次元(1960年代後半:居飛車穴熊の登場?)

時代が急戦定跡の登場に湧いていた時、二人の天才は、さらに異次元の世界にまで到達していました。

二人の天才とは、「大山康晴」「升田幸三」の両名。
彼らは宿命のライバルとして、大舞台で何度も戦い名勝負を作り出しました。

そして、1968年の名人戦。
ついに、この戦法が登場しました。
振り飛車の最悪の敵「居飛車穴熊」です。
升田は大山の四間飛車に穴熊で対抗しました。

上の図が、その時の局面ですが、実はこの局面は00年代の松尾流穴熊の登場でプロの研究にのぼった局面でもあります。
いっさい定跡が存在しなかった当時で、自力でここまで到達していたふたりはやはり怪物としか言いようがありません。ただ、結果は穴熊が敗れてしまい、大流行するのはもう少し先のお話。

やはり、対抗策の中心は急戦と5筋位取りです。
また、1969年には次世代の王者中原誠が、玉頭位取りを採用するなど、持久戦定跡も新しい世界を見せはじめるようになってきました。
そして、時代は激動の1970年代に突入します。

新時代の幕開け(1970年代)

大山名人の次の覇者「中原誠」十六世名人が、ついに棋界の頂点に君臨するのがこの時代。


70年代序盤は、中原誠・大山康晴の二大名人の激突する時代でした。
居飛車党は、大山を中心とした四間飛車党に対して、大一番では二つの戦法を中心に戦っています。

その二つの戦法が、「棒銀」と「5筋位取り」です。

71年の中原vs大山戦はこの二つの戦法が基軸となって進んでいます。
急戦の中では最有力と呼ばれる「棒銀」。今では加藤一二三九段の代名詞ですが、実は中原誠十六世名人が対大山四間飛車のために連採していたことが根元にあると加藤先生の著書に書かれていました。

その加藤棒銀の基礎が70年代序盤のタイトル戦なんですね。

70年代中期になってくると中原先生は5筋位取り中心にシフトしていきます。

そして、四間飛車対抗形の最大の技術革新が1976年に起きます。そう、序盤のエジソン「田中寅彦」先生がデビューしたのです。田中先生と言えばなにか?

そう、「居飛車穴熊」です。

当時の棋界では、居飛車穴熊=バランスの悪いイロモノ戦法という評価でした。
升田幸三がタイトル戦で採用後もこの先入観が邪魔して流行が遅れていたのを、一躍振り飛車対策の決定版に押し上げたのは田中先生の功績です。

彼はこの戦法を使って振り飛車党を次つぎと屠っていきます。
70年代後期には、トッププロも愛用をはじめていき80年代には全盛期を迎えることになります。

また、同時期に左美濃(天守閣美濃)も流行をはじめて四間飛車を窮地に追い込むこととなります。徐々に四間飛車に対しては持久戦を取ることが対策の主流になっていくのでした。

※天守閣美濃の創始者は松浦卓造(まつうら たくぞう、1915年 – 1977年)八段です。(参照:『棋士という人生』(石田和雄著))

こうして、最大の天敵の出現によって続く1980年代は振り飛車冬の時代へと突入していきます。

振り飛車冬の時代の到来(1980年代)

振り飛車には持久戦。

少しずつこれが常識化されてきたのがこの時代です。

当時の持久戦は以下の順に指されていることが多かったです。

・居飛車穴熊・天守閣美濃

・5筋位取り

・玉頭位取り

天守閣美濃は穴熊の窮屈さを嫌った棋士に人気が強く、90年代に対左美濃藤井システムが登場するまで、穴熊と人気を二分している状況でした。

5筋位取りは相変わらず人気ですが、勝ちにくさや振り飛車穴熊の流行で少しずつ数を減らしつつある状況。

玉頭位取りは、一部の専門家(有吉先生など)に愛好されている戦法という位置づけです。

特に居飛車穴熊の流行は絶頂期で、加藤一二三先生までタイトル戦で採用しているほどです。

四間飛車は、大山先生・森安先生が最前線で戦っている状況。

特に、森安先生は対急戦定跡で新手を放ちまくり、四間飛車の定跡改革をおこなっていました。

そして、山田定跡に対抗する森安新手(概説すると四間飛車の △3二銀待機型 )に対抗するために、居飛車党が開発した新しい急戦が<鷺宮定跡>です。

これは、青野先生が開発し、米長先生が育てたとされる急戦定跡です。

現在の定跡とは少し違いますが、当時指されていた鷺宮定跡の基本図です。

△3二銀待機型 の四間飛車に対して袖飛車から急戦をしかけていくのが簡単な定跡の狙いです(※実際はかなり難解な定跡なので、簡略化した説明です)

居飛車穴熊と天守閣美濃の居飛車持久戦が優秀過ぎて、この時代は徐々に振り飛車が駆逐されはじめていき、スペシャリストだけが生き残る雰囲気が生まれていきます。

振り飛車冬の時代のはじまりです。

固さの暴力が、少しずつ振り飛車を窮地に陥ることとなります。

90年代前半は、さらに氷河期がはじまります。

振り飛車暗黒期という名の革命前夜(1990年初頭)


90年代
ついに昭和が終わり、平成が始まった時代。
振り飛車党には暗黒期が到来していました。

今まで振り飛車党を引っ張ってきた大山先生・森安先生が亡くなったのです。振り飛車党の両翼をもがれた状況となってしまいました。

しかし、天敵穴熊を打倒すべく、若手とベテランは90年代前後に次々と新構想を作り出していきます。

・居飛車党から四間飛車党に鞍替えした小林健二先生の「スーパー四間飛車」
(四間飛車に厚みの概念をもたらした画期的な四間飛車。藤井システムや現在の四間飛車の源流の一つ。5六銀型を主軸に、銀冠からの地下鉄飛車など縦からの攻撃を有効活用する四間飛車)


・アマからプロになった櫛田陽一先生の「世紀末四間飛車」
(オーソドックスな四間飛車から穴熊を見た瞬間に△4五歩と突く急戦策など)

・序盤から積極的にポイントを稼いでいく積極的な振り飛車の祖・杉本昌隆先生

彼らが作った下地が、ついに一人の男による革命を巻き起こします。そう序盤の革命家・藤井猛先生の登場です。藤井先生の四間飛車は、小林先生の「縦からの攻撃」・櫛田先生の「穴熊を組ませる前の速攻」・杉本先生の「序盤研究」の下地を受け継いでついに革命を起こすのです。

藤井システムの栄光(1990年代中期~後期)

天才藤井猛の登場。

彼の才能は、まず対左美濃藤井システムの発明からはじまった。

王を7一の地点に待機させて、玉頭戦に挑む構想。

これが対天守閣美濃(左美濃)の決定版となりました。

この藤井システムにより、穴熊と二大タックを組んでいた天守閣美濃は一気に衰退。

未だにこの対策が有力だと考えられており、プロ間の天守閣美濃は激減する結果となっています。

そして、いよいよ革命家は、居飛車党の本陣である穴熊に勝負を挑むのでした。

そう、対居飛車穴熊版藤井システムの完成です。

革命の起きた日は「1995-12-22」の順位戦

藤井vs井上の伝説的な対局です。

居飛車穴熊で高勝率をキープしていた井上先生に、藤井先生は居玉のまま穴熊崩しを敢行。

47手で投了に追い込みました。

これ以降、四間飛車は完全に王道戦法として復活しました。

羽生先生・谷川先生のタイトル戦でも採用されるなど、居飛車党の棋士まで四間飛車を指し始めるなど一躍ブームになりました。

ブームの中心にいるのは革命家・藤井猛。

藤井システムと四間飛車を武器に、後に名人となる丸山先生を新人戦決勝で破り優勝するなど着々に階段を登っていきます。

※翌年も優勝し二連覇。

また、他の振り飛車党も、小林先生の「立石流」(アマ強豪が発明した対居飛車穴熊戦術。四間飛車から石田流に変化する積極策)、鈴木大介先生の「鈴木システム」(あえて、穴熊に組ませて、銀冠で上から押しつぶす構想)を武器に奮闘します。

これらの戦術が、現代四間飛車の大元になっていますね。

そして、98年の竜王戦。

居飛車党の強豪谷川浩司竜王を相手に、挑戦者藤井先生は4-0のストレート勝ち。

四間飛車の絶頂期、ついに革命家はタイトル序列1位の竜王位を獲得し、棋界最高位に革命家が君臨した瞬間です。

翌年の竜王戦では、前述の鈴木大介先生が竜王挑戦。

全局対抗形の戦いになって、藤井先生が竜王防衛。2連覇を達成します。

世紀末。再び四間飛車は、大山名人以来の頂点に到達したのでした。

新世紀の幕開け(00年代初頭)

ついに21世紀がはじまった将棋界。
時代の覇者「羽生善治」が、竜王藤井猛に襲い掛かります。

四間飛車の名局ぞろいの新世紀の竜王戦。
有名局ばかりなので、並べたことがある人も多いと思いますが、絶対王者羽生善治相手に、タイトル序列1位に君臨する藤井猛は果敢に応戦。

激闘を制して、竜王戦3連覇という偉業を成し遂げます。

藤井システム全盛の時代。
居飛車党の棋士たちは、そろって打倒四間飛車を目指します。
それにともなって、いくつかの対策方法が生まれていきました。

▲5三銀右急戦・ミレニアム(トーチカ・かまぼこ)囲い・飯島流引き角戦法などなど。

・▲5三銀右急戦
以前からあった急戦策(80~90年代・塚田先生が採用して、高勝率をあげた。一部の変化は詰みまで検討されている)ですが、穴熊に組むのと途中までほぼ同じのため、居玉のままシステムに組もうとする守備力が脆弱な四間飛車を強襲できる。
この対策は優秀で、藤井システムの定跡は修正を余儀なくされました。

後手藤井システムはこの戦法の影響で、後退します。

ミレニアム囲い
中村修先生が発明し、三浦弘行先生が育てた新世代の囲い。穴熊からひとつ王を囲う場所をずらすことで、角道をさけることができ、安定した固さを実現。
こちらも優秀で近年は再評価も進んでいます。

・飯島流引き角戦法
引き角から平美濃を作り互角に振り飛車と戦う戦法です。
こちらも四間飛車側の角からの強襲がないので、安定して戦えます。

さらに、対藤井システムでも穴熊に組むことができる定跡が誕生し、藤井システムは一気に下火となってしまいます。四間飛車に対して、固く四枚穴熊に組む松尾流穴熊が発明されると、対振り飛車に対して勝率7割とも言われてノーマル振り飛車は一気に苦境に追い込まれました。

振り飛車党は、ノーマル振り飛車ではなく、ゴキゲン中飛車・石田流など角交換系の振り飛車にシフトしていくこととなります。

角交換四間飛車の勃興(00年代中期~10前期)

01年には藤井先生が竜王位を失陥。


藤井システムが居飛車側の対策によって減少すると、振り飛車の主流はゴキゲン中飛車・石田流に移ります。

四間飛車は、苦しい立場に追い込まれるのか?

しかし、新しい戦法がやはり革命家によって作られるのです。それが「角交換四間飛車(KKS)」です

本来はタブーである振り飛車側からの角交換を、自分からやってしまうという規格外の戦法です。角交換系の振り飛車が市民権を得ていた時代だからこそ許された戦法ですね。

アマチュアでは、1980年代くらいから指されていたようで、東大将棋部が「角交換四間飛車+振り飛車穴熊(通称”レグスぺ”)」を使って大活躍しておりました。

そこに藤井先生の序盤の構想力が加わります。
先生の力によってレグスぺから少しずつ、美濃囲い中心の角交換四間飛車の定跡が整備されていきました。

しかし、これは苦労の連続であり、かなり負け続けたと後に藤井先生は語っています。

当初は藤井先生を中心にした一部の専門家のみが使える戦法という立ち位置の戦法でした。

また、藤井先生は同時期に”藤井流矢倉”も開発し、棋界に激震を走らせます。

一度は絶不調でB2に転落するも、藤井先生は矢倉と角交換四間飛車を使って復活。

タイトル戦挑戦&B1復帰を決めることにより、角交換四間飛車は振り飛車戦法の一翼を担うほどのメジャー戦法に昇格します。

この当時の四間飛車の定跡を簡単にまとめると……

・鈴木システムなど居飛車穴熊に銀冠で対抗する形


・先手藤井システム(後手番は、厳しいという結論に達していた)

・角交換四間飛車

・四間飛車穴熊

この4戦法が中心になっています。ただ、上2つは勝ちにくいという評価(藤井システムに至っては、指しこなせるのが開発者の「藤井先生」と時代の覇者「羽生善治先生」だけじゃないかと言われるくらい)で、00年代中期~10年初期は下2つが中心となります。

次回は、振り飛車穴熊の歴史と広瀬穴熊の大活躍をお届けします。

振り飛車穴熊の復活(10年前期)


振り飛車穴熊については、ノーマル四間飛車とは少しだけ異なった進化を遂げたので、ここで歴史を概説します。
誕生は江戸時代だが、駒の偏りを問題視されたことからプロの世界で流行するのは昭和中期。
1970年代前後から、”穴熊党総裁”大内先生を中心に、定跡化が進み振り飛車穴熊戦法に進化していきます。
大内先生が名人獲得寸前まで勝ち上がったのも、こちらの戦法による豪快な攻撃が原動力でした。
位取り系統の居飛車持久戦に振り飛車穴熊はめっぽう強いです。もともと位取り対策で使われていました。
ちなみに、穴熊党副総裁は藤井先生の師匠”西村”先生です。

その後も妖刀福崎先生が、絶頂期の谷川先生を振り飛車穴熊で粉砕し「感覚を破壊された」とまで言わしめます。

70年~80年代に黄金期を迎えた振り穴ですが、その後は下火に。

やはり、原因は居飛車穴熊です。
・居飛車穴熊は、振り飛車穴熊と違い4枚穴熊に組みやすく固さ勝ちしやすい。
・飛車先の歩の関係で居飛車がしかけの権利を保有していて先攻しやすい。
・ノーマル穴熊に組むと、振り飛車側が抑え込まれる展開で難解。
・よって、振り飛車穴熊側が先攻しなくてはいけないが、そうすると二枚穴熊など薄い穴熊を強要される。

これらのことから振り飛車穴熊はプロ間では衰退していきます。

一方アマチュアでは大人気でした。
小池重明氏など、アマ強豪はこぞって振り飛車穴熊を採用し高勝率をあげました。

固くて振り飛車という持ち時間が短いアマチュア将棋に特に向いていた戦法のような位置づけになっていきます。

アマ間では独自の進化を遂げていきます。
「筋違い角四間飛車穴熊」や「角交換四間飛車穴熊(レグスぺ)」がその好例。

そして、プロでも四間飛車穴熊の王子”広瀬”先生が大活躍し、王位のタイトルを獲得。
広瀬流穴熊という新しい形がフィットしました。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は image-28.png です

どうして、広瀬先生がここまで穴熊で活躍できたのか?
これは私見ですが……

・プロでも随一の終盤力を速度計算でも有利な穴熊戦法で遺憾なく発揮できたこと
・緻密で理論的な定跡研究の成果
・アマチュア時代から穴熊を採用し、アマトップクラスの穴熊使いたちとの死闘から独特な穴熊感覚をつかんでいた。

これらのことが大きいのだと思います。

しかし、四間飛車穴熊も独特な感覚と難解な定跡、プロ間での研究によって相穴熊においては、振り飛車側が苦労が多く勝ちにくい印象があることから一部の専門家だけが使える戦法のような位置づけに落ち着いています。

また、最大の問題は、広瀬先生の居飛車党への転向も大きいとは思うんですが(;’∀’)

振り穴ブームが落ち着くと、四間飛車は角交換四間飛車が一気に主流の地位につくのでした。

現在の四間飛車(~2020年)

ということで、今回が最終回です。

ついに現代編。

現在有力だと考えられている四間飛車の形を個別に紹介して、この四間飛車の歴史を締めくくろうと思います。

A藤井システム

藤井システムは先手番は通用するが、後手番は厳しい。00年代後期からそのような風潮が広がってきましたが、やはり四間飛車党は強かった。

形を修正することで、先手の急戦策を封じ込めることに成功します。

そして、穴熊に組む前に仕掛けるのではなく、組んだ瞬間にしかけを狙うというタイミングをずらすことで穴熊を潰すことができるようになりました。

さらに雁木に変化して、右四間飛車に振りなおして穴熊を押しつぶす作戦まで登場。

この修正によって、後手藤井システムは復活しました。

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Bノーマル四間飛車

従来の四間飛車も、かなり激変しています。

美濃囲い・振り飛車穴熊に拘らない囲いを採用するケースが増えてきました。

居飛車側でも再評価されて復活したミレニアム囲い。

その振り飛車版が右ミレニアム。横からの攻めに強く、美濃囲い以上に穴熊に強くチャレンジができます、

また銀冠に組まず片矢倉のように組んで、玉頭戦に有利に立ち向かう右片矢倉のような構想も最近は増えています。片矢倉にしなくても、銀と金をどんどん前に押し出して戦う美濃囲いにこだわらない姿勢が現在のトレンドです。

詳細は上記の本や↓の本がおススメ。

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Cエルモ囲い

こちらは居飛車の急戦策です。エルモというソフトが好む形

下のような後手の形に構えて、振り飛車を攻め潰す。

舟囲いよりも固いので、振り飛車側の無理なさばきを抑制し、主導権を握れるのがポイント。

固いと言っても、穴熊や天守閣美濃よりかは柔らかいので、勝ちやすさはやや劣るイメージです。ただ、先攻できるのが最大のメリット。

四間飛車よりも、トマホークや三間飛車藤井システムなど穴熊に強い三間飛車を相手にする場合に居飛車党がチョイスすることが多い印象です。

D銀冠穴熊

こちらもソフト発の戦い方。

銀冠と穴熊を組み合わせるとで、固さと広さを追求した形になります。

昔、居飛車穴熊音無の構えというものが流行しましたが、そちらに近いイメージですね。

問題点は理想形に組むまでに開戦してしまうと、金銀の連携が弱くなりがちで固さを主張できなくなりやすいことです。

なので、振り飛車側から先攻することで、結構戦いやすい形になりやすい。

この記事でも述べましたが、手損を気にしないで中飛車に振りなおして攻略が結構勝ちやすいイメージです。

E角交換四間飛車

角交換四間飛車はかなり数を減らしてきています。

自陣角を打ちこむ居飛車の対策がかなり有効で、これを契機に少しずつ数を減らしていっている形です。

詳細はこちらのページが詳しいので、どうぞ

https://shogi.io/kifus/105445(外部リンク)

また従来型は、飛車先の歩の保留も有効で結構厳しい印象(なのに自分は使ってるw)

ただ、新型の△3三角型四間飛車が流行するなど、まだまだ前線で戦っています。

詳細はこちらの本をおすすめします。

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まとめ

以上、簡単になってしまいますがこちらが現状の四間飛車の戦い方です。

最早、新時代とも思えるほど囲いの自由度が高まっています。

詳細は、何度も言うようですがこちらの本を読んでみてください。

振り飛車党は絶対に後悔しない内容になっています。

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以上、簡単に四間飛車の歴史を見てきました。

亜急戦など紹介していない形もあるので、少しずつ追記していくこととなります。

読んでいただき、ありがとうございました。

参考文献

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駒落ち四間飛車定跡まとめ

前回の記事はこちら↓

はじめに

ということで、駒落ちサイトの基本方針でも書きましたが、振り飛車党でも楽しめる駒落ち定跡を目指すと言うことで、二枚落ち以下の四間飛車定跡について、考察していきます。

というのも、三間飛車は基本的に”さばき”重視の振り飛車です。ただ、上手側は厚みを作って対抗してくるので、”さばき”を狙いにくい。

なので、二枚落ち以下の駒落ち定跡では、基本的に”四間飛車”と”中飛車”が有力となってきます。こちらは振り飛車でありながら、厚みも重要な要素になってくるので、二枚落ち以下の駒落ちに最適です。

※ちなみに角落ちの場合は、三間飛車も有力となります。相手に飛車がいるので、さばきも成立させやすい。角落ち・香車落ちの場合は三間飛車も有力とおぼえておいてください(笑)

さて、今回は私のアレンジ定跡を使っていきます。

詳しく、駒落ち四間飛車の定跡を知りたい方は以下の本がおススメです。

①『駒落ちの教科書』(阿久津主税先生著)

駒落ちの教科書 八枚~二枚落ち編

こちらは二枚落ちの四間飛車定跡を取り扱っています。

②『駒落ち新定跡』(高橋道雄先生著)

駒落ち新定跡 スーパー将棋講座

こちらは6枚落ち~香車落ちまでの四間飛車定跡

矢倉・三間飛車穴熊も紹介されているので、概説書という位置づけですね。

まずはどちらかを読んで感覚をつかみ、実戦で練習するのがイイと思います。

まだまだ、発展途上の駒落ち定跡になりますので(;’∀’)

私はこの2冊の本を読んで、それをアレンジした戦い方になっております。

実戦①~四枚落ち~

定跡が難しいことで有名な四枚落ちから紹介させていただきます。

駒落ち四間飛車の基本方針は、以下の通り

①飛車を振る

②美濃囲いを作る(▲3九玉型を推奨)

③6筋の位を取る。

この三点です。

さすがに、駒落ち将棋だと下手から攻撃しなくてはいけないので、6筋の位をとって攻撃準備がイイと思います。

▲3九玉型 のメリットは、相振りの時のように、上からの攻撃にも横からの攻撃にもある程度、耐久性があることです。上手から攻撃を受けても、広さもあるので意外と粘れる形になります。

実際の攻撃方法は、以下の3点が考えられます。

A 参考棋譜のように、棒銀攻撃(相手が飛車とは逆の方向に守りを固めた際に有効)

B 飛車先の歩を交換して、飛車を縦横無尽に使う(こちらは相手が厚みを作らずに低い陣形で対応する時に特に有効です。相振りの要領です)

C 右四間飛車への振りなおし(相手が6筋の位取りを拒否した場合。詳細は、阿久津本の114頁から149頁をご参照ください)

これが有力な選択肢です。

今回はぴよが、6筋位取りを流したので、AかBを選ぶことができました。

私は一番わかりやすいAの選択肢を採用した形になります。

ぴよ陣が偏っているため、この攻撃を防ぐことはできません。

これでほぼ必勝形です。

あとはゆっくり寄せきるだけですね。

基本的にまずはこの攻撃法をおぼえるのが、駒落ち四間飛車の入門編となります。

どんどん、実戦例をこの記事に投下していくので、続報をお待ちください。

棋譜①

棋戦:ぴよ将棋w 四枚落ち
開始日時:2019/12/26 22:27:52
終了日時:2019/12/26 22:38:01
下手:プレイヤー
上手:Lv30 ピヨ幸(R1650)
手合割:四枚落ち
手数—-指手———消費時間–
1 6二銀(71) ( 0:01/00:00:01)
2 7六歩(77) ( 0:01/00:00:01)
3 5四歩(53) ( 0:01/00:00:02)
4 6六歩(67) ( 0:01/00:00:02)
5 4二王(51) ( 0:01/00:00:03)
6 6八飛(28) ( 0:01/00:00:03)
7 3二王(42) ( 0:01/00:00:04)
8 7八銀(79) ( 0:01/00:00:04)
9 2二王(32) ( 0:01/00:00:05)
10 6七銀(78) ( 0:01/00:00:05)
11 5三銀(62) ( 0:01/00:00:06)
12 4八王(59) ( 0:01/00:00:06)
13 5二金(61) ( 0:01/00:00:07)
14 3八銀(39) ( 0:01/00:00:07)
15 3二金(41) ( 0:01/00:00:08)
16 3九王(48) ( 0:01/00:00:08)
17 1一王(22) ( 0:01/00:00:09)
18 6五歩(66) ( 0:01/00:00:09)
19 4二金(52) ( 0:01/00:00:10)
20 6六銀(67) ( 0:01/00:00:10)
21 2二金(32) ( 0:01/00:00:11)
22 7五銀(66) ( 0:01/00:00:11)
23 3二金(42) ( 0:01/00:00:12)
24 6四歩(65) ( 0:02/00:00:13)
25 6四歩(63) ( 0:01/00:00:13)
26 6四銀(75) ( 0:01/00:00:14)
27 4二銀(53) ( 0:01/00:00:14)
28 6三銀成(64) ( 0:01/00:00:15)
29 4四歩(43) ( 0:01/00:00:15)
30 5二成銀(63) ( 0:03/00:00:18)
31 4三銀(42) ( 0:01/00:00:16)
32 5三成銀(52) ( 0:04/00:00:22)
33 4二銀(31) ( 0:01/00:00:17)
34 4三成銀(53) ( 0:02/00:00:24)
35 4三銀(42) ( 0:01/00:00:18)
36 6一飛成(68) ( 0:01/00:00:25)
37 7四歩(73) ( 0:01/00:00:19)
38 6四歩打 ( 3:15/00:03:40)
39 7三桂(81) ( 0:01/00:00:20)
40 6三歩成(64) ( 0:10/00:03:50)
41 6五桂(73) ( 0:01/00:00:21)
42 5八金(69) ( 0:05/00:03:55)
43 6九銀打 ( 0:01/00:00:22)
44 6八金(58) ( 0:01/00:03:56)
45 6七歩打 ( 0:01/00:00:23)
46 6九金(68) ( 0:01/00:03:57)
47 5七桂(65) ( 0:01/00:00:24)
48 5九金(69) ( 0:01/00:03:58)
49 4九桂成(57) ( 0:01/00:00:25)
50 4九金(59) ( 0:02/00:04:00)
51 6八歩成(67) ( 0:01/00:00:26)
52 5三と(63) ( 0:02/00:04:02)
53 5八金打 ( 0:01/00:00:27)
54 4三と(53) ( 0:04/00:04:06)
55 4三金(32) ( 0:01/00:00:28)
56 3五桂打 ( 0:03/00:04:09)
57 4九金(58) ( 0:01/00:00:29)
58 4九銀(38) ( 0:02/00:04:11)
59 5九と(68) ( 0:01/00:00:30)
60 4三桂成(35) ( 0:05/00:04:16)
61 4九と(59) ( 0:01/00:00:31)
62 4九王(39) ( 0:02/00:04:18)
63 5七銀打 ( 0:01/00:00:32)
64 5八金打 ( 0:02/00:04:20)
65 5八銀成(57) ( 0:01/00:00:33)
66 5八王(49) ( 0:04/00:04:24)
67 3二金打 ( 0:01/00:00:34)
68 3二成桂(43) ( 0:02/00:04:26)
69 3二金(22) ( 0:01/00:00:35)
70 4四角(88) ( 0:08/00:04:34)
71 2二金打 ( 0:01/00:00:36)
72 5三角成(44) ( 0:07/00:04:41)
73 6六歩打 ( 0:01/00:00:37)
74 6八歩打 ( 0:02/00:04:43)
75 4四歩打 ( 0:01/00:00:38)
76 3一銀打 ( 3:04/00:07:47)
77 3一金(32) ( 0:01/00:00:39)
78 3一馬(53) ( 0:02/00:07:49)
79 6七歩成(66) ( 0:01/00:00:40)
80 6七歩(68) ( 0:02/00:07:51)
81 4二銀打 ( 0:01/00:00:41)
82 4二馬(31) ( 0:03/00:07:54)
83 4五歩(44) ( 0:01/00:00:42)
84 3二金打 ( 0:04/00:07:58)
85 3二金(22) ( 0:01/00:00:43)
86 3二馬(42) ( 0:01/00:07:59)
87 4六桂打 ( 0:01/00:00:44)
88 4六歩(47) ( 0:03/00:08:02)
89 4七金打 ( 0:01/00:00:45)
90 6八王(58) ( 0:01/00:08:03)
91 5八金(47) ( 0:01/00:00:46)
92 5八王(68) ( 0:02/00:08:05)
93 1二王(11) ( 0:01/00:00:47)
94 2二金打 ( 0:03/00:08:08)
95 投了 ( 0:00/00:00:47)
まで94手で下手の勝ち

駒落ちサイトの基本方針と駒落ちが不人気の理由を考察

前回の記事はこちら↓

さて、当サイトは夢はでっかく”国内最大級の駒落ちブログ”を目指していますが、やっぱり駒落ちって平手と比べると人気ないんですよね。

なので今回は、駒落ちが不人気の理由を一度見つめなおして、再び大流行を目指して、現状を考えていきたいと思います。そして、そこから導き出される問題点から今後の駒落ちブログの課題としていきます。

やっぱり冷静に現状を考えないと、対策が出てこないと思うんですw

お風呂を嫌がる犬のイラスト

①平手全盛期問題


まずネット将棋の普及です。これで平手全盛期が訪れたことが最大の原因だと思います。

近くに住んでいる人と指す道場全盛期は、いろんなレベルの人と対局する必要があったので、駒落ちも必要でしたが、今はネットで同レベルの人と簡単に対局できるので、駒落ちおぼえなくても強くなれるんですよね。

ただ、初心者がいきなり平手を指すのは難しいのも事実です。盤全体を掌握できずに、変な手を指してしまうことも結構ある状況なら、むしろ考えなくてはいけない盤面が小さい駒落ちから入ったほうが無理せずに強くなれるのと思います。

平手で停滞して伸び悩んでいる人は、一度ネット将棋の平手戦を休んで駒落ちをしてみてもいいのかなと思います。

②ハンディ戦をネガティブなこととして考えてしまう

下手の人も、上手の人も感情的にネガティブな意味合いで駒落ちを見ていることが多いと感じました。

下手の人は、ハンディ戦で負けてしまうのが恥ずかしい。やる気をなくしてしまうというネガティブな面。

ただ、駒落ちって思った以上に、ハンディになっていないんですよね。
2枚落ちで、初期の評価値-2000くらい。終盤の寄せを間違えたら、逆転されるくらいの評価値なので、そんなに恥ずかしく思わなくて大丈夫です。あくまで、レベルが高い人と”互角”に戦えるハンディであって、”絶対に勝てるハンディではない”と考えたほうがいいと思います。

だから、同レベルの人と平手で勝負しているものと同じと考えてしまって大丈夫です。
上手の人は、平手と感覚が違うから嫌だと思う人が多いと思います。ただ、駒落ち上手で養われる力として、”厚みを作り出す力”・”入玉力”が身につきますね。これは力戦や中終盤力に直結する戦い方なので、おぼえて損なしです。

いい機会なので堪能しておぼえてしまいましょうw

③振り飛車党に不人気

振り飛車の神髄は”さばき”。しかし、飛車落ち以下は厚みによる”おさえこみ”を重視する縦の将棋になりやすいんですよねw

だから、相手の大駒をぶんどって、敵陣にドカーンという爽快な振り飛車の横の将棋ができないんですよね。

逆に居飛車党みたいに、厚みを作ってじわじわ勝つみたいな棋風の人にはどはまりするんですけどね(笑)

振り飛車党さんが、逆に居飛車をおぼえるときには駒落ちって結構有効ですw

もともと居飛車全盛期に考えられた駒落ち定跡なので、立派な居飛車党を養成するために作られている定跡のような気もしますw

もっとも、六枚落ちの端攻めや角落ち・香車落ちの振り飛車定跡などは、振り飛車党にも有効なのでしっかり勉強した方がいいんですが!

④定跡をおぼえるのが面倒だし、駒落ちの本も結構高い

労力の問題ですね。これも結構大きい。
定跡は結構難しいし、なら平手の勉強をしたい。わかりますw

さらに駒落ちの本も結構高い( ;∀;)

ということで、駒落ちを敬遠する人が多いと思います。

駒落ち定跡で難しいのは、急戦を仕掛ける定跡です。具体的にいうと、「四枚落ち棒銀」「二枚落ち二歩突っ切り」「飛車落ち右四間飛車」がスリートップ。私もできる限りわかりやすい定跡で対応するべきだと考えているので、結構工夫して「なんでも銀多伝」とか「飛車落ち振り飛車定跡」を研究して、少しずつ記事を増やしています。

この難しい定跡を、あえて飛ばして、上のような定跡で代用してもらえればかなり労力が減るとは思います。

記事はこのブログで無料公開しているので、そこらへんは王道定跡の補完になったらいいなとも思っています。たぶん、お財布にも多少は優しいはず。また、パブリックドメインを利用して、江戸時代の駒落ち書『将棋精選』の現代語訳にもチャレンジしているので、総合定跡も公開できるようになれば名実ともに、駒落ち総合サイトを名乗れると思います。今後も少しでも駒落ちのすそ野を広がられるようにがんばりますw

まとめと駒落ちサイトの基本方針

①平手全盛期
→平手だけだと伸び悩む時期はかならず来る。そこを補完するための駒落ち将棋。なので、上達の選択肢を増やすためにも駒落ち将棋には一定の影響力を持っていてほしい。

②駒落ち=ネガティブな風潮の打破
→駒落ちで負けても、決して恥ではない。むしろ、負けた後の反省をしないことが恥である。駒落ちでもたくさん負けて、たくさん手筋をおぼえて、強靭な終盤力を身につけることが当たり前の雰囲気づくりをしたい。このブログで、そういう風潮を作っていきたい。上手を持つ人も平手で応用できる力育成の絶好の機会として考えてもらってばんばん上手を持ってほしい。駒落ち対局を増やしていきたい。

③振り飛車党への配慮
もともと、居飛車党養成のための駒落ちという側面があったのは事実。しかし、最近では新しい風潮もできてきて、中飛車・三間飛車・四間飛車を使った振り飛車定跡も生まれてきている、

今後は従来の定跡にとらわれない自由な指し方もどんどん発展させていくことが必要なので、振り飛車党向けの定跡研究もどんどん増やしていく必要がある。

なので記事もそちらをどんどん増やしていこうと思います。

④定跡とコスト
難しい定跡を代用できる新定跡もどんどん増やしていく。
下手が簡単な定跡・難しい定跡を選択できる余地もどんどん増やしていくべきだと考えます。

コストの問題はどうしようもないところはありますが、古い定跡を公開することで、ある程度の負担減になれるように当サイトでがんばっていきたいです。