【名人戦 七番勝負第3局2日目】▲豊島名人VS△渡辺三冠~相居飛車力戦 後手猛追!!~

1日目の記事はこちら

天王山とも言われる第3局の2日目観戦記3です!

昨日、序盤の構想がうまくいかなかったのか渡辺先生が1日目にしてかなり劣勢になってしまった昨日ですが、やはりこんなところで簡単に終わらないのが、頂上決戦ですね。盤面の複雑化で紛れを作る技術。

故・米長邦雄永世棋聖が最も得意とした泥沼流のような指しまわしですね。

力戦形の劣勢って結構粘りやすいんですよね。そこをうまく生かした指しまわしで、さすがは勝負師って感じです。

谷川先生や羽生世代を除けばくぐっている修羅場の数が違いますからね。

https://twitter.com/Shogi_ABEMA/status/1276373159025885184

渡辺先生、いつもネギトロ食べているイメージですw

豚しゃぶも美味しそう。

一手ミスればバッサリの難解な終盤戦が続きます。

豊島名人が優勢ながら、地雷原のような罠が続く削り合いですね。

ミスれば頓死筋まで出現している泥沼の終盤戦ですね。

豊島名人が抜け出して、敵陣に王をトライ。ひらひらかわして、王が縦横無尽に敵陣に突撃するのは圧巻ですね。

「まるで駒を持った仮面舞踏会」(ジョンカビラさん風)

そして、渡辺先生が投了となりましたね。

https://twitter.com/mynavi_shogi/status/1276491592195432450

いやー、人間らしい面白い将棋でした。

渡辺先生の追い上げがすごかったんですが、やっぱり名人は強かった・・・

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【名人戦 七番勝負第3局1日目】▲豊島名人VS△渡辺三冠~相居飛車力戦 後手大ピンチ?~

前回の観戦記はこちら

異例づくめになった名人戦ですが、今回は会館開催ですね。

中原vs加藤先生の名人戦伝説の十番勝負以来ですか!?

ひえー

勝負は、雁木になるかと思いきや、居飛車力戦へ。

後手が左美濃に構える珍しい陣形。

相居飛車の左美濃は、対矢倉戦以外は結構まとめにくい印象なので、後手の渡辺先生は結構思い切ったなと思いました。

こちらはお昼ご飯。マグロ美味しそう(*´ω`)

コロナが完全に収まったら漁港に遊びに行って海鮮丼をたらふく食べたいですね(笑)

そして、順調に厚みを作る先手の豊島名人。

厚みの信奉者としても、先手が指しやすい印象で、やっぱり阿久津先生もそういう解釈のようですね。

https://twitter.com/daiwa_jp/status/1276070124131319811

42手目にして封じ手となりました。

力戦形は均衡が難しいんですが、豊島名人がうまく指しこなしている印象ですね。

渡辺先生かなりきついんですが、どう挽回するのか?

非常に楽しみです。

厚みについてはこちらの本が詳しいのでおススメです

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名人戦第二局2日目~▲渡辺三冠vs△豊島名人~

初日の感想はこちらです↓

やはり封じ手は、桂馬を使う手順でした。豊島名人が攻めに出る将棋になりましたね。

昨日の段階で、豊島先生持ちだったんですが、攻めがドンドン繋がる流れです。

谷川先生の考察がこちら。

そして、おやつのフルーツ。自分は果物大好きなので、うらやましい。

高いホテルのカレーだwと小学生のような感想ですが、そう思いました・やっぱり名人戦といえばカレーですよね(笑)

ここ10年くらいの伝統です。

普通にこれだけ食べに行きたいですww

この軽食のおにぎりもお上品で美味しそうですよね。山形何もかもが美味しそう(笑)

コロナ太りの体には誘惑が多いですww

こういう大変な時期なのに、名人戦を実施に尽力してくれた人々には本当に頭が下がります。日本に生まれてよかった。

豊島名人がうまく流れを作っていたんですが、その攻めを使って逆に広い陣形を作って紛れを作りだしました。さすがの勝負術です。

この対局でも思いましたが、やはり渡辺三冠の勝負術は老獪です。

先手も後手も広い陣形になりました。ここらへんを勝ち切るのは相当大変で、ソフトの評価値ほどの差は出ていないように見えました。

広い手は、逆にミスを誘発させやすいと米長先生が言っていた気がします。

そして、最後は名人が難解な終盤を勝ち切りました。

両雄一歩も譲らずですね。

第三局もとても楽しみです。

名人戦第二局1日目~▲渡辺三冠vs△豊島名人~

ついに名人戦の第二局がはじまりましたね。

戦型は相掛かりです。

最近は、中住まいにする相掛かりが流行しておりますが、今回もそちらになりました。

お互いに浮き飛車にする形で、空中戦になりやすい形。

かなり早い段階で先手の桂馬が前に出ていく展開でした。

現代っぽい。

こういう現代的な相掛かりは参考書が少なくて、説明しにくいんですが、平成の主流だった腰掛け銀やUFO銀からはどんどん離れていっている感じですね。

雁木シリーズを予想していた事前予想は大幅にはずしました(笑)

名産品のフルーツのおやつです。美味しそう。山形は果物美味しいんですよね。

なんども旅行していて、毎回果物とお肉とラーメンを堪能しております(笑)

お昼も豪華です。美味しそう( ;∀;)

51手目で封じ手となりました。

どちらをもってもまとめにくい局面だと思いますが、後手の方が攻めやすいように私は考えます。

2つの桂馬を重ねた波状攻撃や、桂馬と歩の連携による左辺の揺さぶりなどが見えるので、攻め好きな私としては後手が満足だと思ってます。