駒落ちサイトの基本方針と駒落ちが不人気の理由を考察

前回の記事はこちら↓

さて、当サイトは夢はでっかく”国内最大級の駒落ちブログ”を目指していますが、やっぱり駒落ちって平手と比べると人気ないんですよね。

なので今回は、駒落ちが不人気の理由を一度見つめなおして、再び大流行を目指して、現状を考えていきたいと思います。そして、そこから導き出される問題点から今後の駒落ちブログの課題としていきます。

やっぱり冷静に現状を考えないと、対策が出てこないと思うんですw

お風呂を嫌がる犬のイラスト

①平手全盛期問題


まずネット将棋の普及です。これで平手全盛期が訪れたことが最大の原因だと思います。

近くに住んでいる人と指す道場全盛期は、いろんなレベルの人と対局する必要があったので、駒落ちも必要でしたが、今はネットで同レベルの人と簡単に対局できるので、駒落ちおぼえなくても強くなれるんですよね。

ただ、初心者がいきなり平手を指すのは難しいのも事実です。盤全体を掌握できずに、変な手を指してしまうことも結構ある状況なら、むしろ考えなくてはいけない盤面が小さい駒落ちから入ったほうが無理せずに強くなれるのと思います。

平手で停滞して伸び悩んでいる人は、一度ネット将棋の平手戦を休んで駒落ちをしてみてもいいのかなと思います。

②ハンディ戦をネガティブなこととして考えてしまう

下手の人も、上手の人も感情的にネガティブな意味合いで駒落ちを見ていることが多いと感じました。

下手の人は、ハンディ戦で負けてしまうのが恥ずかしい。やる気をなくしてしまうというネガティブな面。

ただ、駒落ちって思った以上に、ハンディになっていないんですよね。
2枚落ちで、初期の評価値-2000くらい。終盤の寄せを間違えたら、逆転されるくらいの評価値なので、そんなに恥ずかしく思わなくて大丈夫です。あくまで、レベルが高い人と”互角”に戦えるハンディであって、”絶対に勝てるハンディではない”と考えたほうがいいと思います。

だから、同レベルの人と平手で勝負しているものと同じと考えてしまって大丈夫です。
上手の人は、平手と感覚が違うから嫌だと思う人が多いと思います。ただ、駒落ち上手で養われる力として、”厚みを作り出す力”・”入玉力”が身につきますね。これは力戦や中終盤力に直結する戦い方なので、おぼえて損なしです。

いい機会なので堪能しておぼえてしまいましょうw

③振り飛車党に不人気

振り飛車の神髄は”さばき”。しかし、飛車落ち以下は厚みによる”おさえこみ”を重視する縦の将棋になりやすいんですよねw

だから、相手の大駒をぶんどって、敵陣にドカーンという爽快な振り飛車の横の将棋ができないんですよね。

逆に居飛車党みたいに、厚みを作ってじわじわ勝つみたいな棋風の人にはどはまりするんですけどね(笑)

振り飛車党さんが、逆に居飛車をおぼえるときには駒落ちって結構有効ですw

もともと居飛車全盛期に考えられた駒落ち定跡なので、立派な居飛車党を養成するために作られている定跡のような気もしますw

もっとも、六枚落ちの端攻めや角落ち・香車落ちの振り飛車定跡などは、振り飛車党にも有効なのでしっかり勉強した方がいいんですが!

④定跡をおぼえるのが面倒だし、駒落ちの本も結構高い

労力の問題ですね。これも結構大きい。
定跡は結構難しいし、なら平手の勉強をしたい。わかりますw

さらに駒落ちの本も結構高い( ;∀;)

ということで、駒落ちを敬遠する人が多いと思います。

駒落ち定跡で難しいのは、急戦を仕掛ける定跡です。具体的にいうと、「四枚落ち棒銀」「二枚落ち二歩突っ切り」「飛車落ち右四間飛車」がスリートップ。私もできる限りわかりやすい定跡で対応するべきだと考えているので、結構工夫して「なんでも銀多伝」とか「飛車落ち振り飛車定跡」を研究して、少しずつ記事を増やしています。

この難しい定跡を、あえて飛ばして、上のような定跡で代用してもらえればかなり労力が減るとは思います。

記事はこのブログで無料公開しているので、そこらへんは王道定跡の補完になったらいいなとも思っています。たぶん、お財布にも多少は優しいはず。また、パブリックドメインを利用して、江戸時代の駒落ち書『将棋精選』の現代語訳にもチャレンジしているので、総合定跡も公開できるようになれば名実ともに、駒落ち総合サイトを名乗れると思います。今後も少しでも駒落ちのすそ野を広がられるようにがんばりますw

まとめと駒落ちサイトの基本方針

①平手全盛期
→平手だけだと伸び悩む時期はかならず来る。そこを補完するための駒落ち将棋。なので、上達の選択肢を増やすためにも駒落ち将棋には一定の影響力を持っていてほしい。

②駒落ち=ネガティブな風潮の打破
→駒落ちで負けても、決して恥ではない。むしろ、負けた後の反省をしないことが恥である。駒落ちでもたくさん負けて、たくさん手筋をおぼえて、強靭な終盤力を身につけることが当たり前の雰囲気づくりをしたい。このブログで、そういう風潮を作っていきたい。上手を持つ人も平手で応用できる力育成の絶好の機会として考えてもらってばんばん上手を持ってほしい。駒落ち対局を増やしていきたい。

③振り飛車党への配慮
もともと、居飛車党養成のための駒落ちという側面があったのは事実。しかし、最近では新しい風潮もできてきて、中飛車・三間飛車・四間飛車を使った振り飛車定跡も生まれてきている、

今後は従来の定跡にとらわれない自由な指し方もどんどん発展させていくことが必要なので、振り飛車党向けの定跡研究もどんどん増やしていく必要がある。

なので記事もそちらをどんどん増やしていこうと思います。

④定跡とコスト
難しい定跡を代用できる新定跡もどんどん増やしていく。
下手が簡単な定跡・難しい定跡を選択できる余地もどんどん増やしていくべきだと考えます。

コストの問題はどうしようもないところはありますが、古い定跡を公開することで、ある程度の負担減になれるように当サイトでがんばっていきたいです。

戦法別!おススメ『将棋世界』のバックナンバー紹介!?(私が考える『将棋世界』活用法&勉強法!2)

前回、好評をいただいた↓の記事の補足になります(^^)/

今回は、戦法別に私がおススメする将棋世界のバックナンバーを紹介していきます。

やっと、オールラウンダーを活かせる記事ができました(笑)

バックナンバーは電子書籍で簡単に手に入るので、是非とものぞいてみてください!(^^)!

振り飛車編

ノーマル四間飛車

『将棋世界 2017年1月号』

この鈴木大介先生の講座がざっくばらんですごくわかりやすいかったです。

急戦から持久戦まで幅広く講座でカバーできているのが◎

さらに、四間飛車の天敵である穴熊も 「石井流 ノーマル四間の居飛穴退治」 という読みきり講座もある手厚さぶり。

最新の四間飛車定跡をこれ一冊で幅広くカバーできているのは最高ですね(^^)/

角交換振り飛車

『将棋世界 2017年12月号』

この号では基本的な角交換四間飛車の講座がいいです。

藤井猛九段の『角交換四間飛車を指しこなす本』の後に読むのがわたしのおすすめです(^^)/

三間飛車

『将棋世界2019年9月号』

この号は 三間飛車の専門家小倉久史七段・山本博志四段 の子弟コンビが特集を担当しています。

vs居飛車穴熊に特化していますが、下町流&トマホークの解説がある豪華ぶり。

次の一手問題も収録されている充実ぶり(^^)/

『将棋世界2019年2月号』

こちらは、 佐藤和俊先生が執筆した三間飛車藤井システムの特集が超魅力的。

やっぱりNHK杯準優勝の三間飛車藤井システムの大家ですからね。

安心安全の分かりやすさでした◎

中飛車

『将棋世界2019年4月号』

先手・後手の中飛車を一冊で取り扱っているのがとても魅力的。

今泉先生がプロアマどちらの目線からも書いた概説の講座がとてもわかりやすかったです。

中飛車好きは是非とも読むべき内容です(^^)/

向かい飛車

『将棋世界 2018年11月号』

これはダイレクト向かい飛車特集。

執筆陣が 佐藤康光 会長・大石先生と最高に豪華ですw

ダイレクト向かい飛車に最も詳しい二人がしっかり解説してくれるので、この戦法の基礎を学ぶために最適の1冊です。

相振り飛車

『将棋世界 2018年8月号』

角交換相振り飛車を取り扱っている貴重な本です。

実は、相四間飛車の定跡も取り扱っている貴重な本なので、四間飛車党の方は是非とも読むべき本ですw。

居飛車編

角換わり

『将棋世界 2018年1月号』

角換わり総合講座が魅力的な本ですね。

古き良き形から △4二玉・6二金・8一飛型 まで幅広くカバー。

ただ、角換わりはやはり難しいので、なにか基本書を読んでからのほうがいいと思います。

矢倉

『将棋世界2019年7月号』

最近、激震が走ったせいで、今までの常識が全く通じなくなってしまった矢倉戦法。

こちらは、その灯台となる一冊。

急戦から土居矢倉が特集されているので、矢倉を指したい人は一読の価値有です(^^)/

横歩取り

『将棋世界 2018年7月号 』

最近冬の時代になっている横歩取りですが、青野流に特化したこの本はかなりよかったです。

自分は唯一、横歩取りだけはしないのですが、戦法の歴史・現在の状況について詳しく勉強できたので、一時期横歩取りばかり指していましたw

雁木

『将棋世界 2017年11月号』

この雁木特集、最高に良かったです。

雁木の本はかなり数が少ないんですが、この号の完成度は市販本で一位・二位を争うほどです。

ノーマル雁木からツノ銀雁木までコンパクトにまとまっていてとてもいいです。

まとめ

以上、メジャー戦法をまとめてみました。

少し長くなってしまったので、次回はマイナー戦法系のまとめをしたいと考えています。

駒落ち上手で勝負に徹する方法

駒落ち上手で勝負に徹する方法

はじめに

今回は前回に引き続き、駒落ち上手関係の話になります。
駒落ち上手については、本がない……
駒落ち定跡の上手は負けることが大事なので、勝てる変化が書いていない。なので、本通りに進めるといつの間にか必敗や即詰み局面になってしまう。

なのに、将棋クエストや道場の大事な試合で駒落ち上手をもたなくてはいけない時も多々ある。

そう言う上手にとっても大事な試合で、どうやって下手に勝つのか。これを考えてみます。

ちなみに、指導対局の時は別ですよ(笑)
初心者の方がせっかくおぼえた駒落ち定跡に従って転んで負けてあげてください( ;∀;)

あくまで、レートなどが絡んだ大事な試合の時だけですw
今回は、私がぴよ三級と二枚落ち(自分が上手)で戦った時の棋譜を参考に使います。

私(三段)とぴよ三級の段級位差が5つあるので、本来の適正手合いは飛香落ち位なので、結構無理して戦っていますw

定跡をはずしていく

これがまず一番大事です。
上手から定跡を外すこと。今回の例では、序盤早々から定跡を外しました。これはどうしてか?

それは銀多伝の完成を妨害するためです。
二枚落ちにおいて最も厄介な定跡は銀多伝。
厚くて、広くて、固い。

あれができたら、ぶっちゃけ上手は、下手の大ポカ待ちになってしまうところがあるのでけん制します。

とりあえず、相手の理想形を妨害できれば、多少の駒損は気にしなくてもいいのではないかというのが私の主張です。

相対的に勝ちやすいのは、駒損>相手の理想形の完成なので

どこかの筋に厚みを作る

これも上手としては大事な作業です。
今回は、下手の飛車とは反対の筋に厚みを作りました。
厚みの重要性はこちらの記事でも書きました↓

駒落ちでは平手以上に、厚みが重要となってきます。
上手が得意な人は、居飛車や中飛車好きの人が多いです。
それはどうしてかいうと、がっちり厚みを築いて、相手を押さえつける将棋が上手の将棋だからです。

純粋な振り飛車党のように駒を捌いてしまうと、駒落ち上手の陣形は簡単に崩壊してしまうので、しっかり厚みを築いて抑え込むような将棋にしていくことをイメージしましょう。

厚みを作ることは、以下の意味合いがあります。
・相手の攻撃をおさえこむ
・陣形上部が広くなるので、王の避難場所の確保ができる。
・カウンターを仕掛ける際の橋頭保として作用する。
・相手玉の逃げ場所を制限する。

今回の実戦では、厚みによって相手の攻撃をシャットダウンして、その熱い場所のスペースを有効活用して、駒を打ちこみカウンター。相手の最後のお願いを、作っておいたスペースを活用して逃げまくり、逆に相手の戦力を消耗させる。

つまり、厚みによってすべての流れを制御していたことになります(笑)
駒落ちにおいて、上手・下手どちらでも厚みを制する者が、駒落ちを制します。

なので、二枚落ち下手の銀多伝は駒落ち最強クラスの戦法になるわけです。

下手の無理攻めを誘う

そして、これが次のコツ。
厚みを築いて、強固な陣形を作ったら、相手の無理攻めを誘いましょう。
下手もかなり攻撃に悩んでいます。
気分を焦らせて、ストレスをかけて、暴発させましょう。
それをしっかり受け止める。
前回の記事でも話しましたが、これが受けとなります↓

しっかり受けきることで、自軍の戦力を補強でき、厚みで作ったスペースを有効活用できる余地が広がります。

入玉を積極的に狙う

今回の対局ではうまくいきませんでしたが、上手の最大の狙いは入玉です。

下手の攻撃をひらひらとかわし続けて入玉してしまう。

これができれば、下手側から詰ませることは不可能になり、少なくとも負けなくなります。

まとめ

以上、これが上手の戦略の一例です。

はじめて上手をもつひとなどの参考になれば幸いです。

↓は駒落ち関係のまとめ記事です。

駒落ち関係まとめページ

1.駒落ち総論

↓こちらが私がおススメする駒落ち用の棋書や対戦相手となるソフトのおススメ記事です。

↓こちらは駒落ち上手のメリットを徒然に書いていますw

2.駒落ち定跡関係

天野宗歩『将棋精選』の現代語訳チャレンジ中です。

難しい難しいと言われている飛車落ち定跡で、あえて四間飛車を使ってみる可能性の探求です。右四間飛車よりも勝ちやすくて、固くていいです(笑)

こちらは2枚落ち以下の駒落ちを銀多伝で解決してしまおうという新企画。

ぴよ四段に犠牲になってもらっています(笑)

振り飛車党のための駒落ち定跡

本には書かれない上手側の定跡研究です。

3.駒落ち名局紹介シリーズ

4.次の一手

↓は自分の実戦譜から切り取った終盤の次の一手問題達です。

平手でも応用できる手筋満載です(^^)/

5.駒落ち将棋1000回勝利を目指す!

ということで、2019年11月28日から、駒落ち将棋1000回勝利を目指す企画をはじめていきます。

対戦相手は……

<自分が下手の場合>

ぴよ将棋(二段~五段ぴよ帝まで)

激指

技巧2

振電

<自分が上手の場合>

ぴよ将棋(2級~三段まで)

対人戦は81道場などで募集中ですw

相手をしてくださるかたがいたらtwitterなどで絡んでください。

最終目標は、ぴよ三段に4割くらい角落ち上手で勝てるようになること(笑)

かなりハードな目標ですが、頑張っていきたいと思います。

基本的に、四枚落ち~香車落ちを指していこうと考えています。

進行状況は→のアカウントでツイート https://twitter.com/d_narou していきます。

フォローしていただけると幸いですm(__)m

駒落ち上手・下手の効能・効果

はじめに

今回は、駒落ち上手・下手を持つことの利点・メリットを考えていきます(笑)

駒落ち上手のメリット

私が考える駒落ち上手のメリットは以下の通りです。

・受けが鋭くなる

・駒組に敏感になる

・相手の悪手に敏感になり、間違わせる方法がわかってくる

・終盤で怪しい逆転の勝負手を放つことができるようになる

受け

まず、受けが強くなりますね。

これは当たり前と言えば当たり前なんですが、角落ち・香車落ちを除けば、下手側から攻撃されることが普通です。

なので、ひたすら受けまくらなくてはいけない。

そうすることで、受けの技術が磨かれていきます。

大山康晴十五世名人が、修行時代駒落ち上手をたくさん指して、逆転する力を身につけたと本に書いてありました。

特に、アマ三段以上は受けがうまくならないと厳しいと言われています。

だから、有段者になったら積極的に駒落ち上手を持つことが必要になってくるのだと思います。

駒組

次に、駒組に敏感になります。

これも当たり前ですが、駒が少ないので変な組み方をすると一撃で持っていかれますw

なので、慎重に駒組をすることとなり、駒組がうまくなります。

そうするとどうなるか?

力戦に強くなるんですよね。大山康晴名人は、やはり力戦の名手と言われて、振り飛車党に転向する前は、居飛車力戦で一時代を築いていました。

また、嬉野流の考案者さんも、駒落ちをたくさんやっていてその経験を嬉野流に生かしたとインタビューで答えていたこともおぼえています。

力戦での駒組力があがるので、棋力アップ間違いなしですねw

悪手への対応力

相手の悪手に敏感になり、間違わせる方法がわかってくるのも特徴です。

基本的に相手が大優勢のまま将棋となるので、どこかで相手に悪手を指させなければいけません。

相手が間違えたら即座に咎める。そうしないと逆転できませんからねw

終盤で怪しい逆転の勝負手を放つことができるようになる

これも強くなりますw

相手が意外と強くて、終盤まで大劣勢で来てしまった。

このままではズルズル負けていく。

じゃあ、どうするの?

悪手でもいいから勝負手放つしかないでしょ(笑)

・とりあえず、詰めろをかける

・連続王手で、相手の頓死を狙う

・王手飛車取りの筋を狙っていく

などなど。

駒落ち上手をもつひとなら、こういう罠をしかけることが可能でしょうw

上手なのにずるいとか言われてしまうかもしれませんが、終盤は切り合いの世界です。

これでつまづく下手側の方が悪いくらい吹っ切れないと、お互いに勉強にならないお行儀のいい指導対局になってしまいます。

駒落ちはお互いに終盤の力を磨き合う大切な場所です。

全力で、敗勢に抗いましょう(笑)

駒落ち下手の効能

さて、次に駒落ち下手の効能です。

これは結構、言い古されていますが、私なりの見解を述べてみたいと思います。

・将棋の代表的な攻撃方法を学ぶことができる
・広い王様をしっかり寄せきる実戦的な終盤力が身に付く
・上手のカウンターを受けきる手筋が身に付きやすい
・自然と初段レベルの手筋が身に付くようになっている

これらを解説していきたいと思います。

将棋の代表的な攻撃方法

これは将棋大観の駒落ち定跡が下手が徐々に上達するような意図をもって作られているからです。

まず、八枚落ちです。
八枚落ちは基本的に棒銀で戦うことになります。
理にかなっていますよね。将棋の攻めの基本は棒銀ですから、まずそこから学ぶというのが駒落ち定跡のはじまりなのです。

そして、六枚落ち。
これは、1筋もしくは9筋からの端攻め定跡となります。
棒銀で基本の攻撃方法を学んだあとに、今度は端攻めのやり方を左右どちらも学ぶ。
平手定跡では、端攻めは囲い崩しの基本です。よって、棒銀の次はその囲いの崩し方を徹底的に叩きこむ。
このふたつで基本的な将棋の攻め方を、初心者は学ぶことになります。

その後は、四枚落ちです。
この基本定跡は、棒銀です。しかし、単純棒銀ではなかなか守りを崩せないので、そこに端攻めを絡ませなくてはいけません。
それはつまり、六枚・八枚落ちで勉強したことの復習&応用問題となっているわけです。
ここで基本的な攻撃方法、つまり端攻め&飛車と銀の連携方法を身につけるようになっているのです。

そして、いよいよ二枚落ちです。

こちらは、「二歩突っ切り定跡」・「銀多伝」の二つの定跡を学びます。これらの定跡の意味は、ずばり「厚さ」

盤の中央付近を、自軍の勢力圏として確保して、その勢力圏を活かして攻撃を組み立てる。結構高度な戦い方を分かりやすく学ぶことができるのです。

そして、このあたりから、しっかり囲って開戦するという将棋の基本も徹底されるようになります。

二枚落ちの定跡は、居飛車全般・四間飛車・中飛車の定跡の基本となる部分も内包しているので、この定跡だけは駒落ちに興味がない人でも覚えて欲しいです。

そして、飛車落ち。

こちらは、「右四間飛車」を学びます。

右四間飛車とはつまり、歩・桂馬・角・銀・飛車の集中投下による敵陣の突破法を勉強します。敵の守備力も巨大になっているので、総力戦で攻撃を行う方法となるんですね。

最後は、角落ち。

これは、矢倉・振り飛車など、平手と同じもしくは、近い定跡を使います。

ここは、もうほぼ平手と同じです。

今まで学んだ攻め方で平手の準備をしましょうと言うのが、駒落ち定跡の言いたいことなんですね。

広い王様をしっかり寄せきる実戦的な終盤力が身に付く

こちらもわかりやすいですね。

定跡が成功したら、あとは寄せるだけです。

しかし、駒落ち上手の陣形は結構逃げ場が広い。

下手に王手をかけてしまうと、簡単に入玉されて勝てなくなってしまう。

だからこそ、試行錯誤して、相手玉の寄せ方を学んでいくんですね。

そうすることで実戦的な勝ちやすさを身につけることができます。

上手のカウンターを受けきる手筋が身に付きやすい

上手は負けそうになると、最後の希望をかけて、苦し紛れの攻撃をしかけてくることが多くあります。

そして、ミスをすると即詰みになる巧妙な攻撃を……

その巧妙な攻撃を冷静に対処して、勝ち切る技術を学ぶことができます。

自然と初段レベルの手筋が身に付くようになっている

そして、駒落ち定跡は手筋の宝庫です。

垂れ歩、端攻め、各種寄せの技術などなど。

手筋本何冊分もの手筋を実戦で身につけることができます。

初段になるための最短ルートとして、駒落ち定跡は存在しているのです。

将棋ソフトとの駒落ち戦のすすめ(おすすめの理由・ソフト・定跡本全部解説)

将棋ソフトとの駒落ち戦のすすめ(おすすめの理由・ソフト・定跡本全部解説)

ということで、最近、私がはまっている将棋ソフトとの駒落ち戦について解説していきます。

なぜ、将棋ソフトとあえて駒落ちで戦うのかというと……

① ある程度の駒落ち定跡を知っていれば、終盤勝負になりやすいから

これが、一番の理由です。


将棋ソフトは駒落ちの定跡が入っていないことも多いので、ある程度の知識があれば優勢のまま終盤に突入します。

将棋で一番大事な技術は終盤力。これはみんな納得するところでしょう。
終盤に自分が有利~優勢のまま突入したら、あとは寄せ切るだけです。


しかし、ソフトの終盤力は、弱いソフトでもアマトップ以上、つまりプロに匹敵する力を持っています。

おそろしいほどのしのぎの手順を見せて、下手側を間違わせてくるのです。

ソフトとの駒落ち戦は、相手が最善手を指してくる終盤において、しっかりと勝ちきれるかどうかの勝負となります。寄せ間違えたら、即死亡なので緊張感もちがいますw

実戦的で過酷な状況で、バンバン終盤力を鍛えることができるのです。
家やスマホにプロクラスの終盤の先生が常駐しているのだからこれを利用尽くさない手はありません。

② 手軽

そして、かなり手軽です。

ぴよ将棋か将棋ドロイドをスマホに落とすだけですぐに対局できます。
最近、仕事が忙しいのであまり将棋ができないんですが、移動中やベッドでゴロゴロしながら駒落ち勝負ができるのは嬉しい限りです。

将棋ドロイドで、知識があれば強いソフトをいれられますし、標準のGPS FISHでもかなり強いです。

ぴよ将棋・GPSともにアマトップレベルの実力があるので、終盤力もぴかいちです。

③ おすすめソフトと手合


私がおすすめするソフトは、PCであれば激指シリーズ、スマホならぴよ将棋かGPS将棋です。

これらは本当にテンポよく指してくれるので、ストレスフリー。

PCのフリーソフトも強くていいんですが、思考時間をいじくったりしないとテンポが悪いんですよね。これらはかなりユーザーフレンドリーなソフトたちなので、ストレスなく勉強ができます。

手合いのおすすめは、駒落ち定跡の知識などもあるので一概に言えませんが、とりあえず2~4枚落ちがいいのではないでしょうか?

特に、『定跡なんかフッとばせ』『駒落ちの話』という名著に書かれていますが、実は二枚落ちの定跡「二歩突っ切り」・「銀多伝」の定跡は四枚落ちにも応用可能なんですw

つまり、どちらかの定跡を軽く覚えてあとはソフトと実戦練習すれば、二枚落ち・四枚落ちどちらにも対応可能(笑)

そのまま終盤力をバンバン鍛えることができますw

④ おすすめ定跡書

また、二枚落ち定跡は手筋の宝庫です。ちゃんと覚えれば、数冊分の次の一手問題集と同じくらいの価値になりますw ↓の本をおすすめします。

『駒落ちのはなし』(先崎学)



「次の一手」で覚える 駒落ち定跡コレクション404 (マイナビ将棋文庫)

『 「次の一手」で覚える 駒落ち定跡コレクション404 』

もし、平手定跡と同じ定跡を使いたかったら、高橋道雄先生の本がおすすめです。


ただ、手筋力を極めるなら、銀多伝や二歩突っ切りをおすすめします。このふたつは居飛車党や中飛車・四間飛車党におすすめの厚みの力強さを堪能できる定跡なので、ぜひとも極めてください。

矢倉・四間飛車・三間飛車党のかたはこちら↓

『駒落ち新定跡』

駒落ち新定跡 スーパー将棋講座

棒銀・中飛車党のかたはこちら↓

『棒銀と中飛車で駒落ちを勝て!』

棒銀と中飛車で駒落ちを勝て! (NHK将棋シリーズ)

⑤ おすすめ定跡本を使った勉強法(2019.11.29日加筆 )

駒落ち定跡勉強法

正統な駒落ちの勉強をしたい方々向けに、私おすすめの勉強法を紹介します。

①『駒落ちのはなし』or『駒落ち定跡』を買ってくる
・とりあえず基本書です。手に入りやすいのはこの二冊。
 それぞれの特徴をレビューすると……

『駒落ちのはなし』

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(メリット)
・8枚~2枚落ち定跡を取り扱う
・上手目線のはなしも多くて、実戦的でわかりやすい
(デメリット)
・飛香落ち~香車落ちの定跡は収録されていないので、網羅性が劣る

『駒落ち定跡』


(メリット)
・8枚~香車落ちまでの基本駒落ち定跡を収録
・圧倒的な網羅性
・あの藤井聡太七段もアマチュア時代に愛用していた名著
・羽生善治九段推薦!
(デメリット)
・分厚い
・勝ちにくい定跡も紹介されている

基本書としてはほぼ、互角です。大学入試で例えると、『駒落ちのはなし』はわかりやすい実況中継シリーズ。『駒落ち定跡』は、硬派なチャート式みたいな(伝わるかな?)

悩んだら『駒落ちのはなし』をおすすめします。最初から『駒落ち定跡』を選んでも挫折する可能性がありますし……駒落ち沼にはまるとどちらも欲しくなります(笑)

② 基本書をとりあえず一周かるく読む

無理しておぼえる必要はありません。
こういう流れなのかと読み流しましょう。


③ 『次の一手でおぼえる駒落ち定跡コレクション』を買う

「次の一手」で覚える 駒落ち定跡コレクション404 (マイナビ将棋文庫)

基本書が終わったら、問題集です。まるで、資格試験ですね。この問題集は本当によくできているので、手筋本としても優秀です。
中盤~終盤力がかなり身につきます。

④問題集を解く

とりあえず、一章ごとに問題集を解いていきましょう。
正答率は、こだわらなくてOK

⑤問題集を一章解いたら基本書の該当部分をもう一度やり読み直す

こうすることで定跡の理解が深まります。

これで二枚落ち制覇まで頑張ってみてください。
二枚落ち以上は、難しい定跡になるので、二枚落ちまでを完璧にすることを目標に③~⑤を繰り返しましょう。

⑥ 駒落ち名人のエピソード集(番外編、2019.11.30日加筆)

駒落ち名人と呼ばれたプロたちの棋風やおもしろいエピソード紹介( ゚Д゚)

駒落ち名人とよばれたプロ棋士たちの棋風や面白いエピソードを紹介していきます!

紹介するのは、灘蓮照九段・花村元司九段・大山康晴十五世名人・加藤一二三九段

灘蓮照九段

前回の記事でも紹介しましたが、灘流矢倉という▲3七銀戦法の源流をつくった偉大なる棋士です。

駒落ち名人とも呼ばれて、「アマ初段相手に八枚落ちで勝つ自信がある」と豪語し、「アマ四段を相手に四枚落ちで三面指しを行って全勝した」というとんでもエピソードを持っている史上最強クラスの駒落ちの名手です。

いつも紹介する『駒落ちのはなし』『定跡なんてフッ飛ばせ』でも、8枚落ち・4枚落ちの「灘定跡」というものが紹介されており、本気で8枚落ちでアマチュアに勝つつもりだったとか……

廃刊してしまった『将棋マガジン』の企画で、「灘に四枚落ちで勝てば二段免状を進呈」というものをやったそうですが、二段クラスの実力者たちに11勝1敗という実力を見せつけました。

まさに、最強クラスの駒落ち名人……

花村元司九段

上述の灘九段と花村九段は駒落ちの双璧のような存在で、圧倒的な実力を持っていました。

おそらく、賭け将棋で生計をたてていた時代に、おぼえた芸なんでしょうね。

『ひっかけ将棋入門』などでは、歩を一枚懐に入れてイカサマしたというとんでもエピソードも披露していましたが、2枚落ち上手の裏定跡「5五歩止め」にたいして△5四歩の段階で、▲5六歩と突くべきだというのは、下手にとっての真理だと思います。
紛れを許さずに、理想形に組むための布石となっているんですよね~


著書の『よくわかる駒落ち』も名著として有名です。

師匠の木村名人の『将棋大観』を改良している駒落ち定跡の発展に大きな影響を与えた偉大な著作です。

復刊希望(駒落ち本は絶版になりやすい( ;∀;))

大山康晴十五世名人

大山名人も駒落ちでのエピソードに事欠きません。
修業時代は、代稽古で桂馬落ちやら金落ちなど変則的な駒落ちも積極的に受け入れていたとかなんとか……


その過程で、強靭な受けや逆転する力を身につけていったのでしょう。
また、指導対局にも定評があり、下手側に好手を出しやすい局面に誘導して、ヒントを与えて気持ち良く勝ってもらうようにしていたそうです。さすがは大名人。
しかし、ガチな駒落ち勝負では、アマ五段に二枚落ち上手で勝ちきったというすさまじいエピソードも……

受けの名手だけあって、駒落ちでも受け将棋だったそうです。

加藤一二三九段

最後はみんな大好きひふみんです。

バラエティー番組でも大人気の加藤九段ですが、実は駒落ちの名手として有名です。

駒落ちの上手だと受けに回ることが多いんですが、ひふみんの駒落ち上手の真骨頂は攻めだと言われています。

角落ち上手の名手であり、積極的に攻めていく重厚な棋風。
全盛期の小池重明氏にも、角落ちで勝利している実績。

五面指しで、アマ高段者たち相手に二枚~平手で全勝。そこには、アマたちの囲いの姿焼きだけが残っていたという伝説……

闘志むき出しのオーラに圧倒される。みんなが口々にそう言っているのも特徴です。
お互いに全力を尽くさなくては、意味がないという勝負哲学。
さすがは神武以来の天才。

⑦ 将棋でオールラウンダーを目指す人向けの駒落ち活用法(2019.12.12追記)

今回は、今まで振り飛車党または居飛車党一本だったひとが、他の戦法も学びたいと思った時、まず駒落ちでワンクッションいれてから、感覚をつかんでいくとわかりやすいと思います。

なので、おぼえたい定跡別に私がおすすめする駒落ち定跡を紹介します。

振り飛車編

①中飛車

・二枚落ち銀多伝定跡
・角落ち中飛車定跡

二枚落ちで、中飛車の手厚い指しまわしをおぼえたうえで、今度は角落ちで振り飛車のさばきを勉強する二段重ね。
これである程度中飛車のコツをつかむことができると思います。

②三間飛車・四間飛車

・角落ち振り飛車定跡

このふたつで重要なことは、振り飛車のさばきです。
居飛車に手厚い陣形を作られたとき、どう駒を捌いて厚みを切り崩すのか。

振り飛車の基本となる考え方がこちらの定跡からまなぶことができます。

③相振り飛車

・六枚落ち9筋突破定跡
・香車落ち下手

振り飛車の基本は、端攻め!
六枚落ち9筋突破定跡で、相振り飛車に必要な端攻めの基本を叩きこむ。
そして、その基本を香車落ちでためしてみましょう。
香車落ちでは、相手は振り飛車にせざるを得ない状況なので、ほぼ確実に相振りを勉強できます。

また、相手の左香がいないので、向こうから端攻めをされる心配も少ないので、こちらから攻めるやり方を学ぶことができるのでおすすめ。

居飛車編

①棒銀

・八枚落ち棒銀
・四枚落ち棒銀

八枚落ちで、基本となる棒銀の突破戦法をおぼえる。
そして、四枚落ちで、端攻めも絡めた攻撃方法をおぼえる。
これができれば、基本的な相居飛車(矢倉・角換わり・相がかり)での棒銀の基本手筋はOKだと思います。

②右四間飛車


・飛車落ち右四間飛車

対矢倉or対振り飛車で、相手の人が角道を閉じた場合の有力手段である右四間飛車の基本が詰まっています。

この定跡はとても難しいんですが、だからこそマスターできれば右四間飛車の使い手としてのスタートを切ることができます。

③矢倉


・六枚落ち1筋突破定跡
・飛車落ち引き角戦法
・角落ち矢倉定跡

まず、六枚落ちで矢倉崩しの定番でもある雀刺しを勉強です。香車と飛車のロケットを作り出して一撃で敵陣の端を食い破る方法を学びます。

それをマスターした後、飛車落ちの引き角戦法です。
これは矢倉での角の使い方を学ぶものです。

また、藤井流早囲いでもよく使える定跡になるので、おぼえて損なし。

最後に、相手から積極的に動いてくる角落ちの矢倉定跡です。平手矢倉の駒組は、出来上がるまでは急戦との戦いでもあります。

バランスを取りながら、矢倉を完成させて、ねじりあう。平手に近い感覚で戦えるので、とてもおすすめです。

➇ 駒落ち上手がうまくなるためのおススメ棋書紹介(2019.12.15追記)

駒落ちは楽しいです。

しかし、上手目線で書かれた本が少ない(笑)

下手は持ちたいけど、上手はもちたくない。そう言う人も多いのではないでしょうか。

ということで、上手を持つ人が参考にしやすい棋書を二冊ほど紹介します。

A『駒落ちのはなし』

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 61cV7ciu%2BZL._SX339_BO1,204,203,200_.jpg です

これは下手の基本書としても紹介しましたが、上手目線の内容も豊富です。

8枚落ちの灘定跡しかり、二枚落ち定跡の上手の切り札などなど。

かなり、上手にも力を入れて書かれています。

8枚~2枚までは基本的にこの本で上手の知識はOKですw

そして、それ以上の手合いで上手を持つには次の本がおすすめ(^^)/

B『駒落ちテクニック』

[桐山清澄]の初段に挑戦する将棋シリーズ 駒落ちテクニック

紙の本は絶版になってしまいましたが、電子書籍で嬉しい復活を遂げました。

605円という安さも魅力的な駒落ちの名著。

こちらは『駒落ちの話』で書かれていない飛車落ち・角落ちの定跡もカバーできます。

二枚落ち~角落ちをカバーする本ですが、上手目線の表記も多いのが特徴です。

特に角落ちでは、上手の戦略を詳細に検討しているコラム付き。

このコラムだけでも読む価値はあります。

本当に電子書籍で復活してくれてよかった名著です。

桐山先生・創元社さんほんとうにいい本をありがとうございますm(__)m

コラム 駒落ち下手で右玉・風車はどうして反則的に強いのか?

駒落ち下手において、反則的に強い戦法があります。

対人戦においてこの戦法を使うことは、自主規制したほうがいいともいえる戦法、それが「右玉」・「風車」です。

二枚落ち以下でこの戦法を下手で使う場合は、もしかするとトラブルの元にもなりうるのでご注意を(;’∀’)

どうして、この戦法がそこまでタブー化されているというのかというと……

①本来、攻撃を学ぶ下手が、ひたすら受けに回ることが本末転倒という意見がある

②そもそも、上手が右玉・風車を打開する大駒をもっていないので、千日手にしてひきわけを狙うのが最善という対局にならなくなってしまう危険性

③上手が無理やり打開するとすると、膨大な損害を出すしかないので、下手が簡単に勝ててしまう(=下手にとっては負けない戦法)

こんな感じで、意外と気をつかいます。

ここら辺の感じ方は個人の完成に大きく左右されるので(;’∀’)

ちなみに、私が上手を持った時は、下手に右玉・風車をしてもらってOKです。それようの定跡をぴよと一緒に作っている最中なので(笑)

さて、その禁断の果実を実際に使用した場合はどうなるか。

最後に、タブーなんて関係ないぴよとの練習対局の様子を掲載して、コラムを閉じます。

ぴよ四段がなすすべなく、歩を特攻させて、完封される将棋になっているので、駒落ち右玉の凶悪性がわかるはずです(;’∀’)

コラム 二枚落ち以下で三間飛車は勝ちにくいというお話

さて、またまたコラムです。

平手定跡を応用して、駒落ちもやりたいという人も多いと思います。

それはそれでバンバンやってもらいたいんですが、ひとつだけ平手戦法の応用で勝ちにくい戦法があるので、そちらをご紹介します。

それが二枚落ち以下の三間飛車です。(特に二枚落ち。※飛車落ち・角落ち・香車落ちはその限りではありません)

どうして、三間飛車が勝ちにくいのか。

いくつか挙げると

①上手陣が、厚みを作り出して抑え込みを狙ってくるから。

飛車と角がいない分、相手は防御陣地の構築が迅速です。

平手感覚で指すと結構な確率で押さえ込まれてしまいます。

②さばきの狙いになる飛車・角の不在

相手の陣地にさばきの狙いになる飛車・角が不在です。

さばきがモットーの三間飛車が、さばきができないのは結構厳しいです。

その点、四間飛車・中飛車は厚み勝負も可能なので、三間飛車よりも勝ちやすいイメージですね。

それでも三間飛車を指したい人はこちら↓

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(2020/1/3 11:15時点)
感想(0件)

三間飛車のさばきを成立させるために、振り飛車穴熊を採用することをおすすめする画期的な駒落ち定跡です。

穴熊の固さを活かして、三間飛車のさばきを強引にでも成立させてしまうまさにコロンブスの卵的な駒落ち定跡ですね。

石田流まで繰り出す発想がすごいです!?

私が考える『将棋世界』活用法&勉強法!

将棋世界活用法!

ということでNHKテキストと双璧をなす将棋の専門誌「将棋世界」。
多くの人が買っていると思いますが、今回は棋力向上にどう役立てていくのか考えていきたいと思います。

毎月買っているんだから、より味わい尽くしたいですよねw

①戦法特集を並べまくる

実は将棋世界に特集されている戦法紹介ですが、ほとんどはずれがありませんw
筋違い角などのマイナー戦法から四間飛車などのメジャー戦法までいろんな戦法を取り扱ってくれるのがいいところ。

専門書と比べると網羅性では負けますが、要点がしっかりまとまっているので、意外とわかりやすいんです。

アマ三段同士の対局だとここまでわかっていたら十分というような声もネットに書いてありますし、私の実感としてもそう感じました。

自分の使いたい戦法が過去号でもう特集されちゃっているよというひともご安心を。
電子書籍であればバックナンバーの売り切れの心配はありません。
kindle unlimitedで読み放題になっている年度もかなりあるので、積極的に棋譜を見ていくといいと思います。

戦法の使い手同士の対談集も載っている号はさらにおすすめ。ぶっちゃけた勝ちやすさとかハメ手とかの裏話も多く掲載されていて棋力向上まちがいなしです。

専門書を買うよりも安く基礎固めができるので、お金がない学生たちにもうれしいところだと思います。

②次の一手が充実

これもいいですよね。
次の一手が充実しています。おまけの別冊で40問、たまに特集戦法の次の一手が20問以上入っているときも多いので、60問くらいの指しこなす形式の次の一手が手に入ります。

これに講座説明もあるので、戦法の専門誌一冊分の価値を半額ぐらいで手に入れることができます。特に、マイナー戦法使いのひとにうれしいです。最近でも坂田流向かい飛車や極限早繰り銀などなど。意外な戦法も特集されるので、バックナンバーをあさりましょうww

③プロの棋譜も充実

直近のタイトル戦・特集記事に関係する名局、大山・中原時代の棋譜など古今東西の棋譜も数多く掲載されています。

解説もあるので、並べやすいのもうれしいところ。
せっかく買ったのだから、たくさん並べましょうw

④モチベアップ効果

特にインタビュー記事で実感できますね。
最新号の木村王位のインタビュー最高に泣けました(´・ω・`)

プロの強くなった方法やアマタイトルホルダーの頑張っている姿、将棋道場の歩んだ道、戦火に散ってしまった天才棋士の運命。

最近は年をとってしまいなみだもろくなってしまったのでやばいですw
自分も頑張ろうと思います。

⑤まとめ

ということで、将棋世界の活用法をまとめてみました。
基本的な定跡解説・指しこなす本や必至問題などの次の一手・プロの名局集。これだけしっかり勉強すれば、並大抵の相手に知識負けすることはなくなりますw

詰将棋も掲載されているので、それも活用したいんですが、短手数でも難しい問題も多いので自信損失しないようにしてください笑

【将棋】将棋ラブコメを書いてよかったこと

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将棋ラブコメを書いてよかったこと
小説家になろうのほうに将棋ラブコメを投稿しているDと申します。

おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~


ついに拙作のほうが20万PV達成しましたので、今回は記念エッセイとなります。
お題は、将棋ラブコメを書いてよかったこと。

笑い袋のイラスト

① 将棋が強くなった
なんと将棋が強くなりました(笑)
書いている途中にアマ二段からアマ三段に昇段しております。
これにはいくつか理由があって、自分の対局を題材に小説を書くことが多くなったので、一局一局を大事にできるようになったこと。
また、勝っても負けても、取材を兼ねてかなり詳細に反省会をおこなうことで、手を深く読めることができるようになったことが影響しているはずです。
また、局面の参考のためにプロの棋譜をたくさん並べたので、かなりいい勉強になりました。
棋力の伸び悩みに苦しんでいるあなた。もしかすると、将棋小説を書くといい影響がでるかもしれませんよ。

② 将棋仲間が増えた
これも大きいです。
ああ、将棋ラブコメのひとねと認知されたことで、twitter上での将棋仲間との交流が増えましたw
リアル大会で活躍するアマ高段者の方々、詰将棋作家さん、観る将棋ファンさんなどなど。
いままでひとりでさびしくネット将棋をすることが中心だったので、かなりバラ色の将棋ライフになりました。
たまに、将棋のニュースサイトにも取り上げられたりと結構充実した将棋ライフとなっています。
おかげでモチベーションアップです。

③ テンプレから離れて趣味に特化しても、意外となろうは受け入れてくれることが分かった
これは、創作側の利点ですね。
なろうってテンプレ作品以外なかなか受け入れ口が少ないイメージだったので、これは大きな収穫です。
まあ、大ヒットとまではいえないPVですが、転生も魔法もない、ファンタジー要素0の将棋というマイナーな分野を直球で取り扱っている作品なので、作者本人は結構満足しております。
案外、テンプレから離れて自分の趣味に特化しても、なろうのすそ野は広いです。

以上、これが将棋ラブコメを書いてよかったことです。
今回言いたいことは簡単です。
自分の趣味を突き詰めて、創作に生かすことはかなり重要だと私は思います。
書籍化など大きな成果はだせていませんが、自分が満足できる結果を得ることはできるようになると思います。
そうすれば、創作以外の場所でも、付随的にいいことができてくる。
そうすれば楽しい趣味の世界が人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか?

将棋ラブコメは、もうすぐ完結編の全国大会編となります。
そちらもよろしくお願い致しますm(__)m

将棋に一番必要なものはメンタル説?

将棋に一番必要なものはメンタル説?

最近、仕事が忙しい。でも、将棋はしたい。そんな社会人が多いのではないでしょうか。
私もその一人なんですが、最近あることに気がつきました。

仕事が忙しい季節の将棋の成績がすこぶる悪いことに……
私の場合は、4月と9~11月が仕事の繁忙期。
将棋ウォーズの成績を見るとその結果がはっきりわかりました(笑)

この一年間は、「かなり強い」設定にして対戦者とあたるようにしているので、期待勝率3割くらいのはずです。
だいたい4段以上のひと【普通に考えてアマ強豪クラス】と戦うことになりますが、4月のGW前は、勝率が2割代で低迷しましたw

この時期は仕事が忙しいけど、でも将棋がしたい。だから、無理やり指していた感じでした。
時間もないから隙間時間をみつけて焦って指していたように思えます。
でも、気持ちに余裕が無いからミスを連発して酷い将棋ばかり(;’∀’)

そして、待ちに待ったGW。
今年は元号の関係で楽しい楽しい長期休みでした。
私も気持ちに余裕をもって楽しく指しましたw

そうすると勝率が4割に上昇w
まさかの3段昇段まで達成してしまうのでした(笑)

そして、現在。
みごとに絶不調ですw
仕事の繁忙期突入ですね。11連敗して、溶けていく達成率ww
40%→8%と大暴落しました。
これは無理やり将棋をしない方がいいと思い、指し将棋の時間を減らして、棋書を読んだり、将棋研究やら詰将棋に時間を使うようにしておりますw

やっぱり対人戦や頭脳競技は、心にゆとりが必要なんではないかというのが結論です。
知識も詰め込み重視だったんですが無理をしないように、ゆとりをもつようにしています。
この時期に無理をすると、心の余裕がなくなりますからね。

ということで、将棋に一番大事なものはメンタル・心の余裕じゃないかと思った次第です。
心に余裕がなくなった時でも将棋がしたい。
なので、今、私が実践しているトレーニングがこちら↓

・3手詰10問くらい
・5手詰4問くらい
・定跡書10ページくらい
・実戦 1回

こんな感じでかなり余裕を持たせています。
次の一手チャレンジは特にストレスなくできるのでいつもの量を維持。
苦手な詰将棋や定跡はあんまり無理しないような数字に落ち着きました。

最近、ブログの更新頻度が増えているのも、ブログ記事を書くのがストレスかからずに将棋の勉強ができるからなんですよね。
対局や問題集以外のジャンルで、アウトプットできるブログってかなり魅力的なんですよね(笑)

なので、本気で指す時は、ストレスが少ない時期を狙っていくといいのではないかというのが私の研究です(笑)

【将棋】疲れた時の将棋との向き合い方

疲れた時の将棋との向き合い方

ということで、今日のブログは、仕事や勉強、部活等で「疲れた時の将棋との向き合い方」についての考察です。


正直、将棋で一番難しいのは疲れているときにどうするか。
頭が働かなくてとんでもない一手を指して、大敗。レートや達成率が暴落する。
あるあるですね。

 わたしもよくやりました(笑)
なので、そんな時、どう将棋と向き合えばいいのかを考察していきます。
スランプとの向き合い方にちかいはずです。

極力、対局はおこなわない

これが一番大事です。悲惨な負け方をする可能性が高いですw
惨敗→意地になって連敗→モチベダウン→引退

このデフレスパイラルみたいなものありますよね(笑)
なので、対局は減らす方向でいきましょう。
一局、酷い負け方をして、疲れているときは、対局しない。
これが重要ですw

早く寝る

スポーツのコーチに聞いたことがあるんですが、スポーツ選手のパフォーマンスが一番いい時は、たくさん練習して、疲れて休息した次の日くらいらしいです。疲労から回復した瞬間に、最高のコンディションが作られる。

私も、木・金曜日は疲れているので、週末10時間くらい寝ると、土日に将棋の調子が良くなります。

なので、このコーチの意見は将棋にも使えるはずです(笑)
ご飯を多めに食べてとりあえず寝ちゃいましょう。

簡単な詰将棋や定跡を復習する

難しい将棋の練習をすると疲労が蓄積します。
なので、簡単なトレーニングをして、早く寝ちゃいましょう。

私がおすすめするのは、簡単な詰将棋や得意戦法の定跡の復習です。
これならあまり負荷がかからずに、将棋の実力を維持できます。

級位者の方なら1~3手詰、有段者の方なら3~5手詰くらいがねらい目じゃないかと思います。
いつも使っている詰将棋や定跡書をかるく読んで、自信をつけて幸せな夢を観ましょうw

軽い運動をして、睡眠の質をあげる

運動して少し疲れると寝つきが良くなりますね。
なので、ウォーキングなど軽い運動してみてもいいかもしれません。
アクティブレストといって、軽い運動は疲労回復に効果があると『ダンベル何キロ持てる?』というアニメでも紹介されていました(笑)

まとめ

はい、一言でまとめます。
「早く寝ろ」ですねw

将棋界隈は、私を含めて夜更かし大好き人間が多いので、かなり自戒の意味を込めて書きました。

それではみなさん楽しい将棋ライフを!