将棋上達法考察~中盤力を鍛える方法~

はじめに

今回は将棋勉強法を考察していきたいと思います。

というのも、最近級位者の方の将棋を見ていると、序盤の知識もすごくて、終盤の粘りかたや詰ませ方もうまいのになかなか結果に結びつかない人が多いと思いました。

大抵の人は、「終盤力不足」と納得しているんですが、棋譜を最初から並べてみると、中盤で無理な攻め筋を繰り出してしまい寄せにくい形になってしまって、競り負けていることのほうが多いと感じました。

重い攻撃にしてしまうと速度で負けてしまい、寄せ勝負に勝てない=中盤の攻め筋が悪かったのに、終盤力不足に見えてしまうというのが、ジレンマです。

ということで、中盤力を鍛える方法を書いていきます。

〇手1組の攻撃パターンを覚える

これが非常に大事です。

3手1組や5手1組の攻撃法をたくさん覚えると、重い攻撃になった後の寄せにくい展開をかなり減らせることができます。

このパターンをおぼえるにはどうしたらいいかですが……

定跡系次の一手と手筋本をおすすめします。

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ここら辺が〇手1組の攻め筋をたくさん教えてくれます。

王手飛車取りを仕掛けるパターン、駒得になりやすいパターン、得する仕掛けパターンをゴリゴリ暗記してください。

そうすれば、勝ちやすい終盤の形に誘導できるようになります。

 将棋でオールラウンダーを目指す人へ

将棋でオールラウンダーを目指す人へ

将棋でオールラウンダーを目指したいとか憧れるというひとは結構多いですね。
私は、飽き性でいろんな将棋の戦法を勉強していたら、偶然オールラウンダーになってしまったタイプなのですが、基本的に専門家のほうが上達は早いです。あと、オールラウンダーは本をそろえるのに費用もかかります。
苦難の道ですが、それでもオールラウンダーになりたい人向けに、自分が思っていることを書いていきたいと思います。

オールラウンダーでも基本となる専門の戦法はあった方がいい

これがあるかないで結構上達が変わってきます。
居飛車党寄りオールラウンダー(羽生先生や佐藤会長)になるか、振り飛車党寄りオールラウンダー(菅井先生)を目指すかで話が変わりますが、どれか基本となる軸足を持った方がいいと思います。

自分は居飛車なら”矢倉”が、振り飛車なら”中飛車”が、一応専門になっています。
そこから派生して、角換わりや各種振り飛車に派生しているので、軸足になる知識をしっかり身に着けるのが重要になってきますね。

軸足としておすすめの戦法は

矢倉→居飛車の基本であり、しっかり囲い合っての相矢倉と、薄い囲いで勝ち抜く急戦矢倉をおぼえることができる。端の処理などの知識も他の戦法に応用可能
中飛車→オールラウンダーとしては、居飛車と振り飛車の真ん中にいる戦法。厚みを作る戦い方とさばきを重視する戦い方の二つを同時取得可能
四間飛車→対急戦にはさばきの将棋、居飛車穴熊には縦の将棋になりやすく、居飛車振り飛車どちらにも知識を活かせる。

参考になると幸いです

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長距離運転した時に将棋に勝てなくなることが多い説

私は田舎住まいで、移動するには車が不可欠なんですが、仕事の出張などで長距離運転したりすると、将棋の勝率がガクっと下がることに気がつきました(笑)

横から見たハイビームとロービームのイラスト

これはどうしてなのか・・・

たぶん、空間把握のために、目を酷使して、脳が疲れているのと、長距離運転は緊張するので精神的に疲れていることが大きいのではないかと思いました。

案の定、今日も二段位くらいしたのかたにボロボロ負けてしまい、いろいろやばいですw

将棋はメンタルと脳の疲れがない時に指さないとダメですねw

今日は大人しく、棋譜並べに特化しようと思います(笑)

序盤がうまくなる将棋ソフトの使い方!

最近やっている序盤勉強がかなり順調なので、紹介させていただきますね。

棋譜並べと併用すると効果絶大です。

成果↑

用意するもの

・将棋ソフト(できれば激指、ぴよ将棋でもOK)

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①課題局面を画面上に作ります。(仕掛け寸前くらいか序盤の駒組開始くらいの局面)

②課題局面を作ったら、将棋ソフトのレベルを最強クラスにします。

(おすすめは、激指三段(アマ5~6段クラス)以上、ぴよ帝)

※ぴよは序盤が弱いので、有段者以上は激指かフリーソフトの強いやつがおすすめです

③そこから終盤の入り口まで練習対局します。(たぶん、大敗勢になるはず)

➃一番最初の悪手を見つけて、どう直すのか知る。

⑤「①~➃」を繰り返して、60~80手くらいまで、最強クラスのソフトと練習して、ほとんど±200くらいに収まるようになったら合格(これでほぼ、その戦法で戦えます。その評価値を上回るなら完璧)

どういうはめ手筋があるのかや、定跡書に載っていない変化の基礎知識はこれでみにつくはずです。

あとは、実戦を重ねて、ソフトの指さない抜け道を地道に潰していきます。

これを繰り返すと、かなりの対応力を持った序盤になります。

この段階が終わったらプロの定跡書を読み返すとさらに新しい発見を見つけることができるのでおススメです。

角換わり腰掛け銀はこれで克服しました(笑)

【将棋勉強法】終盤力と読みを鍛える次の一手問題集の活用法

はじめに

最近、寝る前にこの問題集を解いてから寝るようにしているのですが、その活用方法を紹介していきます。

やりかた

コツは1問をすさまじく丁寧に解くこと。正解か不正解かは、ぶっちゃけ気にしなくてOK。ただし、解説はしっかり読むこと。

①終盤の問題集を1冊用意します(必要な局面の切り取りではなくて、盤全体が載っている問題集がおススメ)

おススメ問題集↓

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②自玉が詰むかどうかを考えます。詰むなら手順を、詰まないなら何の駒があれば危険かを考えます(3~5分)

③相手玉を詰ませるか必死に討ち取る手順を考えます(3~5分)

➃正解の次の一手をひねり出します(1~2分)

※②と③をしっかりやれば、答えはすぐにわかります。

⑤正解後の流れを自分なりに考えます(3分くらい)

1問だいたい10分くらい頑張って考え続けて、解答を見てください。

解説に自分が考えた内容が書いてあるはずです(笑)

効用

①一手一手が雑になりやすいネット将棋の弊害を緩和することができる(1手について丁寧に読み込む力をつける)

②1問で必至問題・詰将棋・しのぎ問題をすべて解くことになり、終盤力が劇的に上がります。

③答えが決まっている終盤の局面を精読することで、勝って読みが減って、無理攻めして自爆するパターンが減ります。

1手に10分かけることで、読みの能力と総合的な終盤力を一気に上げてしまおう作戦です。

10分=将棋ウォーズの自分の持ち時間と一致しますね。ネット将棋だと10分で100手以上進むわけで、丁寧な読みがおろそかになりやすいのがネックですね。

その矯正方法として、かなり有効な勉強法です。

純粋な読みの力が、将棋の力になりやすいですからね。この基本練習はかなりいいです。

是非ともお試しあれ~

徹底討論 級位者のかたと穴熊の関係

はじめに

ということで、今回は穴熊のお話です。
私も、居飛車穴熊・振り飛車穴熊どちらも採用しております。本格的に使い始めたのは、初段時代くらいからなんですが、よく聞くのは「級位者は穴熊にしないほうがいい」という議論。

感情論的な議論にも、なりやすい部分ではあるのですが、極力それを排して、メリット・デメリットを考えていきたいと思います。

デメリット

・漠然と穴熊に組むと、相手から速攻を受けた場合、一方的に蹂躙される危険性が高い。

 特に居飛車穴熊は顕著ですね。四間飛車なら、藤井システム・△4四銀型四間飛車・端攻めなど一直線に穴熊を目指すと危険なことが多いです(三間飛車ならトマホークや左銀速攻、中飛車なら5筋位取りからの速攻、向かい飛車は速攻など)。

 ということで、かなり注意深く穴熊に組まないと一方的に攻められて負けることが多くなり勝率が低くなりやすい。

・意外と覚えなくてはいけない変化が多い

 これもネック。居飛車穴熊なら上記。振り飛車穴熊でも、対急戦(棒銀・斜め棒銀・4五歩早仕掛け・鷺ノ宮定跡)・対持久戦(左美濃・位取り・相穴熊・銀冠穴熊)、相振り飛車。これに加えて、基本となる美濃囲いパターンもおぼなくてはいけなくなり、負担が大きくなりやすいです。

メリット

・穴熊感覚を学びやすい

 穴熊戦には独特の感覚が必要です。距離感・どのタイミングで大駒を捨てていいのか・端攻めへの対処法などなど。それをネイティブ感覚で使いこなせるのはなかなかのメリット。

・攻めのつなぎ方が丁寧になる

 穴熊の場合は意外と攻めの駒が少なる場合が多いので、丁寧に攻めをつなげなくてはいけません。固めてドカーンできるのは、終盤のはなしで序中盤はかなり繊細です。

私見

メリット・デメリットを見てきました。
ここで私見を述べたいと思います。

「いま、穴熊を採用しているなら続ける。ほかの戦いかたをメインならそっちに専念する」でどうでしょうか?

おい、政治家の答弁かと怒られそうですが(笑)
浮気せずに、いまやっていることを着実に伸ばしましょう。

穴熊を使うメリット・デメリットはどちらもあって、あえて浮気してまで穴熊にしなくてはいいけど、今使っているなら極めたほうがいいと思います。

1手詰しか解いたことがなかった1級が有段者になって、詰将棋が好きになるまでのお話~3手詰チャレンジ編~

はじめに

ということで、今回は久しぶりに自分語りです。

前回のこちらの記事の続編になりますが、独立しているのでここから読んでもOKですw

(あらすじ)

詰将棋が嫌いなとある級位者(=私)は、1手詰しか解けないのに早石田など奇襲戦法を極めて、まさかの1級に昇級してしまいましたとさ。

本編

さて、1級になってしまいましたが、案の定、全然勝てないww

早石田が通用しないのです(笑)

さすがに有段者一歩手前の1級はレベルが高かった。早石田で有利になってももたもたしていると、一気に挽回されて負けまくる。

10連敗以上して、さすがに意識改革の必要性に迫られましたw

これは、さすがに詰将棋をやるしかない。

あきらめて、大の苦手だった3手詰の本(『3手詰ハンドブック』)を買ってきました。

それが全然解けないw

それもそのはず。自分は、3手詰にも関わらず、駒得をひたすら目指すような思考で、駒を捨てるという概念がないのです(笑)

そもそも詰将棋のルールもよく理解しないでやっていましたw

駒が余るのはいけないとか無駄な合い駒はダメとかそういう普通のことがわからなかったんです。

ということでルールを熟読するところからはじめました。こんな問題児が、有段者一歩手前にいること自体危ないですよね。

そして、3手詰ハンドブックは自分にはまだ早いと判断。

ハンドブックよりも簡単だと言われているこちらの本を買って、勉強することにしました。これが本当の意味での自分の詰将棋道のはじまりです。

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感想(1件)

3手詰にはまる

上の高橋先生の詰将棋本なんですが、とてもよかったです。

簡単で解説も丁寧で実戦的。

詰将棋が嫌いなのはどうしてか?

それは難しくて解けないから。

なら解けるようにするにはどうすればいいのか?

足りない基礎力を一度積み上げなおすことが必要。無理をしないで分かるところから、どんどん難しいものにチャレンジしていけばいいのです。

上の本を2週間で3周して、次は挫折したハンドブックにチャレンジ。今度は面白いくらい解けるようになっていました。

短手数の詰将棋のコツみたいなものを掴んだのでしょう。

これも2週間ほどで3周できたので、ピンクの方の3手詰ハンドブックにも手を出して踏破。

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感想(10件)

ここら辺から3手詰が楽しくなっています。

さらに、3手詰の中ではやや難しいと言われているこちらの本も一気に読破しました。

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感想(1件)

だいたい、2カ月くらいで800問×3周と大量の3手詰を解きまくりました。ここまですると1級での勝率も安定してきて、イイ感じに。

しかし、次のステップ5手詰でまたも挫折を味わうことになるのでした……

次回に続く。

プロ棋士やアマ強豪が実践していた勉強法を紹介

プロ棋士やアマ強豪が実践していた勉強法を紹介

はじめに

今回はプロ棋士やアマ強豪たちが実際にやっているもしくはやっていた勉強法をいくつかの書籍から引用して紹介したいと思います。

三浦弘行九段

修業時代はネット将棋などもなかった時代。地方に住んでいた三浦先生は、実戦は奨励会の例会の時だけというのが長く続いていたそうです。

そこで、取り組んだのが江戸時代の詰将棋の最高峰の問題集『将棋図巧』。それに1年間かけて取り組んで、読みの技術を磨いたそうです。

序盤の研究家のイメージが強い三浦先生ですが、やはり長くA級に君臨する怪物です。基本的な読みを最も大事にしていたから今の長い活躍があるのだと思います。

中学3年のとき、奨励会に入ってからです。(省略)そこで『将棋図巧』を始めたんです。それ以前から『詰将棋パラダイス』を購読していたのですが、そう考えてから長手数の難解作を、真剣に考えるようにしました

将棋世界1992年12月号 より

佐藤天彦九段

将棋世界の対談で、昭和期の棋譜をたくさん並べていると言っていました。将棋世界の特集号で、師匠の師匠である大山康晴十五世名人の全集を並べていると語っていて、詳しい解説まで書いていたので相当精通していると思われます。

渡辺明三冠

棋譜並べ中心の勉強だと、よく将棋世界やNHK将棋講座で話しています。

・谷川浩司全集
・中原誠名局集

などを勉強したと語っていてやはり棋譜並べが勉強の中心になっているものだと思われます。逆に、あまり詰将棋は好きではないそうです。

渡辺明竜王は小学生の頃から『谷川浩司全集』を片手に棋譜を並べ、谷川九段の「一直線に勝つ技術」を学んだという。

『NHK将棋講座』2013年7月号より

千田 翔太 七段

将棋ソフトを使って勉強をしていることは有名ですが、実はソフト中心になる前は、永世名人の棋譜を全て並べていたことを『不屈の棋士』という本で語っていました。

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感想(3件)

木村名人から羽生名人までのすべての棋譜を並べた後に、将棋ソフト中心の勉強法に切り替えたそうなので、やはり基礎力はすごいのだと思います

永瀬拓矢二冠

鬼軍曹と呼ばれて、すさまじい勉強量を維持していることで有名な永瀬先生ですが、マイナビのインタビューによると実戦と棋譜並べを中心に勉強していたと語っています。

また、この本では実際の練習対局量(修行時代は1日30局)や中手数の詰将棋(20~30手くらい)も解いていることを明かしています。

永瀬流負けない将棋 (マイナビ将棋BOOKS) [ 永瀬拓矢 ]

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感想(0件)

実戦が中心になっているようですが、vsからいろんな研究を吸収しているんですね。。

小池重明元アマ名人

破天荒な行動で知られたアマチュア強豪中の強豪ですね。別名は新宿の殺し屋。

彼の勉強法の中心は、「必死」問題でした。以下、引用。

たえず自分より少し強い人と指すこと(二級差位)相手の知識を吸収する。知らないうちに強くなっている。番数を指すこと。頭で覚えるより体で。一つの得意戦法をもつこと。必至問題をたくさん解くこと。

近代将棋1982年6月号 より

詰将棋は難しかったから、実戦的に見える必至問題を中心に添えたということらしいです。そういう考えはおもしろいですね。

小池重明の殺し屋のような終盤逆転力は必死問題がルーツだと思うとやる気があがります。

忙しい人のための定跡書読み解き法

はじめに

さて、最近は三間飛車の定跡勉強に忙しいDです。
いちおうフルタイムで働いて、趣味の小説を書いて、合間に将棋をしているような状態で時間がない。まあ、社会人なら時間がなくて当然ですよねw

ということで、忙しい人向けに自分が実践している定跡読書法を紹介していきますね。

①わかりやすくて、簡単な変化をおさえている基本書を使う

無理して難しい本をやるのはざせつのもと。
簡単な本からステップアップしていきましょう。
新しくおぼえる定跡は、本が簡単であれば簡単であるほどいい。

これが持論です。そういうことで、三間飛車の基本書は
「「次の一手」で覚える 三間飛車定跡コレクション414」を使うことにしました。

この本はどちらかというと級位者の方向けに書かれているので、変化も複雑ではなく、わかりやすいです。

②情報の取捨選択をしっかりやる。

この本は問題が414問も掲載されているのでボリュームがあります。

なので、頭から全部解こうとはせずに、やるものやらないものをしっかりわけることが挫折回避に重要です。

◎必須 〇実戦でよくでる △実戦で出くわす頻度が低い ×別の定跡を採用するので回避可能。

この4分類で、「三間飛車定跡コレクション」のテーマを分類します。

「次の一手」で覚える 三間飛車定跡コレクション414 目次から引用

テーマ1 居飛車穴熊対△5三銀型三間飛車(×)
→自分は△4三銀型に絞っているので不要。

テーマ2 居飛車穴熊対△6四銀型三間飛車(×)
→同上

テーマ3 居飛車穴熊対コーヤン流三間飛車(×)
→コーヤン流は△5三銀型の応用なので

テーマ4 居飛車穴熊対△4三銀型三間飛車(◎)
→これに絞っているから絶対に必要

テーマ5 居飛車穴熊対△4三銀型三間飛車急戦向かい飛車(〇)
→よく出る形。上の戦法のバリュエーションとしても有用。

テーマ6 居飛車穴熊対トマホーク戦法(◎)
→これをやるために、△4三銀型やっている。

テーマ7 地下鉄飛車対銀冠穴熊(△)
→銀冠穴熊に最近遭遇しない&中飛車に振りなおして速攻という切り札持ち

テーマ8 居飛車急戦▲4五歩早突き型対三間飛車(△)
→そもそも急戦定跡は難しくて、居飛車党もほとんど指せない。

テーマ9 居飛車急戦▲3七桂・5七銀左型対三間飛車(△)
→そもそも急戦定跡は難しくて、居飛車党もほとんど指せない。

テーマ10 居飛車急戦対三間飛車△7二銀早上がり型(△)
→同上

テーマ11 先手三間飛車対居飛車急戦△5三銀左型(△)
→同上

テーマ12 先手三間飛車対右四間飛車(◎)
→急戦で一番出る

テーマ13 左美濃対三間飛車(〇)
→穴熊よりかは頻度低いが、居飛車側に根強い人気(自分のこと)

<結果>
テーマ4 居飛車穴熊対△4三銀型三間飛車(◎)
テーマ5 居飛車穴熊対△4三銀型三間飛車急戦向かい飛車(〇)
テーマ6 居飛車穴熊対トマホーク戦法(◎)
テーマ12 先手三間飛車対右四間飛車(◎)
テーマ13 左美濃対三間飛車(〇)

この5テーマが優先度高いと判断できました。
全部やるのが本当は理想ですが、最初はここからです。
必須&頻度が高いということは、その戦法の基本です。だから、ここを重点的にやって基礎力を養う。△以下は応用だと考えて、慣れてきたらおぼえる。もしくは、実戦と感想戦を通して、おぼえていく。応用問題だと思ってください。

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一手詰しか解けない自分がどうして1級まで昇級できたのかを考察する

前回の記事はこちら

はじめに

何度か話している通り、自分は一手詰しかとけない状態で、将棋ウォーズの1級に達してしまった黒歴史があります(;’∀’)

詳細は↓の記事に書いていますが、本当に問題児でして(;’∀’)(;’∀’)

解いたことがあるのは将皇というアプリのおまけについていた1手詰問題だけ。

「3手詰?解けるわけないじゃん、なめてるの?」

みたいな感じでした。

3手の読みとか相手の読みと噛み合わないと意味ないとか謎理論を構築していましたねw

棒銀と早石田を駆使して、序盤だけで勝つというとんでも将棋指しでした。

まあ、今でも問題児な変態将棋ですが、その萌芽はこの初級者時代にあったということでしょう(笑)

さて、しくじり先生状態ですが、どうしてその問題児が有段者一歩手前まで到達してしまったか考えていきたいと思います。

考察

①序盤重視の攻め将棋だった

いまや、どちらかというと受け将棋みたいな状態ですが、当時は攻め潰して勝つ。

自玉の安全なんて関係ない。

一気に攻め潰すのみ。

そんな意気込みで将棋を指していました。

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よって、攻め潰しするしかない。

序盤から大差をつけて相手を投了に追い込む。

当時は、まだまだ奇襲対策本も少ない状態だったので、早石田がおもしろいように決まっていました。

鬼殺しとかと組み合わせて、早石田で、50手手前で勝つことを目標にしていました。

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この本の早石田の説明がとてもわかりやすかったので、それを頼りに自分なりのはめて定跡を作っていました。

持ち時間が短いネット将棋だからこそ有効だった手法だと思います。

②詰将棋は嫌いだったけど、次の一手は好きだった

これも大きいと思います。

詰将棋は解いたことがないのに、次の一手はたくさん解いていました。

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特にこの本を何度も解いていた記憶があります。

この本、かなりの名著で、知らず知らずのうちに手筋をたくさんおぼえていたんでしょうね。

得意戦法とのシナジーで、序盤から大差をつけるのに大きな効果があったと思います。

終盤の入り口で有利なら、負けなので、少なくとも優勢は確保しなくてはいけないなぞのハンディ戦だったので、今思うとバカなことをやっていますねw

③詰将棋をちゃんと解けるようになったら、終盤がすごく楽になった

はめ手に引っかかったら勝ち。

そうじゃなかったら負け。

ある意味では潔いやりかたをしていたのですが、さすがに1級のレベルは高くて勝てなくなりました(笑)

渋々、詰将棋を解くようになったら、終盤がすごく楽になったんですよね。

ネットの評判を聞いて買った、高橋先生の

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この本を買って、詰将棋アレルギーを解消しましたw

いまでもたまに解くくらいの自分の中の名著。

さいごに

伸び悩んでいる方に……

とりあえず、詰将棋と序盤の形をみなおすことしてみるといいかもしれません。

たとえば、相手がうっかりしやすい形を知っておく。

手筋をしっかり理解する。

受け重視の戦法を使っているなら、ためしに攻撃満載の戦法を使ってみるなどなど。

受けに固執しすぎて、伸び悩んでいるかたも一定数存在するのは、たしかです。

そう言う方は受けがうまいので、少しくらい過激な戦法を使った方が、バランスが取れたりします。

参考になれば幸いです。