棋譜並べで終盤力は上がる!

棋譜並べで終盤力は上がる!

終盤力を上げるには、「詰将棋」と「必至問題」
これが鉄板の考えですが、実はもうひとつのルートがあります。

それが棋譜並べです!

どうして棋譜並べが効果があるのか!

まず終盤のリズムを学ぶことができることですね。どのタイミングで、敵の陣地を攻めてどう崩していくのか。端攻めの崩し方・タイミングなど。
実戦的で勝ちやすいテクニック満載です。

また、終局図以下を考えるのもとても勉強になります。
これは男性プロだけでなく、女流の先生やアマチュア高段者の棋譜でもOKです!

将棋ウォーズやクエストの棋譜も有効活用していきましょう!

実験的に自分も詰将棋・必死問題をやらずに、棋譜並べだけを2カ月続けてみました。

そして、先週スマホ詰将棋パラダイスで久しぶりに11手詰をやった結果がこちらです。
かなりの速度を維持できていますので、むしろ早くなっている感もあるので、棋譜並べは終盤力に効果があるのがよくわかると思います。

詰将棋嫌い(かつて私がそれでした)のひとは棋譜並べだけでもやってみてください!

1手ずつ解説! 将棋の筋が良くなる棋譜並べ上達法 ( )

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将棋ウォーズ終盤力4.7段(笑)を獲得した私の終盤勉強法~詰将棋嫌いを克服する方法~

はじめに

なんかよくあるハウツー本みたいなタイトルになってしまいましたが、今回は私の終盤勉強法ですw

最近、この勉強法をためしてみると終盤での大逆転が増えて、いい感じです。

調子に乗って、花村元司九段みたいに、

終盤の入り口までに「互角で優勢」「不利で有利」「劣勢で互角」くらいのイメージで将棋を指しています。

完全に調子に乗っています(笑)

でも、将棋で一番楽しいのは、終盤戦のドキドキですよね。

詰むや詰まざるや。

一手差で寄せきる感覚。

あのスリルたまらない(笑)

あまりに調子がいいので、直近の棋譜を将棋ウォーズの棋神解析にかけてみたところ……

とかなり調子がいいことがわかりましたw

終盤力だけなら4段近くまで上がっております(笑)

自分で言うのもなんですが、4.7段だと、ほぼほぼアマトップクラスですよねw

ちょっと、ウォーズさん側の接待感がしますが、少し前の解析でこんな感じだったので、やっぱり終盤力が上がっていると思われます。

これは終盤の勉強をほとんどしていなかった時期の解析なので、ここからだいたい二ヶ月くらいでこの終盤力に達しましたw

その秘密を伝授したいと思います(笑)

しかし、この勉強法、かなりハードなので、みなさんも心してがんばってください(笑) 達成できれば間違いなく力はつくはずです。

トレーニングメニュー

1日分

・短手数の詰将棋(3~9手くらい) 30~80問

・必至や寄せの問題集 30~50問

・スマホ詰パラのレベル12~20くらいの問題 1~3問

以上

量的にはそんなに多くないと思う人がいると思いますw

これを1日も休まないで、数か月やり続けるのは、かなりの精神力が必要でしょう(笑)

短手数の詰将棋について

とりあえず、これがメイン。

浦野先生のハンドブックシリーズや高橋先生の〇手詰将棋シリーズなど、手に入りやすい一般的なものがおススメ。

自分的には

3手詰=80問 5手詰=50問 7手詰=30問くらいの量を目安にやっています。だいたい、自分が20~30分くらいで解ける量がこれくらいなので、それを目安に調整しています。

1週間くらいで400問くらい解くのが目標ですw

これでたしかな終盤力の基礎が身につきます。

筋トレみたいなものですw

寄せ・必死問題について

これは、実践トレーニングですね。

『寄せの手筋200』『寄せが見える本』とかを使って、ひたすら解く。

この本のレベルが5~7手詰くらいのレベルなので、級位者の方は最低でも5手詰が解けるようになってからやったほうがいいかもしれません。

詰将棋が直線的に勝つ方法。

こちらが、柔らかく勝つ方法になります。

実戦的な勝ち方を学ぶのにはこれ。寄せて、簡単な3~5手詰に討ち取る。

終盤の醍醐味ですw

この二つを同時に学ぶことで、バランスが良い美しい終盤力を身に着けることができるのです(笑)

スマホ詰パラについて

前2つは、筋力と実践力を身につける方法です。

そして、これは持久力を鍛えるトレーニング。

だいたいレベル12以上がおすすめ。

このレベル帯で、13手以上の詰将棋になりますので、同じ問題をうんうんと考え続けることになるでしょう(笑)

これで難しい終盤をたくさん考えることができる持久力が身につきます。

まとめ

以上、かなりハードなトレーニングになっています。

自分の体調や棋力と相談して、量を調整していってください。

そして、みんなで最強クラスの終盤力を手にいれよう!(笑)

「ナイス、バルク」(パクリ)

コラム(2019.12.14追記)

詰将棋嫌いにおすすめする1日4問の短手数問題反復勉強法

前にも書きましたが、私は級位者時代詰将棋が大嫌いでした。
1級までは1手詰onlyで昇級したくらい(笑)
でも、今では結構詰将棋大好き人間に生まれ変わりました。

詰将棋嫌い=解けないから
ほとんどのひとがこの公式に当てはまると思います。
なので、私がどうやって詰将棋嫌いを克服したのか、その手法を紹介します。

用意するのは、3手詰の問題集。

[高橋 道雄]の3手詰将棋 将棋パワーアップシリーズ


高橋先生の『3手詰将棋』か浦野先生の『3手詰ハンドブック』をおすすめします。
慣れるまでは1日4問くらいを目安に解きましょう。解けるようになってきたら、どんどん解きたくなるはずなのでw

まず、問題をみたらすぐに答えを読んでしまいます。
そして、答えを読みながら、問題図をもう一度みてみる。
頭の中で答えを読み切れたら、合格。
次の問題へ。

4問全部理解したら、1問目から答えをみないで解いてみましょう。
わからなくなってしまったら、答えを見て再確認。
ミスなく全問正解が3回出来たら、今日の分は終わりです。

最初から答えを見ていいのかと怒られそうですが、「詰将棋嫌い=解けない=詰ませる手筋がわかっていない」ということが多いはずです。
この方法は、詰ませる方法を理解して、考えるよりも先に体が勝手に反応するようにする訓練です。
詰ませる方法・手筋を数多くおぼえると、あとはそれらを組み合わせれば、どんどん長い詰将棋を解けるようになっていきます。
解けるとどうなるか。
勉強が楽しくなるんですね。

短い手数の基本的な問題は、考えるよりも先に体が動くくらいにしたほうが、読み時間の節約にもつながります。
そして、体が覚えれば、応用も効きやすくなる。
終盤の競い合いが強くなるということです。

1日15分くらい。慣れれば5分でできることも多いので、通勤・通学時間や隙間時間にトライしやすいです。
ちょっとした隙間時間に、できるので気楽にやってみてください(笑)

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自作次の一手傑作選!

ということで、いつもtwitterに披露している次の一手の自薦集です(^^)/

一度解いたことがあるひとも、復習がてら解いてみてください!

①相中飛車の決め手

これが分かれば勝利は確定!! 二段のかたとの相中飛車の終盤戦。 対象棋力は初段前後!

さあ、どう寄せますか?


答えは……

▲6三金です。

これでどうやっても、後手玉が詰みます。もう逃げられません。

②中飛車vs二枚銀の終盤

三段の方との練習試合で、ひらめいた寄せです。 自分が先手中飛車、後手は二枚銀でした。 この後の先手の次の一手はなんでしょうか? これはほぼ寄っています。

答えは……

▲4四桂馬

△同歩だと▲4三金打、△2二玉、▲3二飛車打からの寄り。 △2二玉だと▲4二馬で必死ですね。 実際の手順は、△同歩▲4三金打で投了となりました。

③寄せの基本問題

力戦の最終盤。相手の陽動居飛車にひっかかり、中飛車なのに左に王を囲いました(笑) 私は飛車を切ったので、ここで一気に決めたいところ。 どうやって相手の王を捕まえますか?

答えは……

▲8二金! これで相手玉の逃げ道を封鎖。 相手は飛車を動かして強引に逃げ場所を作るしかありません。 △7二飛車or△7四飛車どちらでも、▲8三金と下がることで、玉の逃げ場が封鎖されて、自分が勝勢となります。

➃またまた、寄せの基本

今回は基本的な問題です。 対象棋力は2級前後。 さあ、先手はどう寄せますか? 難しく考えずに基本に忠実にいきましょう。

正解は、


▲7二金

退路封鎖して、挟み撃ちです。 これで必死。 実戦では、△6一銀▲4一金△同玉▲3三桂馬……下図で投了でした~

ソース画像を表示

⑤王様の捕まえ方

やっぱり基本は大事ですからね。その基本的な手は有段者同士の対局でも有効です。 先手になって、勝ちを見つけてください。 難しく考えないで、大丈夫。本当に基本的な手筋です。

答えは

正解:▲3一角 △同玉なら、頭金で即詰み。 △1二玉なら、▲1三飛車△同桂▲2二金で詰みです。

レベルがもっと高いものを求める方はこちらもどうぞ!

基本問題編はこちら!