【創作論】創作者が、小説投稿サイトを楽しむうえで大事なこと・長編完結を目指すうえで必要なこと

「小説家になろう」「カクヨム」で小説を投稿したいと思っている方向けの記事です。


「小説家になろう」「カクヨム」で投稿している私が、思う大事なことを書いていきます。
どうやって投稿を楽しむか
長編小説を完結させるために必要なこと

1.人と比べ過ぎない(楽しむ)


これが長く続けるコツです。投稿サイトには、アニメなどメディアミックスの成功例・書籍化作家さんがゴロゴロいるわけですが、いきなりそのレベルにたどり着けるひとなんて、一部の天才だけです。そんな天才たちと比べて、ポイントやPVが伸びない自分に焦ってはいけません。普通の人がその次元に達するには、継続して努力しなくてはいけません。
私の好きな将棋の大名人「羽生善治」は、「才能とは継続できる力」と言っています。続けていけば自ずと能力は伸びていきます。
なので、マイペースに卑下することなく、書き続けましょう。
比べるにしても、ほかの人の小説を読んだりして、こんな小説を書きたいといい影響を受けるようにしましょう。他人と比べてネガティブになるのではなく、ポジティブにモチベをあげるようにしていくべきだと思います。
くれぐれも不正にはしってポイントを底上げしたり、ブックマークの数に一喜一憂しすぎる暗黒面に落ちないようにしましょう。いろんな意味で、作家生命を狭める原因(炎上・書籍化しても打ち切りなど)になります。

2.交流を楽しむ


これも長く続けるコツ。
せっかくの投稿サイトです。ほかの人の作品もたくさん読みましょう。
新着やランキングでおもしろそうな作品を読んでいく。そして、おもしろかったら感想やレビューを書く。誤字を見つけたら、誤字報告をしてあげる。
たまに活動報告やtwitterにお邪魔する。
これをするだけで、ほかの方々との交流は生まれていきます。
そうすれば世界は広がって、自分の作品もおもしろくなる。自分を変えるためには、外部からの影響を受けるのが一番早いです。
現状の自分だけの世界で、創作しても先細りしてジリ貧になります。
どんどん自分を変えていき、おもしろい作品を書いていきましょう。

3.長編を完結させるために必要なこと


それは、強い精神力です。
長編小説は、フルマラソンに似ていて、完結させることはかなりの精神力が必要です。
投稿サイトには、完結できずに更新がとまる(俗にいう、「エタる」状況)の作品のほうが多いです。
まずは基礎体力をつけましょう。
短編をたくさん書くと、物語の完結までの道のりをイメージしやすくなります。そうすることで基礎体力が身につきます。
エタることが少なくなれば、それだけユーザーからの信頼を勝ち取れます。
完結できる人のほうが少ないので、長編を完結させることができるだけで、希少価値が生まれるのです。
自分の作品は、結構ニッチなテーマが多いんですが、それでもほとんどの長編作品でPVが数万~数十万くらい取れているのは、そう言った信頼関係が読者さんと作れているのが多きいのだと思います。
長編完結率98%が、私の唯一の売りですw

4.厳しい感想をもらっても引きずりすぎない


これも難しい問題です。
たまに、かなり手厳しい意見をもらうことがあります。
私も結構ありますw
こういう時は、あまり気にしすぎることが無いようにしましょう。
動揺すると継続更新に影響します(;’∀’)
わざわざ感想をくれるかたです。粗末にしてもいけません。
「アドバイスありがとうございます」とお礼を言って、直すべきところは直していきましょう。

くれぐれもSNSや活動報告などで、さらすようなことはやめましょう。
他のアドバイスしてくれるひとが委縮して離れていったり、炎上して作家生命を縮めることになりかねません。
モチベーションに重篤な影響があるときは、もう一度自作を読み直してみましょう。たぶん、おもしろいと思えるはず。
そして、自己肯定感を高めたら、もらった嬉しい感想やレビューを読み直しましょう。
これで私の経験上、精神的なダメージは癒えますw

将棋ラブコメ後の新作を考える

ということで今日は創作論です。

小説家になろうに投稿している『 おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~ 』ですが、ついに20万PVを超えました。

将棋ラブコメという異世界ものの拠点であるなろうではマイナー分野で勝負しているので、こういう結果を残せたのは読者のみなさんのおかげです。本当にありがとうございますm(__)m

ということで、本作もいよいよ最終章間近。

単行本で言うところ5・6冊の分量で終えたいと思っているので、もうすぐ完結です。

いくつか次回作の構想を練っているので、そのメモ記事になります(笑)

読みたい作品があったら是非ともtwitterなどでコメントいただけると嬉しいです。

①将棋転生もの

こちらは、将棋ラブコメの延長線上ですね。

新人王戦で優勝経験まである奨励会三段【プロ一歩手前】が、年齢制限でプロになれなくて、失意のうちに、転生トラックに引かれてしまう。

目がさめた時に、彼は江戸時代に転生していた。

天才少年として二度目の人生も将棋にかける主人公は、やがて江戸時代最強の棋士として覚醒していく。

自分は古い将棋が好きなので、より自分の好みに全振りしてしまう作品です(笑)

江戸時代の棋譜を集めている人は少ないので、かなり自分のカラーが出せそうw

80%プロット完成中。

②三角関係ドロドロもの

主人公と幼馴染の双子ヒロインが織りなす愛憎もの。

前になろうに投稿した短編『病室の天使』の本編です(笑)

ドロドロして救いのない、胃が痛くなる作品を目指す。

あえて「ざまあ」要素も排除して、ひたすら読者を絶望の淵へと追いやる誰得作品。

ちょっと対象年齢層が高めになりやすい。

プロットほぼ完成。

冴えない彼女の育てかたの二次創作のために、「white album2」をプレイしていて浮かんだアイディアですw

あの作品のおかげでドロドロ三角関係を書きたくなりましたw

③冴えカノ二次創作

これはいまカクヨムに投稿している『冴えない彼女たちの育ちかた』とは別作品にする予定です。

あっちはイチャイチャものに対して、こっちは②と同じでドロドロもの。

原作終了後の倫也・恵・エリリの三角関係を描く。

②のアイディアから派生したもので、まだプロットも作れていない(;’∀’)

原作完結後に、あえて問題を掘り返すのは自分的にどうかと思ったりで、一番可能性が低いかも(;’∀’)

まとめ

現状は、この3点です。

あとはイチャイチャものも書きたいので、いいアイデアないかを検討中。

ちゃんとしたオリジナルのイチャイチャものは「あざとい後輩」以来書いていないので、書きたいんですよね。

もう少し精進しますw

あなたはどのタイプ? 小説創作スタイル論

ということで久しぶりに創作論を書いていきたいと思います。
今回は小説のスタイルについて。
小説を書くために何を重視するか。それを重視するとどんな小説になるかを考えていきたいと思います。

①文章を重視する


描写や文章を重視するスタイルですね。純文学が好きな人に多いタイプです。
暗喩や体言止め、韻などリズムを重視して、芸術的な小説になりやすいです。
一般受けよりも玄人向けになりやすいスタイルですね。
全体的に硬派な世界観になりやすく、自分の人生観や価値観が強く影響する小説を書く人が多いと思います。私の小説とは真逆にある小説です←
内省的な人が多いスタイルです。
芸術肌のひとが好みますね。

②ストーリーを重視する


私はこれです。
物語の全体像を最初に作って、エンディングから逆算して流れを作るスタイルです。
理路騒然とした安定感がある小説が書きやすいです。一方、優等生っぽくなりやすくて、良くも悪くも暴走が少ない。途中で中断して絶筆することが一番少ないのがこのスタイルです。最初に全体の流れが作るので、おもしろくなるかは前準備が重要となります。どちらかというと努力型に多いスタイル。
安定感がある一方、ドキドキ感が少なくなりやすいですね(自省)
ラブコメや恋愛もの、ヒューマンドラマを好む作家さんが多いイメージ。

③設定を重視する


こちらはぎちぎちに設定を重視するスタイルです。
SFや異世界系の作家さんに多く見られますね。
詳細な別世界を自分の中に作りこんで、その世界で登場人物を動かしていきます。
②と似ているようで、ちょっと違う。
まるっきり別の世界を創るので、②以上に事前の準備と、設定をつなぎ合わせる技術が必要になります。
理系のひとが多いイメージ。
スケールが大きい話を書きやすい一方で、序盤に設定の話が多くなりやすくて、読者さんが置いていかれしまいやすくバランスをとることがかなり難しいです。
かなりの技術と専門知識が必要となる職人肌の人が好むスタイルです。

④キャラクターを重視する


これもわかりやすい。
かわいいキャラや面白いキャラを作ってあとは自由に動いてもらう。
事前準備よりも即興的な技術が重要になってくるスタイルです。
調子がいいときは、どんどん話が進み、悪くなると簡単に更新が止まってしまう。
天才肌のひとに多いイメージです。
完結をあまり重要視せずに、プロセスのおもしろさを重視するスタイルともいえます。
魅力的なキャラが多く、ファンも付きやすい。
上を狙うのであれば、このスタイルが最もやりやすい。しかし、天才肌のため、作者が失踪してしまうことも多いです。なんとなく、この分類でいちばんマンガ家に近いイメージです。

まとめ

以上、私が簡単に4分類してみました。

創作を始めたい人は、どのスタイルでいくか考えてみると面白いかもしれません。

その他の小説関係の記事はこちら

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【自作小説】『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』メイキング部屋⑬

今日もラブコメのほう更新しました!『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』
5万PVか15万文字達成したら、記念エッセイをまた書きます!

さて、今日は四間飛車穴熊を採用した一局を紹介します。
自分の完勝譜なので、是非ともごらんください

先手が二段のかた
後手が自分です。

13手目☗5七銀
持久戦を明示

21手目☗6六銀
4枚穴熊を目指す一手
固さ負けをするため、完成する前に振り飛車側から仕掛ける必要がある。

26手目☖6四歩
袖飛車への変化を残す。

36手目☖6三金
現代的な振り飛車穴熊
これにて、振り飛車側の陣形が完成

46手目☖6五歩
銀をけん制するとともに、角で飛車を狙撃する道を開く

48手目☖7三角
これにて、飛車を狙う角の陣形
現代穴熊は角の転回や袖飛車への変化があるため、攻撃力が増す

54手目☖2八角成
飛車交換。
4枚穴熊が完成せず、飛車を捌けたので、後手有利

72手目☖7八金
詰めろ。
先手は逃れるのが難しい

現代穴熊の形が活きました。
この形大好きです。
級位者時代は、この四間飛車穴熊と右四間飛車が両エースだったので、懐かしいです。

先手: 二段 / 後手: 自分
手合割:平手

▲2六歩△3四歩▲7六歩△4四歩▲4八銀△3三角▲6八玉△3二銀▲2五歩
△4二飛▲5六歩△6二玉▲5七銀△7二玉▲7八玉△8二玉▲5八金右
△9二香▲7七角△9一玉▲6六銀△4三銀▲6八角△8二銀▲8八玉△6四歩
▲9八香△5二金左▲9九玉△7一金▲8八銀△7四歩▲7九金△2二飛
▲4六角△6三金▲6八金寄△4五歩▲5七角△5四銀▲3六歩△9四歩
▲9六歩△5一角▲1六歩△6五歩▲5五銀△7三角▲2四歩△5五銀▲同 歩
△同 角▲2三歩成△2八角成▲2二と△2九馬▲2一と△4七馬▲2四角
△2九飛▲4二角成△4六馬▲7八金寄△6九銀▲1一と△7八銀成▲同 金
△6八金▲同 金△同 馬▲7七銀打△7八金▲6八銀△8九飛成

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【自作小説】『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』メイキング部屋⑫

さて、今日最後の更新です(^^)/

『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』のヒロインが最も得意とする嬉野流。
その対策を紹介します。

今回は、オーソドックスなものとオリジナルなものふたつ紹介します。
オリジナルはまだまだ未完成ですが、おもしろい将棋になったので先行配信ですw

①自分vs二段のかた

こちらがオーソドックスな対策ですね。
自分が先手で、後手が二段のかたです。
お互いに嬉野流の使い手だったので、かなりおもしろい将棋となりました。この駆け引きが楽しかったです。

具体的には、相がかりのような将棋にして、嬉野流に組ませない将棋となっています。
実は、この対策も嬉野流に対策されるいたちごっこ状態でして(笑)
そちらのほうもいつか紹介できたらいいなと考えています。

下の画像も参照。
12

▲2六歩△3二金▲7六歩△4二銀▲2五歩△3一角▲4八銀△8四歩▲7七角
△8五歩▲8八銀△6二銀▲2四歩△同 歩▲同 飛△2二歩▲6八玉△1四歩
▲7八玉△4一玉▲3六歩△9四歩▲3七桂△9五歩▲6八金△7二金
▲5八金上△8三金▲4六歩△7四歩▲4七銀△7三銀▲5六歩△6四銀
▲2五飛△7三桂▲1六歩△5四歩▲6六角△6五銀▲4八角△3四歩▲7七桂
△3三桂▲2八飛△7六銀▲4五桂△同 桂▲同 歩△8六歩▲同 歩△8五歩
▲同 桂△同 桂▲同 歩△7三金▲7七歩△8五銀▲8七歩△5三銀▲6五桂
△6四銀▲7三桂成△同 銀▲3七角△5五歩▲同 角△6四銀▲7三金
△8一飛▲6四角△同 角▲6三金△2八角成▲5三金△3一玉▲4四歩
△同 歩▲4三銀△4六桂▲2四桂△4三金▲同 金

②自分vs2級のかた

こちらはオリジナルの嬉野流対策。
大正期前後の相がかりの定跡を利用して、盤中央の制圧を目指す指し方です。
オリジナルのため、まだまだ粗削りで反省点が多いですが、火力が高い反撃方法となっています。

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【自作小説】『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』メイキング部屋⑪

こちらも、角換わり腰掛け銀の対局です。
相手は3段の方です。角換わりの後、先手早繰り銀・後手腰掛け銀で進行しました。

またまた登場。片矢倉。
お互いにほとんど悪手がなく、いい対局ができました。
最後は、無理をした自分が一手差で敗北しました。

敗局とはいえ、なかなかの将棋ができたので、今回紹介します。

先手:3段のかた
後手:自分

▲2六歩△3四歩▲2五歩△3三角▲3八銀△2二銀▲6八玉△8四歩▲7六歩
△8五歩▲7八金△4二玉▲3六歩△3二玉▲3七銀△8八角成▲同 銀
△4四歩▲4六銀△5二金右▲3五歩△4三金▲3四歩△4二金上▲5六角
△6二銀▲7七銀△6四歩▲7九玉△6三銀▲3五銀△5四銀▲4六歩△7四角
▲5八金△5六角▲同 歩△7四歩▲3七桂△7三桂▲6六歩△9四歩▲8八玉
△9五歩▲4五歩△同 歩▲4四歩△3六歩▲4三歩成△同 銀▲4五桂
△3七歩成▲4四歩△5四銀▲2九飛△4五銀▲4三金△同 金▲同歩成
△同 玉▲4四金△5二玉▲7一角△9二飛▲5三角成△6一玉▲4五金
△6二金▲4三馬△7一玉▲2一馬△3八角▲2六飛△8六歩▲同 歩
△4九角成▲6八金右△4七と▲8三銀△5八と▲6七金直△8二飛▲同銀成
△同 玉▲5四馬△6三桂▲4二飛△5二歩▲2二飛成△6九銀▲1一龍
△7八銀不成▲同 玉△5九馬▲8四香△9三玉▲9一龍△8四玉▲9三銀
△8三玉▲8二龍△9四玉▲8五銀△同 桂▲8四龍

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【自作小説】『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』メイキング部屋⑩

さてさて、次は角換わり腰掛け銀です(^^)/

実は江戸時代の将棋を研究してまして、そこで腰掛け銀+片矢倉という戦法を見つけました!
天野宗歩の時代によく指されていたようで、わたしも採用。そうしたら、勝率があがりました(笑)

片矢倉は、少し薄いんですが、角の打ちこみ場所が少なくなるので、バランス重視の自分には最適でした。
おかげで、最近の相居飛車は、角換わりだけで乗り切ってます!
勉強量を他に振り分けられるので、かなりおススメです。

先手は2段のひとで、後手が自分です。

最後は大逆転なので、見応え抜群! 解説は棋譜をご覧ください。

先手: 2段のかた / 後手: 自分
手合割:平手

▲2六歩△3四歩▲2五歩△3三角▲7六歩△2二銀▲4八銀△8四歩
▲3三角成△同 銀▲8八銀△4二玉▲7七銀△4四歩▲4六歩△3二玉
▲7八金△6二銀▲4七銀△6四歩▲3六歩△6三銀▲6八玉△7四歩▲5六銀
△5四銀▲3七桂△5二金右▲4五歩△4三金▲4四歩△同 銀▲2四歩
△同 歩▲同 飛△2三歩▲2九飛△4二金上▲5八金△7三桂▲7五歩
△6五銀▲7四歩△同 銀▲4五歩△3三銀▲5五銀△3八角▲2八飛
△6五角成▲4四銀△8五桂▲6六銀△5四馬▲5五銀引△7七歩▲8八金
△6五銀▲5四銀△同 銀▲2五桂△2四銀▲2二歩△同 玉▲4四歩△2五銀
▲4三歩成△同 銀▲2五飛△7六桂▲5九玉△8八桂成▲7三角△7八歩成
▲8二角成△4七歩▲同 金△3八金▲4八金△3七銀▲5五角△3三桂
▲3八金△同銀成▲4八金△6八金

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【自作小説】『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』メイキング部屋⑨

最近、なろうの将棋ラブコメが満員御礼となっています。本当にありがとうございます。

今日はHPのほうに将棋コーナーを独立させていただきました。
なので、内容充実のために、記事をいくつか投稿させていただきます!

今回は、自分が久しぶりに四間飛車を採用しました。
相手は、二段の方で、右四間飛車。

あまりにも攻撃が早かったため、自分は力戦にシフト。
めずらしい四間飛車対策になっています。

角を強引に捌いて成りこみ、最後は17手の即詰み。
いい試合ができました。

下の棋譜に詳細な解説を乗せております!

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【自作小説】『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』メイキング部屋➇

最近、なろうの将棋ラブコメが満員御礼となっています。本当にありがとうございます。
今回はブログのほうも頑張ろうと、新機能を追加しました!

スマホでもPCでもどちらでも棋譜をみれる機能を追加したので、試しに投稿します。
今日は、最近研究中のノーマル中飛車の実戦譜です。

相手は初段の方で、自分は後手です。

今回は、完全に端の位に助けられました。
大逃走して、最後は即詰みで勝利です。5手詰を綺麗に詰ませることができました。
やはり、ノーマル中飛車は急戦系の将棋に強くて安定感があります。

穴熊は……(笑)

あ
2

先手: 初段の方 / 後手: D
手合割:平手

▲7六歩△3四歩▲4八銀△4四歩▲1六歩△4二銀▲1五歩△4三銀▲2六歩
△3三角▲2五歩△5二飛▲3六歩△6二玉▲4六歩△7二玉▲6八玉△8二玉
▲5八金右△9四歩▲4七銀△9五歩▲3七桂△7二銀▲2四歩△同 歩
▲4五歩△4二飛▲4四歩△同 角▲同 角△同 銀▲2四飛△3一金▲4五歩
△3三銀▲2三飛成△5五角▲6六角△3七角成▲3三角成△同 桂▲同 龍
△3二金▲3四龍△3三歩▲2五龍△2三歩▲4四桂△2二金▲3一銀△6二飛
▲2二銀成△同 飛▲3二金△2四歩▲3五龍△3四銀▲同 龍△同 歩
▲2二金△2八飛▲5二銀△4七馬▲4一飛△5二金▲同桂成△5八馬▲同 金
△4七銀▲7一角△9二玉▲8二金△9三玉▲7二金△9四玉▲4四飛成
△5四金▲8五銀△同 玉▲7七桂△7六玉▲7八玉△5八飛成▲8九玉
△8八銀▲9八玉△8九銀打

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【自作小説】『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』メイキング部屋⑦

おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』今日も投稿しました。

ついに100話突破しました。その記念にエッセイも投稿したので、よかったらご覧ください。
『将棋でアマチュア初段になる方法~『おれの義妹がこんなに強いわけがない』100話突破記念特別エッセイ~』

さあ、今日のメイキング部屋は、「常勝将軍」木村義雄14世名人の名局特集をお送りします!
実力制初代名人でもあるひとですね。今回は名人になる前の戦前の棋譜をチョイスしました。

今ではあんまり顧みられることは少ないのですが、本当におもしろい将棋を指します。
キレキレの終盤はまさに名人芸。この時代、彼だけが別の次元にいたんじゃないかなと思うような棋譜3選を紹介していきたいと思います!

①1937-02-05 木村義雄 vs. 阪田三吉

1

通称「南禅寺の決戦」です。
ついに統一される将棋界。その直前で、神は最高の舞台を用意してくれました。

関東最強”木村義雄”vs関西最強”阪田三吉”
東西分け目の決戦ですね。
『月下の棋士』でも有名な初手端歩つきの名局です。

なんと持ち時間は30時間w

不利になってもあきらめない阪田三吉の指し方は感動します。
そして、それにとどめを刺す木村義雄のかっこよさ。まるで、巌流島の戦いですよ。
是非とも並べてみてください。

②1935-06-29 木村義雄 vs. 関根金次郎

2

13世名人vs14世名人の頂上決戦です。
ふたりは師弟関係でもあるので、本当に因縁じみた戦いです。
これも終盤がおもしろい。圧倒的不利になった関根名人は力強く貪欲に逆転しようともがき続けます。

死力を尽くした両者の手数は200手に達するところで投了。
これもまたドラマチックな展開でした。

1935-04-01 土居市太郎 vs. 木村義雄

③

こちらもレジェンド同士の激突ですね。
土居時代vs常勝将軍。

わたしの大好きな「相がかり」の力戦です。ねじり合う、ねじり合う。
この中央を制圧する相がかりの将棋おもしろくていま研究中です。

最後は死闘の末、木村玉が入玉!
最後まで手に汗握る戦いでした。

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