【アニメ・マンガネタバレ注意】ダーウィンズゲーム感想&考察

じつは、昨日からこのアニメにはまりまして、電子書籍で原作を一気に大人買いしました。

1巻から19巻w

昨日、ほぼ徹夜で読んで、もう三周してしまいました(笑)

ということで、ドハマりしたので、こちらの感想と考察記事を書いていきますw

アニメだと結構、情報満載で新しい知識が入ってくるので、そちらの整理もしていきますw

アニメと漫画のネタバレが含まれるので、ご注意ください。

こちらが主人公のスドウ カナメです↓

あらすじ

普通の高校生”カナメ”は、 友達からスマホゲームの招待を受ける。

何気なくそれを承認した結果、いきなり蛇が現れてかみつかれる。

体調が悪いと考えたカナメは学校を早退するが、帰宅途中のパンダの着ぐるみから突然命を狙われるのだった。

“ダーウィンズゲーム”とは、参加者たちが殺し合いポイントを奪い合うデスゲームだったのだ……

ダーウィンズゲーム とはなにか?

スマホゲームに見せかけた殺し合い。

1ポイント=10万円の価値があり、各々が持っているポイントをかけて殺し合う。

参加者はランダムで、異能(シギル)を与えられて、それを駆使して戦い合う。

ポイントをガチャやアイテムなどに課金できるソシャゲスタイル。

一般人は、ゲーム会場からなぜの力で隔離されて、参加者たちだけがゲームに参加する形。昔流行したmixiのように、招待制のゲーム。

死亡したプレイヤーの遺体は、マインクラフトのように周囲の環境とともにブロック状に消えていく。

この作品の魅力

・異能バトルアクションと頭脳戦の融合

・かわいいヒロインたち

・ダーウィンズゲームとはなにかに迫っていくミステリー性とSF性

PV

アニメ第1話「 初陣 」前編感想(原作1巻)

あらすじ

上述参照

感想&考察

分けも分からずに、ゲームに参加させられる主人公。

それに対して、パンダの着ぐるみがおそいかかえる。

アニメでは、バンダ君のバッググラウンドことは流し気味にして、カナメの交友関係をその分付け足していました。

ここらへんは良改編だと思いました。

初心者狩りで有名なパンダの男に対して、カナメは友人のキョウドウ・気まぐれに携帯のメッセージで助言してくれる”シュカ”に助けられて逃げまくります。

しかし、パンダの異能”透明化”に大苦戦。

彼らは、立体駐車場に逃げ込むのでした。

ここらへんの緊迫感とテンポの良さに引きこまれました。

情報がほとんどわからない&襲ってくるのがかわいいパンダの着ぐるみ。

これが、非日常感を強く表現していますね。

視聴者に共感を促して引きこまれる導入方法だと思いました。

今回の話で分かったこと

・ダーウィンズゲームは殺し合い。

・アプリ上でサーチされる。

・参加者には異能が付与される。

・死亡した敗者は、ブロック状に遺体ごと消去される。

アニメ第1話「 初陣 」後編感想(原作2巻)

(あらすじ)

なんとか初戦を勝ち抜いたカナメ。

しかし、ゲームの情報はよくわからない。

なにか情報を得るために、初戦でアドバイスをもらった “シュカ” (上の表紙の女の子)との接触を試みるのだった。

しかし、異能の扱いを知らないカナメは、シュカの誤解を生んで、交渉は決裂。

カナメはギリギリの戦いの中で、自分の異能を見つけていく。

(感想と考察)

またまたわけもわからずに、殺し合いに参加させられてしまったカナメ。

後編の見どころは、前編以上に激しいアクションシーン。

シュカのキャラクターがとても魅力的なんですよね。可愛い中に狂気が多分に含まれていて、宙を舞う姿がすごくいい。

下手なデスゲームだと、なかなか女の子をこう優雅に描くのはなかなか難しいんですが、うまいんですよね。

この話に魅了されて、私はどはまりしました。

今回の話で分かったこと

・リタイア方法はない

・カナメのシギルは識別不能

アニメ第2話「 渋谷 」感想(原作2巻)

(あらすじ)

シュカをなんとか破ったカナメ。シュカから、「家族=クラン」になって欲しいと頼まれて、二人は同盟関係へと移行する。
そして、新しく予告された「宝探しゲーム」というイベント。
シュカとの渋谷デート
新たな挑戦者の出現。そして、はじまる宝探しゲーム。

(感想と考察)


イベント盛りだくさんの回でした。

作中最強クラスの使い手”シュカ”との同盟関係も作られて、ここからついに新たなステージへ。
イベントの下見と称しての渋谷デートも微笑ましくて、ラブコメ好きの自分にはおいしい回でした。

今回、わかったことは……
・シュカはひとり暮らし
・渋谷には悪名名高いクラン””が存在する
・イベントは選ばれた者だけが参加で、全員参加ではない

こんな感じですね。

ひとつ思うのは、シュカのゲーム参加の理由。
お金に不自由していないところをみると、参加には別の理由がありそうです。そして、わざわざゲームを勝ち抜いて積極的に参加していることを見るとなにかありそう。

クランを「家族」に例えているところをみると、たぶんそこらへんに何かあるんだと思います。クランの訳語はいくつかあるのに、わざわざそれをチョイスしたところが肝のはず。

今後の展開が見逃せなくなってきました。

アニメ第3話「引き金」感想(原作3巻)

(あらすじ)

ついにはじまったイベント戦。

シュカと分断されたカナメに、マシンガンを持った男が襲いかかる。

植物によって封鎖されたビル。

逃げ場のない環境で、カナメは情報屋”レイン”と出会う。

植物によってビルを封鎖した”花屋”の影がちらつく

(感想・考察)

ついにイベント戦が発生しました。

原作の人気キャラレインや大規模クラン”エイス”のワンなども登場して盛り上がってきました。

原作の警察はやっぱり削られましたね。

1~2話で、完全に削られていたので、アニメでは描かないんですね。

今回は、アクション重視で見ごたえがある戦いが繰り広げられました。

絶体絶命の封鎖環境で、洞察力を武器にカナメはいかに罠を脱出するのか?

シュカに関しては原作よりも淡々と敵を倒していく面が強調されている印象です。

かわいくてヴァイオレンスな戦闘狂。原作以上に戦闘マシーン化していくのが楽しみです。

アニメ版は、主人公たち若者の物語というのをより強調している気がします。

本来なら存在するはずの、主人公の肉親たちをあえて描かない(原作でもそうだが)。

また、大人の価値観で動く警察組織までも排除しているのが印象的(アニメ版)。

ゲーム参加者の立場で描くと言うのが徹底しているのが、アニメ版の特徴ですね。

シュカもコミカルな面を抑えているのはその影響かも……

今後、この演出をどう生かしていくのか楽しみです。

そうするとエイスたちのぶっ飛び具合がよりすごいものになりそう。

今回分かったこと

・ゲーム周辺の一般人は、携帯から出る謎の音で排除される(マインドコントロールのような形?)

アニメ第4話「火花」感想

(あらすじ)

植物使い”花屋”によって、脱出路を封鎖されたカナメはレインと手を組んでホテルからの脱出を図る。

レインは、未来予知の異能”ラプラス”を用いて、植物使いを翻弄し、カナメと花屋の一騎打ちを演出する……

(感想・考察)

レインの異能も判明し、盛り上がってきました。

未来予知は便利ですよね。

イベント中でも課金アイテムをゲットできることに気がついたカナメの洞察力がすごいです。

そして、花屋の戦闘アーマーすごいかっこよかったです。

もはや、ラスボスの風貌すらある中ボスですよね。

シギルは体力依存なんですよね。そう考えるとシュカとか花屋とかレインのタフさがすごいと思います。能力の強度で消費エネルギーも変動する可能性もありますね。

異能はゲームマスターによってランダムに振り分けられるようですが、ここになにかしら性格的な影響もあるんでしょうね。

シュカやレインのシギルはぴったりな感じですし。

カナメのレアシギルは、なにかしらの生い立ちとも関係しているのではないかと思うんですが、どうなんでしょうか。精神世界で、カナメは最後に何と言われたのか?

そこらへんが物語の鍵なんでしょうね。

アニメはどこまで描かれるのか?

原作ファンとしてはそちらも気になります。

あと、敵を次つぎと仲間に組み込んでいくカナメのカリスマ性は一介の高校生には見えないんですよね。

次回も楽しみです。

アニメ第5話 水葬(アクアリウム)感想

(あらすじ)

花屋を倒したカナメ達。

リング争奪戦においてエイスという大規模クランとの戦争は不可避の状況で、ホテルの生存者は即席で同盟を組んでそれに対応するも、カナメの同盟者シュカが水使いにはめられて大ピンチ。

カナメは救出に向かう。

(感想・考察)

インフルの影響で1週間ほど感想が遅くなりました(;’∀’)

今回はシュカ大ピンチですね。

スナイパーを冒頭で瞬殺したり、圧倒的な力をもっているシュカですが、能力の相性で水使いに大劣勢に陥りました。

Cパートでの独白からやはり彼女のゲーム参加にはなにか目的があるようですね。

今回のリング争奪ゲームも裏になにかある。

QRコードの存在・カナメの能力ですらコピーできない謎。ルール説明の矛盾点などなど。

次回以降はシュカの救出とこのゲームの謎が主題になってくるはずですね。

楽しみです。

アニメ第6話「金剛(ハードネス)」感想

(あらすじ)

リュージとともに、シュカ救出に向かったカナメ。

しかし、シュカがいるはずの地下道は水没していた。

地下道の入り込みシュカ救出を続けるカナメと、水使いスイと戦闘するリュージ。

戦闘中のスイは、多重人格のような言動を続けて……

(感想・考察)

いや~、完全にシュカがかわいい回でした。

人工呼吸→目がさめたシュカからの

「ファーストキスのやりなおしね、助けてくれてありがとう」ですよ!?

なにこの最高のシーン。夜中ながらテンションマックス。

新しい仲間ができて嫉妬するシーンも最高でした。

そして、シュカのDゲーム参加理由も明らかになります。

「両親の仇を探すため」

エイスの暴力性もさらに強調されました。半ぐれ集団みたいな怖さがあるグループです。

後半は、植物使いとエイスの戦いが始まりました。圧倒的な個人の力で、雑兵たちをつぶしていく植物使いでしたが……

最後は相性の悪いエイス幹部”シグ”と開戦します……

いろんな謎も明らかになった第六話でした。

・シュカは両親の仇討のためにDゲームに参加

・Dゲームは、死者の魂にまで干渉できる

・大規模なイベントが行われたのは今回がはじめて。公機関の介入すら意に介していない状況になったのか?

・今回のイベントの真の宝は”渋谷駅”にある

アニメ第7話「 圧砕(エイス) 」感想

(あらすじ)

ついにエイスがホテルに突入。花屋と天敵のエイスの幹部炎使いが激突。

渋谷駅には、エイスのリーダー”ワン”が陣取っていた。

参加者たちが次々と脱落していく中で、カナメたちは真相にたどり着けるのか?

(考察)

かなりイベントも佳境になってきました。

今回分かったことは……

・イベントには、選ばれていないゲーム参加者も介入可能

・花屋のゲーム参加理由は、娘の病気のため

・ゲームのイベント中でも、公共機関は止まらないが動き続けている

・それが可能なほど、ゲームの運営の洗脳力や権力は絶大

・エイスのワンは、未来予測ラプラスを上回る能力を持っている。空間転移系の能力か?

・Dゲームは、毒虫のサバイバルのように、何か選定的な要素が含まれているのではないか?

・7つの暗号は渋谷駅の座標をしめしていた。そして、1859(ダーウィンの種の起源出版年が関係ある)という数字が最後の鍵。

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感想(1件)

他のアニメ感想はこちら↓

『東大卒プロゲーマー』/『中国工場の琴音ちゃん』書評

はじめに

さて、今日の書評は『東大卒プロゲーマー』(PHP新書、ときど著)・『中国工場の琴音ちゃん』(一迅社)です。

本の虫のイラスト(男性)

『東大卒プロゲーマー』

 もうこの本はタイトルのインパクトが凄いですよね。自分も思わずタイトル買いをしてしまいました(笑)。東大卒の著者がいかにプロゲーマーになったのか?そもそもプロゲーマーとは何なのか?。日本ではまだなじみのない「プロゲーマー」に迫る一冊です。

 「プロゲーマー」とは何か?著者は「ゴルフのタイガーウッズいるでしょ?あれの、規模の小さいバージョンですよ」(18頁)としています。

 なるほどわからん(笑)。要は「企業とスポンサー契約を結び、そのスポンサー料と大会の賞金で生計を立てている」ゲーマーということです。

 ではどんな生活をしているのかと疑問に思うでしょう。それがとてもストイック。普通の会社員がはたらく時間と同程度ゲームの練習し、体力をつけるためにジム通いに励む毎日だそうです。

 著者のときどさんは東大卒で、自分の好きなことを職業にしている。一見、挫折なんか知らない人生のようにも思えます。でも、実はそうではないみたいです。いくつものハードルを乗り越え、今の居場所にたどり着いている。

 例えば、彼は格闘ゲームのプロですが、合理性や効率を求めて黄金パターンを見つけてそれを極めていくスタイルでした。しかし、このスタイルでは限界が来てしまう。理論だけの観戦していて面白くないスタイルの限界。そのスランプを乗り越えるための苦悩。そして、障害を越えた先に見つけた解答とは何か。それがカッコイイのでぜひ読んでほしい一冊です。

『中国工場の琴音ちゃん』

さて、次は井上純一『中国工場の琴音ちゃん』(一迅社)です。著者は『中国嫁日記』という4コママンガブログで大人気な方ですね。今回は日本人が経営する中国のフィギュア工場が舞台。

 「日本のオタク産業はこういう工場が支えているんだな~」ととても勉強になりました。しかし、中国人の労働意識はとてもシビアです。完全な文化の違いですね。

 例えば、旧正月の連休で里帰りした工員たち。なんと7割が帰ってこない(笑)。他にも、一つの工場で長く勤めて倒産したらどうするんだとばかりにライバル企業にどんどん転職するなどなど。まるっきり日本の環境とは違うので読んでいて驚くことばかり。

 一番好きなエピソードを紹介します。
 
 中国で反日デモが盛んだったころ、舞台となる工場でもデモをやるという話が出た時の工員の一言。

  「愛国は素晴らしい。でも、国はお前をそんなに愛してないぞ。働け。」(67頁)

 工場を壊したら、給料がもらえないだろうという一言。非常にシビアです。