【将棋】abematv ドラフト チーム考察

はじめに

将棋のドラフト盛り上がりましたね。
藤井先生争奪戦かと思いきや、意外に被らなかったり永瀬先生のくじ運が冴えに冴えていたり、色々と話題になりました。

ということで今回は、ドラフトでできたチームの考察をしていきます。棋風や得意戦法などを紹介していきたいと思います。

<チーム久保>

久保利明九段

1巡目 菅井竜也八段
2巡目 今泉健司四段

THE・現代振り飛車党オールスターズですね。
菅井先生(中飛車左穴熊など)・今泉先生(△3二飛車戦法)のふたりは升田幸三賞を受賞していますし、振り飛車党の最前線にいるメンバーです。

早指し戦は、固さや攻めの主導権が重要となってきますが。お三方・中飛車を中心とする攻める現代振り飛車党なので、レーティング以上の強さを発揮するはずです。

粘りの”久保”
終盤の”今泉”。
序盤の”菅井”

このメンバーがどのような化学変化をおこしてくれるか楽しみです。

やる気抜群の今泉先生に私は注目してます。

<チーム糸谷>

糸谷哲郎八段

1巡目 高見泰地七段
2巡目 都成竜馬六段

早指しに特化したチームになりました。

糸谷先生は、早指し最強とも呼び名が高く、角換わり・一手損角換わりの専門家として有名です。竜王経験もある関西の四天王の1角。腕力に定評があります。

高見先生は妖刀とも言われる終盤力に定評がある居飛車党で、矢倉復活の功労者の一人です。土井矢倉を叡王戦で採用し、みごとに初代タイトルホルダーへ。

都成先生は、チーム唯一の振り飛車党。中飛車を得意としています。都成流など新手を披露したり、奨励会時代に新人王に輝くなどの活躍を見せています。粘り強いタイプ。

剛腕”糸谷”
妖刀”高見”
粘り強い”都成”

終盤に力を発揮し、逆転力が高いチームですね。

<abema ドリームチーム>

藤田晋総監督(リーダーは羽生善治九段)

藤井聡太七段(重複)× → 鈴木大介九段
三枚堂達也七段

THE・攻め将棋。

羽生善治九段は言わずもがな、早指し歴代最強とも言われて、唯一NHK杯の永世称号を持ちます。さらに永世7冠。攻め将棋で、魔術師のような猛烈な終盤の攻めが持ち味。

鈴木大介九段は、振り飛車党の剛腕。理事としてもabemaTVとの提携に尽力しています。早指しに強く、新石田流やパワー中飛車など攻めて攻める現代振り飛車を得意としています。最近では、四間飛車の積極策で居飛車穴熊をつぶしています。

三枚堂先生は、三段リーグ1期抜けの偉業で、プロ入り。角換わりを得意とする居飛車党で、序盤から積極的にリードを奪う棋風です。

(追記予定)