【棋書レビュー】『奇襲の王様 筋違い角のすべて』

はじめに

ということで今日は、将棋本のレビューです。

武市三郎・美馬和夫共著の『奇襲の王様 筋違い角のすべて』(マイナビ)です。

武市先生はプロ唯一の筋違い角の専門家として有名です。引退してしまったのが残念。美馬さんは、アマ強豪の筋違い角の専門家。

両雄夢の共演です。これは買うしかない。

はっきり言いましょう。この本は「筋違い角」の決定版!

筋違い角をおぼえたいひと・やられると苦手な人。そんな人は絶対に読むべき本です。私もたまにやる裏芸という位置づけで、採用していたんですが、これを読んで目からうろこ。

開眼しましたw

昨日も将棋クエストの大会で6局中4局(内1局はまさかの「相筋違い角」でした)採用して、3勝1敗でした。500人中20番台の成績を残せたので、大満足ですw

筋違い角とはなにか

そもそも筋違い角とはなんだろうか。

基本図はこちら。

先手側から一手損して角交換。そして、筋違いに角を打ちこんで1歩得する戦法です。

【筋違い角のメリット】

・相手の振り飛車を強烈に制限できる上に、自分はほぼ確実に振り飛車を採用できる【=相振り飛車の可能性が低い】。

・相手の囲いが傷がある矢倉になりやすい。

・歩を得して、駒組ができる。

【筋違い角のデメリット】

・相手の持ち駒に角があるので、カウンターが非常に怖い。

・位を取られて、さばきを抑え込まれ負けるパターンが多い。

・陣形がやや特殊。

本書の内容

・筋違い角→四間飛車への変化。後手の位取りに対しての筋違い角側の対策

・相筋違い角

画像

・居飛車ver筋違い角

・後手無理やり振り飛車の筋違い角などその他の戦型

・著者ふたりの実戦譜からの解説

・必死問題

こんな感じで内容がかなり充実しています。

特におすすめする点

四間飛車・相筋違い角・居飛車と基本的な定跡が一冊で網羅できるのが個人的には美味しかったです。

とりあえず、相筋違い角は必須として、四間飛車or居飛車編の自分の好きな方どちらかを読み込むだけである程度実践投入できるのもいい。コスパが最高です。

あと著者ふたりの実戦譜がすごくいいです。ぶっちゃけここがこの本の最高のポイント。

惜しげもなく大局観を披露して、力勝負になりやすい筋違い角の一局の流れがよくわかります。左をあえてゆっくり動かす。向かい飛車から火力を集中させて、敵陣を食い破る。アマのうっかりしやすいはめ手とか(笑)

筋違い角を得意としているひともかなり勉強になる棋書だと思います。

まさに本書は筋違い角の定跡書の決定版。

対抗形定跡研究① 超速vsゴキゲン中飛車(居飛車左美濃)

はじめに

ということで、今回は珍しく居飛車側に焦点を当てた定跡研究です。

今回は級位者の方向きに、棋譜記号を使わない方針で解説していきます。

三段同士の対局を私なりの大局観を通して感じていただけると嬉しいです。

今回の課題局面はこちら。

よくある対抗形の形です。

居飛車側は、超速早繰り銀で、ゴキゲン中飛車を抑え込んで、固さ勝ちを狙っている。

対して、中飛車側は、理想形を着々と作り始めている状況です。

基本的に中飛車はこちらの陣地を構築できたら、一局の将棋になりやすいです。

良く言われる中飛車の理想形ですね。

囲いはケースバイケースですが、金美濃・片美濃・銀冠・穴熊、そして、こちらの木村美濃が一般的です。

とりあえず、中飛車を指したい方はこちらの陣形を目指しましょう(笑)

今回、私は角交換を避けて、左美濃を構築。

固さで有利を主張しています。

さらに、駒組を進めるとこんな状況になります。

居飛車側が銀冠を構築。さらに飛車を中央に展開して、抑え込みを狙っています。

中飛車はほぼ理想形が完成。

お互いに主張が激突しております(笑) ただ、中飛車の駒組はかなり飽和状況に達しています。あとは、左桂が跳ねるくらい。

なので、居飛車側は、銀冠穴熊を示唆して、相手に選択権を委ねるのでした。

もし、このまま攻めてこなかったら、固い銀冠穴熊が完成します。

なので、中飛車側の選択肢は①穴熊完成前に攻めるor②駒組の飽和状態まで進める【お互いに理想形が完成する状況】のどちらかですね。

今回はその選択肢がどうなるかを考察していきます。

分岐① 中飛車が攻める場合

こんな感じで6筋から攻めてくる場合ですね。

実は、これは居飛車有利です。

とりあえず、5・6筋の歩交換がはじまりますね。

そして、この一手が狙い。

仮に飛車で歩を取った場合は、銀交換した後に割り打ちの手順が待っているので、中飛車側が劣勢になります。

これで振り飛車側が抑え込まれてしまうので、居飛車が優勢となりますね。

分岐② お互いに駒組を飽和させる場合

簡単に言うと、桂馬が跳ねる場合です。

この時は、お互いの飛車が二筋に動いて、にらみ合います。

その隙を狙って、居飛車側に銀冠穴熊が完成して圧倒的に優勢となります。

固さは正義です。

まとめ

ということで、この局面はかなり居飛車有利です。

私なりの中飛車観だと、木村美濃にせずに、囲いは銀冠などを選択するべきだったのではないかと思います。

超速の優位性は、居飛車側が囲いを固めやすくなることです。

隙があれば攻めますが、基本は囲い強化が超速の狙いだと考えるのが、私なりの大局観です。

<関連項目>

KIF形式棋譜ファイル

手合割:平手
先手:D
後手:三段のかた
手数—-指手———消費時間–
1 7六歩(77) (00:00 / 00:00:00)
2 3四歩(33) (00:00 / 00:00:00)
3 2六歩(27) (00:01 / 00:00:01)
4 5四歩(53) (00:01 / 00:00:01)
5 4八銀(39) (00:00 / 00:00:01)
6 5二飛(82) (00:01 / 00:00:02)
7 2五歩(26) (00:01 / 00:00:02)
8 5五歩(54) (00:00 / 00:00:02)
9 3六歩(37) (00:02 / 00:00:04)
10 3三角(22) (00:01 / 00:00:03)
11 3七銀(48) (00:00 / 00:00:04)
12 4二銀(31) (00:00 / 00:00:03)
13 4六銀(37) (00:01 / 00:00:05)
14 5三銀(42) (00:01 / 00:00:04)
15 6八玉(59) (00:00 / 00:00:05)
16 4四銀(53) (00:00 / 00:00:04)
17 7八玉(68) (00:01 / 00:00:06)
18 6二玉(51) (00:01 / 00:00:05)
19 9六歩(97) (00:01 / 00:00:07)
20 9四歩(93) (00:01 / 00:00:06)
21 5八金(49) (00:01 / 00:00:08)
22 7二銀(71) (00:00 / 00:00:06)
23 3七桂(29) (00:02 / 00:00:10)
24 7一玉(62) (00:01 / 00:00:07)
25 7七角(88) (00:02 / 00:00:12)
26 8二玉(71) (00:00 / 00:00:07)
27 8八玉(78) (00:00 / 00:00:12)
28 5一飛(52) (00:01 / 00:00:08)
29 7八銀(79) (00:01 / 00:00:13)
30 3二金(41) (00:00 / 00:00:08)
31 6六歩(67) (00:01 / 00:00:14)
32 1四歩(13) (00:03 / 00:00:11)
33 1六歩(17) (00:02 / 00:00:16)
34 6四歩(63) (00:01 / 00:00:12)
35 6七金(58) (00:01 / 00:00:17)
36 6三銀(72) (00:01 / 00:00:13)
37 2九飛(28) (00:03 / 00:00:20)
38 7四歩(73) (00:00 / 00:00:13)
39 5九飛(29) (00:03 / 00:00:23)
40 7三桂(81) (00:01 / 00:00:14)
41 8六歩(87) (00:02 / 00:00:25)
42 7二金(61) (00:02 / 00:00:16)
43 8七銀(78) (00:02 / 00:00:27)
44 8四歩(83) (00:01 / 00:00:17)
45 7八金(69) (00:00 / 00:00:27)
46 2二角(33) (00:03 / 00:00:20)
47 9八香(99) (00:02 / 00:00:29)
48 6五歩(64) (00:07 / 00:00:27)
49 同 歩(66) (00:00 / 00:00:29)
50 5四銀(63) (00:00 / 00:00:27)
51 6四歩(65) (00:00 / 00:00:29)
52 3一角(22) (00:00 / 00:00:27)
53 5六歩(57) (00:00 / 00:00:29)
54 同 歩(55) (00:00 / 00:00:27)
55 同 金(67) (00:00 / 00:00:29)
56 6四角(31) (00:00 / 00:00:27)
57 6五歩打 (00:00 / 00:00:29)
58 3一角(64) (00:00 / 00:00:27)
59 5二歩打 (00:00 / 00:00:29)
60 8一飛(51) (00:00 / 00:00:27)

変化:48手
48 3三桂(21) (00:00 / 00:00:20)
49 2九飛(59) (00:00 / 00:00:29)
50 1三角(22) (00:00 / 00:00:20)
51 9九玉(88) (00:00 / 00:00:29)
52 2一飛(51) (00:00 / 00:00:20)
53 8八金(78) (00:00 / 00:00:29)

【四間飛車穴熊定跡研究③】vs先手飯島流引き角戦法

はじめに

ということで、昨日の記事に引き続き定跡研究記事ですw

今日は、四間飛車穴熊vs飯島流引き角戦法を取り上げます。

今回はアマ四段のかたと対局から

今回は後手が四間飛車穴熊です。

私の飯島流引き角対策は、相手が美濃囲いを作った段階で、向かい飛車に振りなおして、抑え込み穴熊に組みます。

重装歩兵のイラスト

上の画像がよくやる参考図。

基本的に飯島流引き角の基本方針は、向かい飛車にしておくことでかなりおさえこむことができます。相手が飛車先の歩を切る前に向かい飛車に振りなおすのが私の得意手順。

この参考図から少し進んだこの局面が今回の指定局面です。

向かい飛車のおかげで居飛車側がかなり手詰まりになっています。

しかし、振り飛車側もかなりまとめるのが難しい印象。

ここの次の一手を切り取って、定跡研究していきます。

分岐① ▲3五歩(開戦ルート)

居飛車側が開戦を選んだ場合です。

▲3五歩 △同 歩 ▲同 角 △4二角 ▲3六飛 △3二飛

上の手順は一例ですが、こんな感じで固さ勝ちしている穴熊側がさばきを狙いに行く将棋になりやすいです。

基本的に開戦ルートだと、捌き合いになるので、固さが上回る穴熊側が勝ちやすいはずです。

仮に ▲3五歩 と開戦しないで、▲8七歩といった銀冠などに囲いを発展させてくる場合は、次の分岐となります。

分岐② 7四歩(玉頭戦&厚みルート)

こちらは居飛車側が囲いを発展させるパターン。

▲8六歩 △6五歩 ▲8七銀 △4二角 ▲7八金 △5四歩 ▲6八金右 △7五歩 ▲9八玉 △4五歩

それに対しては、穴熊側も玉頭に厚みを作って対抗します。

銀冠が完成する前に、6~7筋に厚みを作り、桂馬跳ねを抑制させる対抗策です。

6→7筋と歩を開けないと、角で歩がただ取りされるのでご注意を(笑)

こちらも結構振り飛車が勝ちやすい陣形だと思います。

まとめ

以上、飯島流引き角との戦いの指定局面を掘り下げて考察しました。

四間飛車穴熊を採用していると遭遇しやすい局面のはずなので、よかったら参考にしてみてください。

他の四間飛車穴熊の研究はこちら。

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31 3七桂(29) (00:01 / 00:00:10)
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変化:37手
37 3五歩(36) (00:00 / 00:00:13)
38 同 歩(34) (00:00 / 00:00:25)
39 同 角(57) (00:00 / 00:00:13)
40 3四銀(43) (00:00 / 00:00:25)
41 5七角(35) (00:00 / 00:00:13)

変化:40手
40 4二角(33) (00:00 / 00:00:25)
41 3六飛(26) (00:00 / 00:00:13)
42 3二飛(22) (00:00 / 00:00:25)

変化:36手
36 5四歩(53) (00:00 / 00:00:24)
37 3五歩(36) (00:00 / 00:00:13)
38 同 歩(34) (00:00 / 00:00:24)
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変化:41手
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【四間飛車穴熊定跡研究②】vs先手右四間飛車穴熊

はじめに

最近将棋が大スランプ中。

なので、唯一勝てている四間飛車穴熊の定跡を深堀していきます。

今の自分にはこれしかないw

今日、ネット将棋でアマ四段のかたに挑んだので、その実戦例から右四間飛車穴熊vs四間飛車穴熊の定跡研究をしていきます。

今回は先手右四間飛車vs後手四間飛車穴熊です。

基本図

とりあえず、基本図です。

41手目まで進んでいる局面ですね。

先手は右の桂馬を跳ねずに、穴熊構築を優先。

後手は振り飛車穴熊を作り、先手の仕掛けを待ち構えている状況。

次の一手から分岐します。

分岐① △4五歩(失敗)

△4五歩 ▲4三歩 △同 飛 ▲4五銀 △同 銀 ▲4四歩 △同 飛
▲同 角 △同 角 ▲4五飛 △8八角成 ▲同 玉

これは私の失敗図。

▲4三歩の切り替えしに見事にやられてしまった感じです。

激しい乱打戦で、先手の穴熊に風穴をあけることには成功したものの、駒損が大きく敗勢となりました。

一応、△4四歩▲同飛から王手飛車の筋はありますが、ひっかかるほど甘い高段者は少ないですね。

ということで、この局面からどうすればよかったのかを反省していきます。

分岐② △4三歩

△4三歩 ▲7八金寄 △7二飛 ▲8六角 △9四歩

これは穏やかな変化ですね。

一局の将棋といえますが、まとめるのが結構難しい印象。

分岐③ △7五歩(本命)

△7五歩  ▲同 歩 △7六歩 ▲6六角 △5五歩 ▲同 銀 △6五歩
▲4四銀 △6六歩 ▲4三歩 △6二飛

こちらは玉頭戦を挑む分岐。

ほぼ互角の勝負ですね。

後手側がある程度の拠点を作れているので、それをどう評価するか。

玉頭戦大好きの自分としては一番有望な変化だと思っています。

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43 4三歩打 (00:08 / 00:00:53)
44 同 飛(42) (00:04 / 00:00:34)
45 4五銀(56) (00:01 / 00:00:54)
46 同 銀(44) (00:02 / 00:00:36)
47 4四歩打 (00:01 / 00:00:55)
48 同 飛(43) (00:06 / 00:00:42)
49 同 角(77) (00:02 / 00:00:57)
50 同 角(33) (00:03 / 00:00:45)
51 4五飛(48) (00:01 / 00:00:58)
52 8八角成(44) (00:03 / 00:00:48)
53 同 玉(99) (00:01 / 00:00:59)
54 4四歩打 (00:04 / 00:00:52)
55 4九飛(45) (00:07 / 00:01:06)
56 3八角打 (00:05 / 00:00:57)
57 4四飛(49) (00:09 / 00:01:15)
58 2九角成(38) (00:03 / 00:01:00)
59 4一飛成(44) (00:06 / 00:01:21)
60 8四桂打 (00:02 / 00:01:02)
61 8五銀打 (00:02 / 00:01:23)
62 6五馬(29) (00:02 / 00:01:04)
63 8四銀(85) (00:06 / 00:01:29)
64 同 歩(83) (00:01 / 00:01:05)
65 8三桂打 (00:04 / 00:01:33)
66 同 銀(82) (00:05 / 00:01:10)
67 7一龍(41) (00:01 / 00:01:34)
68 8二銀打 (00:01 / 00:01:11)
69 2一龍(71) (00:05 / 00:01:39)
70 5五歩(54) (00:03 / 00:01:14)
71 1一龍(21) (00:09 / 00:01:48)
72 7六馬(65) (00:03 / 00:01:17)
73 7七歩打 (00:09 / 00:01:57)
74 6五馬(76) (00:02 / 00:01:19)
75 9五桂打 (00:01 / 00:01:58)
76 8六桂打 (00:04 / 00:01:23)
77 8三桂(95) (00:10 / 00:02:08)
78 同 銀(82) (00:02 / 00:01:25)
79 8二金打 (00:11 / 00:02:19)
80 同 玉(91) (00:02 / 00:01:27)
81 7一角打 (00:04 / 00:02:23)
82 7三玉(82) (00:03 / 00:01:30)
83 8二銀打 (00:01 / 00:02:24)
84 7二玉(73) (00:01 / 00:01:31)
85 5二飛打 (00:09 / 00:02:33)
86 6二金打 (00:06 / 00:01:37)
87 同 角成(71) (00:10 / 00:02:43)
88 同 金(63) (00:01 / 00:01:38)
89 7一龍(11) (00:04 / 00:02:47)
90 6三玉(72) (00:01 / 00:01:39)
91 6二龍(71) (00:02 / 00:02:49)
92 投了 (00:00 / 00:01:39)
まで91手で先手の勝ち

変化:42手
42 7五歩(74) (00:00 / 00:00:26)
43 同 歩(76) (00:00 / 00:00:45)
44 7六歩打 (00:00 / 00:00:26)
45 6六角(77) (00:00 / 00:00:45)
46 5五歩(54) (00:00 / 00:00:26)
47 同 銀(56) (00:00 / 00:00:45)
48 6五歩(64) (00:00 / 00:00:26)
49 4四銀(55) (00:00 / 00:00:45)
50 6六歩(65) (00:00 / 00:00:26)
51 4三歩打 (00:00 / 00:00:45)
52 6二飛(42) (00:00 / 00:00:26)

変化:52手
52 7二飛(42) (00:00 / 00:00:26)
53 3三銀成(44) (00:00 / 00:00:45)
54 同 桂(21) (00:00 / 00:00:26)

変化:42手
42 4三歩打 (00:00 / 00:00:26)
43 7八金(68) (00:00 / 00:00:45)
44 7二飛(42) (00:00 / 00:00:26)
45 8六角(77) (00:00 / 00:00:45)
46 9四歩(93) (00:00 / 00:00:26)
47 6六歩(67) (00:00 / 00:00:45)
48 5五歩(54) (00:00 / 00:00:26)
49 6七銀(56) (00:00 / 00:00:45)
50 4二角(33) (00:00 / 00:00:26)
51 3六歩(37) (00:00 / 00:00:45)
52 5二飛(72) (00:00 / 00:00:26)
53 1六歩(17) (00:00 / 00:00:45)
54 7三金(63) (00:00 / 00:00:26)
55 4九飛(48) (00:00 / 00:00:45)
56 5四飛(52) (00:00 / 00:00:26)
57 3七桂(29) (00:00 / 00:00:45)
58 8四歩(83) (00:00 / 00:00:26)
59 6八角(86) (00:00 / 00:00:45)
60 3三角(42) (00:00 / 00:00:26)
61 5九飛(49) (00:00 / 00:00:45)
62 5二飛(54) (00:00 / 00:00:26)
63 5八飛(59) (00:00 / 00:00:45)
64 8五歩(84) (00:00 / 00:00:26)
65 5九飛(58) (00:00 / 00:00:45)
66 3五歩(34) (00:00 / 00:00:26)
67 同 歩(36) (00:00 / 00:00:45)
68 同 銀(44) (00:00 / 00:00:26)

先手嬉野流破り【後手三間飛車編】

はじめに

ということで、今日は実戦からおもいついた▲嬉野流破りの定跡です。

アマ三段の嬉野流使いさんをこの定跡で撃破できたので、かなり有効かなと思い深く研究しました。

20手台である程度、有利な状況を作れるので、たぶんおぼえやすいはずです。

なお、これは嬉野流が鳥刺しを挑んできた場合の定跡になります。

では、よろしくお願いします。

基本図まで

▲6八銀 △3四歩 ▲5六歩 △3二飛 ▲5七銀 △4二銀
▲4六銀 △4四歩 ▲3六歩 △4三銀

こちらが基本図です。

▲7九角の一手がさきにくる場合もありますが、三間飛車側はこの陣形構築を優先するといいと思います。

分岐まで

▲7九角 △4五歩 

図①

矢倉編でもでたこの歩突きです。

これを同銀としたら、嬉野流は一気に劣勢になります。

分岐①▲同銀

▲同 銀 △3三桂 ▲4六歩 △4五桂

▲同銀としたらこの桂馬跳ねが致命傷となります。

銀は逃げることができなくなり、三間飛車優勢。

分岐②▲3七銀

▲3七銀 △6二玉 ▲4八銀上 △7二玉 ▲6八玉 △5四歩 ▲7八玉 △5二飛

一度、嬉野流の攻撃をストップさせたら、中飛車に振りなおす。

これで陣形差が如実にでるはずです。

嬉野流は、攻撃手段を制限された上に、囲いの選択肢もない。

逆に後手は、美濃にも穴熊にもどちらにも囲える。

中飛車の強烈なカウンターもできる。

かなり勝ちやすい状況を作れたと思います。

まとめ

ということで嬉野流破りの定跡を見てきました。

どうでしょうか?

結構覚えやすい定跡を作れたかなと思います。

いままでに考えた嬉野流破りの定跡は↓

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kifu

手合割:平手
先手:
後手:
手数—-指手———消費時間–
1 6八銀(79) (00:00 / 00:00:00)
2 3四歩(33) (00:01 / 00:00:01)
3 5六歩(57) (00:00 / 00:00:00)
4 3二飛(82) (00:01 / 00:00:02)
5 5七銀(68) (00:00 / 00:00:00)
6 4二銀(31) (00:00 / 00:00:02)
7 4六銀(57) (00:00 / 00:00:00)
8 4四歩(43) (00:00 / 00:00:02)
9 3六歩(37) (00:00 / 00:00:00)
10 4三銀(42) (00:00 / 00:00:02)
11 7九角(88) (00:00 / 00:00:00)
12 4五歩(44) (00:01 / 00:00:03)
13 同 銀(46) (00:03 / 00:00:03)
14 3三桂(21) (00:00 / 00:00:03)
15 4六歩(47) (00:00 / 00:00:03)
16 4五桂(33) (00:00 / 00:00:03)

変化:13手
13 3七銀(46) (00:00 / 00:00:00)
14 6二玉(51) (00:00 / 00:00:03)
15 4八銀(39) (00:00 / 00:00:00)
16 7二玉(62) (00:00 / 00:00:03)
17 6八玉(59) (00:00 / 00:00:00)
18 5四歩(53) (00:00 / 00:00:03)
19 7八玉(68) (00:00 / 00:00:00)
20 5二飛(32) (00:00 / 00:00:03)

第一回 中飛車概論(オリエンテーション)

第一回 中飛車概論(オリエンテーション)

ということで今日から連載企画。
中飛車概論です。

最弱オールラウンダーを自任している私ですが、一番得意としているのは中飛車です。
なので、中飛車の魅力を語りつくそうと思っています。

今回の中飛車は、角道オープン型の中飛車です。
ノーマル中飛車はまた別の機会にw

概論の予定は以下の通り
①オリエンテーション(今回)
②先手中飛車vs居飛車
③居飛車vs後手中飛車
④中飛車vs相振り飛車

中飛車の魅力

相手の戦法に影響されずに採用できる

これが一番のポイント。
筋違い角くらいしか中飛車の採用を邪魔する戦法はありません。
なので、基本「中飛車一本」で戦うことができますw。
オールラウンダーの自分が言うのもなんですが、これはすごい魅力ですね。
ネット将棋など持ち時間が短ければ短いほど効果が発揮します。

攻守のバランスが良い

基本的に中飛車は囲いを作ってから戦えます。
片美濃・金美濃・二枚銀冠・振り飛車穴熊・金無双・左穴熊・左エルモなどなど。
選択肢も多いです。

逆にカウンターの攻撃力も高い。
崩すときは敵陣の中央を突破することもあります。
一手ミスれば、相手はズタズタになります。
振り飛車の中で最も主導権を握りやすい戦法だと言えるでしょう。

序盤から角交換もできるので、相手の穴熊をほぼ抑制できます。

おぼえる定跡も少なめ

難しいと言われる「超急戦」の定跡もありますが、これは拒否できるのでOK
角交換が発生すればお互いに駒組が制限されるので、さらにおぼえる量が減らせます。
角交換型・5筋位取り型・相振り飛車の基本3点セットさえおぼえればかなり応用できますw

基本は終盤勝負

これは振り飛車全般に言えますが、基本は終盤勝負です。
なので、中飛車の基本をおぼえて、あとは終盤力を磨きましょうw
これで勝率はかなり高くなりますw

書籍も充実

人気戦法なので、良書がたくさん出版されていますw
四間飛車・矢倉の次くらいに良書率が高い戦法です。
なので、独学もしやすい。
極端に敗勢にならなければ、最終的には終盤勝負ですw

相振り飛車にも強くなった

中飛車の弱点は相振り飛車。
そう言われていた時代も長かったのですが、最近は5筋速攻・左穴熊・左エルモ(中飛車左玉)など有力な対抗策がバンバン生まれています。

相振りが苦手な四間飛車とはここで差別化できます。

まあ、四間飛車も角交換型なら相振りを克服しつつあるんですが(;’∀’)

まとめ

以上が私が考える中飛車の魅力です。

基本的な中飛車の魅力は伝わったのではないでしょうか(笑)

次回からは各種戦法ごとのお話をしたいと思います。

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『ハリネズミのジレンマ』

プロローグ

 部屋を出ていこうとする女の腕を、男は強く握りしめた。いつも優しく接してくれる幼馴染の意外なほど強い力に彼女は驚く。手につかんでいたはずのドアノブは、少しずつ遠ざかっていってしまう。金属の冷たい手触りがなくなり、彼女の手は少しずつ熱くなっていく。彼の手を無理やりほどくという選択肢は彼女には無かった。いや、選択権がなかったのだ。彼を一度、裏切ってしまったという罪悪感が、彼女の人生を変えてしまった。

 自分の腕が熱くなっていくことを自覚して、彼女はわずかに抵抗を試みた。それが無駄で欺まんだと知りながら。抵抗しなくてはいけない自分の運命を呪うことしかできない。

「ダメだよ、一輝《かずき》くん」
「好きなんだ、世界で一番、聡美《さとみ》のことが好きなんだ」
「だめ、お姉ちゃんを裏切ることになる。そんなことはできないよ」
「奏《かなで》のことを聞いているんじゃないんだよ。俺は、聡美の本心が知りたいんだ」

「そんな言い方ずるいよ。私の気持ちなんて、もう知っている癖に」
「知っているよ。でも、本人の口から聞かなくちゃいけない。そうしないと、俺たちは前に進めない」
「前に進んじゃいけないの。私が本心を言ったら、本当のことを言ったら、私たちは前に進んでしまう。でも、そんなこと許されちゃいけないんだよ。みんなが不幸になるし、誰も報われない。だから、私のことは忘れて。お願いだから、お姉ちゃんのことを幸せにしてあげて……」

「じゃあ、なんで…… あの時、自分の気持ちを押し殺そうとしたんだよ。そうしなければいけなかったんだよ」
「言えるわけないじゃない。そんなこと。私だって、いっぱい悩んだ。たくさん、傷ついた。ふたりのために…… ううん、私たち、三人のために、選んだのがこの結末なんだよ。お願いだから受け入れてよ。そうしないと、私たちはみんながダメになる。私の決意だって、なんのための決意だかわからなくなっちゃう」
「ここで、聡美の本心を聞かないと、俺だってダメになる。たぶん、聡美、お前もダメになる。そんな代償払ってまで進む、奏との未来にどんな価値があるんだよ」
 そう言って、男は最愛の人を力強く抱きしめた。ここに本来であればあり得たはずの未来が、再び生まれてしまった。彼女は、それを喜ぶ自分がいることに辟易する。

「メフィストフェレスと出会ったファウスト博士ってこんな気分だったのかもしれない」と彼女は思った。死後の世界での魂の服従を条件に、ふたりは現世の快楽を追求する。好きなひとにここまで言われて、抗えるわけがない。知恵の実によって失楽園した先祖のように、私たちは口をつけてはいけないリンゴをかじってしまう運命だったのかもしれない。

 どうして、知恵なんて身につけてしまったのだろう。
 彼女は祖先を呪った。
 知識や倫理観なんて、自分たちを苦しめるだけなのに。
 そんないろんな考えが彼女の頭の中で浮かんでは消えていく。

 でも、自分たちがファウスト博士にはなれないことも彼女はわかっている。この選択は、救済を祈ってくれるはずのグレートヒェンを殺してしまうものだから。これ以上はいけない。だから、踏みとどまって。彼女の願いは、簡単に壊された。
 彼にブレーキをかけるものはもう何もなかったのだから。

 窓から見える木の葉が、ヒラヒラと落ちていく。そのゆっくりした様子すら、彼女たちは見つめることができなかった。そんな余裕もなかった。

「聡美、俺はお前のことをずっと好きだった。世界で一番好きだったんだよ。お願いだ、本当のことを言ってくれ。それだけ聞ければ、あとは、聡美の決断を尊重する。聡美の願いを聞くから」
 男は自分がどれだけ残酷なことを言っているかわかってはいた。だが、このタイミングを逃したら、もう二度と聡美とは会えなくなる。そう確信していたからこそ、男は自分の無理を彼女に押しつけた。


 女はその言葉を聞いて、今まで、封印していたパンドラの箱を開いたのだった。

 何度も見た彼の部屋の天井をみつめながら…… 少しずつ、視界がぼやけていく。
 彼女は箱の中に残していた「希望」をついに開放してしまう。

「              」

 すべてを明かしたふたりの顔は、自然と近づいていく。それが本来ならばあり得たふたりの姿だったのだから。もうふたりを止めることは誰にもできなかった。自分たちですらそうすることはできなかった。

 ふたりは、お互いの体温を交換する。

 そして、彼らは一度だけの愛を誓いあった。その口づけの目撃者は、月明りだけだった。彼らが悪人であれば、何も問題はなかったのかもしれない。でも、彼らは優しすぎたのだ。
 自分たちの心を監獄へといざなう結果をもたらすと知りつつも、もう止めることはできなかった。

 外では、街灯が点滅している。
 真っ暗な部屋には、その点滅だけが唯一の光だった。

―――――――――――――――――――

PexelsによるPixabayからの画像(1枚目)

Suvajit RoyによるPixabayからの画像(2枚目)

将棋ラブコメ後の新作を考える

ということで今日は創作論です。

小説家になろうに投稿している『 おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~ 』ですが、ついに20万PVを超えました。

将棋ラブコメという異世界ものの拠点であるなろうではマイナー分野で勝負しているので、こういう結果を残せたのは読者のみなさんのおかげです。本当にありがとうございますm(__)m

ということで、本作もいよいよ最終章間近。

単行本で言うところ5・6冊の分量で終えたいと思っているので、もうすぐ完結です。

いくつか次回作の構想を練っているので、そのメモ記事になります(笑)

読みたい作品があったら是非ともtwitterなどでコメントいただけると嬉しいです。

①将棋転生もの

こちらは、将棋ラブコメの延長線上ですね。

新人王戦で優勝経験まである奨励会三段【プロ一歩手前】が、年齢制限でプロになれなくて、失意のうちに、転生トラックに引かれてしまう。

目がさめた時に、彼は江戸時代に転生していた。

天才少年として二度目の人生も将棋にかける主人公は、やがて江戸時代最強の棋士として覚醒していく。

自分は古い将棋が好きなので、より自分の好みに全振りしてしまう作品です(笑)

江戸時代の棋譜を集めている人は少ないので、かなり自分のカラーが出せそうw

80%プロット完成中。

②三角関係ドロドロもの

主人公と幼馴染の双子ヒロインが織りなす愛憎もの。

前になろうに投稿した短編『病室の天使』の本編です(笑)

ドロドロして救いのない、胃が痛くなる作品を目指す。

あえて「ざまあ」要素も排除して、ひたすら読者を絶望の淵へと追いやる誰得作品。

ちょっと対象年齢層が高めになりやすい。

プロットほぼ完成。

冴えない彼女の育てかたの二次創作のために、「white album2」をプレイしていて浮かんだアイディアですw

あの作品のおかげでドロドロ三角関係を書きたくなりましたw

③冴えカノ二次創作

これはいまカクヨムに投稿している『冴えない彼女たちの育ちかた』とは別作品にする予定です。

あっちはイチャイチャものに対して、こっちは②と同じでドロドロもの。

原作終了後の倫也・恵・エリリの三角関係を描く。

②のアイディアから派生したもので、まだプロットも作れていない(;’∀’)

原作完結後に、あえて問題を掘り返すのは自分的にどうかと思ったりで、一番可能性が低いかも(;’∀’)

まとめ

現状は、この3点です。

あとはイチャイチャものも書きたいので、いいアイデアないかを検討中。

ちゃんとしたオリジナルのイチャイチャものは「あざとい後輩」以来書いていないので、書きたいんですよね。

もう少し精進しますw

将棋ウォーズ終盤力4.7段を獲得した私の終盤勉強法

はじめに

なんかよくあるハウツー本みたいなタイトルになってしまいましたが、今回は私の終盤勉強法ですw

最近、この勉強法をためしてみると終盤での大逆転が増えて、いい感じです。

調子に乗って、花村元司九段みたいに、

終盤の入り口までに「互角で優勢」「不利で有利」「劣勢で互角」くらいのイメージで将棋を指しています。

完全に調子に乗っています(笑)

でも、将棋で一番楽しいのは、終盤戦のドキドキですよね。

詰むや詰まざるや。

一手差で寄せきる感覚。

あのスリルたまらない(笑)

あまりに調子がいいので、直近の棋譜を将棋ウォーズの棋神解析にかけてみたところ……

とかなり調子がいいことがわかりましたw

終盤力だけなら4段近くまで上がっております(笑)

自分で言うのもなんですが、4.7段だと、ほぼほぼアマトップクラスですよねw

ちょっと、ウォーズさん側の接待感がしますが、少し前の解析でこんな感じだったので、やっぱり終盤力が上がっていると思われます。

これは終盤の勉強をほとんどしていなかった時期の解析なので、ここからだいたい二ヶ月くらいでこの終盤力に達しましたw

その秘密を伝授したいと思います(笑)

しかし、この勉強法、かなりハードなので、みなさんも心してがんばってください(笑) 達成できれば間違いなく力はつくはずです。

トレーニングメニュー

1日分

・短手数の詰将棋(3~9手くらい) 30~80問

・必至や寄せの問題集 30~50問

・スマホ詰パラのレベル12~20くらいの問題 1~3問

以上

量的にはそんなに多くないと思う人がいると思いますw

これを1日も休まないで、数か月やり続けるのは、かなりの精神力が必要でしょう(笑)

短手数の詰将棋について

とりあえず、これがメイン。

浦野先生のハンドブックシリーズや高橋先生の〇手詰将棋シリーズなど、手に入りやすい一般的なものがおススメ。

自分的には

3手詰=80問 5手詰=50問 7手詰=30問くらいの量を目安にやっています。だいたい、自分が20~30分くらいで解ける量がこれくらいなので、それを目安に調整しています。

1週間くらいで400問くらい解くのが目標ですw

これでたしかな終盤力の基礎が身につきます。

筋トレみたいなものですw

寄せ・必死問題について

これは、実践トレーニングですね。

『寄せの手筋200』『寄せが見える本』とかを使って、ひたすら解く。

この本のレベルが5~7手詰くらいのレベルなので、級位者の方は最低でも5手詰が解けるようになってからやったほうがいいかもしれません。

詰将棋が直線的に勝つ方法。

こちらが、柔らかく勝つ方法になります。

実戦的な勝ち方を学ぶのにはこれ。寄せて、簡単な3~5手詰に討ち取る。

終盤の醍醐味ですw

この二つを同時に学ぶことで、バランスが良い美しい終盤力を身に着けることができるのです(笑)

スマホ詰パラについて

前2つは、筋力と実践力を身につける方法です。

そして、これは持久力を鍛えるトレーニング。

だいたいレベル12以上がおすすめ。

このレベル帯で、13手以上の詰将棋になりますので、同じ問題をうんうんと考え続けることになるでしょう(笑)

これで難しい終盤をたくさん考えることができる持久力が身につきます。

まとめ

以上、かなりハードなトレーニングになっています。

自分の体調や棋力と相談して、量を調整していってください。

そして、みんなで最強クラスの終盤力を手にいれよう!(笑)

「ナイス、バルク」(パクリ)

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【映画感想・ネタバレ有】かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~

0.はじめに

昨日、「かぐや様は告らせたい~天才たちの頭脳戦~」の映画を観てきました。

もともと、アニメにドハマりして、マンガ・外伝を全巻購入しているので、実写版も観るしかないと思い、映画館へ。

いつものように、キャラメルポップコーンとコーラを売店で買っていざ、スクリーンへ。

さあ、賛否両論になりやすいマンガ原作の実写化。どう、転ぶか。

ちょっと緊張しながら、映画が始まりました。

以下、ネタバレ有の感想になります。ご注意ください。

1.総評

うん、普通におもしろかったです。

かぐや様ファンだからこそ、細かい部分に注文はでてきますが、一個のラブコメ映画として普通におもしろかったです。

まず、役者さんたちが、いい感じで原作のキャラをつかんでいたと思います。

特に、かぐや様役の 橋本環奈 さんと藤原書記役の 浅川梨奈 さんがとてもよかった。ふたりの魅力で、最後までひっぱることができた映画だと思います。

あと、小ネタとして、アニメ版の かぐや 様役の声優さん「古賀葵」さんが、映画館スタッフとして、登場したのは笑いましたw

こういうサプライズは嬉しいです。

藤原書記役は、かなりアニメに寄せてきましたね。

イイ感じにぶっとんでいました。

橋本環奈さんは、やはりラブコメ女優として場数を踏んでいるせいか、安定感がありました。

たぶん、主人公役として、彼女以外は難しかったんじゃないかなというのが私の感想です。

2.ストーリー

原作8割、オリジナル2割くらいの印象でした。

原作人気エピソードの花火大会編は、特に良かったですね。

破壊力がありました。

夏休みまでを原作通り描いて、二学期の生徒会選挙をオリジナル脚本にしてきました。

まさかのかぐや様出馬。会長との一騎打ちの壮絶な選挙戦(笑)

(笑)としたのは、恋愛脳全開の内容になっていたからですw

柏木さんが、原作以上にアグレッシブになっていて笑いました。

そして、ふたりは幸せな……

恋愛頭脳戦を繰り広げて終了。

かぐや様を映画で知った人には十分楽しい映画だったと思います。

3.ファンだからこそ思う注文点

さて、以上のように十分楽しめた映画だったんですが、やはり原作の過激ファン(笑)である自分としては、いくつか残念な点がありました。

① 演出がチープで、作品が原作よりも下品になってしまった印象がある。

② ナレーターの佐藤二朗さんのアクが強い。おもしろいんだけど、かぐや様という作品の雰囲気には浮いてしまう気がする。

これは自分が原作原理主義者だから思う難癖のようなものです。

たぶん、映画製作陣と私の立ち位置が違うから発生するんでしょうね。

「原作の延長線上に映画を位置づける」私と「一本の映画として独立して完成させなくてはいけない」製作陣の解釈違いですね。

一本の映画としておもしろい作品なので、かぐや様をしらないひとに特におすすめです。映画が面白かったら原作もどうぞ。

絶対にはまります(笑)

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