角換わり7手目のこの局面。
はたして、銀は中央と左右どこに動けばいいのか??
級位者の方は悩むかもしれません。悩む必要はない。プロの真似をすればいいじゃんというひともいるかもしれませんw
でも、この次の一手には定跡の歴史が深くかかわってくるんですw
なので今回はそれを中心に説明します。
0手
目次
①8八銀型
これは平成角換わりの古い定跡です。
ここから7八金~6八角~7七銀で無理やり矢倉にできるんですが、今では損だと考えられています。
というのも後手が△4四歩で角換わり拒否雁木を志向すると、こっちは矢倉しか組めないんですよね。
矢倉vs雁木だと、雁木の方が主導権を握りやすいので、この手は損ですね。
先手なのに守りに回りやすいから。
雁木の復権とともに減ってしまった7手目です。
②6八銀型
これは最近のプロでも多い将棋の形。
後手が角換わり拒否雁木にしてきても、こちらも雁木にすることができるので選択肢に幅が出ます。
ただ、問題は相雁木って手詰まりになりやすくて、アマだとまとめきるのが難しいこと。
なので、自分としてはちょっと好きじゃない形ですねw
③7八銀型
これが自分の本命です!
相手が角換わり拒否雁木にしてきても、2つの選択肢を確保できているのがいい。
・雁木
・左美濃
この2つを選べるんですよね!
そして、雁木に対して左美濃&早繰り銀はかなり有効で勝ちやすいので、この選択肢を残せるこの7手目がアマチュアでは最有力じゃないかなと思ったり(笑)
この角換わり7手目問題は、「角換わり拒否雁木」が市民権を得たことで、少しずつ変わってきてしまったというのがよくわかると思います。
形は違いますが、雁木vs左美濃対策の基本はこちらに書いてあります!
また、7八銀型のメリット↓の本が詳しいです。
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