豊島将之先生の棋風について考察

ということで今回は、豊島将棋を研究していきたいと思います!

私が将棋を始めたころは、豊島先生がYSS(将棋ソフト)を電王戦で撃破したりしていた時代で、若手の筆頭と言うイメージでしたが、最近は押しも押されぬ大棋士ですよね。

2021年8月21日現在で竜王と叡王の二冠。

現役四天王と1角としてまさに脂がのっている感じ。

若手時代から将来を嘱望されていて、20歳でタイトル挑戦。これだけでも十分怪物でしたw

しかし、その後8年間何度もタイトルに挑戦しますが、あと一歩で敗れて、無冠の帝王状態でした。

若手時代、だいたい2014年くらいから豊島将棋を見てきたんですが、昔は横歩取りの激しい将棋のイメージが強かったです。

研究家としても有名で、指定局面に誘導しやすい横歩が代名詞だった。あと、今もですが角換わり!

居飛車党寄りのオールラウンダーで、たま~に振り飛車を指していましたね。

昔は攻め将棋。それもかなり激しい感じの棋風だったと思います。

でも、タイトルを取るようになった2018年前後から徐々に棋風に変化が生まれて来ました。昔は、あんまり粘らない感じのイメージが強かったんですよね。

インテリみたいな将棋。

それがタイトル獲得前後から終盤に猛烈な粘りを見せるようになって、逆転する将棋も多くなっていった気がします。横歩取りが冬の時代だったのも大きいと思うんですがw

特に、羽生先生との竜王戦や永瀬先生との叡王戦は、もう守備的な将棋が全面に出ていて、棋譜を並べた時はまるで別人のように感じました。

昔の豊島先生は、あんまり関西将棋のにおいがしなかった(=インテリ将棋)んですが、最近は、THE・関西将棋みたいになった気がします!

棋風って確かに変わるんですが、豊島先生と永瀬先生は特に劇的に変わった気がします。

こういう長いスパンで棋譜並べをすると楽しいんですよねぇ

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投稿者:

D

小説家になろうで、小説を書いています。 得意ジャンルは、ラブコメ、SF、歴史もの。 このサイトでは、オリジナル小説・詩・ゲームの紹介や読んだ本の書評をしていきたいと考えています!

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