ということで薄い将棋と固い将棋ってどっちがいいのか??
アマチュアでは結構悩むことですよねw
プロだと基本的に固い将棋のほうが好まれていたんですが、最近では薄い将棋に戻ってきているというか(笑)
もともと、江戸時代から王道は薄いバランスのいい将棋。
昭和期くらいから美濃囲いや穴熊が流行して、固い将棋の全盛期。コンピュータ将棋の影響でまたまた、薄い将棋が流行みたいなところがあります。
薄い将棋の代名詞は、船囲い急戦や相掛かり、横歩取り、急戦矢倉、角換わり
固い将棋は、振り飛車(美濃囲い・ミレニアム)、両穴熊、矢倉
みたいなイメージ。
薄い将棋のメリットは
・攻めの主導権を握れる(わかりやすい攻め)
・一手差勝負のスリリングな終盤戦
・勝つときは完勝、負けるときは完敗のわかりやすさ(勝っても負けても楽しい)
・格上に一発いれやすい
デメリット
・相手からのカウンターにもろい
・逆転負けしやすい。
固い将棋のメリット
・守備が固いから多少のミスは挽回可能
・混戦になればなるほど、実力差がはっきり出る(格下の人に負けにくい)
・序盤が難しいが、有利になればあとは勝ちやすい
デメリット
・序盤から猛攻されて何もできずに負ける可能性がある
・格上の人に一発が難しい
・定跡の変化の余地が多いため、勉強がむずかしい
こんな感じですね。
指導者によって級位者の人はどっちをやった方がいいと分かれるのも難しいところw
わかりやすい定跡だから薄い将棋派もいれば……
ミスを挽回しやすいから固い将棋派もいます。
定跡好きの人は薄い将棋。
力戦が好きな人は固い将棋。
自分はこんな感じで勧めていますね。
固い将棋が身になるのには長い時間がかかりますので、勉強家はできる限り早く結果に出やすい薄い将棋を。
逆に勉強嫌いな実戦派はミスを挽回しやすい固い将棋をやるといいのかなと思っています。
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