ということで買ってしまいました!
久しぶりの中飛車本!
相振り飛車に弱いので最近は先手中飛車を封印中なので起死回生になると嬉しいな(笑)
① 相美濃囲い

第1章は相美濃囲いですね。
角を浮かない理由が語れていてとても勉強になりました。
この解説すごくいい。
端歩の見解もちゃんと語られていておもしろい。
囲いをどうやって固めるのか、端歩攻めのタイミングを具体的に指定してくれているのもいい。
ただ、前提知識としてはこの2冊くらい理解しておいた方がよさそうです。
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上は端攻めの手筋を知るため。下は基本の流れを知るために必須級ですからね。
やっぱりリスクが高い変化も多い印象ですね。これをまとめるには結構大変そう。
いい筋でも先手がなかなか主導権を握れないんですよね。これが先手中飛車使いの悩み。
最終的に向かい飛車に振り直す(浮き飛車)パターンですが、軽快に動く感じ。
② 後手穴熊編

こちらも難解な変化を避けている感じ。
基本はやっぱり端攻め。
個人的にはこっちの変化の方がわかりやすいですね。基本的に端攻めですから(笑)
あんまり三間飛車側が穴熊に組むメリットはないような気がします。軽快なフットワークをしなくちゃ打開できないので・・・
なら美濃囲いにして主導権を握る方が三間飛車的に指しやすい。
個人的には金無双型三間飛車の方が有力だと思います。
③角道不突き中飛車

これは比較的に新しい中飛車です。
これは自分もたまに指します(ただ、変化が居飛車に振り直したりするので純粋振り飛車党的にはどうなんだろう? オールラウンダーだから勝てればOK)
嬉野流相振り飛車とも合流したりしてかなりおもしろいです(笑)
縦の将棋になりやすいのでこれ好き。自分の知らない変化も学べたのでこの章がお気に入りでした。
詰みまでの研究もあって難しいけど最先端ですね。
三間飛車が飛車先の歩を突くか、中央で止めるか、一手で止めるかで大きな流れがありますね。
3筋保留型だと角交換も有効になってきますからね。この変化はおもしろい。
基本的にじっくり組んで、振り直しのための手損の価値を低くする主張だと思います。
速攻型は基本取り扱わないので注意ですね。
➃中飛車左穴熊

従来型は厳しくなってきたのでこれは修正型ですね。
まずは乱戦型の変化の注釈もあって嬉しい。
後手が穴熊か美濃でわけていますね。
個人的には美濃の方が嫌ですw
この序盤で書かれていますが、普通の手だと左穴熊の方がきつくなりやすいので注意が必要ですね。
並べた感じ居飛車穴熊とも違うかなり独特な手筋が多い印象ですね。
で、対美濃囲いの場合は三間飛車側に速攻パターンが多いのでそれが難しいです。
自分が左穴熊を封印した理由がそれ。
▲7八金型って囲いが薄い気がするのも・・・
右の金銀を使って厚みで制圧するのは好きなんですが(笑)
この章は三間飛車党も読んでおいた方がいいと思います。ためになる筋が多い!
そう読んでいると185ページに▲5九金型中飛車左穴熊ありました。
自分はこれが好き。
固めやすいんですよね。ただ、先攻を許しやすいのがネック。
まとめ
基本的に定跡の難易度は結構高めだと思います。
というのも受け中心になりやすいんですよね。中飛車からふり直すとどうしても攻めが早い三間飛車に先攻されやすいので、それをどうするかという感じです。
端攻めも大事な要素なので、基本の2冊を抑えてから読んだ方が挫折は減りそうです。
初段以上の中飛車党におすすめ!
級位者の方には結構難しいかも?
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