ということで今回は棋書について思うことを書きます。
自分の中で定跡書はこんな感じに分かれています。
①プロの最前線の定跡まで網羅して、将棋の心理を探求する定跡書(『羽生の頭脳』型)
②歴史を中心にどのように定跡が発達していったのかを説明し理解を深める定跡書(『四間飛車の急所』型)
③難しい定跡を排除してわかりやすい変化を中心に解説する入門書タイプ(創元社本や一手ずつ解説するタイプ)
この3つに分類して、現在の出版状況は①に偏っていると思います。羽生の頭脳以来続いている主流派です。
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そして、①を使いこなせるアマチュアはアマ高段位レベルなんですよねw
逆に棋書を求めているボリューム層は中級~中段者。
なので、需要と供給が微妙にミスマッチしていると思うんですよ。
②の形がアマ的にはベストだと私は考えています。
このタイプはアマ的にも名著が多い。
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思いついただけでもこんな感じで名著が並びます。
アマ初段を目指す人(アマ将棋で最も人口が多い層)が①の論文みたいな定跡書を理解できるかと言えばまあ難しいでしょう。私も級位者時代に何度も挫折してますし、有段者になっても理解できないことが多いw
なので今後の出版としては②タイプと③タイプを増やしてもらいたいなと要望を出しておきたいなと(笑)