【棋聖戦観戦記】藤井聡太七段 対 渡辺明棋聖 ~先手脇システムの猛攻と詰むや詰まざるや~

注意書き

将棋連盟の将棋連盟ライブ中継アプリ等(https://www.shogi.or.jp/lp/mr201704/ )を使って観戦を楽しんでいる方向けの将棋観戦記です。

ただし、将棋連盟から「棋譜利用に関するお願い」(https://www.shogi.or.jp/news/2019/09/post_1824.html )という通達も出ているのでこれを遵守して、観戦記を書いていこうと思います。

・棋譜と図面を使用しない

・読者の方が上記のアプリを使用して棋譜並べをする参考になるように、序盤の構想のどこがおもしろいのかや、終盤の注目ポイントを簡潔に述べる

・あくまで、 将棋連盟ライブ中継アプリ等 のバックナンバーで参考になる対局紹介というレベルで抑える。

今回の対局の基本情報

棋戦名:第92期 ヒューリック杯棋聖戦

対局者:藤井聡太七段 対 渡辺明棋聖

日付:2020.6.8

観戦記

私の事前予想です。

さあ、ついにはじまりました。藤井先生のタイトル戦。

最強の渡辺明棋聖との対局。

先手が藤井先生、後手が渡辺先生でした。

そして、戦型は……

脇システム(+_+)

自分の杞憂です(笑)

このツイートでも書いた通り、同型矢倉(土居矢倉含む)と脇システムが、矢倉の持久戦の二本柱になっているのが現状ですね。

脇システムは、角交換が発生しやすく、局面が絞られやすいので、結構、研究がしやすい形です。

棒銀からの端攻めという分かりやすい攻め筋もあるので、矢倉初心者さんにもおススメなんです笑

その他、矢倉についてはこちらを参照ください↓

角交換した時に、△同銀と取る場合が多いんですが、今回は同歩だったので、驚きました。

脇システムにおいては、お互いの端をついておくことが重要で、これがいつもの相矢倉とは違うところです。

後手は馬を作る代わりに、先手の攻撃が繋がりやすい形になりました。

昼食時間の段階で自分はこんな感じに見ていました。

渡辺棋聖は、中盤の将棋をまとめるのにかなり苦労している印象で、そこが勝敗の分かれ目なのではなかったのではないでしょうか?

逆に、藤井先生は手堅くまとめて、端から一気に手を作っていきます。

この端攻めの攻め方は、本当にお手本のような手筋でした。

終盤の入り口では、▲4六の地点にいる角が攻防によく効いて、いい味出すんですよね。

しかし、苦しくなっても、さすがは渡辺明先生!

角捨ての勝負手から、1手ミスれば即詰みのような、地雷原で勝負を仕掛けるすさまじい終盤です。

これが通れば、棋聖の勝利。

通らなければ、藤井先生側に勝ち筋がある状況で、緊迫感ある終盤の名局でした。

藤井先生が見事に切り抜けて、棋聖が投了。

藤井先生がタイトル戦初勝利をあげました。

強すぎる。

脇システムについては、こちらの本がおススメです↓

激変する現代矢倉 ▲3七銀戦法から藤井流早囲いまで マイナビ将棋BOOKS / 真田圭一 【本】

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投稿者:

D

小説家になろうで、小説を書いています。 得意ジャンルは、ラブコメ、SF、歴史もの。 このサイトでは、オリジナル小説・詩・ゲームの紹介や読んだ本の書評をしていきたいと考えています!

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