『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』今日も投稿しました。
ついに100話突破しました。その記念にエッセイも投稿したので、よかったらご覧ください。
『将棋でアマチュア初段になる方法~『おれの義妹がこんなに強いわけがない』100話突破記念特別エッセイ~』
さあ、今日のメイキング部屋は、「常勝将軍」木村義雄14世名人の名局特集をお送りします!
実力制初代名人でもあるひとですね。今回は名人になる前の戦前の棋譜をチョイスしました。
今ではあんまり顧みられることは少ないのですが、本当におもしろい将棋を指します。
キレキレの終盤はまさに名人芸。この時代、彼だけが別の次元にいたんじゃないかなと思うような棋譜3選を紹介していきたいと思います!
通称「南禅寺の決戦」です。
ついに統一される将棋界。その直前で、神は最高の舞台を用意してくれました。
関東最強”木村義雄”vs関西最強”阪田三吉”
東西分け目の決戦ですね。
『月下の棋士』でも有名な初手端歩つきの名局です。
なんと持ち時間は30時間w
不利になってもあきらめない阪田三吉の指し方は感動します。
そして、それにとどめを刺す木村義雄のかっこよさ。まるで、巌流島の戦いですよ。
是非とも並べてみてください。
13世名人vs14世名人の頂上決戦です。
ふたりは師弟関係でもあるので、本当に因縁じみた戦いです。
これも終盤がおもしろい。圧倒的不利になった関根名人は力強く貪欲に逆転しようともがき続けます。
死力を尽くした両者の手数は200手に達するところで投了。
これもまたドラマチックな展開でした。
こちらもレジェンド同士の激突ですね。
土居時代vs常勝将軍。
わたしの大好きな「相がかり」の力戦です。ねじり合う、ねじり合う。
この中央を制圧する相がかりの将棋おもしろくていま研究中です。
最後は死闘の末、木村玉が入玉!
最後まで手に汗握る戦いでした。