矢倉囲いの種類について 解説

①金矢倉

最も基本となる矢倉囲い。
一番オーソドックスな矢倉。
矢倉戦でも、角換わり戦でも登場する。
縦からの攻撃に強く、粘り強く戦える囲い。

さらに銀が追加されると総矢倉と呼ばれる形。上からの攻撃に絶対的な強さを誇る。

②カニ囲い

急戦矢倉で使われる矢倉囲い。
駒落ちでも利用される。
後手や5手目▲6六歩型の矢倉で登場し、ここから金矢倉へと進化する。
縦へのある程度の守備力はあるが、矢倉と比べると心もとない。
対抗形の船囲いのような存在。矢倉にも雁木にもなれる。

③銀矢倉

二枚の銀が連なった形。
守備力は金矢倉を上回るものの、右の銀の移動に時間を取られてしまい、完成までに時間がかかる。
力戦居飛車党だった時代の大山名人が好んだ好形。

④銀立矢倉

玉頭に銀が盛り上がった矢倉。
矢倉の理想形とも呼ばれて、広さと固さと厚みを兼ね備えている。
相居飛車だけでなく、玉頭位取りでも使用される。

⑤矢倉穴熊

90年代ごろから流行した形。
流れの中で組む形であり、守備力は高い。
相矢倉の激減もあり、バランスの悪さもあり最近は数を減らしている。

⑥片矢倉

元々は、江戸時代の角換わりに使われていた囲い。
バランスが良く、相手の角の打ち込みスペースを制限できる。
天野宗歩が好んだことから、天野矢倉とも呼ばれる。
藤井猛先生に再評価され、角交換になりやすい脇システムとセットで復活した。
バランスは良いが、金矢倉と比較すると守備力が弱い。

⑦ボナンザ囲い

片矢倉の親戚。
将棋ソフトボナンザが、好んでいた形で、片矢倉と比べると横からの攻撃に強くバランスがいい。
角をすぐに捨てたがるボナンザの棋風とマッチしており、多くの強豪を盤上に沈めている。

⑧土井矢倉

バランスを追求した矢倉。
急戦矢倉に対して、流れの中で組むことができる上に、角交換が発生した場合でも比較的に強く戦える。
体感的には、金矢倉よりも片矢倉系に近い。
守備力は金矢倉に劣る。まさに、コンピュータ将棋の固さよりもバランスを体現している。

⑨雁木囲い

ノーマル

矢倉の兄貴とも呼ばれる囲い。
厳密に言えば矢倉囲いではないが、ここで取り上げる。
指しこなし方は、基本的に急戦矢倉に近く、カニ囲いよりも堅く、金矢倉よりもバランスがいい2つの中間にいる囲い。

新型雁木・ツノ銀雁木

⑩菊水矢倉

横への防御を犠牲にして、縦への攻撃に特化した形。

左桂が使いやすく火力も高いが脆さが気になる。

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投稿者:

D

小説家になろうで、小説を書いています。 得意ジャンルは、ラブコメ、SF、歴史もの。 このサイトでは、オリジナル小説・詩・ゲームの紹介や読んだ本の書評をしていきたいと考えています!

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