目次
はじめに
それでは、次の一手で覚える矢倉定跡を書いている裏話を徒然に語る編集日記②です。
矢倉中飛車は、変化が多くて本編があまり進まないことをお詫びしつつ、今回は級位者の方向けの矢倉定跡を語ります。
矢倉入門者は、相矢倉よりも急戦矢倉のほうが勝ちやすいのではないか説
意外と私はこの説を押しています。
相矢倉の難点は、定跡の複雑さとバランスを取ることの難しさです。
▲4六銀3七桂や▲森下システム、▲加藤流は、結構攻めを繋げるのに難しいイメージで、すぐに悪くなることはないんですが、ねじり合いの感覚を身につけるまでは負けやすいイメージがあります。
なら、こちらから先攻して、無理気味でも攻め切ってしまった方がいいのではないかとも思うんですよね。
ただ、急戦矢倉でも定跡の難易度は、結構幅があるので、本当に矢倉初心者の方は、わかりやすい急戦矢倉を徹底的にマスターした方が上達が早くなると思います。
独断と偏見で急戦矢倉の難易度をカテゴリ分けすると……
(わかりやすい)
・棒銀
・右四間飛車
(普通)
・矢倉中飛車
・左美濃急戦
(難しい)
・米長流急戦矢倉
・△5三銀右急戦
こんなイメージです。
本当に矢倉が苦手な人は、まずは棒銀と右四間飛車で矢倉を崩す感覚をつかんだ方がいいのではないかと思います。
この二つは狙いは単純でも、プロでも愛好者がいるくらい有力な戦法ですからね。
(棒銀)
・谷川先生
・90年代の羽生世代
(右四間飛車)
・加藤一二三先生
・中川先生
こんな感じで軽く名前を上げただけでも、ビッグネームが多いんです(笑)
今後、↑の次の一手も少しずつ裏定跡を拡張していく予定なので、それも活用していただけると嬉しいです。
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「次の一手で覚える矢倉定跡編集日記~級位者の方は相矢倉よりも急戦矢倉で攻め潰すべき?~」への2件のフィードバック