目次
1はじめに
今回は矢倉の種類わけです。
矢倉にもいろんな形があるので、簡単に種類を説明していこうと思います。
急戦矢倉とじっくり矢倉に分けて、簡単に解説していきます!
矢倉の戦型はたくさんあるので、今回は主な内容を中心にしています。
2後手急戦矢倉
A一直線棒銀
またの名前を原始棒銀。
将棋の基本的な先鋒になっていますね。
飛車と銀が連携して、飛車先を突破する戦法です。
80年代によく指されていて、攻めが早く受け方を知らないとすぐに矢倉がつぶれます。
谷川先生などが得意としていました。
B右四間飛車
先手が▲6六歩とした場合に使える急戦。
破壊力抜群で、分かりやすい攻めが魅力の急戦。
加藤一二三先生や中川先生が得意としている矢倉急戦です。
似たような形で△6二飛車急戦もある。
C矢倉中飛車
後手が、カニ囲いに偽装して、中飛車に変化する作戦。
火力抜群かつ陣形のバランスが良いのがメリット。一番のネックは飛車と王の接近。
先手が、早い段階で▲7七銀が発生した時に狙っていく急戦。
幅広い矢倉党に人気の急戦。
D米長流急戦矢倉
矢倉の守りに使うはずの左銀を中央に使い、6筋突破を目指す作戦。
守りは薄いものの、ダイナミックな将棋になりやすく、旧式早囲いを駆逐した。
創設者の米長先生や、この発展形である藤森流急戦矢倉の藤森先生が代表的な使い手です。
E △5三銀右急戦
源流は、中原流急戦矢倉だが、その発展形でもある郷田流や阿久津流を合わせてこう呼ばれる。5筋から歩交換をして指す急戦。指しまわしが難しく、結構プロ向き。
状況によっては、お互いに矢倉を作った持久戦に移行する可能性もある。
羽生先生の7冠制覇、渡辺先生の初代永世竜王のタイトル戦など重要な局面で登場しやすいジンクスがある。
F左美濃急戦
5手目▲6六歩矢倉を壊滅させた急戦。
居角左美濃にした後手が、この手で仕掛けていく。
一応先手にも対応策があるが、受け身になりやすく、あまり評価されない。
G後手早繰り銀
5手目7七銀に使われる急戦。
いちおう6六歩型にも使える↓
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