【アベマ観戦記】深浦康市九段 対 藤井聡太七段~土居矢倉と端攻め~

目次

注意書き

将棋連盟の将棋連盟ライブ中継アプリ等(https://www.shogi.or.jp/lp/mr201704/ )を使って観戦を楽しんでいる方向けの将棋観戦記です。

ただし、将棋連盟から「棋譜利用に関するお願い」(https://www.shogi.or.jp/news/2019/09/post_1824.html )という通達も出ているのでこれを遵守して、観戦記を書いていこうと思います。・棋譜と図面を使用しない・読者の方が上記のアプリを使用して棋譜並べをする参考になるように、序盤の構想のどこがおもしろいのかや、終盤の注目ポイントを簡潔に述べる・あくまで、 将棋連盟ライブ中継アプリ等 のバックナンバーで参考になる対局紹介というレベルで抑える。

今回の対局の基本情報

棋戦名:第3回AbemaTVトーナメントエキシビション

対局者:深浦康市九段 対 藤井聡太七段

日付:2020.4.30

観戦記

さあ、はじまりました。地球代表vs将棋星人の世紀の一局です。

https://abema.tv/video/episode/288-23_s55_p18(動画リンク)

まあ、冗談はこれくらいにして、藤井先生が先手の矢倉になりました。矢倉大好きな私はテンションが上がりますw戦型は、先手土居矢倉になりました。

以前、こちらの記事でも土居矢倉について語りましたね。

高見先生が再発見した土居矢倉。最近は、かなり市民権を得ました。

イメージとしては、最初は対矢倉急戦に対抗するために、流れの中で組むことが多かったのですが、今回は最初から土居矢倉を選択してきましたね。後手がじっくりな矢倉を狙っていたので、結構意外でした。

後手は金矢倉にしっかり囲えます。今回の先手は、土居矢倉にしたので、通常の金矢倉よりも早く囲えて攻めが早いです。固さは後手に軍配が上がるので、主導権を握って攻めていくのが狙いです。土居矢倉から片矢倉に変化しました。

持久戦になったらこちらのほうが好みなので、よく進化するパターンです。矢倉の端を受けるかどうかは結構悩みの種子ですが、深浦先生は受けました。棒銀になる余地があるかどうかが判断基準の大きな要素なので、今回は受けても大丈夫な形のはず。

そこから脇システムのような形に変化しています。

脇システム&棒銀の形は相性抜群なので、早繰り銀からそちらに変化しました。

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感想(0件)

従来型の持久戦矢倉はこちらの本が総決算になっています。

藤井先生が完全に主導権を握っていますね。

端の考え方は、3人のレジェンドが分かりやすく説明してくれています。

そこから深浦先生の勝負手。

これは端攻め守りきれるのか?

そこが焦点となって、強烈な端攻めで一気に攻め始める藤井先生。

攻めがいったん弱まった時に、深浦先生の粘りの攻防。勝負手を冷静に対処して、一直線に決めていくような流れへ。やっぱり切れ味抜群だな、藤井七段。

深浦先生も詰めろをかけるんですが、一手差負けになりました。

終盤の切り合いがすさまじくうまい藤井聡太先生でした。

今回の見どころ

・土居矢倉の指しまわし

・矢倉の端をめぐる攻防

・終盤の切り合い

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投稿者:

D

小説家になろうで、小説を書いています。 得意ジャンルは、ラブコメ、SF、歴史もの。 このサイトでは、オリジナル小説・詩・ゲームの紹介や読んだ本の書評をしていきたいと考えています!

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