【定跡研究】雁木vs左美濃~プロ棋戦で流行している雁木(&ハチワンシステム)対策~

はじめに

今回は、最近プロ棋戦で流行している雁木対策の左美濃について考えていきたいと思います。

実は、この対策、自分のハチワンシステムにダダ刺さりなんですよね(笑)

なので、あまり書きたくないんですが、ここは対策を考えるうえでもちょっと紹介していきます。

解説

とりあえず、今回は後手雁木です。

まずは「どうして、プロの先手で雁木は少ないのか?」から説明すると、相雁木になると先手番が手詰まりになりやすいからです。

先手の打開策が意外となく、後手が十分にできる。

最悪手詰まりになって、千日手になったら有利な先手の放棄になるので、先手番の雁木は少ないんです。

先手番の雁木対策が、後手雁木というすさまじい状況になっていますw

詳しくはこちらの本の170~177頁をご参照ください。

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雁木の魅力は

・攻撃力が高い

・広くてそこそこ固い

・駒組段階で居飛車か振り飛車かわからない

この3点が挙げられます。

しかし、左美濃の場合は、舟囲いから作れるので、ハチワンシステム対策として使いやすいです。

相手がノーマル振り飛車なら、舟囲いから各種戦法。雁木だったら、左美濃に組めばいいので、固い囲いを目指せます。

初手から

▲2六歩△3四歩▲7六歩△4四歩▲4八銀△4二銀

基本図

これで、後手はノーマル振り飛車・矢倉・右玉・雁木の可能性を残しています。

この選択肢の多さがハチワンシステムの魅力です。

図①できる限り6八の地点で王を待機させる

▲6八玉△5四歩▲5八金右△4三銀▲2五歩△3三角▲9六歩△3二金▲7八銀

ここまで来ると、ノーマル中飛車か雁木に絞られました。

駒組のコツはできる限り6八の地点で王を待機させること。7九玉型左美濃なら、振り飛車にもある程度戦えますし、銀冠穴熊という選択肢も生まれてきます。

図②相手が雁木だとわかったら、左美濃右四間飛車

相手が雁木だとわかったら左美濃右四間飛車の形に組みます。

△5二金▲7九玉△6二銀▲4六歩△8四歩▲4七銀△7四歩▲5六銀△4一玉▲3六歩△7三桂▲3七桂△8五歩▲4八飛

これで守備力と攻撃力の理想形を作ることができました。

仕掛けの手順はオーソドックスに▲4五歩です。

ここからは1局の将棋ですね。

先手が主導権を握って、後手が受けまくる展開です。

最後に初手からの棋譜をもう一度書いて終わります。

▲2六歩△3四歩▲7六歩△4四歩▲4八銀△4二銀▲6八玉△5四歩
▲5八金右△4三銀▲2五歩△3三角▲9六歩△3二金▲7八銀△5二金
▲7九玉△6二銀▲4六歩△8四歩▲4七銀△7四歩▲5六銀△4一玉▲3六歩
△7三桂▲3七桂△8五歩▲4八飛△5三銀▲4五歩△同 歩▲同 桂
△8八角成▲同 玉△2二角▲7七角△4四銀右

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投稿者:

D

小説家になろうで、小説を書いています。 得意ジャンルは、ラブコメ、SF、歴史もの。 このサイトでは、オリジナル小説・詩・ゲームの紹介や読んだ本の書評をしていきたいと考えています!

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