将棋におけるランチェスター戦略に基づいた上達法

目次

はじめに

ということで、今日は将棋上達法です。
たまには、意識が高い感じ(笑)でランチェスター戦略に則った将棋上達法の考察です。

そもそもランチェスター戦略とは?

経営学の理論で、かいつまんで話すと弱者の生き残り方です。

中小企業がすさまじい人材力や営業力、財力がある大手企業との全面対決を避けて、自分の最も得意な狭い分野で局地戦を挑むべきだという考え方です。

自分のように将棋を始めるのが遅かった人などがとるべき戦略だと思います。

ランチェスター戦略に基づく将棋勉強法

対象者:将棋を始めるのが遅かった人orなかなか上達できずに苦しんでいる人

やりかた:ひとつの分野に特化する

得意戦法を一つに絞る。マイナーならマイナーなほどいい。自分しか知らない戦法のようなものが望ましい。

どうして、マイナーがいいのか。それは、有段者も知らない手順に迷い込ませて、勝つw
これが至高です(笑)

自分が去年のGW中に3切れで昇段するために、羽生式袖飛車にしぼって研究し、アマ強豪たちをジャイアントキリングできたのはこの戦略に則っています(笑)

あの時は、アマ五段の人にも羽生式袖飛車の嵌め手手順で勝率が異常に高かったのでw

なので、マイナー戦法ならなおのこといいです。
弱者であることを逆に強みにしましょう笑

奇襲戦法研究所に棋譜データがあるので、どんどん使ってください。

ランチェスター戦略にもとづくプロ将棋の分析

この戦略を最もうまく利用したと思うのが、藤井猛先生と丸山先生だと思います。

ふたりは年齢的に羽生世代と同世代ですが、ふたりとも奨励会への入会は遅かったです。

羽生世代の代表格「羽生先生・佐藤先生・森内先生」は、言ってみればオールラウンダーで居飛車も振り飛車も指せます。さらに修行時代から将来を嘱望されてきたトップエリート。まさに、大手企業ですね。

藤井先生が、奨励会に入会した年に、羽生先生はプロでした。

しかし、ふたりとも序列トップの名人や竜王のタイトル経験もあるトッププロです。

彼らはどのように逆転したのか。

それが特定分野への集中です。

ふたりは得意戦法(藤井先生=四間飛車、丸山先生=角換わりと横歩取り8五飛車戦法)に特化することでそのハンデを乗り越えてビックタイトルを獲得しています。

丸山先生は、その後、角換わりと一手損角換わりに特化していきますが、ふたりともスペシャリストとしての地位を固めて、特定の戦法に特化したことで、最強世代と互角に戦う方法を身につけたと考えていいと思います。

まとめ

ということで時間がない中で将棋上達のためのランチェスター戦略まとめです

・特定分野(マイナーならマイナーなほどいい)に集中して特化し、第一人者的な地位に立つ

わかりやすく簡単なまとめでした(笑)

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投稿者:

D

小説家になろうで、小説を書いています。 得意ジャンルは、ラブコメ、SF、歴史もの。 このサイトでは、オリジナル小説・詩・ゲームの紹介や読んだ本の書評をしていきたいと考えています!

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