目次
注意書き
将棋連盟の将棋連盟ライブ中継アプリ等(https://www.shogi.or.jp/lp/mr201704/ )を使って観戦を楽しんでいる方向けの将棋観戦記です。
ただし、将棋連盟から「棋譜利用に関するお願い」(https://www.shogi.or.jp/news/2019/09/post_1824.html )という通達も出ているのでこれを遵守して、観戦記を書いていこうと思います。
・棋譜と図面を使用しない
・読者の方が上記のアプリを使用して棋譜並べをする参考になるように、序盤の構想のどこがおもしろいのかや、終盤の注目ポイントを簡潔に述べる
・あくまで、 将棋連盟ライブ中継アプリ等 のバックナンバーで参考になる対局紹介というレベルで抑える。
今回の対局の基本情報
棋戦名:第3回AbemaTVトーナメント先鋒戦
対局者:斎藤明日斗 四段 vs. 今泉健司 四段
日付:2020.4.11
観戦記
ついにはじまりましたアベマトーナメント。
ドラフトもおもしろくて楽しみにしていましたw
唯一の立候補者とも言える今泉先生が盛り上げてくれていますねw
前番組のこちらで、好きな女性のタイプは、石原さとみさん。可愛い女流棋士は、清水市代女流六段だと話していたのが印象的です。(参照https://abema.tv/video/episode/288-23_s20_p20)
あと奨励会の大会が決まった時に菅井先生を頼むと久保先生にお願いした感動エピソードも( ;∀;)
今回は、斎藤vs今泉戦の第三局です。
斎藤先生は、居飛車のミレニアム。
対して、今泉先生はオーソドックスな四間飛車です。
ミレニアムは解説している棋書が少ないので、こちらの本の140-151頁を参照していただくと基本的な内容は分かると思います。
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今回の今泉先生の対策は、中飛車→向かい飛車に振りなおす&左金をどんどんとお互いの玉頭に繰り出す積極策でした。玉頭に厚みを作り出すのが、最近の対持久戦における四間飛車のトレンドです。↓の記事で詳しく説明しています。
対ミレニアムに対してもこんな感じの積極策が最近流行しているんですかね?棋譜アプリでも似た局面を見たことがあります。
今泉先生の序盤構想でリードを奪いましたが、ミレニアムの固さを有効活用した斎藤先生の猛攻で居飛車が逆転。
しかし、玉頭や中央付近に厚みを作り出して、王の逃げ場を確保しつつ、攻撃をつなぎやすい陣形を作っていた今泉先生が、それを利用して再度逆転。
もはや、時間がほとんど残されていないなか、最後は20手クラスの詰みを見つけた今泉先生が華麗に決めて劇的な勝利をつかみました。
さすがは、立候補者。ここで負けるわけにはいきませんよね。
まとめ
みどころ
・玉頭に厚みを作る四間飛車の指しこなしかた
・厚みの有効活用
・残り少ない時間で詰みを見つけるカッコイイ今泉先生
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「【アベマトーナメント観戦記】斎藤明日斗 四段 vs. 今泉健司 四段~仲良し関西集団、意地の逆転!?~」への1件のフィードバック