【棋譜添削】四間飛車vsエルモ囲い

はじめに

今回は久しぶりに、級位者のかたの棋譜添削をしていこうと思います!

ほかの人の棋譜をしっかり読み込むと色んな発見があったりして、とても勉強になります。

今回は、後手のかたから、お話があったので、後手視点で書いていきます!

棋譜

添削

1~31手

序盤の流れは完璧ですね。私の時代よりも、級位者のかたの序盤の知識は本当にしっかりしていて、頭が下がります。

駒組と仕掛けの流れまではほぼほぼ完璧です!すごい!!

あとは、△5一金として、囲いを完成させるかどうかが問題ですね。

ここら辺は好みの問題ですが、完成させたほうが、安心はできると思います。

ただ、完成させずに、もとの位置に置いておくと、陣形のバランスがよくなるので、一長一短です。

32手目

このしかけの流れが少し悪かったです。

今回はとがめられなかったので大丈夫ですが、ぶつかった歩を放置して、飛車を袖飛車にしてしまうと、図のように角をさばかれて、飛車のこびん(青ペンの位置)に打ち込まれて一気に劣勢になります。

だから、この局面では、歩をとってから、袖飛車にする順番を覚えておいたほうがいいと思います。

38手目付近

角の成りこみをして、ここで攻め合いになりました!!しかけのタイミングで手順前後はありましたが、基本的な流れはいいですね。

ここからはスピード勝負です。ただ、エルモは船囲いよりも固いんですが、さすがに美濃ほど固くはありません。居飛車を持つ場合は、覚悟を固めてスピード勝負に勝つことを意識していくと良いと思います!

ここのスピード勝負の感覚を身につけることができればより勝てるようになるはずです。

敗着の一手(42手目)

この後の一手(△7三金)が敗着の一手となってしまいました。

ここでうまく飛車閉じ込めれば、逆に優勢で攻撃がうまくいったはずです。

正解は、△7一歩(青ペン)です。

「底歩」と呼ばれる手筋ですね。これで金取りを防いで、相手の飛車を狭い場所に閉じ込めることができます。

「金底の歩、岩より固し」という格言通りの展開です。

逆転を狙えたチャンスの局面(61手目)

ここが逆転を狙えたチャンスだったと思います。とても素晴らしい流れで美濃を崩せていたので、惜しい局面でした。

ここで攻めが重すぎて、スピードがダウンして、速度負けしてしまった印象ですね。

△6七金と打つと、せっかく好位置にいる銀の攻めを邪魔してしまいます。

なので、銀が直接成りこんだ方が、軽快な攻めになったはずです。

金を打ちこんでしまったがために、敵の攻めを防ぐ駒も失い、スピード勝負で後れを取ってしまった。それが直接的な敗因です。

金を温存し、逆転のチャンスを狙うために速度が早い攻撃の形を目指すべきだったのではないかと思います。

攻めの形を作って圧迫した後は、△4一金で限界まで粘るのがイイのかなと思います。

まとめ

・序盤の駒組は完璧です。

・仕掛けの手順に注意してください。

・底歩ができれば、飛車を閉じ込めて、一方的に攻め続けることができる状態でした。

・中盤の美濃崩しの攻めは、とてもよかったです。

・攻めが重いがために、守備のかなめの金を使ってしまい逆転のチャンスを拾えなかったのが惜しかったです。

こんな感じだと思います。

少しでも参考になれば幸いです。

投稿者:

D

小説家になろうで、小説を書いています。 得意ジャンルは、ラブコメ、SF、歴史もの。 このサイトでは、オリジナル小説・詩・ゲームの紹介や読んだ本の書評をしていきたいと考えています!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です