【将棋観戦記】深浦康市九段vs稲葉陽八段~新時代の矢倉とNHK杯決勝~

注意書き

NHK杯の観戦記です!

ただし、将棋連盟から「棋譜利用に関するお願い」(https://www.shogi.or.jp/news/2019/09/post_1824.html )という通達も出ているのでこれを遵守して、観戦記を書いていこうと思います。

・棋譜と図面を使用しない

・読者の方が上記のアプリを使用して棋譜並べをする参考になるように、序盤の構想のどこがおもしろいのかや、終盤の注目ポイントを簡潔に述べる

・あくまで、 将棋連盟ライブ中継アプリ のバックナンバーで参考になる対局紹介というレベルで抑える。

今回の対局の基本情報

棋戦名:第69回NHK杯将棋トーナメント決勝

対局者: 深浦康市九段vs稲葉陽八段

日付:2020.3.22

観戦記

さあ、はじまりました。

今年のNHK杯決勝ですね。

決勝カードは、 深浦康市九段vs稲葉陽八段 となりました。

深浦先生は、オールラウンダーですが最近はほとんど居飛車ですね。粘り強い棋風のタイトル3期・A級10期・竜王戦1組11期の実力者。意外にもNHK杯は優勝経験なしだったんですね。

対して、稲葉八段もA級在位中の粘り強い居飛車党。名人挑戦・銀河戦優勝経験もあり、関西四天王の一角を担っています。

戦型は角換わりか矢倉を予想していましたが、矢倉になりましたね。

さすがにプロも角換わりに飽きてきているのかな?将棋世界でもたまにそんなこと書かれてますし、矢倉の復活も話題ですからね。

とはいっても、矢倉の復活は相矢倉のじっくりした形が復活したわけではないのがおもしろいです。

左美濃急戦などの対策で、矢倉の組み方自体が変わってしまって、古い急戦矢倉が復活したり、矢倉界は激変しています。

矢倉 5手目問題(▲7七銀or▲6六歩)で、2010年代前期までの常識が覆ったり。5手目問題で使える急戦矢倉が違うのも結構ややこしいところ。

早繰り銀・棒銀・米長流急戦矢倉・矢倉中飛車と左美濃急戦などなど

最近は先手も急戦を志向したりして、急戦矢倉が中心となって矢倉が回っています。

最近は三間飛車ばかりなのですが、もともとは矢倉党なので熱くなってしまいました(笑)

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感想(0件)

今回もやはり急戦矢倉になりましたね。

先手が早繰り銀チックな駒組に対して、後手は矢倉中飛車の形。

さらに、飛車が中央で向き合うすさまじく激しい形。

早指でこれを指しこなせるのがすごい!

中盤から深浦先生が完全に出番を奪取して一方的な展開へ。

稲葉先生は粘りますが、守備陣の薄さもあり粘りきれない。

深浦先生はさすがの寄せで逆転を許さずに勝ちきりました!

このどっしりした寄せかたはとても勉強になります!

まとめ

今回の対局のみどころは

・新時代の矢倉の序盤のせめぎあい

・深浦先生の安定した終盤力と寄せかた

深浦先生、初優勝おめでとうございます!!

投稿者:

D

小説家になろうで、小説を書いています。 得意ジャンルは、ラブコメ、SF、歴史もの。 このサイトでは、オリジナル小説・詩・ゲームの紹介や読んだ本の書評をしていきたいと考えています!

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