目次
はじめに
さて、最近は三間飛車の定跡勉強に忙しいDです。
いちおうフルタイムで働いて、趣味の小説を書いて、合間に将棋をしているような状態で時間がない。まあ、社会人なら時間がなくて当然ですよねw
ということで、忙しい人向けに自分が実践している定跡読書法を紹介していきますね。
①わかりやすくて、簡単な変化をおさえている基本書を使う
無理して難しい本をやるのはざせつのもと。
簡単な本からステップアップしていきましょう。
新しくおぼえる定跡は、本が簡単であれば簡単であるほどいい。
これが持論です。そういうことで、三間飛車の基本書は
「「次の一手」で覚える 三間飛車定跡コレクション414」を使うことにしました。
この本はどちらかというと級位者の方向けに書かれているので、変化も複雑ではなく、わかりやすいです。
②情報の取捨選択をしっかりやる。
この本は問題が414問も掲載されているのでボリュームがあります。
なので、頭から全部解こうとはせずに、やるものやらないものをしっかりわけることが挫折回避に重要です。
◎必須 〇実戦でよくでる △実戦で出くわす頻度が低い ×別の定跡を採用するので回避可能。
この4分類で、「三間飛車定跡コレクション」のテーマを分類します。
「次の一手」で覚える 三間飛車定跡コレクション414 目次から引用
テーマ1 居飛車穴熊対△5三銀型三間飛車(×)
→自分は△4三銀型に絞っているので不要。
テーマ2 居飛車穴熊対△6四銀型三間飛車(×)
→同上
テーマ3 居飛車穴熊対コーヤン流三間飛車(×)
→コーヤン流は△5三銀型の応用なので
テーマ4 居飛車穴熊対△4三銀型三間飛車(◎)
→これに絞っているから絶対に必要
テーマ5 居飛車穴熊対△4三銀型三間飛車急戦向かい飛車(〇)
→よく出る形。上の戦法のバリュエーションとしても有用。
テーマ6 居飛車穴熊対トマホーク戦法(◎)
→これをやるために、△4三銀型やっている。
テーマ7 地下鉄飛車対銀冠穴熊(△)
→銀冠穴熊に最近遭遇しない&中飛車に振りなおして速攻という切り札持ち
テーマ8 居飛車急戦▲4五歩早突き型対三間飛車(△)
→そもそも急戦定跡は難しくて、居飛車党もほとんど指せない。
テーマ9 居飛車急戦▲3七桂・5七銀左型対三間飛車(△)
→そもそも急戦定跡は難しくて、居飛車党もほとんど指せない。
テーマ10 居飛車急戦対三間飛車△7二銀早上がり型(△)
→同上
テーマ11 先手三間飛車対居飛車急戦△5三銀左型(△)
→同上
テーマ12 先手三間飛車対右四間飛車(◎)
→急戦で一番出る
テーマ13 左美濃対三間飛車(〇)
→穴熊よりかは頻度低いが、居飛車側に根強い人気(自分のこと)
<結果>
テーマ4 居飛車穴熊対△4三銀型三間飛車(◎)
テーマ5 居飛車穴熊対△4三銀型三間飛車急戦向かい飛車(〇)
テーマ6 居飛車穴熊対トマホーク戦法(◎)
テーマ12 先手三間飛車対右四間飛車(◎)
テーマ13 左美濃対三間飛車(〇)
この5テーマが優先度高いと判断できました。
全部やるのが本当は理想ですが、最初はここからです。
必須&頻度が高いということは、その戦法の基本です。だから、ここを重点的にやって基礎力を養う。△以下は応用だと考えて、慣れてきたらおぼえる。もしくは、実戦と感想戦を通して、おぼえていく。応用問題だと思ってください。
「次の一手」で覚える 三間飛車定跡コレクション414 [ 所司和晴 ] 価格:1,474円 |
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