
新企画!序盤ウオッチャーが見たプロの世界2019年10月号~四間飛車編~
ということで今日から新企画をはじめます。
「日本将棋連盟ライブ中継アプリ」で配信されていたプロの棋譜を見ながら自分の気になった戦法を特集していく新企画。
ただ、棋譜や盤面のほうは将棋連盟から使用の自粛要請通知がでているので、私もそれに従います。
なので、この記事はざっくりとしたエッセイ風の内容です。
棋譜も使わずに、自分の大局観だけを頼りに書いていきます。
詳細を知りたい方は、是非とも課金してプロの棋譜を味わいましょう。
私もばんばん課金していますw
とりあえず、需要が一番多そうなノーマル四間飛車編です。
総括
今月は、かなり意外な戦法が飛び交いました。マイナー戦法好きな自分が歓喜しております。取り上げたいのは、4六銀右急戦・四枚美濃vs四間飛車穴熊・立石流!
①4六銀右急戦編
これは10月24日の竜王戦千田ー佐々木戦で飛び交いました。
この戦法は藤井システム対策に重宝されている急戦策で、詰み近くまで研究されている変化もありますが、なんと千田先生角道を閉じてこれを使ったのでしたww
居飛車が角道を閉じたら持久戦で来ると思うのに意表をついた作戦。居飛車急戦側の常套手段”角交換”もやりにくい状況なのに、攻めをつなげまくる千田先生。
これがソフト研究第一人者の研究か!?
森門下の力戦の血脈か!?
見事に攻めきりました。
すごい(語彙力)
②4枚美濃vs振り飛車穴熊
これもアマ同士の対局だとたまにありますよね。
ただ、最新の定跡本が15年ぐらい前に発売された東大ブックスシリーズしかない上に価格が高騰しているので、プロの最新棋譜をみることができるのはうれしい限りです。
10月24日の朝日オープン浦野ー澤田戦でこの棋譜が見れます。
私を含む四間飛車穴熊党員は必見の内容です。
この局面をみんなで研究しましょうw
③立石流
最近、将棋世界でも特集されたりするホットな戦法ですね。
アマチュアの立石さんが考案した四間飛車戦法。
10月4日棋王戦の久保ー佐藤会長戦ですね。
石田流に組み替えたり、角交換したりして穴熊を抑制させる四間飛車の戦法です。
お互いに角交換をしない力戦模様に突入してトッププロ同士の殴り合いへ。
このふたりは腕力勝負が持ち味なのではげしかったです。
④まとめ
ということで今回の気になる棋譜でした。
穴熊とエルモもありましたが、力戦四間飛車も多かったですね。
ノーマル四間飛車が苦戦しているということでしょう。
勝率も藤井猛先生が勝ち星をあげているものの、大きく居飛車に負け越しております。
居飛車が角道をつかなかったりして、角交換四間飛車からノーマル四間飛車になることも多かったです。定跡形よりも力戦指向が続いているのも四間飛車党の創意工夫が続いていると言うことなので来月こそは明るいニュースが出ることを期待しております!(^^)!
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