プロ棋士の棋風研究<第3回 藤井猛九段>

さて、第三回は待ちに待った藤井猛九段を取り上げますw

経歴


竜王位3期・A級など棋界のトップで戦い続けた振り飛車党の革命家。
藤井システム・藤井矢倉・角交換四間飛車など彼の影響を受けて発展した定跡も多数あり、00年代の振り飛車は彼を中心に動いてきたともいえる。当時は羽生・森内・谷川など居飛車党の重鎮たちもたびたび四間飛車を採用していたことを考えると、彼が棋界に与えた影響の大きさがうかがえますね。

棋風


ガジガジ流と言われるほど、大駒を切って相手玉を寄せる終盤も特徴的。ハイリスクハイリターンなところもあり、終盤に致命的なミスをしてしまう(俗にいう“ファンタ”)することもある。終盤力は好調・不調の波が大きいが好調時はすさまじい実力を示す。特に羽生善治をタイトルホルダーとして迎え撃った竜王戦の終盤はまさに芸術。


基本的には四間飛車一本の専門家。現状では角交換四間飛車5割・ノーマル四間飛車3割・相振り飛車2割くらいの採用頻度。棋風は序盤から積極的にリードを奪いに行くことが多い。また、捌きよりも主導権を握ることを重視している印象が強い。角交換四間飛車・藤井システムなど、横からの攻撃が主体になりやすい振り飛車党にもかかわらず、端攻めや逆棒銀など縦からの攻撃も積極的に取り入れることも多い印象を受ける。

自らの四間飛車を「うなぎやのうなぎ」と称しており、居飛車党の裏芸でたまにやる「ファミレスのうなぎ」四間飛車には負けられないと誇りを持っている。

現状では、プロ棋士はノーマル四間飛車には居飛車穴熊を採用するため、見る機会は減ったものの、全盛期は船囲い急戦に対しても無類の強さを誇っていた。

最近は、穴熊を採用することは少なく、美濃囲いを重視している。

エピソード

 修業時代は四間飛車よりも、中飛車穴熊を好んでいたというおもしろいエピソードも……
プロ入り前後して、居飛車を重点的に研究したと語っており、それが縦からの攻撃を積極的に取り入れる棋風に影響しているものだと思われる。
師匠は、穴熊党副総裁とも呼ばれた「西村九段」で、同門の三浦九段とは修業時代から一緒に将棋を指してきたけんか仲間らしい。
ファンからもさらなる飛躍が期待される大人気のプロ。

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