プロ棋士の棋風研究<第1回 木村一基王位>

プロ棋士の棋風研究<第1回 木村一基王位>

ということで、プロ棋士の棋風研究をしていきたいと思います。今回は、木村王位の棋風研究です。

千駄ヶ谷の受け師という異名をもつ本格派居飛車党ですね。
プロ入りが、トッププロとしては遅めで、遅咲きの印象ですが、四段になったあとは、勝ちまくりいくつもの賞をとっています。

名門佐瀬勇次名名誉九段門下ということで、米長邦雄永世棋聖・丸山忠久九段・高橋道雄九段など兄弟弟子もタイトルホルダー経験者のビッグネームが名をつられています。

実績

順位戦A級・竜王戦1組にも長く在籍しており、新人王戦・朝日杯の棋戦優勝2回。

先日、棋界の頂点豊島名人を破り、悲願のタイトル獲得。
対局後の男泣きシーンは、本当に感動しました。

棋風考察

棋風は、居飛車党の受け将棋です。受け将棋というと、守備をがんじがらめに固めて、相手を受け潰すようなイメージをもつような人も多いと思いますが、木村王位はどちらかというとかわす将棋です。

直近の5局の囲いを調べましたが、変則矢倉2回・船囲い1回・右玉1回・力戦1回とかなり薄い将棋を好んでいる印象です。受けの力が強いので、薄めの囲いでも補強したり、かわしたりして、王を守っていくのが特徴的な棋風です。

対振り急戦や横歩取りといった激しい戦型の名手のイメージが私には強いです。
薄い囲いでバランスを取りながら、受け潰したりカウンターを狙っていく。

私も居飛車党のプロの中で一番好きな棋風です。
真似はなかなかできませんが(笑)

もともとは攻め将棋だったのに、修業時代の奨励会時代にもまれて、受け将棋になったというエピソードは私は結構好きですw

また、著書も隠れた名著が多いのが特徴です。

木村一基の急戦・四間飛車破り (NHK将棋シリーズ)

安定感抜群の受け将棋によって、確実に勝利していくのが木村将棋のだいご味。粘りに粘って、あの羽生善治九段を一手頓死に追いこんだほどの粘りは本当に芸術です。

ついたあだ名は「勝率」くん。
また、解説の名人とも言われているサービス精神の塊でもあります。強くておもしろくてわかりやすい。だから、アマチュアからも愛される。

何度失敗してもあきらめずに努力を続けていくメンタル。
そして、若手最強候補を倒しての40代初タイトル。
もうドラマみたいです。これだから将棋はやめられない。
押し棋士にするべき棋士No.1ということで、一番最初にしょうかいさせていただきました(笑)

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