【冴えカノ特集】『冴えない彼女の育てかた』原作11巻感想

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前半

ついに11巻の感想です。ここの感想を書きたくて、今まで頑張ってきました。本当に最高。
 
 ゲームのメインヒロインルートを、リアルのメインヒロイン加藤恵と考えていくストーリー。今まで主人公安芸倫也に対して、直接的に向けられていなかったヒロインの感情が一気に爆発する回です。

 ゲームのシナリオ作りと称して、イチャイチャを繰り返す大切なお仕事を読者のたうち回りながら読むことができます。もう至高。これがラブコメか。

 今回は引用がkindle準拠なので少しわかりにくいです。また、ネタバレ有です。未読の方ご注意を

 なにがすごいかって、電話でこんなセリフが飛び交うところ。

『別に、告白なんていらない。ただ、ほんのちょっと、好きになるきっかけでいい。何気ない言葉が、欲しいの。え? そんなんで好きになっちゃうんだ……って、そんな言葉が、欲しいの』(No.1842)

 メインヒロインシナリオの駄目だしですよ。決して、告白とかではない。こんな罠が、所々にしかけられている。もう、何度、爆発したことか。「余計難しい」と答える主人公に対しての一言。

『そっかな……時々、何気なく言ってない?』(同上)

「あれシナリオの話じゃなかったっけ?」と意地悪な質問を返したくなる箇所です。というかもう好意だだ漏れ。知ってたけど。

 そして、次のようなシナリオが出来上がりました。

キス描写もない。手も握ってない。いや、実のところ、告白さえもさせてない。本当に、ただ、二人が互いに何気ない言葉を交わすだけ。……ただ、二人が互いを大好きだってことが、あからさまに透けて見えるだけ(No.2031)

 まんま、今の状況じゃん。ゲームとリンクしてるじゃん。あまい、あますぎる。でも、そこがよい。いいぞ、もっとやれ。

 こんな感じに、ごろごろ転がりまわって、若干の奇声をあげながら読み返していました(笑)。

 少し長くなってしまったので、前半と後半にわけます。このままだと、自分の精神がもたない

後半

 最初に一言、感想を書いておきます。もう感謝です。この作品と出会えた、これまでのすべてに(笑)

 物語は後半になるにつれ、過激なイチャイチャに変わってきます。そうすべては、「ゲーム」のシナリオ作りのため。2人の関係を進展させるためには、何をすべきか?「手つなぎデート」という回答にたどりついた2人は、駅のホームで実践することに。

 恥ずかしいとか、ゲームを作るためにしょうがないとか言い訳を並びたてる2人。でも、いつの間にか、手を握り合っていたというオチ。ここは静かなんですが、その分ダメージが大きい。イメージとしては、上半身のアップ。いつもの軽快な会話。アングルが徐々に下にいって、手をつないでいたことが判明したような感じ。変なため息が出てしまう。

 そして、ゲームシナリオも佳境に入り、ついにあのシーンへ。台本を読みながら、テレビ電話で通話するふたり。もちろん、ここでも実演。

『でもさ、そんなに緊張することないんだよ、お互い』

「……どうして?」

『だって、悪い思い出なんかに、なるわけがないから』

「え……」

『歯がぶつかっちゃっても、笑っちゃっても、喧嘩になっちゃっても……何が起こっても、素敵な思い出になっちゃうに、決まってるから』(No.2283)

 多くは語りません。もう、この会話がすべてです。最高です。これが深淵で、ラブコメの真理。ふたりは画面越しに顔を近づけて、彼女はこうつぶやくのでした。

『なんで、今、ここに、いないかなぁ……』(No.2329)

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