【冴えカノ特集】『冴えない彼女の育てかた』原作5巻・6巻感想

前回までの感想

5巻感想

ついに4巻にて、登場人物が全員集合。そこで発生したシナリオ再考問題。第2稿は初稿とは、まるで違うものだった。そこに含まれる先輩の思惑とは何か。

 さて、先輩ヒロインが、一気に攻めてきた5巻です。率直に言ってしまえば、「私とメインヒロインどちらを選ぶの?」という選択肢を作り、白黒はっきりさせようとしました。結果的に、変な方向にかわされてしまいましたが(笑)

 ただ、その明後日の方向に主人公が行ってしまったというのが一つの結論なんだと思います。恋愛対象ではなく、クリエイターとしての存在でしかみることができないという残酷な結論が、そこには見え隠れしている。

 先輩と主人公の恋愛関係は、もしかすると、作品が始まる前の仲違えで終わってしまっているのではないでしょうか。そこで、主人公の中では結論が出ている。それに対して、必死に抵抗する先輩。そうだとすると、残酷で切ない関係です。

 そして、メインヒロインのギアがどんどん入ってきました。自分と先輩どちらを選ぶのかと主人公に促したり。シナリオの再現という大義名分で、告白と同義の文化祭でのフォークダンスに誘ったり。

 ここらへんからもうドンドンキャラが立っています。もうタイトル詐欺みたいに(笑)

6巻感想

 ついにゲームが完成する6巻。しかし、ゲームの完成より幼馴染ヒロインの体調を優先させたことにより、メインヒロインの離反を招く衝撃の内容ですね。GS3ネタバレを含みます。ご注意ください。

 この時点ではまだイラスト担当の幼馴染は恋愛対象足り得ているんだと思います。先輩はすでに崇拝の対象ですが、幼馴染はあくまで対等に近い気持ちで接することができている。というか、この巻と次巻の前半部分では、メインヒロインよりも優位にたっているようにまで見えてしまう。

 保留されていた仲直りも済ませ、お互いに笑い合える関係を再構築した2人。相思相愛であった小学生時代に逆戻りしたかのような関係になりました。

 それに対して、メインヒロインは、相談をしてくれなかったという名目で主人公から離反しますが、ここでは本当は嫉妬が多分に含まれていたことが最新刊にて判明しています。すでに、主人公への好意は自覚していたんですね。それがどこのタイミングかという疑問もありますが、自分は最初からだとにらんでいます。

 最初は異性への好意かもわからないものだったのが、初デートやサークルの問題解決を通して、少しずつ大きくなった。5巻でのフォークダンスへの誘いは、その顕著な例ではなないでしょうか。

 なんとなくフィーリングがあうメインヒロインと、昔から惹かれていた初恋の幼馴染。この時点ではもう選択肢はおそらくこの2つしかないんだと思います。

投稿者:

D

小説家になろうで、小説を書いています。 得意ジャンルは、ラブコメ、SF、歴史もの。 このサイトでは、オリジナル小説・詩・ゲームの紹介や読んだ本の書評をしていきたいと考えています!

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