ということで久しぶりに創作論を書いていきたいと思います。
今回は小説のスタイルについて。
小説を書くために何を重視するか。それを重視するとどんな小説になるかを考えていきたいと思います。
目次
①文章を重視する
描写や文章を重視するスタイルですね。純文学が好きな人に多いタイプです。
暗喩や体言止め、韻などリズムを重視して、芸術的な小説になりやすいです。
一般受けよりも玄人向けになりやすいスタイルですね。
全体的に硬派な世界観になりやすく、自分の人生観や価値観が強く影響する小説を書く人が多いと思います。私の小説とは真逆にある小説です←
内省的な人が多いスタイルです。
芸術肌のひとが好みますね。
②ストーリーを重視する
私はこれです。
物語の全体像を最初に作って、エンディングから逆算して流れを作るスタイルです。
理路騒然とした安定感がある小説が書きやすいです。一方、優等生っぽくなりやすくて、良くも悪くも暴走が少ない。途中で中断して絶筆することが一番少ないのがこのスタイルです。最初に全体の流れが作るので、おもしろくなるかは前準備が重要となります。どちらかというと努力型に多いスタイル。
安定感がある一方、ドキドキ感が少なくなりやすいですね(自省)
ラブコメや恋愛もの、ヒューマンドラマを好む作家さんが多いイメージ。
③設定を重視する
こちらはぎちぎちに設定を重視するスタイルです。
SFや異世界系の作家さんに多く見られますね。
詳細な別世界を自分の中に作りこんで、その世界で登場人物を動かしていきます。
②と似ているようで、ちょっと違う。
まるっきり別の世界を創るので、②以上に事前の準備と、設定をつなぎ合わせる技術が必要になります。
理系のひとが多いイメージ。
スケールが大きい話を書きやすい一方で、序盤に設定の話が多くなりやすくて、読者さんが置いていかれしまいやすくバランスをとることがかなり難しいです。
かなりの技術と専門知識が必要となる職人肌の人が好むスタイルです。
④キャラクターを重視する
これもわかりやすい。
かわいいキャラや面白いキャラを作ってあとは自由に動いてもらう。
事前準備よりも即興的な技術が重要になってくるスタイルです。
調子がいいときは、どんどん話が進み、悪くなると簡単に更新が止まってしまう。
天才肌のひとに多いイメージです。
完結をあまり重要視せずに、プロセスのおもしろさを重視するスタイルともいえます。
魅力的なキャラが多く、ファンも付きやすい。
上を狙うのであれば、このスタイルが最もやりやすい。しかし、天才肌のため、作者が失踪してしまうことも多いです。なんとなく、この分類でいちばんマンガ家に近いイメージです。
まとめ
以上、私が簡単に4分類してみました。
創作を始めたい人は、どのスタイルでいくか考えてみると面白いかもしれません。
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