【自作詩集】赤い蛍/うちゅう/せかいのたんじょう/ばんねん/わがやの滝

「赤い蛍」

赤い蛍をみた。
窓のそとに、まばらに蛍はいた。

凍てつく冷気が、外の世界を包んでいる。
私はこの冷気が好きだ。
生きていると感じさせてくれる。

空をみる。
さそりに刺された最高の猟師がそこには力強く君臨している。
まだまだ、ここは田舎だ。
彼を邪魔するものは何もない。

コップにウィスキーをそそぐ。
今日の気持ちは、バーボンだ。
赤いろうで封された琥珀色の液体のにおいが部屋に充満する。

外では赤い蛍が、鳴き声をあげていた……。

「うちゅう」

空はどこまでも続いている
世界は、空で繋がっているんだ
空にしたがえば、どこまでだっていける
近くのコンビニ、国の中心地、遠い遠い外国、
そして、自分の家だって

宇宙はどこまでも続いている
無限に続いているんだ
人間の叡智を集結したロケットだって
宇宙の果てにとどかない

ひとは、支配者のようにふるまう
でも、神さまではない。
いや、支配者でもないのかもしれない
だって、むげんの最果てにはとどかないんだから

そして、わたしは思うのだ。
ここは、ここしかない、と

「せかいのたんじょう」

さいしょは、なにもなかった。
いや、あったけど、なかったのだ。
じぶんが、それをそれだとわかっていなかったから

かみさまは、せかいをつくりました。
でも、かみさまがつくったせかいには、なまえがありません。
だから、かみさまも、つくったそれがなんであるか、わからなかったんです。

それはにんげんも、おなじ

わたしがうまれて、はじめてあったじぶんとにているひとをみても、せかいはせかいではありません
そのひとを、あなたとよべば

世界は誕生するのです

「ばんねん」

そらとちじょうはつながっているんだよ
だって、むこうのほうをみればわかるじゃない
じめんとくもが、かさなっているだもん

空と地上はつながっているんだよ
だって、空を見あげればわかるじゃない
雲の間から、階段が振ってきているだもん

空と地上はつながっているんだよ
だって、そうじゃない
こんな簡単に、地上からお空に旅立てるんだから

だから、そんなに泣かないで、ね
わたしは、しあわせだったよ
ありがとう

むこうで、まってるからね
ゆっくり、おいで

「我が家の滝」

わたしのいえのなかには、滝がある
ごー、ざー、ごー、ざー
水は、上から下へと流れていく
さらさらさら
その水は、光り輝いていた

わたしのいえのなかには、滝がある
ごー、ざー、ごー、ざー
水は、上から下へと流れていく
きらきらきら
滝の下にたまった水は、色づいていた

わたしのいえのなかには、滝がある
ごー、ざー、ごー、ざー
水は、上から下へと流れていく
きらきらきら
じゃぐちから生まれた水は、バスタブへと流れていく

水は、踊り、愉快に跳ねて、泉へと変わる

それは、まるで小さな滝のように

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