次の一手信者が考える市販次の一手&手筋問題集レビュー!!

手筋&次の一手レビュー(B以上をピックアップ)

私が実際に解いてきた中でおススメの将棋問題集を紹介していくページになります!

S→A→B→Cの順で、B以上がおススメなので、そちらのレビューとなります。

S(持っていないなら買うべき)

A(迷ったら即買うべし)

B(普通にいい本)

C(時と場合による)

難易度設定はこちら

易……2級くらいまでの実力

普通……初段前後

やや難……三段相当

難……アマ高段者

目次

手筋教科書『羽生の法則』1・2 評価:S 難易度:易~普通

(メリット)

・圧倒的網羅性

・解説が詳しく、わかりやすい。

・級位者時代から有段者レベルまで長く使える。

(デメリット)

・手筋じゃない問題も含まれる(定跡や囲いの作り方)

・3巻以降は、主題から離れているので、手筋本としては使えない。

【総評】
手筋の教科書として、最適だと思う一冊です。テーマ図を次の一手問題集の代わりにすることもできます(自分はいつもそう使ってる)。この本に書かれた内容をおぼえて実戦でも使えるようになったら、ほぼ有段者レベルです。まあ、使えるようになるのが大変なんですけど……自分は二段までは、この本がメインでした。手筋に関してはほとんど困ったことはなかったです。三段になってからも利用しているので、かなりの名著。最初の一冊、基礎固め、有段者の復習、辞書替わり、いろんな使い方ができます。

汎用次の一手問題集『将棋基本手筋コレクション432』評価:A 難易度:易~普通

(メリット)・圧倒的問題数で高いコストパフォーマンス

・序盤・中盤・終盤の手筋を確認できるオールマイティな一冊

・相手の悪手をとがめる問題が多いので、厳しい一手の指し方を学べる

・初心者から有段者までおすすめできる一冊、迷ったらとりあえずこれ。

・難易度が、易~普通で解きやすい

(デメリット)

・再販本なので、やや局面が古い

・定跡の次の一手の難易度が簡単&小間切れで効果が薄い

・問題数が多いので、途中で挫折しやすい(メリットの裏返し)

・受けの問題が少ない印象

【総評】スタンダードな一冊です。万人受けするので、迷ったらとりあえずこれ。網羅性も高いので、二段くらいまではこれ一冊でも十分カバーできる。

(番外編)『現代将棋の基本手筋432』 評価:A 難易度:易~普通

上述の次の一手本の兄弟本。上記と比較すると最新の局面も多く採用されている一冊。特徴はほぼ同じ。どちらを選ぶかは好みです。級位者~初段くらいまでのひとは『将棋の基本手筋432』それ以上のひとは『現代将棋の基本手筋432』をやるといいかも。

『歩の攻め手筋50』 評価:B 難易度:易

(メリット)

・わかりやすく丁寧な解説

・易レベルで統一された問題レベル

・1冊で歩の手筋が網羅できる

・電子書籍で買えて安い

(デメリット)

・たぶん、アマ1級レベル以上には簡単すぎる

・羽生の法則という強いライバル

【総評】すべてが歩の手筋で作られた問題集です。普通にいい本なんですが、羽生の法則を問題集代わりにしても代用できてしまうのが難点。ただ、とても安くてコスパがいいので、問題集不足のひとは買ってみるといいと思います。わかりやすく良質な一冊。

 『初段 常識の手筋』評価:A 難易度:普通

(メリット)

・安くてコスパがいい(将棋世界の付録で電子版になっているため)

・解説も詳しい

・『将棋の基本手筋432』よりも難しい問題も多いので有段者になったばかりのひとに特におすすめ(普通)

(デメリット)

・級位者の人にはちょっと難しいかも

・高段者には簡単なので、対象棋力がややせまい

【総評】

とてもいい次の一手問題です。対象棋力も初段前後のひとにしぼっていて、狙いがわかりやすい。432シリーズが簡単すぎるひとの最初の一冊にもってこい。

『将棋・ひと目の手筋』評価:A 難易度:易

(メリット)

・級位者の方向けの次の一手の決定版

・簡単で基礎的な必須問題が詰まった良書

(デメリット)

・級位者の方向けで、有段者以上のひとには内容が簡単

【総評】

入門者の方が最初にやるべき問題集です。内容的には『将棋の基本手筋432』の簡易版ですね。そちらと比較すると

・簡単さ

ひとめ>432

・網羅性

432>ひとめ

・コスパ

432>ひとめ

・解説

ひとめ>432

・体系性

ひとめ>432

・使える期間

432>ひとめ

こんなイメージでいい勝負。級位者の方は432より先にこちらを解くのがいいと思います。 

終盤特化型問題集『寄せが見える本(基礎編)』評価:S 難易度:普通

(メリット)

・一問に対して、深く学べる

・基本的な寄せ方を無理なく勉強することができる。

・詰将棋だけでは身につかない終盤力を身に着けることができる。

(デメリット)

・特になし。しいてあげるなら以下の通り。

・解説に力を入れているせいで、問題数が犠牲になっている(これは致しかない部分があるので、メリットの裏返しですね)ため、ほかの問題集で、補完する必要がある。

【総評】

間違いなくSランクの本です。はっきり言ってデメリットがデメリットになっていないんですが、無利してあげました。アマチュア2級くらいのひとが読んで初段を目指すのに最適な本です。初段レベルまでは、寄せや終盤の本についてはこれ一冊でOK。囲い崩しの本もできたら、余裕で終盤力は初段超えです。何度も繰り返せば、最強の級位者の誕生です。自分も10週以上している唯一の棋書なので、イチオシ


『寄せの手筋200』・『美濃崩し200』・『凌ぎの手筋200』(通称「金子三部作」) 評価:S 難易度:普通~やや難

(メリット)

・最高の終盤の問題集

・網羅性・解説・問題の質すべてが高水準で、まとまっている。将棋本全体を見ても最高水準の名著中の名著

・極論を言えば寄せ・必死・しのぎ問題はこれ一冊でOK

(デメリット)

・網羅性が高いので、難易度の差が大きい。普通の7手詰が解けるレベルがなければ、手を出しにくい。特にしのぎ問題は本当に難しい。

【総評】

次の一手問題集の最高峰。まさにレジェンド。ケチのつけようがない金子三部作。唯一の欠点は難易度くらい。初段になったくらいレベルになったら手を付けるのがベストか? これをおぼえているかどうかで、勝率が2割は違うはず。あと、個人的な希望としては「穴熊崩し」とか「矢倉崩し」とかもあったら最高(笑)


『ひと目の寄せ』評価:B 難易度:易~普通

(メリット)

・寄せ・必死・しのぎ問題がオールインしている。

・基本的な問題が多くて、とっつきやすい。

(デメリット)

・『寄せが見える本(基礎編)』と『寄せの手筋200』の中間にあるような問題集で、その二冊の出来が良すぎるので、相対的な評価が下がってしまう(決して悪い本ではなく、その2冊がなかったら間違いなくA以上の評価)

・しのぎ問題は難しい

(総評)

とてもいい本なのに、惜しい立ち位置になってしまい評価が下がりました。『寄せが見える本』と『寄せの手筋200』のいいところどりなんですが、どっちつかずになってしまい相対的に評価が下がりました。偉大な横綱にはさまれた名大関のような立ち位置で本当にもったいない。寄せの強化を目指す人は解いてみるいいと思います。


『羽生の終盤術1~3』評価:S※ 難易度:難

(メリット)

・問題の質がとても高い

・詳細な解説と手順の紹介

(デメリット)

・高度すぎる

・難易度が最高峰

【総評】 次の一手世界の難易度最高峰がこちらの問題集。はっきりいって難しすぎる。特に1巻の難易度は神クラス。羽生善治の実戦譜から作られた問題です。難しくないわけがない。本当に丁寧な解説で、とても勉強になる本です。有段者になったら一度解いてみてください、棋界の頂点クラスのやばさがわかります。評価はもちろんSですが、難易度を考慮して※をつけています。

特化型問題集
『”さばき”の基本手筋』評価B+ 難易度易~普通

(メリット)

・振り飛車党必須のさばきの基本を自分に叩きこめる

・特に四間飛車の問題が豊富なので、必見

・級位者~初段レベルの振り飛車党に最適の問題集

(デメリット)

・択一問題なので、自分の頭で考える部分が少なくなってしまう。慣れてきたらそこを隠して解くといい。

・定跡から作られたさばきの問題なので、勉強熱心な人はもう知っている可能性が高い

【総評】

とてもいい本です。級位者の振り飛車党は絶対に解いた方がいい問題。自分も四間飛車・三間飛車・中飛車を学びなおした時に、とても有意義な本でした。択一式なのが、唯一の減点ポイント。これがなければ、間違いなくA以上。択一をなにかで隠して解けば、とても勉強になります。




『ひとめの端攻め』評価:A 難易度:普通

(メリット)

・オーソドックスな端攻めの手筋が集められた良問集

・コスパもそれなりに高い

・端攻めを集中的に学べる

(デメリット)

・部分図が中心なので、ちょっと緊張感に欠ける

【総評】

手堅くまとめられた印象の端攻め手筋集です。端攻めは、独特の感覚が必要なので、それを問題集で集中的に解いて覚えてしまうための本。相振り飛車や矢倉、対抗形で効果を発揮しやすい。存在は地味な本ですが、手堅くまとまっているので、隠れた名著です。

『穴熊戦の絶対手筋105』評価:B+ 難易度:易~普通

(メリット)

・独特な感覚が必要になる穴熊戦の感覚を基礎から学べる

・難易度は易~普通で、誰でも解きやすい

・穴熊を採用しない人でも、崩し方も学ぶことができる

(デメリット)

・無難にまとまっているので、類書との差別化が難しい。

【総評】

こちらも手堅くまとまっている手筋本です。穴熊の守り方・攻め方どちらも書かれているのも好印象。基本事項が網羅されているので、とても良い本ですが、穴熊の手筋本や攻略法は多くの類書があるので、他の本を持っている人はそちらを優先した方がよいと思います。まだ、穴熊の本を持っていない人にはとてもいい本です。

定跡系次の一手問題集
『四間飛車定跡コレクション404』評価:B 難易度:普通~やや難

(メリット)

・四間飛車の王道定跡を問題を解くことで学ぶことができる

・基本的な定跡を網羅している。

・問題数も多い

(デメリット)

・類書に名著多く、相対的に価値が下がりやすい

【総評】

これは、定跡系次の一手問題集。網羅性も高く問題数も多い、いい本ですが、ライバルも多くて評価がなかなか難しいです。定跡系次の一手なら『四間飛車を指しこなす本』。四間飛車の網羅性なら『四間飛車の急所1』。居飛車側の視点も多い本ですが、居飛車側なら『四間飛車破り』などすべてS評価の上位互換がある状態です(;’∀’)ライバルと比較するとバランス型になるのと問題数が強み。

『四間飛車を指しこなす本』評価:S 難易度:易~やや難

(メリット)

・わかりやすく丁寧な解説

・良質な問題

・高い網羅性

(デメリット)

・やや結論が古くなっている

【総評】

言わずと知れた名著。定跡形次の一手シリーズ最高峰。

四間飛車定跡を学ぶのに最適な問題集。ただ、20年前の本になるので、やや結論が古くなっている。そこらへんをなにかで補完する必要がある本です。

四間飛車の勉強に避けることはできない本です。

『ひと目の中飛車』評価:A 難易度:普通


(メリット)
・中飛車の基本的な定跡が網羅できる
・解説もわかりやすい
(デメリット)
・初段レベルに合わせているためか、有力な手順が割愛されている(わかりやすさ重視という注釈があります)
【総評】
中飛車版、『指しこなす本』の立ち位置。わかりやすく、網羅性も高いので初段レベルを目指す人は必読の一冊。わかりやすさ重視の反動がやや気になるくらい。中飛車についての定跡書を読んで確認用問題集として使うのがベストか?

『ひと目の角換わり』評価:B 難易度:普通~難


(メリット)
・わかりにくい角換わり定跡を勉強できる問題集
・安定のわかりやすい解説
(デメリット)
・やはり、難しい腰掛銀定跡
・定跡の進歩が早すぎて、内容が古くなってしまった
【総評】
このシリーズ安定の分かりやすさが光る一冊。ただ、やはり相腰掛銀は難しい。何度も解いて、やっと理解できるかどうか。
棒銀・早繰り銀の内容だけでもかなり役立つ。
問題は、腰掛銀定跡の進歩の早さです。ソフト全盛期前に出版された次の一手問題のため、紹介される内容が、一世代古くなってしまうのがネック。
難易度と定跡の進歩のせいで、Aランク評価を逃してしまった惜しい本です。

『相振り飛車を指しこなす本1~4』評価:A 難易度:普通~やや難


(メリット)
・安定の藤井本。相振り飛車の基礎を学ぶのに最適な一冊。
・わかりやすい解説
(デメリット)
・10年以上前の本なので定跡や当時の流行が中心で内容がやや古い
【総評】
相振り飛車の名著中の名著。基礎を学ぶのに最適な次の一手問題集です。
唯一のネックは古さ。
10年間で、相三間飛車・角道オープン四間飛車・中飛車左穴熊など大革新が発生。逆に当時流行していた3三角戦法の大減少などが追い風となって、評価が下がります。

『右四間で攻め潰す本』評価:B 難易度:普通


(メリット)
・右四間vs四間飛車、右四間vs矢倉の定跡が収録された問題集で分かりやすい
・型にはまった時の攻撃力は高く、わかりやすく勝ちやすい
(デメリット)
・初段前後との戦いになってくると、四間・矢倉ともに対策がしっかりしてくるので、受け潰されやすくなってしまう。
・それ以上になると、本書以上の内容を理解して戦う必要が出てくる。
【総評】
右四間飛車の入門としては、最適と言える一冊。これを基本に最新の対策を学んで自分なりにかみ砕いて理解していく必要があるので、一冊単位の評価としてはB評価になってしまうが、名著であることに変わりはない。

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