次の一手を集中的に解いた結果……
この前に引き続き、次の一手問題の効用を詳しく書いていきます。
だいたい二週間で、1000問とかなり集中的に次の一手を解きました。
まあ、最終目標が10万問なので、それでも全体の1%なんですが(笑)
ただ、目標の1%でもかなりの効果を感じています。
今感じているのは以下の3点です。
①逆転勝ちが増えた
これが特に顕著ですね。もう駄目そうな時に、相手を間違わせるような怪しい一手を指せるようになってきましたw
この前も自玉に即詰み手順があったことに気がついたので、形づくりのような意味を持たせた寄せの一手をかけて、相手が動揺したのか守りに入ってしまい大逆転という将棋がありました。
こんな感じで負けそうになった時、切れ味鋭そうな一手を苦し紛れに指してみることで、大逆転。この流れが増えました。
やはり、次の一手で相手陣形を一気に崩す問題をたくさん解いているので、相手の意表をつけるようになるんだと思います。
相手も、想定していなかった寄せの一手を指されると「えっ、即詰みじゃないの? もしかして、攻撃つながってない? これで俺の負けなのか(;’∀’)」という心理になりやすいですよね。
②難解な中盤で、正解とは言わないまでも、それらしい一手を放てるようになった
これも実感します。
定跡から外れた中盤で、いつも変な一手を放って自爆していたことも多かったんですが、それがかなり減りました。
終盤まで、大差がつかずに均衡した状態で、望みをつなげるようになりました。
将棋らしい手が少しはできるようになったと感じております。
③詰みだけではなく、必死での勝利が増えた
正直、今までは相手を無理くり「詰ませる」将棋だったんです。
かなり強引な力技による詰みで勝つ。コンピュータソフトの終盤みたいな将棋で、人間的にはかなり無理をしていたんですが、今は終盤がかなり柔らかくなった気がします。
無理やり詰まそうとしないで、ゆっくり寄せていく。攻撃をつないでいってじわじわと包囲網を狭めていく。こんな感じの終盤に変化していますね。
固い将棋から柔らかい将棋になったという感じでしょうか?
全体的に強引さが減りました。
スキができるまで耐えることをおぼえてきた気がします。
以上、これがいま感じている変化です。
今後も自分の棋力で実験をしていこうと思うので、何か変化を感じるようになったらまた記事を書いていきます。
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