【自作小説】『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』メイキング部屋⑨

最近、なろうの将棋ラブコメが満員御礼となっています。本当にありがとうございます。

今日はHPのほうに将棋コーナーを独立させていただきました。
なので、内容充実のために、記事をいくつか投稿させていただきます!

今回は、自分が久しぶりに四間飛車を採用しました。
相手は、二段の方で、右四間飛車。

あまりにも攻撃が早かったため、自分は力戦にシフト。
めずらしい四間飛車対策になっています。

角を強引に捌いて成りこみ、最後は17手の即詰み。
いい試合ができました。

下の棋譜に詳細な解説を乗せております!

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【自作小説】『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』メイキング部屋➇

最近、なろうの将棋ラブコメが満員御礼となっています。本当にありがとうございます。
今回はブログのほうも頑張ろうと、新機能を追加しました!

スマホでもPCでもどちらでも棋譜をみれる機能を追加したので、試しに投稿します。
今日は、最近研究中のノーマル中飛車の実戦譜です。

相手は初段の方で、自分は後手です。

今回は、完全に端の位に助けられました。
大逃走して、最後は即詰みで勝利です。5手詰を綺麗に詰ませることができました。
やはり、ノーマル中飛車は急戦系の将棋に強くて安定感があります。

穴熊は……(笑)

あ
2

先手: 初段の方 / 後手: D
手合割:平手

▲7六歩△3四歩▲4八銀△4四歩▲1六歩△4二銀▲1五歩△4三銀▲2六歩
△3三角▲2五歩△5二飛▲3六歩△6二玉▲4六歩△7二玉▲6八玉△8二玉
▲5八金右△9四歩▲4七銀△9五歩▲3七桂△7二銀▲2四歩△同 歩
▲4五歩△4二飛▲4四歩△同 角▲同 角△同 銀▲2四飛△3一金▲4五歩
△3三銀▲2三飛成△5五角▲6六角△3七角成▲3三角成△同 桂▲同 龍
△3二金▲3四龍△3三歩▲2五龍△2三歩▲4四桂△2二金▲3一銀△6二飛
▲2二銀成△同 飛▲3二金△2四歩▲3五龍△3四銀▲同 龍△同 歩
▲2二金△2八飛▲5二銀△4七馬▲4一飛△5二金▲同桂成△5八馬▲同 金
△4七銀▲7一角△9二玉▲8二金△9三玉▲7二金△9四玉▲4四飛成
△5四金▲8五銀△同 玉▲7七桂△7六玉▲7八玉△5八飛成▲8九玉
△8八銀▲9八玉△8九銀打

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【自作小説】『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』メイキング部屋⑦

おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』今日も投稿しました。

ついに100話突破しました。その記念にエッセイも投稿したので、よかったらご覧ください。
『将棋でアマチュア初段になる方法~『おれの義妹がこんなに強いわけがない』100話突破記念特別エッセイ~』

さあ、今日のメイキング部屋は、「常勝将軍」木村義雄14世名人の名局特集をお送りします!
実力制初代名人でもあるひとですね。今回は名人になる前の戦前の棋譜をチョイスしました。

今ではあんまり顧みられることは少ないのですが、本当におもしろい将棋を指します。
キレキレの終盤はまさに名人芸。この時代、彼だけが別の次元にいたんじゃないかなと思うような棋譜3選を紹介していきたいと思います!

①1937-02-05 木村義雄 vs. 阪田三吉

1

通称「南禅寺の決戦」です。
ついに統一される将棋界。その直前で、神は最高の舞台を用意してくれました。

関東最強”木村義雄”vs関西最強”阪田三吉”
東西分け目の決戦ですね。
『月下の棋士』でも有名な初手端歩つきの名局です。

なんと持ち時間は30時間w

不利になってもあきらめない阪田三吉の指し方は感動します。
そして、それにとどめを刺す木村義雄のかっこよさ。まるで、巌流島の戦いですよ。
是非とも並べてみてください。

②1935-06-29 木村義雄 vs. 関根金次郎

2

13世名人vs14世名人の頂上決戦です。
ふたりは師弟関係でもあるので、本当に因縁じみた戦いです。
これも終盤がおもしろい。圧倒的不利になった関根名人は力強く貪欲に逆転しようともがき続けます。

死力を尽くした両者の手数は200手に達するところで投了。
これもまたドラマチックな展開でした。

1935-04-01 土居市太郎 vs. 木村義雄

③

こちらもレジェンド同士の激突ですね。
土居時代vs常勝将軍。

わたしの大好きな「相がかり」の力戦です。ねじり合う、ねじり合う。
この中央を制圧する相がかりの将棋おもしろくていま研究中です。

最後は死闘の末、木村玉が入玉!
最後まで手に汗握る戦いでした。

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【自作小説】『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』メイキング部屋⑥

おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~

今回は、趣向を変えて、ラブコメのために勉強していた四間飛車の総決算ということで、並べた名局100の中でわたしがとくにおもしろいと思ったものをあげていきたいと思います。独断と偏見で4選ですw

なお、わたしは、ブログを見てもらえばわかると思いますが、力戦大好きのため趣向がかなりでております(笑)

詳細な解説は省きますので、是非ともわたしが勉強した鈴木大介九段の『四間飛車名局集』をご購入下さい。高価ですが最高におもしろい名局集ですので、買って損はありません。
今回は、棋譜データベース2のリンクも一緒に貼っておきますので、ご参考ください!

2006-03-07 順位戦窪田義行 vs. 渡辺明 順位戦

11

四間飛車vs穴熊の一戦!
力戦模様となり、窪田の玉が逃げまくる。
そして、最後に銀打ちの即詰み!しびれる終盤でした(^^)/

2001-10-31 竜王戦藤井猛 vs. 羽生善治 竜王戦

21

藤井vs羽生の頂上決戦!
うなぎ屋こと藤井猛竜王の凌ぎ方が半端ないって( ゚Д゚)
藤井先生の棋譜の中で一番好きかもしれませんw

1966-03-03 王将戦大山康晴 vs. 山田道美 王将戦

31

四間飛車vs急戦。

自分が力戦四間飛車に目覚めた棋譜です!
これに影響されて、四間飛車を指し始めました(笑)
6七金で急戦をねじ伏せて、木村美濃への変化。玉頭戦も意識したねじり合い最高です!

1976-01-10 棋聖戦二上達也 vs. 大山康晴 棋聖戦

41

四間飛車vs急戦
大山流雲隠れ飛車炸裂です(^^)/
もう、この戦い方最高に楽しいので、四間飛車党の方ぜひとも一度ご賞味ください!

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【自作小説】『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』メイキング部屋⑤

おれの義妹がこんなに強いわけがない』更新しました!
しばらく、ラブコメ回が続きますw

さて、最近やっとネット将棋に復帰できるくらい棋力のリハビリができてきたので、実戦から将棋ラブコメネタを仕入れていますw

今日は、藤井七段が朝日杯優勝したりすごかったので、将棋のほうのモチベーションも高まっております(^^)/
わたしも三段の方に勝つという大金星を獲得できました!
自分が先手で居飛車、相手は振り飛車っぽい陣形にしてきたので、それに備えていました。だが、それが陽動だったんです。

振り飛車模様から、一転「右玉」というカウンター主体の居飛車戦法へ。振り飛車対策で、たてからの攻撃に弱い陣形を組んでいた自分が作戦負けしましたw

かなり、損をして、矢倉を作り縦からの攻撃に備える陣形にシフト。
相手の猛攻をあびて、完敗状態からの奇跡の逆転ですw

怪しい勝負手を連発した終盤は見ごたえがあるはず?です。

その棋譜がこちらです。

スマホの方はこちら

▲D vs. ▽三段のかた


(棋譜を見やすい将棋盤で表示するために,Fireworks さんが作成されたアニメーション付棋譜再現プレーヤー 「フラ盤」を使用させていただいています.)

1
完全に振り飛車模様の序盤で騙されました。

2
右玉完成図。自分は早囲い矢倉へ

3
怪しい勝負手連発で、逆転勝ち

先手: 先手 / 後手: 後手
手合割:平手

▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩▲4八銀△3二銀▲6八玉△4三銀▲5六歩
△9四歩▲9六歩△3三角▲7八玉△8四歩▲6八銀△3二金▲7七銀△6二銀
▲6六歩△7四歩▲5八金右△6四歩▲6七金△6三銀▲7九角△7三桂
▲2五歩△5二金▲2四歩△同 歩▲同 角△同 角▲同 飛△2三歩▲2八飛
△8一飛▲8八玉△6二玉▲7八金△3三桂▲3六歩△5四歩▲3七銀△2一飛
▲4六銀△4五歩▲3七銀△7二玉▲2六銀△2四歩▲3七桂△6二金▲1六歩
△2五歩▲同 桂△同 桂▲同 銀△3七角▲2七飛△4八角成▲2四銀
△3八馬▲2五飛△3七馬▲2三桂△3六馬▲2九飛△2七歩▲1一桂成
△2四飛▲1五角△2五飛▲5一角成△2八歩成▲7九飛△2七飛成▲7五歩
△4二銀▲4一馬△3一金▲同 馬△同 銀▲7四歩△同 銀▲7五歩△6三銀
▲7六香△8五桂▲7四歩△同 銀▲同 香△6三玉▲7一銀△5二金▲3二歩
△4二銀▲7三香成△同 玉▲3一歩成△同 銀▲3三金△3五角▲6八銀
△7一角▲8六歩△7七歩▲同 桂△同桂成▲同金上△6三玉▲4三金△同 金
▲6五歩△5三玉▲8七金△6二銀▲6四歩△9三角▲7二飛成△7一銀
▲7三龍△4四玉▲4八桂△3七馬▲3六銀△3八龍▲4五銀△同 玉▲4三龍
△4四歩▲5七銀△3五玉▲1三龍△4八馬▲同 銀△同 龍▲7八歩△2六銀
▲4六金

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【自作小説】『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』メイキング部屋④

おれの義妹がこんなに強いわけがない』更新しました!

ブログは今回も自戦記です。

2段のかたとの対局で、自分がイメージする桂太の将棋ができたので、貼っておきます。
先手の相手が中飛車で、後手の自分がそれに合わせる形。

終盤までずっと互角の息詰まる攻防でしたが、最後は寄せ勝ちとなりました。
互角の将棋でしたが、相手に主導権を渡していたせいで、精神的にきつかったですw
66手目の「後手4二金」が、相手のミスを誘発させた好手だったかなと思います。

naka
as

スマホの方はこちら

▲2段のかた vs. ▽D


(棋譜を見やすい将棋盤で表示するために,Fireworks さんが作成されたアニメーション付棋譜再現プレーヤー 「フラ盤」を使用させていただいています.)

先手: 2段の方 / 後手: D
手合割:平手

▲7六歩△3四歩▲6六歩△6二銀▲6八銀△8四歩▲5六歩△5四歩▲5八飛
△5三銀▲4八玉△4二玉▲3八玉△3二玉▲5七銀△4四歩▲6五歩
△5二金右▲4六銀△3三角▲5五歩△同 歩▲同 銀△4三金▲5四歩
△4二銀引▲6四歩△同 歩▲同 銀△5二歩▲7七桂△4五歩▲6五桂
△8八角成▲同 飛△5四金▲7三桂成△同 桂▲同銀成△9二飛▲5八飛
△5三金▲5四歩△4三金▲5五桂△4四金▲6五角△2二玉▲6三桂不成
△6七角▲5三歩成△5八角成▲同金左△5三歩▲9二角成△同 香▲9一飛
△3二金▲5一桂成△同 銀▲同飛成△6六桂▲4八金寄△7八飛▲4一銀
△4二金▲同 龍△同 銀▲3二金△1二玉▲4二金△6七角▲5九歩
△4九角成▲同 玉△5六桂▲6七銀△4八桂成▲同 銀△3八金▲同 玉
△2八飛

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【自作小説】『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』メイキング部屋③

続いて、本日の更新分に登場した筋違い角四間飛車の実戦例です。
おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~

少し前の対局ですが、今回のラブコメ用にこちらの棋譜を少し改編して、使いました。

相手は初段の方です。

途中に相手の方が大優勢になったのですが、私の仕掛けた地雷が炸裂して逆転勝ちとなりました。
76手目が敗着の一手だったと思います。

こんな感じで、奇襲戦法はギリギリのところで逆転を拾えるのでおもしろいんですよね。
ラブコメで地雷原と称しているのも納得できると思います。

スマホの方はこちら
D vs 初段の方

▲D vs. ▽初段の方


(棋譜を見やすい将棋盤で表示するために,Fireworks さんが作成されたアニメーション付棋譜再現プレーヤー 「フラ盤」を使用させていただいています.)

スマホの方用に要所の切り抜き



先手: D / 後手: 初段の方
手合割:平手

▲7六歩△8四歩▲7七角△8五歩▲9六歩△9四歩▲8八銀△3四歩
▲2二角成△同 銀▲4五角△6二銀▲3四角△5二金右▲6六歩△4二玉
▲6八飛△3二玉▲7七銀△3三銀▲7八角△4二金寄▲4八玉△1四歩
▲1六歩△4四歩▲3八玉△4三金▲2八玉△4二金上▲3八銀△6四歩
▲6五歩△同 歩▲同 飛△7四歩▲6四歩△8三飛▲6六銀△7三桂▲5五飛
△8六歩▲同 歩△同 飛▲8七歩△8二飛▲7五歩△8八角▲7七銀
△9九角成▲7四歩△8五桂▲7三歩成△同 銀▲6三歩成△7四銀▲7三と
△8一飛▲7四と△7七桂不成▲同 桂△同 馬▲6五飛△6四歩▲同 飛
△5五馬▲6二飛成△3六桂▲1七玉△1五歩▲同 歩△2八銀▲2六玉
△2四銀▲3四桂△4五馬▲同 角△同 歩▲4二桂成△同 金▲3四角
△4三桂▲同角成△同 玉▲5五桂△3四玉▲4四金△同 玉▲4二龍△5五玉
▲5六銀△6六玉▲6七金

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【自作小説】『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』メイキング部屋②

将棋ラブコメ『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』を書いている影響で、四間飛車という戦法を研究しているのですが、今日は実戦で良い棋譜ができたので、貼っておきます!

自分が先手です。
相手が右四間飛車の急戦に構えていたので、昭和の名局集で並べた棋譜を参考に手厚い陣形を作って対抗しました。
角と桂馬を交換して、強引に捌いた後に、駒損を気にせずに飛車の殴り込みで勝利した感じです。

最後は偶然、詰みました笑

表示されない方はこちら
D vs 二段のかた

▲D vs. ▽対戦相手(二段)


(棋譜を見やすい将棋盤で表示するために,Fireworks さんが作成されたアニメーション付棋譜再現プレーヤー 「フラ盤」を使用させていただいています.)

先手:D / 後手: とある二段の方
手合割:平手

▲7六歩△3四歩▲6六歩△7二銀▲7七角△4二玉▲6八飛△3二玉▲7八銀
△6四歩▲1六歩△6三銀▲1五歩△7四歩▲5八金左△7三桂▲6七銀
△9四歩▲5六歩△5二金右▲5七金△6五歩▲4八玉△5四銀▲3八玉
△6二飛▲5八金上△6六歩▲同 角△4四歩▲7五歩△6五桂▲7四歩
△6三金▲7七桂△7四金▲6五桂△同 金▲8八角△6六歩▲同 銀△7六桂
▲7八飛△8八桂成▲7三飛成△5二飛▲6五銀△同 銀▲6三金△9二飛
▲5三金△4二銀打▲5五桂△3三桂▲4三桂成△2一玉▲1四歩△同 歩
▲1三歩△同 香▲1五歩△同 歩▲1四歩△同 香▲4二金△同 金▲1三歩
△同 角▲3三成桂△同 金▲2五桂△5七角成▲3三桂不成△1二玉▲5七金
△2二金▲2一角△1三玉▲6五角成△8四角▲同 龍△同 歩▲9二馬
△7八飛▲5八金打△4五桂▲6七銀△7九飛成▲6八銀△9九龍▲9一馬
△3五香▲5九香△3三金▲7一飛△3二金打▲6四角△5七桂成▲同 銀
△2一金▲2五桂△2四玉▲3三桂成△同 玉▲5三角成△6六歩▲同銀直
△4五桂▲2五金△2二玉▲1四金△5七桂成▲同 銀△3三銀▲1五香
△1二歩▲1三歩△3七香成▲同 馬△4二銀引▲1二歩成△同 金▲1三金
△同 金▲同香成△同 玉▲1五香△1四桂▲同 香△同 玉▲1五香△2四玉
▲1六桂△3三玉▲4五桂△同 歩▲5五馬△4四香▲同馬上

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『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』メイキング部屋①

小説家になろうにて『おれの義妹がこんなに強いわけがない ~妹とはじめる将棋生活~』の投稿を始めました。
なので、ここでは、登場人物の簡単な紹介やメイキング過程を紹介していきます。

(登場人物)

・佐藤桂太
 主人公。高校二年生。幼少期から将棋にはまり、アマチュア三段の腕前となる。居飛車(飛車を初期位置からあまり動かさずに、縦の攻めをおこなう)党で、正統派な将棋を好む。防御重視の棋風。自分の陣地を防御で固めるよりも、相手の自由度を奪う厚みを築くことが多い。得意戦法は、矢倉や対振り持久戦。

・kana kana
 桂太がネット将棋で出会ったライバル。性別不明。
 ネット将棋界隈では、変態奇襲将棋マニアとして一部に有名。やろうと思えば、正統派な将棋を居飛車・振り飛車ともにできるが、本人は奇襲好きなので、めったにやらない。たまにやったら相手に驚かれるレベル。ついた二つ名が「変態オールラウンダー」。非常に好戦的な棋風で、特に最終盤は正確無比。

・佐藤英雄
 主人公の父。桂太が幼いころに奥さんを亡くしてから、シングルファーザーとして奮闘している。
 ひょうきんな性格。家事は苦手なので、桂太にまかせっきり。
 大学まで、将棋部に所属していて、それなりの実力をもち、桂太に将棋を教えた張本人。
 商社の営業をしているため、家を留守にすることも多い。

(第一話 邂逅 メイキング)
・ネット将棋第1戦棋譜

こちらは先手▲が、桂太くんです。
敵が矢倉早囲いという戦法なので、本来ならば早急に攻撃を仕掛ければいいのに、悠長に守りを固めるという桂太くんの特徴を表現してみました。

最終的に、桂太くんの陣地が厚くなって、敵の行動を制限して圧殺した将棋ですね。

・ネット将棋第2戦棋譜

こちらは後手△が桂太くんです。
ソフトの影響で棋譜が見切れています。申し訳ございません。
こちらは、桂太くんがガチガチに守備を固めて、相手を蹂躙しておりますねw
相手に一度も王手をかけさせることもなく、完勝。

・ネット将棋第3戦棋譜

こちらは先手▲が桂太くんです。
横歩取り4五角戦法を定跡どおりに撃破する主人公。
彼の勉強熱心振りをイメージして作っています。

・vs kana kana

これは有名な奇襲戦法パックマンです。
この後は大乱戦となります。

結果がどうなったのか。そちらは、第二話をご覧くださいw

【書評】トルストイの魅力を語る

新年になったので、私が一番好きな作家「トルストイ」の魅力について、書いていきたいと思います。
(この記事は、以前別のブログで書いた記事を加筆したものです)



1.はじめに

トルストイの何がそんなに好きかというと、仏教や老子といった東洋的な考えと西洋のキリスト教、ロシアの大地への信奉といった色々なものが合体してできあがった彼の思想です。西洋の作家でありつつも、執着を超えた先にある彼の理想像がとても東洋的で不思議な感覚になります。

周囲(友だち、読書メーターの読友さん)にはドストエフスキー派が多いので少数意見ですが、いままで読んだ本で1番感動したのが『戦争と平和』です。岩波版で読みましたが、特に5巻がよい。

ナポレオン軍の捕虜となった主人公が、収容先で出会う捕虜仲間プラトン・カラターエフ。このプラトンがいままでフィクションで出会った登場人物で1番好きです。2人で芋を食べるあのシーンで、自分は人生を変えられました。すべてを受容し、憂うことがない。本来ならば1番欠乏を感じるであろう捕虜生活で、満ち足りているプラトン。足りないことが幸せであって、過剰は不幸へと繋がっていく。人生観を揺さぶられる価値観でした。

衰えた体で行軍についていけず、処刑されてしまうプラトンの最期もとても好きです。自らの死を、淡々と許容していくあのシーン。彼は「死」を神からの「赦し」と考えているのがとても印象的でした。そして、死すらも乗り越えた先にある「魂の不死」という結論。本当にトルストイの思想が具現化した存在なのだと思います。

2.戦争と平和

引き続き『戦争と平和』について語っていきます。

この作品のどこが好きかというと、トルストイのお決まりパターンを大長編で余すところなく味わえるところ。主人公が苦悩し、解決策をみつけたようにみえて、じつはそれは挫折に繋がっている。挫折の果て、苦悩に苦悩を重ねたさきに、みつかる本質をもった終着点。この終着点を、私は「光」だと感じています。死と隣り合わせになりながら、極限状態でみつかるその光を味わうために、私はトルストイを読んでいます。

この作品の光は、プラトンが紡いで、彼の死を通して、主人公のピエールの中に入ってくる。この一連の流れが、トルストイの考える「魂の不死」です。

『人生論』でも語られますが、この「魂の不死」という概念が、トルストイが長く読まれている作品を作り出した原動力のようにも思えます。それについては、次節で……。

3.魂の不死

魂の不死とはなにか。一言でいってしまえば、死という概念から「肉体的な死」と「精神的な死」を2つに分けてしまう考え方です。肉体が活動できなくなったとしても、精神的なつながりによって「不死」は実現できるという主張です。

人と人との関係のなかで、お互いの考え方や主張を他人へと影響させて、それが延々と連鎖していく。『戦争と平和』でも、プラトン亡き後も、主人公ピエールの中では彼が最高の教師であり、影響を与え続けていたことが「魂の不死」です。自分の考えの一部が他者へと入り込み、他者によってそれがまた別の者のなかへと動いていく。こうすることで、人は人との関係のうえで生き続けていく。

トルストイも彼の作品によって、不滅の存在として生き続けている。だからこそ、不変的なメッセージ性を残し続ているのだと思います。

この考えを知ったことで、死という恐怖からもかなり解放されるのではないでしょうか?

4.光

最後にトルストイの最大の魅力でもあるラストの光についてです。トルストイの作品の基本的な構成は、主人公を悩ませること。ひたすら主人公に苦難を与えて、その苦悩からひとつの答えをみつけさせる。その答えをみつけたときに、読んでいるこちらも光をみたかのような感覚になります。

とくに『イワン・イリッチの死』がその傾向が強いです。不治の病に苦しむ主人公が、最後に見える光。死という概念を主題におくことで、「生」というものを際立てていく。この最後の描写が圧倒的。生きることという執着からの解放としての死という存在がこの物語の「光」です。

作品によっても、この光は変わっていきます。信仰への芽生えだったり、自分のおかれた境遇だったり、魂の不死だったり。それが、光として最後に現れてくる。この瞬間が至高の時間です。

『ファウスト』の「時よ、止まれ。汝は美しい」の一文を叫びたくなります。読書最高の喜びを私はトルストイ作品で何度も味わえました。