【冴えカノ特集】まとめページ

saekano13

はじめに

ということで、冴えカノ劇場版公開のために本ブログにて特集を行っております。

今日でとりあえず、原作小説の感想をすべて書き終わったので、まとめページを作ろうと思い今回の記事を執筆してます。

冴えカノにはまった5年以上が経過してその集大成としてブログに特集を組んでいます。

カクヨムに二次創作冴えない彼女たちの育ちかた』まで書くくらいはまってしまいました(笑)

原作小説の感想・アニメ感想・考察記事の紹介ページになっています。

原作小説感想<1~13巻>

アニメ感想

考察記事

【冴えカノ特集】『冴えない彼女の育てかた』原作13巻感想

saekano13

今までの感想はこちら

13巻感想前半

ついに最終巻ですね。

ネタバレ有感想です。ご注意ください。

前回の最後で、ついに告白をした倫也。

それに対して、加藤恵は……

ひたすら答えをはぐらかすのでしたw

いや~、こんな甘い展開を用意してくれとは、さすがは丸戸史明先生です。

一章分ひたすら甘い展開で、血中の糖分濃度が爆上がりです。

そして、告白しているのに、倫也は本当に失言を繰り返します。

恵を消去法で選んだとか正直すぎますよね。

『冴えない彼女の育てかた』じゃなくて『冴えない彼氏の育てかた』というのがこのラノベの本当のタイトルだと思います。

やっぱり、英梨々・霞ヶ丘先輩は、尊敬すべきクリエイターであって、同じ目線に立ってずっと過ごしていくメインヒロインとして考えることができなかったということなんですが、言い方がね~

丸戸先生は本当に情けない主人公を描くのがうまいです。まさに王道ラブコメ作家。

13巻感想後半

そして、後半戦です。

後半戦は、倫也と恵がライバルたちにきちんと付き合ったことを告白して、けじめをつけていく感じですね。

ラブコメだとここをぼかすことも多いと思います。

でも、ふたりはしっかりとけじめをつけていく。

ここらへんは、前作の『white album2』のかずさtrueエンドを思いだしますね。

律儀にしっかりとふたりを振っていく倫也。

特に、 英梨々の失恋シーンは結構ハードでした。

ボタンのかけ違いと強情なせいで、勝てるはずの戦いを落としてしまった。

倫也からの 英梨々 への好意は、明確でしたからね。

第一部の最後で彼を裏切らなかったら、仕事ではなく恋を選んでいたら、加藤は逆転されていたかもしれない。

ここら辺に関しては、別個の記事で考察を書きたいと思っています。

冴えない彼女の育てかたは、やっぱり恵による、恵のための物語でした。

物語の最後はそんな終りかたです。

さあ、ついに劇場公開まで1週間となりました。

劇場版がどのように終わるのかとても楽しみです!(^^)!

どうして自分は純粋振り飛車党にならないのか?&どうして相振り飛車は難しいのか?

どうして自分は純粋振り飛車党にならないのか?&どうして相振り飛車は難しいのか?


今回は自分がどうして最弱オールラウンダーを貫き通しているかのお話です。

複雑なプレゼンのスライドのイラスト

現状、振り飛車:居飛車:奇襲:相振り=4:3:2:1くらいの割合で指しています。振り飛車はまあまあできるので、いつも知り合いから純粋振り飛車党への入党を進められるのですが、それにはひとつ問題が……
それは相振り飛車が大の苦手であることです(笑)

中飛車VERの相振りは得意なんですが【左穴熊とかほぼほぼ居飛車】、向かい飛車vs三間飛車とか相三間飛車みたいな王道パターンは大の苦手。
なので、純粋振り飛車党はあきらめて、定跡をたくさんおぼえなくてはいけないオールラウンダーになっているのです。
実際、居飛車を持つのもそんなに苦労していないので、なんとかなっているんですが、相振り飛車に実はあこがれを持っているところもあって結構勉強をしているんですが、やっぱり苦手は苦手で(笑)


相振り飛車が苦手な理由


・居飛車に近いと言われているが、角の使い方が特殊(王を直接にらんでいない)で居飛車の感覚で指すことが難しいところがある。
・端攻めがそもそも得意ではないので、端攻めに依存している相振り飛車が好きじゃない
・はめてのような罠が多いので経験値の差が大きい
・囲いと飛車を振る選択肢組み合わせが無数あり定跡化がまずかしいところがある

まとめ


まあ、一言でまとめると「純粋振り飛車党と比べて、オールラウンダーである自分が経験値で劣るので、結構劣勢になりやすい&端攻め嫌いなせい」です(;’∀’)
これが自分が相振りが苦手な理由ですw
端攻めが嫌いなので、相手には穴熊に組ませないようにする角交換振り飛車や先手矢倉で後手急戦を受け潰しを狙ったり色々と工夫をしていますw
自分が中飛車おじさんと化している理由も、中飛車の相振り飛車なら中央からの速攻だったり左穴熊に組んだりして、相振りっぽい将棋にしないようにしています(笑)
それでも相振りをまだあきらめないように、「相振り飛車を指しこなす本」や「相振り革命シリーズ」を頑張りたいと思います(笑)

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【冴えカノ特集】『冴えない彼女の育てかた』原作12巻・Girls Side3感想

saekano12

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12巻感想

 メインヒロイン加藤恵との誕生日デートをすっぽかし、主人公安芸倫也が向かった先は、敵( 紅坂朱音 )の入院先だった。そして、訪れるサークル崩壊の危機。

 正直、主人公の決断は賛否両論ですね。ここでそれをするの?。変な言い方をすれば、今の恋人を待たせて、昔の思い出に走るような。恋愛感情よりも、友人が持つ才能を優先させた決断。正直、自分は支持できなかった。

 ただ、これは最新刊を読むと、また少し違った感想を持ちました。メインヒロインを特別に思っているからこその、一種の甘えなんだと思います。選ばれなかった2人(霞ヶ丘・ 英梨々 )は、そこまでの信頼関係を主人公と築けていない。そこに気がつくことで、自分たちがメインヒロインに完全に敗北したことを自覚しなくてはいけない。才能を特別視されているからこそ、恋愛面では特別に成り得ないという切ない状況です。これがあるからこそ、最新刊が面白くなっている。この巻は盛大な前振りになっている。

 1部で本来やらなければいけなかったこと。それを清算し、2人は新しい可能性へとむかっていく。すべてはこの瞬間のために存在していた。そんな気持ちになる読後感です。

Girls Side3 感想

 いやーおもしろかった。このシリーズで、1・2を争うほどの完成度。なんども転げまわり、奇声を発するのをがまんしました。それほど、胸がキュンキュンする。読み終わった感想は「神の存在をみた」とつぶやきました。

 自分が求めているラブコメの完成形をみせられた感じですね。嘘つきなメインヒロインの赤裸々な心境があらわになっていく。やっぱりあの行動は独占欲だったのかとか、思った通りあの発言には嘘があったとか。今までキャラクターの深部にかかっていたもやがすべて取り払われてクリアになった感じ。この意地っ張りな衣を脱いでいく過程が、非常にグッとくる。これぞ、ラブコメの王道。

 良い本を読んだときって、少しトリップ気味になるんです。読後感がフワフワしていて、いつの間にか時間が過ぎている。文字列が一気に頭に入ってきて、バラバラになって光り輝くような、そんな不思議な気分。神秘主義なんて信じてはいませんが、これが「神の存在をみた」という状態なんではないかなと思っています。なにもかもが面白くて、一心に集中できることでみえてくる不思議で幸せな世界。数年に一度だけしか味わえない貴重な読書時間でした。少し危ない話になっていますね(笑)。さて、本編の感想です。

 ついに、物語の終着点がみえました。今まで、本心を隠していた意地っ張りなメインヒロインが少しずつ崩れていく。それが、とても幸せな崩れ方をしている。どんなに、隠そうとしても、否定しようとしても、もう心にあるのだから否定することができない。主人公に対しての気持ち。

 他のヒロインたちとは違い、主人公に特別性を求めているのではなく、普通であることを求めている。だからこそ一緒に歩んでいくことができると確信している。もうそれは、「恋」という次元でもなく「愛」というものなのかもしれない。それをもつことができたから、彼女は選ばれた。強力なライバルたちですら、たどり着けない次元にたつことができたのだと思います。

 特に最終頁のメインヒロインの挿絵がすべてを象徴しています。すべてを乗り越えて、満ち足りた表情。ここに物語が収束するんだなという満ち足りた読後感です。ここに私は「神の存在」をみました。

 さて、最後に一番グッときた文章を引用して終わります。仲間たちに「主人公と付き合っていないのか?」と問われたメインヒロインの一言。

「別に付き合ってないよ……”まだ″」(205頁)

 いままで作ってきた物語が一気に収束していく。次でいよいよラストです。

【将棋】藤井猛『角交換四間飛車を指しこなす本』(浅川書房)

KKS

浅川書房『角交換四間飛車を指しこなす本』(藤井猛)

今回は、最近私が解いていた将棋の本『角交換四間飛車を指しこなす本』のレビューになります。

この本の内容は以前レビューしたこちらの本とも密接に関係しているのでよかったらご覧ください。

ということで、今回は角交換四間飛車の専門書です。
次の一手形式で勉強できる定跡書ですね。

この指しこなす本は、やっぱり藤井猛九段の独壇場といってもいいくら名著を量産しています。安心安全の藤井クオリティはやっぱり今回も健在でした。

角交換四間飛車に対して、居飛車側のメジャーな対策は矢倉か銀冠。
矢倉:銀冠=7:3くらいで見ることが多いかなと思いますが、今回は矢倉に特化して基本的な手筋を紹介していく形です。

矢倉に対して、逆棒銀にするときとしてはいけない時はどういうときか。
逆棒銀からどのような手筋を使って相手の飛車先を突き破るか。
逆棒銀にできない場合は、左の銀をどう扱うべきか。
美濃囲いの端歩を受けるときか受けない時の違いはどこにあるのか。

こんな角交換四間飛車の基本となる大局観を分かりやすい言葉で説明してくれます。

章分けはこんな感じ
①基本的な駒組

②逆棒銀の基本的な手筋

③逆棒銀を封じられた時の対策&居飛車側が腰掛銀を採用してきたときの対策

基本的にこの手があると逆棒銀は無理筋となります。

実力が上がれば上がるほどほど、基本的に逆棒銀は決まらないものと考えたほうがいいと思います。

なので、①②が基本知識。③が応用的な位置づけとなり。基本的な定跡となっていますね。

唯一の残念な点は、居飛車側が銀冠を採用してきたときの説明がなかったこと。

基本的な考えは対矢倉と同じなんですが、最近の研究では角交換四間飛車に対して居飛車が銀冠に組む対策に有力な手順が見つかっています。

なので、これを何周もした後に、『将棋世界』の特集講座などでそちらの定跡を確認していくことをおすすめします。

とはいっても、基本的な手筋や定跡の網羅性は非常に頼りになる本です。
銀冠対策は応用編になるイメージなので、こちらの本でしっかりと基礎固めしてから次のステップに入るといいと思います。

こちらをマスターできれば、角交換四間飛車で有段者以上の実力を身に着けれらると断言します。

もしこちらが少し難しいならば、上で紹介した『角交換振り飛車(基礎編)』もおすすめです。

【冴えカノ特集】『冴えない彼女の育てかた』原作11巻感想

加藤11

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前半

ついに11巻の感想です。ここの感想を書きたくて、今まで頑張ってきました。本当に最高。
 
 ゲームのメインヒロインルートを、リアルのメインヒロイン加藤恵と考えていくストーリー。今まで主人公安芸倫也に対して、直接的に向けられていなかったヒロインの感情が一気に爆発する回です。

 ゲームのシナリオ作りと称して、イチャイチャを繰り返す大切なお仕事を読者のたうち回りながら読むことができます。もう至高。これがラブコメか。

 今回は引用がkindle準拠なので少しわかりにくいです。また、ネタバレ有です。未読の方ご注意を

 なにがすごいかって、電話でこんなセリフが飛び交うところ。

『別に、告白なんていらない。ただ、ほんのちょっと、好きになるきっかけでいい。何気ない言葉が、欲しいの。え? そんなんで好きになっちゃうんだ……って、そんな言葉が、欲しいの』(No.1842)

 メインヒロインシナリオの駄目だしですよ。決して、告白とかではない。こんな罠が、所々にしかけられている。もう、何度、爆発したことか。「余計難しい」と答える主人公に対しての一言。

『そっかな……時々、何気なく言ってない?』(同上)

「あれシナリオの話じゃなかったっけ?」と意地悪な質問を返したくなる箇所です。というかもう好意だだ漏れ。知ってたけど。

 そして、次のようなシナリオが出来上がりました。

キス描写もない。手も握ってない。いや、実のところ、告白さえもさせてない。本当に、ただ、二人が互いに何気ない言葉を交わすだけ。……ただ、二人が互いを大好きだってことが、あからさまに透けて見えるだけ(No.2031)

 まんま、今の状況じゃん。ゲームとリンクしてるじゃん。あまい、あますぎる。でも、そこがよい。いいぞ、もっとやれ。

 こんな感じに、ごろごろ転がりまわって、若干の奇声をあげながら読み返していました(笑)。

 少し長くなってしまったので、前半と後半にわけます。このままだと、自分の精神がもたない

後半

 最初に一言、感想を書いておきます。もう感謝です。この作品と出会えた、これまでのすべてに(笑)

 物語は後半になるにつれ、過激なイチャイチャに変わってきます。そうすべては、「ゲーム」のシナリオ作りのため。2人の関係を進展させるためには、何をすべきか?「手つなぎデート」という回答にたどりついた2人は、駅のホームで実践することに。

 恥ずかしいとか、ゲームを作るためにしょうがないとか言い訳を並びたてる2人。でも、いつの間にか、手を握り合っていたというオチ。ここは静かなんですが、その分ダメージが大きい。イメージとしては、上半身のアップ。いつもの軽快な会話。アングルが徐々に下にいって、手をつないでいたことが判明したような感じ。変なため息が出てしまう。

 そして、ゲームシナリオも佳境に入り、ついにあのシーンへ。台本を読みながら、テレビ電話で通話するふたり。もちろん、ここでも実演。

『でもさ、そんなに緊張することないんだよ、お互い』

「……どうして?」

『だって、悪い思い出なんかに、なるわけがないから』

「え……」

『歯がぶつかっちゃっても、笑っちゃっても、喧嘩になっちゃっても……何が起こっても、素敵な思い出になっちゃうに、決まってるから』(No.2283)

 多くは語りません。もう、この会話がすべてです。最高です。これが深淵で、ラブコメの真理。ふたりは画面越しに顔を近づけて、彼女はこうつぶやくのでした。

『なんで、今、ここに、いないかなぁ……』(No.2329)

将棋に一番必要なものはメンタル説?

将棋に一番必要なものはメンタル説?

最近、仕事が忙しい。でも、将棋はしたい。そんな社会人が多いのではないでしょうか。
私もその一人なんですが、最近あることに気がつきました。

仕事が忙しい季節の将棋の成績がすこぶる悪いことに……
私の場合は、4月と9~11月が仕事の繁忙期。
将棋ウォーズの成績を見るとその結果がはっきりわかりました(笑)

この一年間は、「かなり強い」設定にして対戦者とあたるようにしているので、期待勝率3割くらいのはずです。
だいたい4段以上のひと【普通に考えてアマ強豪クラス】と戦うことになりますが、4月のGW前は、勝率が2割代で低迷しましたw

この時期は仕事が忙しいけど、でも将棋がしたい。だから、無理やり指していた感じでした。
時間もないから隙間時間をみつけて焦って指していたように思えます。
でも、気持ちに余裕が無いからミスを連発して酷い将棋ばかり(;’∀’)

そして、待ちに待ったGW。
今年は元号の関係で楽しい楽しい長期休みでした。
私も気持ちに余裕をもって楽しく指しましたw

そうすると勝率が4割に上昇w
まさかの3段昇段まで達成してしまうのでした(笑)

そして、現在。
みごとに絶不調ですw
仕事の繁忙期突入ですね。11連敗して、溶けていく達成率ww
40%→8%と大暴落しました。
これは無理やり将棋をしない方がいいと思い、指し将棋の時間を減らして、棋書を読んだり、将棋研究やら詰将棋に時間を使うようにしておりますw

やっぱり対人戦や頭脳競技は、心にゆとりが必要なんではないかというのが結論です。
知識も詰め込み重視だったんですが無理をしないように、ゆとりをもつようにしています。
この時期に無理をすると、心の余裕がなくなりますからね。

ということで、将棋に一番大事なものはメンタル・心の余裕じゃないかと思った次第です。
心に余裕がなくなった時でも将棋がしたい。
なので、今、私が実践しているトレーニングがこちら↓

・3手詰10問くらい
・5手詰4問くらい
・定跡書10ページくらい
・実戦 1回

こんな感じでかなり余裕を持たせています。
次の一手チャレンジは特にストレスなくできるのでいつもの量を維持。
苦手な詰将棋や定跡はあんまり無理しないような数字に落ち着きました。

最近、ブログの更新頻度が増えているのも、ブログ記事を書くのがストレスかからずに将棋の勉強ができるからなんですよね。
対局や問題集以外のジャンルで、アウトプットできるブログってかなり魅力的なんですよね(笑)

なので、本気で指す時は、ストレスが少ない時期を狙っていくといいのではないかというのが私の研究です(笑)

【冴えカノ特集】『冴えない彼女の育てかた』原作Girls Side 2・10巻感想

前回までの感想

Girls side 2

 さきほども書いたように、これは番外編。本編ではあまり絡まないキャラを絡ませたり、登場人物を補足したり、漫画版しか登場していない人物を逆輸入してきたりと。王道の番外編です。そう、あの時までは……。

 特筆すべきは、メインヒロインと幼馴染ヒロインの仲直りイベントまで、番外編でかいてしまっているのです。これって本当に番外編なのかよ。ツッコムしかない。そして、最後の2頁で、すべてをもっていく爆弾がしかけられている。これが無慈悲の一撃。

 引用しようと思うので、未読でネタバレが嫌な方はお戻りください

 場面はヒロイン同士が仲直りした夜の布団でのガールズトーク。幼馴染ヒロイン 英梨々 は、彼女(加藤恵)に主人公(倫也)とのなかはどうなのかとそれとなく聞くシーン。

「ずっと、何とも思ってなかった相手だったのに、ある日を境に、そのそうじゃなくなる、こともある」

……

「もちろん、そうじゃなくなったはずなのに、またある日を境に元通りになることだってある」

……

「さぁ、どっちなんだろうね?ま、でも、一つだけ言えることは……」

……

「少なくとも、一度は変わったこと、あるよ?」(232頁から233頁)

 もうノックアウトです。これを初めて読んだとき、そのあとなにもすることができなくなりました(笑)。今まで、匂わせるだけだったヒロイン側の感情がここまでストレートに書かれるとは。この言葉選びのセンスもいい。もう大好き。これだからラブコメはやめられない。

 気持ち悪い感想を書いてしまいましたが、言いたいことが言えたので大満足

10巻

 10巻は、元シナリオ担当の霞ヶ丘先輩のメイン回。大きな仕事を任され、別の道を歩んだ彼女は、より大きな才能を前にスランプに陥ってしまう。それを、倫也が手助けして乗り越えるのですが、その描写が結構好きです。

 ゲームで先輩そっくりのキャラクターをつくり、ゲームの主人公に頼ることで困難を乗り越えていくシナリオを作る。これは本来、現実世界でもありえた描写なんですよね。ただ、先輩が頼ることをしなかったから、主人公がファンであることに固執してしまったから、訪れなかったエンディング。

 これって、ひとつのメッセージなんだと思います。どうして、自分に甘えようとしてくれなかったのか。自分の弱さをみせようとしなかったのか。主人公はありえたエンディングをみせることで、先輩にそれを伝えようとしているのかもしれません。

 すでに、おわってしまった関係というのを自覚しているからこそ。

【将棋】鈴木大介『角交換振り飛車【基礎編】』(浅川書房)レビュー

ということで、今日は将棋本のレビューです。

鈴木大介『角交換振り飛車【基礎編】』(浅川書房)です。

浅川書房と言えば、有段者御用達の出版社さんですね。

名著が多く出版されていて、はずれなし。

この本ももちろん大当たりですw

というのも、浅川書房さんは結構有段者向けの難しい棋書もたくさん出すんですが、この本はかなりわかりやすい。

というか浅川書房クオリティで、級位者の方向けに書かれた本のような位置づけです。

つまり、すごくわかりやすくて、実戦でもよく見る手順が満載です。

角交換振り飛車って、序盤で角交換する都合上、結構落とし穴が多いんですよね。

ただ、基本的な駒組と攻め方が分かりやすいので、初心者の人でもやりやすい。

この本も角交換振り飛車の基本となる攻め筋を一番最初の章で3つに分類して、解説してくれる親切設計。

角交換振り飛車(角交換四間飛車・ダイレクト向かい飛車・3三角戦法・ゴキゲン中飛車などなど)を覚えたい人が一番最初に手を出すべき本がこちらの一冊です。

その後に『角交換四間飛車を指しこなす本』などに移行すると挫折知らずに問題が解けるはずです。

この本では以下の3戦法が紹介されています。

①△3三角戦法

②角交換四間飛車

③ダイレクト向かい飛車

この3戦法。△3三角戦法は00年代中盤~後半に流行った戦法で、今は廃れ気味ですが、ここは絶対に読んでおいた方がいいです。

この戦法紹介に、角交換振り飛車の基礎がすべて詰まっていますw

基本的な駒組。居飛車を手詰まりに追い込む方法。3つの基本的な攻め方。

ぶっちゃけこの章を完璧に理解できたら、角交換振り飛車だけで初段になれるレベルじゃないかなとw

この章を読み終わったら、角交換四間飛車・ダイレクト向かい飛車、自分がやりたい角交換振り飛車の章を読みましょう。

そして、専門的な棋書にステップアップしていってください。

おどろくほど理解できるようになっているはずです。

有段者の人でも、角交換振り飛車をやったことがないひとはここからスタートするといいと思います。

そして、藤井先生の指しこなす本などにステップアップして基礎を作るのがおススメです。

【冴えカノ特集】『冴えない彼女の育てかた』原作8巻・9巻感想

今までの感想

今回もいつものようにネタバレ有感想です。ご注意ください。

8巻感想

 ついに第2部開幕です。今までの功労者であった霞ヶ丘先輩と幼馴染 英梨々のサークル脱退、新たに後輩の原画家・出海を仲間に入れて動き出す新企画。そして、ゲームのネタのためという大義名分でイチャイチャし始める主人公倫也とメインヒロイン加藤恵。このシリーズは第2部からが本番だと思っています。このイチャイチャをみるために、ここまで読み返して感想を書いてきました(笑)

 やっていることが第1部の焼き直しではないかという感想もあるとは思います。でも、前回までは明らかに違うことが1つ。それは、主人公が中心となって物語をつくるのではなく、メインヒロインも積極的に参加し一緒につくっているということ。ここからが、本当にふたりの物語がスタートしているんですよ。

 会話も、ずっとふたりが一緒にいることが前提ですすみ、どんなトラブルもふたりで乗り越えると匂わせ、「彼女」と言われても否定しない。これで付き合っていないとかおまえたちどうしたんだよ(怒)。

 このふたりの雰囲気が自分は大好きなんですよね。だからこそ、この作品の終盤で「神の存在」をみることができました。これで「冴えない」とかどういうことですか、本当。

9巻感想

 今回は、新企画の幼馴染のサブヒロインの物語をつくるお話。メインヒロインと幼馴染ヒロインの仲直り、後輩のスランプからの脱却もそこに絡んできます。

 幼馴染はサークルにいたときよりも、サークル脱退後の方が周囲へ大きな影響を与えているように思えます。今起きている問題のほとんどが彼女が起因となっている。

 結局、主人公がシナリオを書いた幼馴染シナリオは、彼女へのラブレターのようなものになってしまう。これはメインヒロインとの仲にも問題が起きそうですが、全然揺るがない。むしろ、からかったり、それを親友との仲直りに使おうとするしたたかさをみせてくる。幼馴染がメイン回なのに、最後のおいしいポイントはかっさらっていく。これが正妻の余裕か。

 この巻は、次回へのつなぎのような役割になっています。次回は、本当に衝撃のラストだったので、再読が楽しみです。